民事訴訟における「訴訟要件」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ①訴訟要件とは、裁判所が請求内容の当否を審理する本案判決をするために必要な要件であり、当事者能力や訴えの利益が含まれる。
- ②訴訟要件とは、原告の請求を認容する判決をするために必要な、契約の成立などの実体法上の権利発生要件のことをいう。
- ③訴訟要件を欠くことが訴訟の途中で判明した場合、裁判所はその欠缺を理由として請求を棄却する本案判決をしなければならない。
- ④訴訟要件の存否は、原則として被告が答弁書等において明確にこれを争う旨の主張をした場合に限り、裁判所の審理の対象となる。
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訴訟要件は本案判決を行うための前提条件であり、これを欠く訴えは却下される。
他の選択肢の誤り:
・訴訟要件は訴訟法上の要件であり、契約成立などの実体法上の要件とは区別される。
・訴訟要件を欠く場合、裁判所が下すのは請求の当否を判断しない却下判決(訴訟判決)であり、請求を棄却する本案判決ではない。
・訴訟要件の存否は原則として当事者の主張を待たずに裁判所が自ら調査すべき職権調査事項であり、被告が争ったときに限られるものではない。