2026年版・3-4

構内:接地と雷保護の一問一答

1級電気工事施工管理技士(第一次検定)「電気設備(構内電気設備・情報通信・防災)」から、構内:接地と雷保護に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験には五肢択一の問題も含まれますが、ここでは4択で出題しています。

問13-4

接地工事の種類と接地抵抗値の組合せとして、電気設備の技術基準の解釈に基づくものとして、最も不適当なものはどれか。ただし、漏電遮断器による接地抵抗値の緩和は考慮しないものとする。

  • ①A種接地工事 ― 10Ω以下
  • ②C種接地工事 ― 10Ω以下
  • ③B種接地工事 ― 10Ω以下
  • ④D種接地工事 ― 100Ω以下
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正解 ③B種接地工事 ― 10Ω以下
解説
B種接地工事の接地抵抗値は一律ではなく、変圧器の高圧側(または特別高圧側)の電路の1線地絡電流Iを用いて、原則として150/I〔Ω〕以下とします。混触時に低圧側の電圧上昇を150V以下に抑えるための値です。高圧側の電路に1秒を超え2秒以内に自動的に遮断する装置があれば300/I、1秒以内なら600/I以下に緩和されます(電気設備の技術基準の解釈第17条)。

他の選択肢について
・A種 ― 10Ω以下:正しい値です。
・C種 ― 10Ω以下:正しい値です(地絡時に0.5秒以内に遮断する装置があれば500Ω以下に緩和)。
・D種 ― 100Ω以下:正しい値です(同様に500Ω以下に緩和)。

覚え方のポイント
「A種10Ω・B種150/I・C種10Ω・D種100Ω」「C種・D種は0.5秒以内の漏電遮断で500Ω」。B種だけが計算式である点が頻出です。
問23-4

高圧電路の1線地絡電流が5Aで、高圧側の電路に地絡を生じたとき2秒以内に自動的に遮断する装置がない場合、B種接地工事の接地抵抗値の上限として、正しいものはどれか。

  • ①10Ω
  • ②60Ω
  • ③120Ω
  • ④30Ω
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正解 ④30Ω
解説
自動的に遮断する装置がない場合、B種接地工事の接地抵抗値は150/I〔Ω〕以下です。I=5Aなので、150/5=30Ω以下となります。

他の選択肢について
・10Ω:A種・C種接地工事の値です。
・60Ω:1秒を超え2秒以内に自動的に遮断する装置がある場合の値(300/5)です。
・120Ω:1秒以内に自動的に遮断する装置がある場合の値(600/5)です。

覚え方のポイント
B種は「150÷I(遮断装置なし)、300÷I(2秒以内)、600÷I(1秒以内)」。遮断が速いほど接地抵抗値を大きくしてよい、という関係です。
問33-4

低圧の電気機器の外箱に施す接地工事に関する次の記述のうち、電気設備の技術基準の解釈に基づくものとして、最も適当なものはどれか。

  • ①300V以下の低圧機器はD種、300Vを超える低圧機器はC種とする。
  • ②300V以下の低圧機器はC種、300Vを超える低圧機器はD種とする。
  • ③低圧の機器の外箱には、使用電圧にかかわらずA種接地工事を施す。
  • ④300V以下の低圧機器はD種、300Vを超える低圧機器はB種とする。
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正解 ①300V以下の低圧機器はD種、300Vを超える低圧機器はC種とする。
解説
電気設備の技術基準の解釈第29条では、機械器具の金属製の外箱等の接地工事として、使用電圧300V以下の低圧の機器にはD種接地工事、300Vを超える低圧の機器にはC種接地工事、高圧・特別高圧の機器にはA種接地工事を施すことを定めています。

他の選択肢について
・300V以下にC種、超えるものにD種:C種とD種が逆です。
・使用電圧にかかわらずA種:A種は高圧・特別高圧の機器に施すものです。
・300V超はB種:B種接地工事は変圧器の低圧側の中性点などに施すもので、機器の外箱の接地ではありません。300Vを超える低圧機器はC種です。なお、乾燥した場所の対地電圧150V以下の機器など、接地工事を省略できる条件もあります。

覚え方のポイント
「高圧=A種」「300V超の低圧=C種」「300V以下=D種」。電圧が高いほど接地抵抗値は小さく(厳しく)なります。
問43-4

A種接地工事に用いる接地線の太さとして、電気設備の技術基準の解釈に基づくものとして、最も適当なものはどれか。(移動して使用する機器の場合を除く)

  • ①引張強さ0.39kN以上の金属線、または直径1.6mm以上の軟銅線
  • ②引張強さ1.04kN以上の金属線、または直径2.6mm以上の軟銅線
  • ③引張強さ2.46kN以上の金属線、または直径4mm以上の軟銅線
  • ④引張強さ1.04kN以上の金属線、または直径1.6mm以上の軟銅線
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正解 ②引張強さ1.04kN以上の金属線、または直径2.6mm以上の軟銅線
解説
電気設備の技術基準の解釈第17条では、A種接地工事の接地線は、引張強さ1.04kN以上の容易に腐食し難い金属線、または直径2.6mm以上の軟銅線とすることを定めています。C種・D種接地工事の接地線は、引張強さ0.39kN以上の金属線、または直径1.6mm以上の軟銅線です。

他の選択肢について
・0.39kN以上・1.6mm以上:C種・D種接地工事の接地線の基準です。
・2.46kN以上・4mm以上:特別高圧(一部を除く)と低圧を結合する変圧器のB種接地工事の接地線の値で、A種の値ではありません。
・1.04kN以上・1.6mm以上:引張強さはA種の値ですが、軟銅線の直径1.6mmはC種・D種の値です。A種は2.6mm以上です。

覚え方のポイント
「A種・B種=2.6mm(1.04kN)」「C種・D種=1.6mm(0.39kN)」。なお、A種の接地極・接地線を人が触れるおそれのある場所に施設する場合は、地下75cm以上の深さに埋設するなどの規定もあります。
問53-4

建築物等の雷保護システム(JIS A 4201)の受雷部の配置に用いる方法として、最も不適当なものはどれか。

  • ①回転球体法
  • ②保護角法
  • ③電位降下法
  • ④メッシュ法
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正解 ③電位降下法
解説
JIS A 4201(建築物等の雷保護)では、受雷部の配置を決める方法として、回転球体法、保護角法、メッシュ法の3つを定めています。電位降下法は接地抵抗の測定方法で、受雷部の配置の方法ではありません。

他の選択肢について
・回転球体法:雷撃距離を半径とする球体を建物に沿って転がし、球体が触れる部分に受雷部を配置する方法です。
・保護角法:受雷部の先端から一定の角度の範囲を保護範囲とする方法です。
・メッシュ法:屋上などに一定の間隔の網目状の導体を張って保護する方法です。

覚え方のポイント
受雷部の配置は「回転球体・保護角・メッシュ」の3方法。保護レベル(Ⅰ〜Ⅳ)が高いほど、球体の半径は小さく、網目は細かくなります。
問63-4

建築基準法に基づき、原則として避雷設備を設けなければならない建築物として、最も適当なものはどれか。

  • ①高さ10mを超える建築物
  • ②延べ面積1,000m²を超える建築物
  • ③地階を有するすべての建築物
  • ④高さ20mを超える建築物
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正解 ④高さ20mを超える建築物
解説
建築基準法第33条では、高さ20mを超える建築物には、原則として有効に避雷設備を設けなければならないと定めています。ただし、周囲の状況によって安全上支障がない場合は除かれます。

他の選択肢について
・高さ10mを超える:基準は20mを超えるものです。
・延べ面積1,000m²を超える:避雷設備の要否は高さで決まります。
・地階を有するすべて:地階の有無は避雷設備の基準ではありません。

覚え方のポイント
「避雷設備=高さ20m超」「非常用の昇降機=高さ31m超」。建築基準法の高さの基準はセットで覚えます。
問73-4

建物の内部の電気・通信設備を雷サージから保護するために用いる機器として、最も適当なものはどれか。

  • ①サージ防護デバイス(SPD)
  • ②高圧限流ヒューズ
  • ③零相変流器
  • ④進相コンデンサ
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正解 ①サージ防護デバイス(SPD)
解説
サージ防護デバイス(SPD)は、電源線や通信線から侵入する雷サージなどの過電圧を制限し、サージ電流を分流して、内部の電気・通信機器を保護する装置です。建物の外部の雷保護(受雷部・引下げ導線・接地極)に対して、内部の雷保護の中心となる機器です。

他の選択肢について
・高圧限流ヒューズ:短絡電流を限流して遮断する機器です。
・零相変流器:零相電流を検出して地絡を検出するための機器です。
・進相コンデンサ:力率を改善するための機器です。

覚え方のポイント
雷保護は「外部=受雷部・引下げ導線・接地(直撃雷から建物を守る)」「内部=SPD・等電位ボンディング(サージから機器を守る)」の2本立てです。
問83-4

接地抵抗を低減する方法として、最も不適当なものはどれか。

  • ①接地極を深く打ち込む。
  • ②接地極の長さを短くする。
  • ③複数の接地極を並列に接続する。
  • ④接地抵抗低減剤を用いる。
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正解 ②接地極の長さを短くする。
解説
接地抵抗は、接地極と大地の接触面積が大きいほど、また抵抗率の低い深い地層に届くほど小さくなります。接地極の長さを短くすると接触面積が減り、接地抵抗は大きくなるため不適当です。

他の選択肢について
・深く打ち込む:地下の湿った抵抗率の低い地層に達し、接触面積も増えます。
・並列に接続:複数の接地極を適当な間隔で並列に接続すると、合成の接地抵抗が下がります(間隔が近すぎると効果が小さくなります)。
・低減剤を用いる:接地極の周囲の土の抵抗率を下げる方法です。

覚え方のポイント
接地抵抗の低減は「深く・長く・多く・土を改良」。連結式の接地棒で深く打つ方法(深打ち)がよく用いられます。
問93-4

建物内の等電位ボンディングの主な目的として、最も適当なものはどれか。

  • ①受雷部で受けた雷電流を、大地まで導く専用の導線を設ける。
  • ②電源線や通信線から侵入する雷サージの過電圧を、素子で制限する。
  • ③金属部分どうしを接続して電位差を小さくし、感電などを防ぐ。
  • ④電路の地絡電流を検出し、電路を自動的に遮断して保護する。
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正解 ③金属部分どうしを接続して電位差を小さくし、感電などを防ぐ。
解説
等電位ボンディングは、建物内の金属製の配管・構造体・設備の外箱・接地線などを導体で相互に接続し、それらの間に危険な電位差が生じないようにするものです。雷サージや地絡があったときの感電や、金属部分の間の火花放電を防ぎます。

他の選択肢について
・雷電流を大地まで導く導線:これは外部雷保護の引下げ導線の役割です。
・雷サージの過電圧を素子で制限:これはサージ防護デバイス(SPD)の役割です。
・地絡電流を検出して遮断:これは漏電遮断器の役割です。

覚え方のポイント
「等電位=電位をそろえる=触っても差がないので感電しない」。内部雷保護の重要な手段です。
問103-4

C種接地工事の接地抵抗値に関する次の記述のうち、電気設備の技術基準の解釈に基づくものとして、最も適当なものはどれか。

  • ①0.5秒以内に自動的に遮断する装置を施設すれば、接地工事を省略できる。
  • ②接地抵抗値は、どのような場合であっても100Ω以下とすればよい。
  • ③接地抵抗値は、漏電遮断器の有無にかかわらず10Ω以下に限られる。
  • ④0.5秒以内に自動的に遮断する装置を施設すれば、500Ω以下にできる。
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正解 ④0.5秒以内に自動的に遮断する装置を施設すれば、500Ω以下にできる。
解説
C種接地工事の接地抵抗値は原則として10Ω以下ですが、低圧電路において地絡を生じた場合に0.5秒以内に自動的に電路を遮断する装置を施設するときは、500Ω以下とすることができます(電気設備の技術基準の解釈第17条)。D種接地工事も、同じ条件で100Ω以下が500Ω以下に緩和されます。

他の選択肢について
・接地工事を省略できる:緩和されるのは接地抵抗値で、接地工事そのものを省略できるわけではありません。
・どのような場合でも100Ω以下:C種の原則は10Ω以下です。100Ω以下はD種の原則です。
・漏電遮断器の有無にかかわらず10Ω以下:0.5秒以内に遮断する装置があれば500Ωまで緩和されます。

覚え方のポイント
「C種10Ω・D種100Ω、どちらも0.5秒以内の遮断装置で500Ω」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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