2026年版・6-4

工事施工:受変電設備・接地・防災設備の工事の一問一答

1級電気工事施工管理技士(第一次検定)「工事施工」から、工事施工:受変電設備・接地・防災設備の工事に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験には五肢択一の問題も含まれますが、ここでは4択で出題しています。

問16-4

高圧ケーブルの端末処理に用いるストレスコーンの主な目的として、最も適当なものはどれか。

  • ①遮へい層の端部の電界の集中を緩和し、絶縁破壊を防ぐ。
  • ②ケーブルの導体を太くして、許容電流を大きくする。
  • ③ケーブルの外装を補強して、引張強さを大きくする。
  • ④ケーブルの導体と端子の接続部の、接触抵抗を小さくする。
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正解 ①遮へい層の端部の電界の集中を緩和し、絶縁破壊を防ぐ。
解説
高圧ケーブルの端末では、遮へい層(銅テープなど)を途中で切り取るため、その切断端部に電界が集中し、絶縁破壊の原因になります。ストレスコーンは、この電界の集中を緩和するための部材で、端末処理材に組み込まれています。

他の選択肢について
・導体を太くする:ストレスコーンは許容電流とは関係ありません。
・外装を補強する:機械的な強度を上げるための部材ではありません。
・接続部の接触抵抗を小さくする:これは圧着端子の適正な圧着や接触面の清掃で行うもので、ストレスコーンの目的ではありません。

覚え方のポイント
「ストレスコーン=電界の集中(ストレス)をやわらげる」。端末処理の良否は、高圧ケーブルの事故に直結します。
問26-4

屋内に設置するキュービクル式高圧受電設備の保有距離に関する次の記述のうち、高圧受電設備規程に基づくものとして、最も適当なものはどれか。

  • ①操作面は0.3m以上でよく、点検面は壁に密着させて設置してもよい。
  • ②操作面は1.0m以上、点検面は0.6m以上の保有距離を確保する。
  • ③保有距離は、キュービクルの大きさにかかわらず不要である。
  • ④点検面の保有距離は、操作面より大きくしなければならない。
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正解 ②操作面は1.0m以上、点検面は0.6m以上の保有距離を確保する。
解説
高圧受電設備規程では、キュービクル式高圧受電設備の保有距離を、操作を行う面は1.0m以上(保安上有効な距離を加える)、点検を行う面は0.6m以上、換気口のある面は0.2m以上などとしています。安全に操作・点検を行い、放熱のための通風を確保するためです。

他の選択肢について
・操作面0.3m・点検面は密着:必要な保有距離に足りません。
・保有距離は不要:保守・点検の安全のため、保有距離が必要です。
・点検面の方を大きくする:操作面(1.0m以上)の方が大きな距離を必要とします。

覚え方のポイント
キュービクルの保有距離は「操作面1.0m・点検面0.6m・換気面0.2m」。
問36-4

自動火災報知設備の感知器の取付けに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  • ①差動式スポット型感知器は、45度以上傾けないように設ける。
  • ②スポット型感知器は、吹出し口から1.5m以上離して設ける。
  • ③差動式スポット型は、取付け面の下方0.6m以内に設ける。
  • ④煙感知器は、壁やはりから0.6m以上離れた位置に設ける。
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正解 ③差動式スポット型は、取付け面の下方0.6m以内に設ける。
解説
差動式スポット型感知器などの熱感知器は、感知器の下端が取付け面の下方0.3m以内の位置になるように設けます(消防法施行規則第23条第4項)。熱は天井付近にたまるため、取付け面から離れすぎると感知が遅れます。0.6m以内とされているのは煙感知器です。

他の選択肢について
・45度以上傾けない:差動式スポット型感知器などは、取付け面に対して45度以上傾斜させないように設けます。
・吹出し口から1.5m以上:吹き出す空気で熱や煙が吹き払われないよう、スポット型の感知器は空気吹出し口から1.5m以上離して設けます。
・煙感知器は壁やはりから0.6m以上:壁やはりの付近は煙が流れにくいため、離して設けます。

覚え方のポイント
感知器は「傾き45度未満・吹出し口から1.5m以上」「熱感知器の下端は取付け面から0.3m以内、煙感知器は0.6m以内」「煙感知器は壁から0.6m以上」。0.6mが2つの意味で出てくる点が試験の罠です。
問46-4

A種接地工事の接地極及び接地線を、人が触れるおそれがある場所に施設する場合の措置として、電気設備の技術基準の解釈に基づくものとして、最も適当なものはどれか。

  • ①接地極を地下30cm以上に埋め、地表付近の接地線を樹脂管で覆う。
  • ②接地線は、金属管に収めて保護して施設するのが原則とされる。
  • ③接地極を地下75cm以上に埋め、接地線は地表上1mまで樹脂管で覆う。
  • ④接地極を地下75cm以上に埋め、地表付近の接地線を樹脂管で覆う。
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正解 ④接地極を地下75cm以上に埋め、地表付近の接地線を樹脂管で覆う。
解説
電気設備の技術基準の解釈第17条では、A種接地工事(およびB種接地工事)の接地極と接地線を人が触れるおそれがある場所に施設する場合、接地極は地下75cm以上の深さに埋設し、接地線の地下75cmから地表上2mまでの部分は、合成樹脂管(厚さ2mm未満のものなどを除く)またはこれと同等以上の絶縁効力と強さのあるもので覆うことなどを定めています。接地線に大きな電流が流れたときの感電や、接地線の損傷を防ぐためです。

他の選択肢について
・地下30cm以上:埋設の深さは地下75cm以上です。
・金属管に収めるのが原則:接地線の保護には、合成樹脂管などの絶縁性のあるものを用います。
・地表上1mまで覆う:合成樹脂管などで覆うのは、地下75cmから地表上2mまでの部分です。

覚え方のポイント
「A種・B種は地下75cm以上、地下75cmから地上2mまでを合成樹脂管で保護」。
問56-4

高圧受電設備の引込口に設ける避雷器の接地線の施工に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①接地線は、できるだけ太く短くして、雷電流を速やかに流す。
  • ②避雷器は、引込口から離れた受電設備の奥のほうに設けるのがよい。
  • ③避雷器の接地は、D種接地工事で施工するのが原則である。
  • ④避雷器の接地抵抗値は、100Ω以下であれば十分である。
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正解 ①接地線は、できるだけ太く短くして、雷電流を速やかに流す。
解説
雷電流は非常に急激に変化する電流なので、接地線のインダクタンスによる電圧降下が大きくなりやすく、接地線が長いと避雷器の保護性能が低下します。避雷器の接地線は、できるだけ太く短く、屈曲を少なくして施工します。避雷器にはA種接地工事を施します。

他の選択肢について
・引込口から離れた奥に設ける:避雷器は、雷サージが侵入する引込口の近くに設けるほど保護の効果が高くなります。接地線も長いほどインダクタンスが大きくなり、保護性能が低下します。
・D種接地工事:高圧の避雷器にはA種接地工事を施します。
・100Ω以下で十分:100Ω以下はD種接地工事の値です。避雷器にはA種接地工事(10Ω以下)を施します。

覚え方のポイント
「避雷器の接地線は太く短く・A種」。雷は速い電流なので、長さそのものが障害になります。
問66-4

建物内の防火区画を高圧ケーブルが貫通する部分の施工として、最も適当なものはどれか。

  • ①貫通部のすき間は、可燃性の発泡ウレタンを充てんして埋めればよい。
  • ②認定を受けた工法などで、貫通部のすき間を不燃材料などで埋める。
  • ③ケーブルの増設に備えて、貫通部は処理せずにあけておく。
  • ④貫通部の処理は、防火区画の仕上げ工事が終われば不要となる。
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正解 ②認定を受けた工法などで、貫通部のすき間を不燃材料などで埋める。
解説
ケーブルが防火区画を貫通する部分のすき間は、火災時の延焼や煙の拡散の経路になります。モルタルその他の不燃材料ですき間を埋める(建築基準法施行令第112条第20項)か、国土交通大臣の認定を受けた工法(区画貫通処理材など)で確実に処理します。

他の選択肢について
・可燃性の発泡ウレタンで埋める:燃える材料では、火災時に延焼の経路になります。
・増設に備えて処理せずにあける:防火区画の性能が失われます。増設を見込む場合も、認定工法などで処理しておき、増設時に再処理します。
・仕上げ工事の後に不要:貫通部の処理は、防火区画の性能を保つために必要です。

覚え方のポイント
「区画貫通はすき間ゼロ(不燃材料・認定工法)」。施工後は、写真などで処理の状態を記録します。
問76-4

非常用の照明装置の施工に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  • ①予備電源の切替えにより、停電時に確実に点灯することを確認する。
  • ②照明器具は、避難経路の照度を確保できる位置に取り付ける。
  • ③非常用照明の回路は、一般の照明回路と共用して分岐してよい。
  • ④配線は、火災時にも機能が保たれるように耐熱性をもたせる。
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正解 ③非常用照明の回路は、一般の照明回路と共用して分岐してよい。
解説
非常用の照明装置の回路を一般の照明やコンセントの回路と共用すると、それらの負荷の故障や過負荷で回路が遮断され、非常時に点灯しなくなるおそれがあります。非常用の照明装置の配線は、他の電気回路に接続しない専用の回路とします(昭和45年建設省告示第1830号)。

他の選択肢について
・停電時の点灯の確認:予備電源への切替えと点灯を試験で確認します。
・照度を確保できる位置:避難経路の床面の照度を確保できるように配置します。
・火災時の機能確保:耐火・耐熱の配線などにより、火災時にも機能するように施工します。

覚え方のポイント
非常用照明は「専用回路・予備電源・耐熱配線・点灯の確認」。
問86-4

屋外に設置するキュービクル式高圧受電設備の施工に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  • ①基礎は、雨水がたまらないよう地盤面より高くしておく。
  • ②周囲には、関係者以外が近づけないよう柵などを設ける。
  • ③キュービクルの扉は、施錠できるようにしておく必要がある。
  • ④屋外のキュービクルは、建築物との離隔を考えなくてよい。
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正解 ④屋外のキュービクルは、建築物との離隔を考えなくてよい。
解説
屋外に設置するキュービクルは、火災の延焼を防ぎ、保守・点検の通路を確保するため、建築物との間に所定の離隔距離をとって設置します(建築物の外壁の構造や開口部の有無などによって必要な距離が変わります)。また、浸水を避けるため、基礎を地盤面より高くし、雨水のたまりやすい低い場所は避けます。

他の選択肢について
・基礎を地盤面より高く:浸水を防ぎます。
・柵などを設ける:一般の人が近づいて感電するのを防ぎます。
・扉の施錠:関係者以外が扉を開けられないようにします。

覚え方のポイント
屋外の受電設備は「高く据える・建物から離す・囲う・鍵をかける」。
問96-4

誘導灯の施工に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①避難口誘導灯は、避難口の上部などの見やすい位置に設ける。
  • ②避難口誘導灯は、避難口の床面に近い低い位置に取り付ける。
  • ③誘導灯の電源は、室内の照明回路とスイッチを共用する。
  • ④誘導灯は、建物を使う夜間の時間帯にだけ点灯させる。
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正解 ①避難口誘導灯は、避難口の上部などの見やすい位置に設ける。
解説
避難口誘導灯は、避難口であることを示すため、避難口の上部またはその直近の見やすい位置に設けます。誘導灯は、原則として常時点灯とし、通常の照明のスイッチで消えないように配線します(一定の条件で消灯できるものもあります)。

他の選択肢について
・床面近くの低い位置:避難口誘導灯は避難口の上部などの見やすい位置に設けます。床面近くに設けるのは、廊下などの足元を照らす通路誘導灯(床埋込み型など)の一部です。
・スイッチを共用:照明のスイッチで誘導灯が消えないよう、原則として別の回路とします。
・夜間だけ点灯:原則として常時点灯です。

覚え方のポイント
「誘導灯は見やすく・常時点灯・照明のスイッチで消さない」。
問106-4

高圧ケーブルの布設後に行う試験として、最も適当なものはどれか。

  • ①絶縁耐力試験は、交流の試験電圧を1分間加えれば足りる。
  • ②絶縁抵抗測定と絶縁耐力試験を行い、絶縁性能を確認する。
  • ③直流で試験するときも、交流と同じ値の試験電圧でよい。
  • ④絶縁耐力試験は、最大使用電圧の10倍の交流電圧で行う。
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正解 ②絶縁抵抗測定と絶縁耐力試験を行い、絶縁性能を確認する。
解説
高圧ケーブルの布設後は、絶縁抵抗測定と、電気設備の技術基準の解釈に定められた試験電圧による絶縁耐力試験を行い、布設中の損傷がなく、絶縁性能が確保されていることを確認します。

他の選択肢について
・1分間加えれば足りる:試験電圧は連続して10分間加えます。
・直流でも交流と同じ値:ケーブルを直流で試験する場合は、交流の試験電圧の2倍の直流電圧とします。
・最大使用電圧の10倍:高圧の電路の試験電圧は、最大使用電圧の1.5倍です。

覚え方のポイント
「ケーブルは布設後に絶縁抵抗+絶縁耐力(交流1.5倍または直流でその2倍・10分)」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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