有機化合物にヨウ素と水酸化ナトリウム水溶液を加えて温めるヨードホルム反応に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ①2-プロパノールは、ヨードホルム反応を示す
- ②アセトアルデヒドは、ヨードホルム反応を示す
- ③生じるヨードホルムは、黄色の固体である
- ④酢酸は、ヨードホルム反応を示す化合物である
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ヨードホルム反応は、CH3CO−(アセチル基)の構造をもつケトン・アルデヒドや、酸化されるとその構造になるCH3CH(OH)−の構造をもつアルコールで起こり、特有のにおいをもつ黄色のヨードホルム(CHI3)が沈殿します。酢酸(CH3COOH)もCH3CO−の形を含むように見えますが、カルボン酸(カルボキシ基)はこの反応を示しません。したがって「酢酸は、ヨードホルム反応を示す」が誤りです。
他の選択肢が不適切な理由
・2-プロパノール:CH3CH(OH)CH3で、CH3CH(OH)−の構造をもつので反応を示します。正しい記述です。
・アセトアルデヒド:CH3CHOで、CH3CO−の構造をもつので反応を示します。正しい記述です。
・ヨードホルムは黄色の固体:正しい記述です。この黄色の沈殿と特有のにおいで反応が起きたことを判断します。
覚え方のポイント
ヨードホルム反応を示すのは「エタノール・2-プロパノール(アルコール)」「アセトアルデヒド(アルデヒド)」「アセトン(ケトン)」が代表で、示さないのは「メタノール・ホルムアルデヒド・1-プロパノール・酢酸などのカルボン酸」です。「CH3COの形でも、酸やエステルは例外」と覚えておきましょう。