炭酸バリウムに関する記述として、正しいものはどれか。
- ①白色の粉末で、水によく溶け、酸には溶けない
- ②白色の粉末で、水に溶けにくいが、酸には溶ける
- ③硫酸バリウムと同じく、劇物から除かれている
- ④白色の粉末で、水にも、酸にもほとんど溶けない
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炭酸バリウム(BaCO3)は、バリウム化合物として劇物に指定されています(指定令第2条)。応急措置の基準(広島県掲載)では、白色の粉末で、水に溶けにくく(18℃で水100mLに0.0022g)、酸には溶けるとされています。注意事項として、多量に摂取すると嘔吐・腹痛・下痢等の症状を起こすことがあるとされています。用途には顔料・窯業・光学材料などがあります(職場のあんぜんサイト モデルSDS)。
他の選択肢が不適切な理由
・水によく溶け、酸には溶けない:逆です。水には溶けにくく、酸には溶けます。炭酸塩は一般に酸と反応して二酸化炭素を出しながら溶けます。
・硫酸バリウムと同じく除かれている:指定令第2条でバリウム化合物から除かれているのは硫酸バリウムなどで、炭酸バリウムは除かれていません。
・水にも酸にもほとんど溶けない:これは硫酸バリウムの性質です。炭酸バリウムは水には溶けにくいものの、酸には溶けます(応急措置の基準)。
覚え方のポイント
「バリウム化合物は劇物、ただし硫酸バリウムは除く」と覚えます。硫酸バリウムは水にも酸にもほとんど溶けないので、胃のX線検査の造影剤として飲むことができます。炭酸バリウムは酸に溶け、劇物に当たる、という対比で覚えると忘れにくくなります。