2026年版・3-7

性質:主な用途の一問一答

毒物劇物取扱者試験「毒物及び劇物の性質及び貯蔵その他取扱方法」から、性質:主な用途に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の出題形式は都道府県によって異なりますが、ここでは4択で出題しています。

問13-7

次の品目と主な用途の対応として、正しいものはどれか。

  • ①パラコート:殺鼠剤
  • ②シアン化ナトリウム:冶金
  • ③クロルピクリン:除草剤
  • ④硫酸タリウム:土壌くん蒸剤
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正解 ②シアン化ナトリウム:冶金
解説
シアン化ナトリウム(毒物)は、金や銀を鉱石から溶かし出す冶金(青化法)や、金属の電気めっき、金属の熱処理などに使われます。金属イオンと強く結びつく(錯イオンをつくる)シアン化物イオンの性質が利用されています。電気めっきや金属熱処理の事業者は、業務上取扱者として届出が必要になる場合があり(法第22条・施行令第41条・第42条)、用途と法規がつながる品目です。

他の選択肢が不適切な理由
・パラコート:用途は除草剤です。殺鼠剤ではありません。
・クロルピクリン:用途は土壌くん蒸剤(線虫や病原菌の防除)です。除草剤ではありません。
・硫酸タリウム:用途は殺鼠剤です。揮発しないのでくん蒸剤には使えません。

覚え方のポイント
用途は、似た品目が入れ替えられて出題されます。「除草剤=パラコート・ジクワット・塩素酸ナトリウム」「殺鼠剤=硫酸タリウム・燐化亜鉛・モノフルオール酢酸ナトリウム」「くん蒸剤=クロルピクリン・臭化メチル・燐化アルミニウム製剤」「冶金・めっき=シアン化ナトリウム・シアン化カリウム」とグループで覚えると、入れ替えに気づけます。
問23-7

次の品目と主な用途の対応として、誤っているものはどれか。

  • ①塩素酸ナトリウム:除草剤
  • ②過酸化水素:漂白剤
  • ③燐化亜鉛:殺鼠剤
  • ④蓚酸:殺鼠剤
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正解 ④蓚酸:殺鼠剤
解説
蓚酸の主な用途は、木材・麦わら・布などの漂白剤や、鉄さび・インクのしみ落とし、化学分析の試薬(還元剤)などです。殺鼠剤としての用途はないので、この対応が誤りです。漂白には、蓚酸の還元作用が利用されています。

他の選択肢が不適切な理由
(いずれも正しい対応です)
・塩素酸ナトリウム:強い酸化作用をもち、除草剤として使われます。可燃物と混ざると爆発のおそれがあり、塩素酸塩類35%以上を含有するものは法第3条の4の対象(施行令第32条の3)にもなっています。
・過酸化水素:酸化作用を利用して、繊維やパルプの漂白剤、消毒剤などに使われます。
・燐化亜鉛:ねずみが食べると胃酸と反応して燐化水素を発生するため、殺鼠剤として使われます。

覚え方のポイント
漂白に使われる劇物は「酸化して漂白する物(過酸化水素・塩素・次亜塩素酸塩)」と「還元して漂白する物(蓚酸など)」の2種類があります。どちらも、色のもとになる物質を化学的に変化させて色を消すという点で共通しています。殺鼠剤は「硫酸タリウム・燐化亜鉛・モノフルオール酢酸ナトリウム」と別にまとめて覚えましょう。
問33-7

次のうち、主に土壌くん蒸剤として用いられるものはどれか。

  • ①クロルピクリン
  • ②ジクワット
  • ③燐化亜鉛
  • ④硫酸タリウム
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正解 ①クロルピクリン
解説
クロルピクリンは揮発しやすい油状の液体で、土の中に注入すると気化して広がり、線虫や土壌中の病原菌、雑草の種子などを死滅させます。このように土に使うくん蒸剤を土壌くん蒸剤といいます。強い催涙性があるので、使用後はビニールで覆うなどして、ガスが周囲に漏れないようにして使います。劇物で、施行規則別表第一の農業用品目に含まれます。

他の選択肢が不適切な理由
・ジクワット:水に溶けやすい結晶で、除草剤として使われます。揮発しないのでくん蒸には使いません。
・燐化亜鉛:殺鼠剤として使われます。ねずみの胃の中で燐化水素を発生させて効果を示します。
・硫酸タリウム:殺鼠剤として使われる無色の結晶です。

覚え方のポイント
くん蒸剤は「揮発しやすい液体・気体、または湿気でガスを出す固体」です。クロルピクリン(液体)、臭化メチル(気体)、ヨウ化メチル、燐化アルミニウム製剤(湿気でホスフィン)が代表です。「状態が気体や揮発性の液体なら、くん蒸剤の候補」と性質から推測する習慣をつけましょう。
問43-7

メタノールの主な用途として、最も適当なものはどれか。

  • ①野ねずみを駆除する殺鼠剤
  • ②水田の雑草を枯らす除草剤
  • ③溶剤やホルムアルデヒドの原料
  • ④金や銀を溶かすめっき液の成分
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正解 ③溶剤やホルムアルデヒドの原料
解説
メタノールは、塗料・接着剤などの溶剤として使われるほか、酸化させてホルムアルデヒドをつくる原料をはじめ、さまざまな化学製品の原料になります。燃料としての利用もあります。メタノールを含むシンナーや接着剤は、施行令第32条の2により、法第3条の3の「興奮、幻覚又は麻酔の作用を有する物」にも当たります。

他の選択肢が不適切な理由
・殺鼠剤:メタノールは殺鼠剤には使われません。殺鼠剤は硫酸タリウムや燐化亜鉛などです。
・除草剤:メタノールは除草剤には使われません。除草剤はパラコートや塩素酸ナトリウムなどです。
・めっき液の成分:金や銀のめっき・冶金に使われるのはシアン化ナトリウムやシアン化カリウムです。

覚え方のポイント
「メタノール→(酸化)→ホルムアルデヒド」という化学の知識が、そのまま用途の問題の答えになります。溶剤系の劇物(トルエン・キシレン・酢酸エチル・メチルエチルケトン・メタノール)は、まず「溶剤」と答えられるようにし、そのうえで原料としての用途(トルエン=爆薬・染料、メタノール=ホルムアルデヒド)を上乗せして覚えましょう。
問53-7

溶剤などとして用いられる劇物の用途に関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①トルエンは、溶剤や、爆薬・染料の原料に用いられる
  • ②キシレンは、溶剤や染料の原料などに用いられる
  • ③アクリルニトリルは、主に殺鼠剤として用いられる
  • ④酢酸エチルは、溶剤や香料などに用いられる
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正解 ③アクリルニトリルは、主に殺鼠剤として用いられる
解説
アクリルニトリル(アクリロニトリル)は重合しやすい性質を利用して、アクリル繊維・合成ゴム・ABS樹脂などの合成樹脂の原料として使われます。殺鼠剤としての用途はないので、この記述が誤りです。重合しやすいという性質が、そのまま「樹脂の原料」という用途につながっています。

他の選択肢が不適切な理由
(いずれも正しい記述です)
・トルエン:塗料や接着剤の溶剤のほか、爆薬(トリニトロトルエン)や染料、医薬品などの原料になります。
・キシレン:溶剤として使われるほか、染料や合成樹脂などの原料になります。
・酢酸エチル:果実のような芳香をもつため、溶剤のほか香料にも使われます。

覚え方のポイント
用途は性質と結びつけて覚えると忘れにくくなります。「重合しやすい→樹脂・繊維の原料(アクリルニトリル)」「よい香り→香料(酢酸エチル)」「ニトロ化しやすいベンゼン環→爆薬・染料の原料(トルエン)」のように、性質から用途を説明できるようにしましょう。
問63-7

品目と用途に関する次の記述a〜dのうち、正しいものの組合せを選びなさい。
a 硝酸銀は、写真の感光材料や銀めっきなどに用いられる。
b 重クロム酸カリウムは、工業用の酸化剤や皮なめしなどに用いられる。
c 水酸化ナトリウムは、主に殺虫剤として用いられる。
d ニコチンは、主に除草剤として用いられる。

  • ①a、b
  • ②a、c
  • ③b、d
  • ④c、d
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正解 ①a、b
解説
無機の劇物は、化学的な性質(光で分解する、酸化作用をもつ、強いアルカリである)がそのまま工業的な用途に生かされています。aとbが正しく、cとdが誤りです。

各記述の正誤
・a 正しい:硝酸銀は、写真の感光材料(光で変化する臭化銀などのハロゲン化銀)の原料として使われてきました。銀めっきや試薬、医薬品(腐食剤)にも使われます。
・b 正しい:重クロム酸カリウムは強い酸化作用をもち、工業用の酸化剤、皮なめし(製革)、電池の材料などに使われます。
・c 誤り:水酸化ナトリウムは強いアルカリとして、せっけんの製造、パルプ・紙の製造、化学工業の原料、中和剤などに使われます。殺虫剤ではありません。
・d 誤り:ニコチンは、硫酸ニコチンとして殺虫剤に使われてきました。除草剤ではありません。

覚え方のポイント
「光で変化→写真(硝酸銀)」「酸化剤→製革・酸化剤(重クロム酸カリウム)」「強アルカリ→せっけん・パルプ(水酸化ナトリウム)」のように、性質のキーワードから用途を連想できるようにしておくと、初めて見る組み合わせでも正誤を判断しやすくなります。
問73-7

臭化メチル(ブロムメチル)の主な用途として、最も適当なものはどれか。

  • ①金属のめっきや、冶金に用いる薬剤
  • ②水田の雑草を枯らす、除草剤
  • ③パルプや繊維を白くする、漂白剤
  • ④倉庫や植物検疫の、くん蒸剤
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正解 ④倉庫や植物検疫の、くん蒸剤
解説
臭化メチルは法別表第二に掲げられた劇物で、施行規則別表第一の農業用品目にも含まれます。常温で気体(沸点約4℃)で、物のすき間にまで浸透しやすいため、輸入される農産物などの植物検疫や、倉庫内の害虫を駆除するくん蒸剤として使われてきました。オゾン層を破壊する物質として国際的に使用が制限され、現在は検疫など限られた用途で使われています。

他の選択肢が不適切な理由
・めっきや冶金:これはシアン化ナトリウムやシアン化カリウムの用途です。
・除草剤:臭化メチルは除草剤ではありません。除草剤はパラコート・ジクワット・塩素酸ナトリウムなどです。
・漂白剤:漂白に使われるのは過酸化水素・塩素・蓚酸などです。

覚え方のポイント
臭化メチルは「常温で気体・空気より重い・においが極めて弱い・くん蒸剤」と覚えます。においで漏れに気づきにくいので、くん蒸作業では検知や換気が特に重要です。廃棄方法は、スクラバーを備えた焼却炉で可燃性溶剤とともに焼却する燃焼法です。
問83-7

塩素の主な用途として、最も適当なものはどれか。

  • ①土壌の線虫を防ぐ、くん蒸剤
  • ②上水道の殺菌・パルプの漂白
  • ③野ねずみを駆除する、殺鼠剤
  • ④自動車用ガソリンの、添加剤
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正解 ②上水道の殺菌・パルプの漂白
解説
塩素は毒物及び劇物指定令第2条で指定された劇物で、特定品目にも含まれます。水に溶けて次亜塩素酸を生じ、強い酸化作用によって殺菌・漂白作用を示すため、上水道やプールの殺菌消毒、パルプや繊維の漂白、さらし粉の製造、塩化ビニルなど化学製品の原料として広く使われています。

他の選択肢が不適切な理由
・土壌の線虫を防ぐくん蒸剤:土壌くん蒸剤はクロルピクリンなどです。塩素は土壌くん蒸には使われません。
・殺鼠剤:殺鼠剤は硫酸タリウム・燐化亜鉛などです。
・ガソリンの添加剤:ガソリンへの混入は、かつての四アルキル鉛(特定毒物)の用途です。施行令第1条では、四アルキル鉛を含有する製剤の用途がガソリンへの混入に限定されています。

覚え方のポイント
塩素の用途は「殺菌・漂白」の2語で覚え、その理由を「水に溶けて次亜塩素酸を生じ、強い酸化作用を示すから」と説明できるようにしておきます。性質(黄緑色・刺激臭・空気より重い)とあわせて、識別や漏えい時の措置の問題にも対応できるようにしましょう。
問93-7

農業用品目と主な用途の対応として、誤っているものはどれか。

  • ①燐化アルミニウム製剤:除草剤
  • ②ダイアジノン:殺虫剤
  • ③ジクワット:除草剤
  • ④メソミル:殺虫剤
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正解 ①燐化アルミニウム製剤:除草剤
解説
燐化アルミニウムとその分解促進剤とを含有する製剤(特定毒物)は、空気中の湿気で分解して燐化水素(ホスフィン)を発生させ、倉庫内・コンテナ内・船倉内のねずみや昆虫などを駆除するくん蒸剤として使われます(施行令第28条で用途が定められています)。除草剤ではないので、この対応が誤りです。

他の選択肢が不適切な理由
(いずれも正しい対応です)
・ダイアジノン:有機燐系の殺虫剤です(劇物)。
・ジクワット:ビピリジニウム系の除草剤です(劇物)。同じ系統のパラコートは毒物です。
・メソミル(法令上の別名はメトミル):カーバメート系の殺虫剤です(原体は毒物、45%以下の製剤は劇物)。

覚え方のポイント
農薬の用途は、系統でまとめると覚えやすくなります。「有機燐系・カーバメート系=殺虫剤」「ビピリジニウム系(パラコート・ジクワット)=除草剤」「燐化アルミニウム製剤・臭化メチル・クロルピクリン=くん蒸剤」「硫酸タリウム・燐化亜鉛・モノフルオール酢酸ナトリウム=殺鼠剤」。特定毒物は、使用者と用途が施行令で細かく決められている点も法規で出題されます。
問103-7

次の文の(ア)〜(ウ)に入る語句の組合せとして、正しいものはどれか。「シアン化カリウムは(ア)に、三酸化二ヒ素は(イ)に、蓚酸は(ウ)に用いられる。」

  • ①ア 除草剤 イ 冶金 ウ 漂白剤
  • ②ア 冶金 イ 漂白剤 ウ 殺鼠剤
  • ③ア 冶金 イ 殺鼠剤 ウ 漂白剤
  • ④ア 漂白剤 イ 殺鼠剤 ウ 冶金
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正解 ③ア 冶金 イ 殺鼠剤 ウ 漂白剤
解説
シアン化カリウム(毒物)は冶金やめっき、三酸化二ヒ素(ヒ素化合物=毒物。法令上の表記は砒素化合物)は殺鼠剤・殺虫剤やガラスの原料、蓚酸(劇物)は漂白剤やさび落としに使われます。3つの品目の性質(シアンは金属と強く結びつく、ヒ素化合物は毒性が強い、蓚酸は還元作用をもつ)を思い出せば、用途を判断できます。

各記述の正誤
・ア 冶金:シアン化カリウムは金・銀の精錬(冶金)や電気めっきに使われます。除草剤や漂白剤ではありません。
・イ 殺鼠剤:三酸化二ヒ素は、その強い毒性から殺鼠剤・殺虫剤に使われてきました。ガラスの製造にも使われます。
・ウ 漂白剤:蓚酸は還元作用を利用して、木材・麦わらなどの漂白や鉄さび落としに使われます。

覚え方のポイント
語句の組合せ問題では、確実にわかる1か所から選択肢を絞り込みます。たとえば「シアン化カリウム=冶金」がわかれば、ア が冶金の選択肢は2つに絞れ、次に「蓚酸=漂白剤」で1つに決まります。全部を覚えていなくても、確実な知識を組み合わせて正解にたどり着けるようにしましょう。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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