塩酸(塩化水素を含有する製剤)の廃棄方法として、厚生労働省の「毒物及び劇物の廃棄の方法に関する基準」に示されているものはどれか。
- ①中和法
- ②燃焼法
- ③還元法
- ④固化隔離法
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「毒物及び劇物の廃棄の方法に関する基準」では、塩化水素及びこれを含有する製剤の廃棄方法として、中和法(徐々に石灰乳などの撹拌溶液に加えて中和させた後、多量の水で希釈して処理する)が示されています。塩酸は強い酸なので、アルカリで中和して無害な塩と水にしてから薄めて処理する、というのが基本の考え方です。施行令第40条第1号も、廃棄の方法の一つとして、中和・加水分解・酸化・還元・稀釈などにより毒物・劇物に当たらない物にすることを定めています。
他の選択肢が不適切な理由
・燃焼法:塩酸は燃える物質ではなく、焼却しても無害化できません。燃焼法は有機物(メタノール、トルエンなど)で使われる方法です。
・還元法:酸化剤(塩素酸ナトリウムなど)を還元して無害化する方法で、塩酸には用いません。
・固化隔離法:重金属の化合物などをセメントで固めて埋め立てる方法で、塩酸には用いません。
覚え方のポイント
酸(塩酸・硫酸・硝酸)はアルカリで、アルカリ(水酸化ナトリウム・水酸化カリウム・アンモニア)は酸で中和する「中和法」が基本です。酸を中和するときは、酸を石灰乳などのアルカリの撹拌溶液に少しずつ加えるのがポイントです(発熱や飛散を防ぐため)。