橙赤色の結晶で、水によく溶け、強い酸化作用をもつ劇物はどれか。
- ①硫酸銅(II)五水和物
- ②重クロム酸カリウム
- ③クロム酸カリウム
- ④硝酸銀
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重クロム酸カリウム(二クロム酸カリウム、K2Cr2O7)は橙赤色の結晶で、水によく溶けます。クロムの酸化数が+6と高く、相手から電子を奪う力(酸化作用)が強いため、可燃物と混ざると発火などの危険があります。重クロム酸塩類は毒物及び劇物指定令で劇物に指定されています。実地試験では「橙赤色の結晶」という外観がほぼ決め手になるので、名前の似たクロム酸塩との色の違いで見分けられるようにしておきましょう。
他の選択肢が不適切な理由
・硫酸銅(II)五水和物:鮮やかな青色の結晶です(無機銅塩類として劇物)。
・クロム酸カリウム:黄色の結晶です。水溶液も黄色で、酸性にすると橙赤色の重クロム酸イオンに変わります。
・硝酸銀:無色透明の結晶で、光に当たると分解して黒く変わります。
覚え方のポイント
「重クロム酸=橙赤色、クロム酸=黄色」をセットで覚えます。名前に「重」が付くほうが色も濃い(橙赤色)、と結びつけておくと混同しません。漏えい時は回収したあとに硫酸第一鉄などの還元剤で処理する、という取扱いもあわせて覚えておくと、総合問題で役立ちます。