1級管工事施工管理技士とは?
第一次検定に合格するための全知識
1級管工事施工管理技士は、建設業法に基づく技術検定の国家資格です。空調設備・給排水衛生設備・ガス設備などの管工事で、施工計画の作成、工程管理、品質管理、安全管理などを行う技術者の資格で、大規模な工事の監理技術者になることができます。
技術検定は第一次検定と第二次検定に分かれており、第一次検定に合格すると「1級管工事施工管理技士補」と称することができます。1級の技士補は、監理技術者を補佐する立場で現場に配置できるため、第一次検定だけでも実務上の大きな価値があります。
ここでは、第一次検定の全体像と、合格するための要点を整理します。
1. 受検資格と試験の形式
第一次検定は、受検する年度の末日における年齢が19歳以上であれば、学歴や実務経験に関係なく受検できます(第二次検定の受検には実務経験などの要件があります)。
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■ 解答の方法:
第一次検定はマークシート方式で、午前と午後に分けて行われます。必ず解答する問題(必須問題)と、いくつかの中から選んで解答する問題(選択問題)があり、解答する問題数は60問です。選択問題で指定された数より多く解答すると減点されるので注意が必要です。 -
■ 施工管理法(応用能力):
4つの記述から適当でないもの(または適当なもの)を2つ選び、2つとも正しいときだけ得点になる形式(四肢択二)で出題されます。1つだけ分かっても得点にならないため、最も難しい分野です。 -
■ 試験の日程など:
最新の日程・申込方法・受験料は、必ず一般財団法人全国建設研修センターの公式サイトでご確認ください。
2. 合格基準と出題分野
全国建設研修センターの受検の手引では、第一次検定の合格基準を、全体の得点が60%以上、かつ施工管理法(応用能力)の得点が50%以上としています(試験の実施状況等を踏まえ変更する可能性があるとされています)。令和7年度は、60問中36問以上、かつ応用能力8問中4問以上が合格基準でした。
全体の点数が足りていても、応用能力で基準に届かなければ不合格になります。応用能力の対策を後回しにしないことが、この試験の最大のポイントです。
公式の検定科目(施工技術検定規則)
- 機械工学等: 機械工学・衛生工学・電気工学・電気通信工学・建築学の一般的な知識、冷暖房・空気調和・給排水・衛生等の設備の知識、設計図書の知識
- 施工管理法: 施工計画の作成方法と工程管理・品質管理・安全管理等の知識、応用能力
- 法規: 建設工事の施工の管理に必要な法令の知識
本サイトのカテゴリーとの対応
- 01 一般基礎(環境・流体・熱・電気・建築)(70問): 機械工学等(機械工学・衛生工学・電気工学・電気通信工学・建築学の一般知識)
- 02 空気調和・換気・排煙設備(80問): 機械工学等(冷暖房・空気調和等の設備の知識)
- 03 給排水衛生設備(80問): 機械工学等(給排水・衛生等の設備の知識)
- 04 設備機器・材料・設計図書(40問): 機械工学等(設備の知識・設計図書の知識)
- 05 施工管理法(施工計画・工程・品質・安全)(60問): 施工管理法(施工計画・工程管理・品質管理・安全管理の知識)
- 06 施工管理法(工事施工)(60問): 施工管理法(工事の施工の管理方法の知識)
- 07 施工管理法(応用能力)(60問): 施工管理法(応用能力)
- 08 法規(80問): 法規(建設工事の施工の管理に必要な法令)
「最初に覚える土台知識」(40問)は、どの分野にも共通する単位や基本用語を最初に押さえるための初心者向けカテゴリーです。
3. 必要な学習時間と合格への3つのポイント
初学者が第一次検定に合格するのに必要な学習時間は、約150〜200時間(1日1.5時間の学習で約4か月)が一つの目安です。これは当サイトの整理による目安であり、試験実施機関が公表している数値ではありません。設備工事の実務経験がある方は、これより短くて済むこともあります。
合格を確実にするための最重要ポイントは以下の3点です。
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応用能力を最優先で固める:
応用能力で基準に届かないと、ほかでいくら得点しても不合格です。「施工管理法(応用能力)」のカテゴリーでは、4つの記述を1つずつ正誤判定する練習ができます。解説で4つの記述全ての理由を確かめ、2つとも確実に見分けられる力をつけてください。 -
必須問題の一般基礎と機器を落とさない:
環境・流体・熱・電気・建築の一般基礎と、機器・材料・設計図書は必須問題が中心です。計算問題も含めて基本の公式を押さえれば、安定して得点できる分野です。 -
選択問題は得意分野を作って選ぶ:
空調・衛生、法規には選択問題があります。全てを完璧にするより、確実に解ける分野を作って選ぶほうが効率的です。当サイトの570問を繰り返し解き、間違えた問題の復習機能で弱点を潰していきましょう。
現場の合間のスキマ時間を活用して、
一発合格をつかみ取りましょう!