2027年試験 新シラバス対応・4-10

AIガバナンスと社内ガイドラインの一問一答

生成AIパスポート試験「生成AIのリスク予防・AI倫理・ガバナンス」から、AIガバナンスと社内ガイドラインに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は四肢択一式(一部複数選択を含む)で出題されます。ここでは全て4択(正解は1つ)で出題しています。

問14-10

AIガバナンスの説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①AIを導入したあとは見直しを行わず、最初に決めたルールを永久に使い続けることの総称
  • ②AIを使う社員の人数をできるだけ減らすため、AIの利用を全面的に禁止する決まりを作ること
  • ③AIのサービスの提供会社が、利用者の会社の経営の方針をすべて決めるという仕組みのこと
  • ④AIの便益を生かしつつリスクを管理するため、組織として方針・体制・運用の仕組みを整える
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正解 ④AIの便益を生かしつつリスクを管理するため、組織として方針・体制・運用の仕組みを整える
解説
AIガバナンスとは、AIの活用による便益を最大化しつつ、AIによるリスクを社会的に受け入れられる水準で管理するために、組織として方針を定め、体制を整え、運用・評価・改善の仕組みを回していくことです。
AI事業者ガイドラインでは、環境やリスクの分析、ゴールの設定、システムのデザイン、運用、評価を繰り返し、状況の変化に応じて柔軟に見直していく「アジャイル・ガバナンス」の考え方が示されています。

他の選択肢が不適切な理由
・利用を全面的に禁止する:AIガバナンスは、リスクを管理しながら活用するための仕組みです。
・提供会社が経営の方針を決める:AIガバナンスは、AIを活用する組織自身が整えるものです。
・見直しを行わず永久に使い続ける:技術や環境の変化に応じて、継続的に見直すことが重要です。

覚え方のポイント
AIガバナンス=「AIの“攻め(活用)”と“守り(リスク管理)”を組織として回す仕組み」。
問24-10

「アジャイル・ガバナンス」の考え方として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①環境やリスクの変化に応じて、目標の設定・運用・評価・見直しを素早く繰り返すこと
  • ②最初に完璧なルールを作り、どのような変化があっても一切変更しないようにすること
  • ③ルールを作らずに、問題が起きたときだけ担当者がその場で判断して対応すること
  • ④AIの導入の判断を、できるだけ時間をかけてゆっくり行うことを最も重視すること
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正解 ①環境やリスクの変化に応じて、目標の設定・運用・評価・見直しを素早く繰り返すこと
解説
アジャイル・ガバナンスは、AIのように技術や社会の変化が速い分野で、最初に完璧なルールを作ろうとするのではなく、環境やリスクの分析、ゴールの設定、システムや運用の設計、評価、見直しを素早く繰り返し、状況の変化に柔軟に対応していく統治の考え方です。
AI事業者ガイドラインでも、AIガバナンスの構築にあたって、このアジャイル・ガバナンスの考え方が示されています。

他の選択肢が不適切な理由
・完璧なルールを作り一切変更しない:変化の速いAIの分野には合わない考え方です。
・ルールを作らずその場で判断:場当たり的な対応で、ガバナンスとはいえません。
・できるだけ時間をかけて判断:アジャイル(素早い)とは逆の考え方です。

覚え方のポイント
アジャイル=「素早く・柔軟に」。作って、使って、確かめて、直す、を回し続けます。
問34-10

社内のAI利用ガイドラインに盛り込む基本項目として、適切でないものを1つ選びなさい。

  • ①利用してよいAIツールと、利用の目的・範囲・利用者
  • ②部署ごとの判断で、AIツールを自由に追加できる定め
  • ③入力してよい情報と、入力してはならない情報の区分
  • ④出力の確認方法と、問題が起きたときの相談・報告の窓口
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正解 ②部署ごとの判断で、AIツールを自由に追加できる定め
解説
社内のAI利用ガイドラインには、一般に、目的と適用範囲、利用してよいAIツール(承認済みツール)、入力してよい情報・してはならない情報の区分、出力の確認の方法、著作権などの権利への配慮、新しいツールの申請と承認の手順、問題が起きたときの相談・報告の窓口(インシデント対応)、違反した場合の扱い、教育の方法などを盛り込みます。
部署ごとの判断で自由にAIツールを追加できるようにすると、組織が利用状況を把握できず、シャドーAIや情報漏えいの原因になります。新しいツールは申請と承認の手順を経て追加するのが基本であり、この定めは盛り込む項目として適切ではありません。

他の選択肢(適切な記述)について
・利用してよいツールと目的・範囲:シャドーAIを防ぐためにも、最も基本となる項目です。
・入力してよい情報としてはならない情報:情報漏えいを防ぐための重要な項目です。
・出力の確認方法と相談・報告の窓口:誤りや問題が起きたときの対応に欠かせない項目です。

覚え方のポイント
社内ガイドラインの柱=「使ってよいツール」「入れてよい情報」「出力の確認」「困ったときの窓口」。新しいツールは申請と承認を経て追加。
問44-10

業務で使うAIツールを選定するときの確認項目として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①社員の間での評判が良いかどうかだけを確認し、利用規約は確認しなくてよい
  • ②無料で使えるかどうかだけを確認して、データの扱いは利用を始めてから確認する
  • ③入力データの保存・処理場所や、学習への利用の有無、セキュリティの認証と対策
  • ④生成される文章の自然さだけを比べて、最も自然な文章を作るツールを選ぶ
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正解 ③入力データの保存・処理場所や、学習への利用の有無、セキュリティの認証と対策
解説
業務で使うAIツールを選定するときは、入力データがどこで保存・処理されるか(国内か海外か)、入力データがモデルの学習に利用されるか(利用しない設定ができるか)、通信の暗号化などの通信経路の保護、ISMS(ISO/IEC 27001)やSOC 2などのセキュリティの認証、シングルサインオン(SSO)や多要素認証への対応、利用ログの取得、サービス品質の保証(SLA)、提供事業者の透明性などを確認します。
新シラバスでも、AIツールを選定する際の確認項目として、これらが学習項目に挙げられています。

他の選択肢が不適切な理由
・無料かどうかだけ:データの扱いは、利用を始める前に確認する必要があります。
・評判だけで利用規約を確認しない:入力データの扱いや商用利用の条件は、利用規約で確認します。
・文章の自然さだけ:性能だけでなく、データの扱いやセキュリティの確認が欠かせません。

覚え方のポイント
ツール選定の要点=「データはどこへ?学習に使われる?守りは堅い(認証・暗号化・SSO・ログ)?」。
問54-10

ISMS(ISO/IEC 27001)の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①組織の情報セキュリティを管理する仕組みの国際規格で、認証の制度がある
  • ②組織がAIを適切に管理するための、AIマネジメントシステムの国際規格
  • ③個人情報を適切に扱う事業者に付与される、日本国内の認定の制度のこと
  • ④製品やサービスの品質を管理する仕組みの国際規格で、品質の向上を目指す
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正解 ①組織の情報セキュリティを管理する仕組みの国際規格で、認証の制度がある
解説
ISMS(Information Security Management System:情報セキュリティマネジメントシステム)は、組織が情報資産を守るために、リスクを評価し、対策を計画・実施・点検・改善していく仕組みのことです。その要求事項を定めた国際規格がISO/IEC 27001で、第三者の審査を受けて認証を取得する制度があります。
AIツールの提供事業者がISMSの認証やSOC 2の報告書などを持っているかは、ツール選定のときにセキュリティの水準を確かめる手がかりの一つになります。ただし、認証は法律で取得が義務付けられた免許ではありません。

他の選択肢が不適切な理由
・AIマネジメントシステムの国際規格:ISO/IEC 42001の説明です。
・個人情報を適切に扱う事業者の国内の認定:プライバシーマーク制度の説明です。
・品質を管理する仕組みの国際規格:ISO 9001の説明です。

覚え方のポイント
ISMS=「情報セキュリティの管理の仕組み」、ISO/IEC 27001=その国際規格(認証あり)。
問64-10

AIツールの「レベル分け」と入力情報のルールに関する記述として、適切でないものを1つ選びなさい。

  • ①区分に応じて、そのツールに入力してよい情報の範囲を、あらかじめ決めておく。
  • ②ツールごとに、データの扱いや安全性を評価して、利用できる区分に分けておく。
  • ③一度ツールを区分したら、サービスの内容や規約が変わっても見直す必要はない。
  • ④機密性の高い情報は、安全性が確認された承認済みの環境でのみ扱うようにする。
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正解 ③一度ツールを区分したら、サービスの内容や規約が変わっても見直す必要はない。
解説
AIツールの「レベル分け」では、ツールごとにデータの扱い(保存場所・学習への利用の有無など)や安全性を評価して区分し、区分に応じて入力してよい情報の範囲をあらかじめ決めておきます。機密性の高い情報は、安全性が確認された承認済みの環境でのみ扱うようにします。
AIサービスは、機能や利用規約、データの扱いが頻繁に変わることがあります。そのため、一度区分したら見直さなくてよいわけではなく、変更に合わせて定期的に区分を見直す必要があります。したがって、この記述は適切ではありません。

他の選択肢(適切な記述)について
・データの扱いや安全性を評価して区分する:レベル分けの基本です。
・区分に応じて入力してよい情報の範囲を決める:利用者が迷わず判断できるようにするためです。
・機密性の高い情報は承認済みの環境でのみ扱う:情報漏えいを防ぐための対策です。

覚え方のポイント
レベル分けは「作って終わり」でなく、変化に合わせて見直す。
問74-10

APIやAIエージェントを業務で利用するときのコスト・利用量の管理として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①AIエージェントは処理の回数が少ないため、通常の対話の利用と同じ管理で足りる。
  • ②APIキーは管理の手間を減らすため、全員で同じキーを共有して期限を決めずに使い続ける。
  • ③利用量の管理は請求書が届いてから行えば十分で、事前に上限を設ける必要はない。
  • ④APIキーを適切に管理し、利用量の上限やレート制限を設けて、利用状況を定期的に見る。
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正解 ④APIキーを適切に管理し、利用量の上限やレート制限を設けて、利用状況を定期的に見る。
解説
APIやAIエージェントの利用料金は、一般にトークン数などの利用量に応じた従量課金です。AIエージェントは自律的に多数の処理を行うため、想定外に利用量が増え、費用が膨らむことがあります。
そのため、APIキー(APIを使うための鍵)を漏らさないよう適切に管理し、利用量の上限やレート制限(一定時間あたりの利用回数の制限)を設け、利用ログで利用状況を定期的に確認するといった、コストと利用量の管理が必要です。APIキーが漏れると、第三者に不正に使われて高額な請求が生じるおそれもあります。

他の選択肢が不適切な理由
・同じキーを全員で期限なく共有する:誰がどれだけ使ったかを追えず、漏れたときの影響も大きくなります。キーは利用者や用途ごとに分け、定期的に見直します。
・請求書が届いてから管理する:従量課金では、気づいたときには高額になっていることがあります。事前に上限やレート制限を設けます。
・エージェントは処理の回数が少ない:AIエージェントは自律的に多数の処理を繰り返すため、利用量が想定外に増えやすく、より注意が必要です。

覚え方のポイント
APIキーは「お金に直結する鍵」。分けて管理する・事前に上限を設ける・利用状況を見る。エージェントは使う量が増えやすい。
問84-10

社内のAI利用ルールを定着させるための取組として、適切でないものを1つ選びなさい。

  • ①ルールを作った目的や理由を説明する教育を、継続して行うようにする。
  • ②ルールは一度作って全社員に配布すれば、その後の教育や見直しは必要ない。
  • ③利用者が迷ったときに相談できる窓口を設け、気軽に質問できるようにする。
  • ④利用状況や技術の変化を踏まえて、ルールの内容を常に見直していく。
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正解 ②ルールは一度作って全社員に配布すれば、その後の教育や見直しは必要ない。
解説
社内のAI利用ルールは、作って配布するだけでは定着しません。ルールを作った目的や理由を説明する教育を継続して行い、利用者が迷ったときに相談できる窓口を設けることが大切です。また、AIの技術やサービスは変化が速いため、利用状況や技術の変化を踏まえて、ルールの内容を定期的に見直していく必要があります(アジャイル・ガバナンスの考え方)。
「一度作って配布すれば、その後の教育や見直しは必要ない」という記述は適切ではありません。

他の選択肢(適切な記述)について
・目的や理由を説明する教育を続ける:ルールの意味を理解してもらうことが定着につながります。
・相談窓口を設ける:迷ったときに無断で使うことを防ぎます。
・ルールを定期的に見直す:技術やサービスの変化に合わせるためです。

覚え方のポイント
ルールは「教える・相談に乗る・見直す」で根づく。
問94-10

AIツールの利用でインシデント(情報漏えいなどの事故)が起きたときの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①自分の評価が下がらないように、誰にも報告せずに、なかったことにして作業を続ける。
  • ②起きたことは仕方がないため、原因を調べたり再発を防いだりする必要はないと考える。
  • ③決められた窓口に速やかに報告し、被害の拡大を防ぐ措置をとり、原因を調べて再発を防ぐ。
  • ④まず自分だけで原因を調べ尽くして、原因が分かるまでは誰にも報告しないまま作業を続ける。
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正解 ③決められた窓口に速やかに報告し、被害の拡大を防ぐ措置をとり、原因を調べて再発を防ぐ。
解説
AIツールの利用でインシデントが起きたときは、社内ガイドラインで決められた窓口に速やかに報告し、入力したデータの削除依頼やアカウントの停止などの被害の拡大を防ぐ措置をとり、原因を調べて再発防止策を講じることが基本です。
個人データの漏えいなどで、個人の権利利益を害するおそれが大きい場合は、個人情報保護法に基づき、個人情報保護委員会への報告と本人への通知が必要になることもあります。報告を遅らせたり隠したりすると、被害が大きくなります。

他の選択肢が不適切な理由
・原因を調べる必要はない:再発を防ぐためには、原因の調査が欠かせません。
・誰にも報告しない:報告が遅れると、被害が広がったり、法令上の報告の期限に間に合わなかったりするおそれがあります。
・原因が分かるまで報告しない:まず速やかに報告し、組織として被害の拡大を防ぐことが優先です。

覚え方のポイント
インシデント対応=「すぐ報告 → 被害を止める → 原因を調べる → 再発を防ぐ」。
問104-10

AIガバナンスと社内ガイドラインに関する次の記述a〜dのうち、適切なものの組合せを1つ選びなさい。
a.AIガバナンスでは、状況の変化に応じて継続的に見直すことが重要である。
b.APIキーは、社員の誰もが使えるよう公開の場所で共有するのがよい。
c.ツール選定では、入力データが学習に利用されるかどうかを確認する。
d.社内ガイドラインは一度作れば、その後の教育や見直しは不要である。

  • ①c・d
  • ②a・b
  • ③b・d
  • ④a・c
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正解 ④a・c
解説
aとcが適切です。
a:AIガバナンスでは、技術や社会の変化に応じて、目標の設定・運用・評価・見直しを繰り返す(アジャイル・ガバナンス)ことが重要です。
c:AIツールの選定では、入力データが学習に利用されるかどうか、データの保存・処理場所、セキュリティ対策などを確認します。

誤っている記述
・b:APIキーが漏れると、不正利用による高額な請求や情報漏えいにつながるため、適切に管理する必要があります。
・d:社内ガイドラインは、教育によって定着させ、モニタリングに基づいて継続的に見直す必要があります。

覚え方のポイント
ガバナンスは「作って終わり」ではなく「回し続ける」もの。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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