うつ病と診断されたAさん(20歳)は、SSRIを飲み始めたところである。家族から、飲み始めの時期に気をつけることを尋ねられた。SSRIなどの抗うつ薬を飲み始めた時期に注意すべきこととして、正しいものはどれか。
- ①効果がはっきり現れるまでには通常数時間で十分で、翌日には効果を判断できるとされる
- ②不安や焦燥、衝動性が高まる賦活症候群が起こることがあり、とくに若い人で注意する
- ③飲み始めの吐き気などの副作用は、量を増やすほど軽くなっていくとされている
- ④賦活症候群は高齢者にだけみられるもので、若い人では特に注意は必要ないとされる
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抗うつ薬は、効果が現れるまでに通常2〜4週間程度かかります。一方で、飲み始めや増量の時期に、不安、焦燥、不眠、イライラ、衝動性の高まりなどの「賦活症候群(アクチベーション症候群)」が起こることがあり、24歳以下の若い人では自殺に関する考えや行動が増えるおそれについて注意が促されています。
SSRIでは、飲み始めに吐き気などの消化器症状も出やすく、急にやめると、めまいや不安などの中断症候群が出ることがあります。
他の選択肢が誤りの理由
・数時間で十分:効果がはっきりするまでには、通常2週間から数週間かかります。
・量を増やすほど軽くなる:吐き気などの副作用は飲み始めや増量の時期に出やすく、量を増やすほど軽くなるわけではありません。
・高齢者にだけ:賦活症候群は、特に若い人で注意が必要とされています。
覚え方のポイント
抗うつ薬は「効くまで2〜4週間」「始めは賦活症候群に注意」「やめるときは少しずつ」。