B精神保健福祉士は、「息子が仕事をやめてから、家からほとんど出ない」という母親から相談を受けた。厚生労働省の「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」(2010年)における「ひきこもり」の定義として、正しいものはどれか。
- ①社会的参加を回避し、原則として1か月以上にわたり概ね家庭にとどまり続けている状態
- ②社会的参加を回避し、原則として6か月以上にわたり概ね家庭にとどまり続けている状態
- ③社会的参加を回避し、原則として3年以上にわたり自室から一歩も出ずにいる状態
- ④精神疾患の診断を受けた者が、原則として6か月以上にわたり家庭にとどまっている状態
答えと解説を見る
厚生労働省の「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」(2010年)は、ひきこもりを「様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学、非常勤職を含む就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6か月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を指す現象概念」と定義しています。
ひきこもりは病名ではなく状態を表す言葉で、背景に精神障害や発達障害が関係している場合もあります。
他の選択肢が誤りの理由
・1か月以上:期間の目安は原則として6か月以上です。
・3年以上・自室から一歩も出ない:期間が異なり、他者と交わらない形での外出をしていてもひきこもりに含まれます。
・精神疾患の診断を受けた者:診断の有無は定義の要件ではありません。
覚え方のポイント
ひきこもり=「社会的参加の回避」「原則6か月以上」「病名ではなく状態」「他者と交わらない外出は含む」。