2026年10月版・4-2

専門:インテーク・アセスメント・支援計画の一問一答

精神保健福祉士国家試験「ソーシャルワークの理論と方法(専門)」から、専門:インテーク・アセスメント・支援計画に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は五肢択一を基本とする多肢選択形式で、5つの選択肢から2つを選ぶ問題もあります。ここでは全て4択(正解は1つ)で出題し、2つを選ぶ問題は記述a〜dの組合せを選ぶ形で再現しています。

問14-2

精神保健福祉センターに、Aさん(35歳)が初めて相談に訪れた。インテーク(受理面接)で行うこととして、最も適切なものはどれか。

  • ①クライエントの主訴を聴いたうえで、利用できるサービスの申込みをその場で済ませてもらう
  • ②クライエントの生活歴と家族の状況を詳しく聴き取り、支援計画の案をその場で示す
  • ③クライエントの相談が機関の対象外であれば、他機関の名前を伝えてその場で相談を終える
  • ④クライエントの主訴を聴き、機関でできることを説明し、援助を始めるかを確かめる
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正解 ④クライエントの主訴を聴き、機関でできることを説明し、援助を始めるかを確かめる
解説
インテークは、援助の過程の入口にあたる受理面接です。クライエントの主訴(困りごとや求めていること)を丁寧に聴き、機関の機能や提供できる支援を説明し、クライエントと援助者が援助関係を結ぶかどうかを互いに確かめます。機関で対応が難しい場合は、適切な機関を紹介します(リファーラル)。
この段階では、ラポールを築くことが大切です。

他の選択肢が誤りの理由
・その場で申込みを済ませる:主訴と機関の機能が合うかを確かめ、援助関係を結ぶかどうかを本人と確かめることが先です。
・支援計画の案をその場で示す:詳しいアセスメントやプランニングは次の段階で、本人と一緒に時間をかけて行います。
・他機関の名前を伝えて終える:機関で対応が難しい場合も、適切な機関へ確実につなぐ(リファーラル)ことが大切です。

覚え方のポイント
援助の過程=インテーク→アセスメント→プランニング→支援の実施→モニタリング→評価・終結。インテークは「主訴・説明・合意」。
問24-2

B精神保健福祉士は、一人暮らしのAさん(60歳)の支援を検討するため、Aさんと一緒にエコマップを作ることにした。アセスメントで用いられるエコマップの説明として、正しいものはどれか。

  • ①クライエントの1日の生活時間の使い方を、時間の流れに沿って表した表
  • ②クライエントの家族の3世代以上の構成と関係を、決まった記号を使って表した図
  • ③クライエントと家族を中心に、周囲の人や機関との関係を線の種類で表した図
  • ④クライエントの症状の変化を、月ごとの点数の推移として表したグラフ
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正解 ③クライエントと家族を中心に、周囲の人や機関との関係を線の種類で表した図
解説
エコマップ(生態地図)は、ハートマン(Hartman, A.)が考案したもので、クライエントとその家族を中心に置き、周囲の人や機関、社会資源との関係を、線の種類(強い関係、弱い関係、ストレスのある関係など)や矢印(エネルギーの向き)で表した図です。
クライエントを取り巻く環境と社会資源のつながりを一目で把握でき、本人と一緒に作ることで、支えや課題に気付くきっかけにもなります。

他の選択肢が誤りの理由
・3世代以上の家族の構成と関係:ジェノグラム(家族関係図)の説明です。
・1日の生活時間の表:生活時間の把握のための表で、エコマップではありません。
・症状の変化のグラフ:エコマップではありません。

覚え方のポイント
エコマップ=「周りとのつながり(社会資源)」、ジェノグラム=「家族の構成と関係(3世代)」。
問34-2

ジェノグラムについて、正しいものはどれか。

  • ①クライエントの強みを、本人の内側と環境の側とに分けて整理した表
  • ②クライエントと地域の社会資源との関係を、線の太さや種類で表した図
  • ③家族の3世代以上の構成や関係を、四角や丸などの記号で表した図
  • ④クライエントの支援計画の目標と、その達成の期限を一覧にした表
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正解 ③家族の3世代以上の構成や関係を、四角や丸などの記号で表した図
解説
ジェノグラム(家族関係図、世代関係図)は、家族の3世代以上の構成と関係を、一般に男性は四角、女性は丸、死亡は×印などの記号を使って表した図です。
家族の歴史や関係のパターン、世代を越えて繰り返される課題などを把握するのに役立ちます。

他の選択肢が誤りの理由
・社会資源との関係:エコマップの説明です。
・強みの整理表:ストレングスアセスメントで用いられる表の説明です。
・目標と期限の一覧:支援計画の説明です。

覚え方のポイント
ジェノグラム=「家族の木(3世代・記号)」、エコマップ=「周りとの地図(社会資源・線)」。
問44-2

B精神保健福祉士は、就職がうまくいかないと話すAさん(30歳)のアセスメントを始めた。精神保健福祉士が行うアセスメントの考え方として、最も適切なものはどれか。

  • ①本人の病気の症状に焦点を絞り、生活の状況や本人の希望は別の機会に確認する
  • ②本人の困りごとだけでなく、強みや希望、周りの環境も含めて全体を理解する
  • ③援助者が必要と判断した情報だけを集め、本人の意見は計画の段階で聴く
  • ④一度行ったアセスメントの結果は、支援が終わるまで変えずに使い続ける
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正解 ②本人の困りごとだけでなく、強みや希望、周りの環境も含めて全体を理解する
解説
アセスメント(事前評価)は、本人の状況を全体的に理解し、支援の方向を考えるための段階です。困りごとや課題だけでなく、本人の強み、希望、これまでの生活歴、家族や地域などの環境、利用できる社会資源も含めて、本人と一緒に理解を深めていきます。
アセスメントは一度で終わるものではなく、支援の過程で新しい情報や変化があれば見直します(再アセスメント)。

他の選択肢が誤りの理由
・症状に焦点を絞る:生活全体と人と環境の関係を見ることが、ソーシャルワークのアセスメントの特徴です。
・本人の意見は計画の段階で聴く:アセスメントの段階から本人の参加が欠かせません。
・結果を変えずに使い続ける:状況の変化に応じて見直します。

覚え方のポイント
アセスメント=「全体(生活・環境)」「強みと希望」「本人と一緒に」「見直し続ける」。
問54-2

B精神保健福祉士は、「いつか自分のお店を持ちたい」と話すAさん(28歳、うつ病)と、支援計画をつくることになった。支援計画(プランニング)の作成について、最も適切なものはどれか。

  • ①本人の希望をもとに長期と短期の目標を立て、具体的で達成を確かめられる内容にする
  • ②本人の負担を考え、援助者が案を作って本人に説明し、本人の了承を得て確定させる
  • ③目標は「お店を持つ」という長期目標だけにし、本人の意欲を保つため短期目標は立てない
  • ④本人の夢は将来の課題として記録し、当面は機関で提供できるサービスの利用を目標とする
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正解 ①本人の希望をもとに長期と短期の目標を立て、具体的で達成を確かめられる内容にする
解説
支援計画は、アセスメントをふまえ、本人の希望を中心に、本人と一緒に作ります。長期目標(本人が目指す生活)と、それに向けた短期目標を立て、誰が、いつ、何を行うかを具体的にし、達成できたかどうかを確かめられる内容にします。
本人の言葉を計画に生かすことで、本人の主体的な取組を支えます。

他の選択肢が誤りの理由
・援助者が案を作って了承を得る:了承を得ていても、計画づくりに本人が参加していません。本人と一緒に作ります。
・長期目標だけにする:長期目標に向けた具体的な短期目標を立て、達成を確かめられるようにします。
・夢は記録にとどめ機関のサービス利用を目標に:本人の希望ではなく、機関の都合を中心に組み立てています。

覚え方のポイント
支援計画=「本人の希望が出発点」「長期と短期」「具体的・評価可能」「本人と一緒に」。
問64-2

B精神保健福祉士は、支援計画に基づいてサービスの利用を始めたAさん(45歳)について、次の段階の支援を行うことにした。援助の過程におけるモニタリングの説明として、正しいものはどれか。

  • ①支援を終えた後に、援助全体を振り返り、成果と課題をまとめて記録に残しておく
  • ②支援を始める前に、本人の生活の全体と課題、強みや環境を把握して整理する
  • ③最初の面接で主訴を聴き、援助関係を結ぶかどうかを本人と互いに確かめ合う
  • ④支援が計画どおりに提供されているか、本人の状況や目標の達成状況を確かめる
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正解 ④支援が計画どおりに提供されているか、本人の状況や目標の達成状況を確かめる
解説
モニタリングは、支援計画に基づく支援が実施されている途中で、支援が計画どおりに提供されているか、本人の状況にどのような変化があるか、目標の達成に向かっているか、新たなニーズが生じていないかなどを確かめる段階です。
必要に応じて再アセスメントを行い、計画を見直します。

他の選択肢が誤りの理由
・支援を始める前の全体の把握:アセスメントの説明です。
・最初の面接で主訴を聴く:インテークの説明です。
・支援を終えた後の振り返り:評価(事後評価)や終結の説明です。

覚え方のポイント
モニタリング=「途中の点検」。計画どおりか、効果はあるか、変化はないかを確かめます。
問74-2

援助の終結について、最も適切なものはどれか。

  • ①終結の時期は援助者が判断し、本人の不安を避けるため最後の面接で伝える
  • ②目標が達成されても、本人が不安を訴えている間は終結せずに面接を続ける
  • ③終結後は依存を防ぐため、同じ担当者には相談しないよう本人に伝えて終える
  • ④本人と一緒に援助を振り返り、困ったときに相談できる先を確かめて終える
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正解 ④本人と一緒に援助を振り返り、困ったときに相談できる先を確かめて終える
解説
終結は、目標が達成された、本人が終結を望む、ほかの機関に引き継ぐなどの理由で、援助関係を終える段階です。本人と一緒に援助の過程を振り返り、達成できたことや残された課題を確かめ、今後困ったときに相談できる先(再び相談できることを含む)を伝えて終えることが大切です。
終結に伴う本人の不安や喪失感にも配慮します。

他の選択肢が誤りの理由
・最後の面接で伝える:終結は前もって本人と話し合い、準備して迎えることが大切です。
・不安を訴える間は続ける:不安や喪失感には配慮しますが、目標の達成を本人と確かめ、合意して終結します。依存を強めないことも大切です。
・同じ担当者に相談しないよう伝える:終結後も、困ったときには再び相談できることを伝えます。

覚え方のポイント
終結=「一緒に振り返る」「合意して終える」「いつでも戻れる道を示す」。
問84-2

Aさん(40歳、男性)は、生活保護を受けながら一人で暮らしている。福祉事務所の紹介で相談支援事業所を訪れ、B精神保健福祉士に「最近眠れず、家に引きこもりがちで、どうしたらいいか分からない」と話した。インテーク面接でのB精神保健福祉士の対応として、最も適切なものはどれか。

  • ①眠れないと話しているので、まず精神科の受診先を紹介し、受診の後に相談を受けると伝える
  • ②生活保護の担当ケースワーカーに連絡し、これまでの経過を確かめてから面接を進めることにする
  • ③Aさんの話を丁寧に聴いて困りごとを確かめ、事業所でできることを説明して今後を話し合う
  • ④引きこもりがちなので、生活の立て直しのため日中活動の場の利用をすすめて面接を終える
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正解 ③Aさんの話を丁寧に聴いて困りごとを確かめ、事業所でできることを説明して今後を話し合う
解説
インテークでは、まずクライエントの話を丁寧に聴き、主訴(困りごとや求めていること)を確かめます。そのうえで、事業所が提供できる支援を説明し、今後どのように援助を進めるかを本人と話し合います。受診が必要と思われる場合も、本人の意向を確かめながら、受診の方法などを一緒に考えます。

他の選択肢が誤りの理由
・受診の後に相談を受けると伝える:受診が必要と思われる場合も、相談を後回しにせず、本人の意向を確かめながら受診の方法を一緒に考えます。
・ケースワーカーに経過を確かめてから面接:本人の話を聴く前に、本人の同意もなく情報を集めることになります。
・日中活動の利用をすすめて終える:本人の困りごとを十分に聴かないまま、支援の方法を決めています。

覚え方のポイント
インテークは「聴く」→「確かめる」→「説明する」→「一緒に決める」。
問94-2

ストレングスモデルのアセスメントで把握する「環境の強み」の例として、最も適切なものはどれか。

  • ①料理が得意で、手順を覚えれば一人で献立を考えて作れる
  • ②週末に一緒に料理を作る友人がいて、近くに公民館もある
  • ③いつか自分の店を持ちたいという、はっきりした希望がある
  • ④以前の入院を乗り越え、自分なりの服薬の工夫を続けてきた
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正解 ②週末に一緒に料理を作る友人がいて、近くに公民館もある
解説
ストレングスモデルのアセスメントでは、本人の強みとして、好きなこと・興味、得意なこと・技能、望み・希望、これまで乗り越えてきた経験などの「個人の強み」と、人間関係、社会資源、機会などの「環境の強み」を把握します。
一緒に料理を作る友人(人間関係)や、近くに通える公民館(地域の資源)は、本人を取り巻く「環境の強み」です。

他の選択肢が誤りの理由
・料理が得意で献立を考えて作れる:得意なこと・技能で、本人の「個人の強み」です。
・自分の店を持ちたいという希望:望み・希望で、「個人の強み」です。
・入院を乗り越え服薬の工夫を続けてきた:これまでの経験と工夫で、「個人の強み」です。

覚え方のポイント
強み=「好き・得意・希望・経験」(個人)+「人・場所・機会」(環境)。課題だけでなく、両方の強みを本人と一緒に見つけます。
問104-2

援助の過程について、正しいものの組合せはどれか。
a.エコマップは、家族の3世代以上の構成を記号で表した図である。
b.インテークでは、主訴を聴き、援助関係を結ぶかどうかを確かめる。
c.モニタリングは、支援の途中で計画の実施状況や変化を確かめることである。
d.アセスメントは、一度行えば支援が終わるまで見直さない。

  • ①b・c
  • ②a・d
  • ③a・b
  • ④c・d
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正解 ①b・c
解説
b:インテークでは、主訴を聴き、機関の機能を説明し、援助関係を結ぶかどうかを本人と確かめます。
c:モニタリングは、支援の途中で、支援が計画どおり提供されているか、本人の状況にどのような変化があるかなどを確かめることです。

他の記述が誤りの理由
a:家族の3世代以上の構成を記号で表した図はジェノグラムです。エコマップは、周囲の人や機関との関係を表した図です。
d:アセスメントは、状況の変化に応じて見直します(再アセスメント)。

覚え方のポイント
インテーク→アセスメント→プランニング→実施→モニタリング→評価・終結。各段階の役割と、エコマップとジェノグラムの違いを押さえます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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