B精神保健福祉士は、「一般の会社で働きたい」と話すAさん(30歳、統合失調症)に、IPSの考え方で就労支援を行うことにした。IPS(個別就労支援プログラム)の原則として、正しいものはどれか。
- ①一般就労を目標とし、本人が希望すれば症状などを理由に対象から除外しない
- ②一般就労の前に、作業所などで長期間の訓練を受けることを必須の条件とする
- ③就労支援の担当者と医療の担当者は、互いに情報を共有せずに別々に支援する
- ④仕事が見つかった時点で支援を終え、その後の職場への定着の支援は行わない
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IPS(Individual Placement and Support)は、ベッカー(Becker, D.)とドレイク(Drake, R.)らが体系化した、科学的根拠に基づく個別就労支援のモデルです。主な原則として、一般就労を目標とすること、本人が働きたいと希望すれば症状や障害の程度などを理由に除外しないこと(ゼロ除外)、就労支援と保健医療の支援を統合すること、本人の好みを尊重すること、福祉の制度や収入についての個別の相談を行うこと、迅速に職探しを始めること、職場の開拓を系統的に行うこと、期限を定めずに継続的に支援することが挙げられます。
他の選択肢が誤りの理由
・長期間の訓練を必須とする:IPSは「まず就職し、その後に訓練する(Place then Train)」考え方で、迅速な職探しを原則とします。
・医療と情報を共有しない:就労支援と保健医療の支援の統合が原則です。
・就職した時点で支援を終える:期限を定めず継続的に支援します。
覚え方のポイント
IPS=「一般就労」「ゼロ除外」「本人の好み」「迅速な職探し」「医療との統合」「継続支援」。