B精神保健福祉士は、治療を中断して自宅で過ごしているAさん(45歳)への訪問を始めることにした。精神障害のある人へのアウトリーチ(訪問による支援)の意義として、最も適切なものはどれか。
- ①受診や相談につながりにくい人の生活の場に出向き、関係をつくりながら支援する
- ②受診や相談につながりにくい人を見つけ、本人の同意がなくても病院へ移送する
- ③支援者の負担を減らすため、自宅を訪問する代わりに電話だけで状況を確かめる
- ④相談に来所した人に限って、その後の生活の様子を確かめるために自宅を訪問する
答えと解説を見る
アウトリーチは、支援を必要としながらも自ら相談や受診につながりにくい人(未治療の人、治療を中断した人、ひきこもりの人など)に対して、支援者が自宅などの生活の場に出向いて、関係をつくりながら必要な支援を届ける方法です。
本人の生活の場で、本人のペースに合わせてかかわることで、本人の希望や困りごとを理解しやすくなり、入院を防いで地域生活を続けることにもつながります。多職種チームによるACTや、精神科訪問看護も、アウトリーチの代表的な形です。
他の選択肢が誤りの理由
・同意がなくても病院へ移送:アウトリーチは、本人との関係をつくりながら支援を届けるもので、強制的な移送を目的とするものではありません。
・電話だけで確かめる:生活の場に出向くことに意義があります。
・来所した人に限る:来所できない人、相談につながりにくい人にこそ出向いて支援を届けます。
覚え方のポイント
アウトリーチ=「待つのではなく、出向く」。関係づくりから始めます。