2026年10月版・6-1

医学概論:ライフステージと身体の構造・機能の一問一答

精神保健福祉士国家試験「共通:医学概論・心理学・社会学」から、医学概論:ライフステージと身体の構造・機能に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は五肢択一を基本とする多肢選択形式で、5つの選択肢から2つを選ぶ問題もあります。ここでは全て4択(正解は1つ)で出題し、2つを選ぶ問題は記述a〜dの組合せを選ぶ形で再現しています。

問16-1

スキャモン(Scammon, R.)の発育曲線で、乳幼児期に最も早く発達し、6歳ごろまでに成人の約90%に達するとされる型はどれか。

  • ①神経型
  • ②一般型
  • ③リンパ型
  • ④生殖型
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正解 ①神経型
解説
スキャモンの発育曲線は、身体の器官の発育を、20歳の値を100%として4つの型で示したものです。
神経型:脳や神経系、目などで、乳幼児期に急速に発達し、6歳ごろまでに成人の約90%に達します。
一般型:身長・体重、筋肉、骨、内臓などで、乳幼児期と思春期に大きく伸びるS字状の曲線を描きます。
リンパ型:胸腺などのリンパ組織で、思春期の前(12歳ごろ)に成人の約2倍に達し、その後減少します。
生殖型:生殖器などで、思春期から急速に発達します。

他の選択肢が誤りの理由
・一般型:S字状に発育する型です。
・リンパ型:思春期前に成人の約2倍になる型です。
・生殖型:思春期に急速に発達する型です。

覚え方のポイント
神経型=早い(6歳で9割)、リンパ型=一度2倍に、生殖型=思春期から、一般型=S字。
問26-1

加齢に伴う身体の変化として、一般的にみられるものはどれか。

  • ①体内の水分の割合が減るため、のどの渇きを強く感じて水分をとりやすくなる
  • ②筋肉の量は減るが、骨の量は保たれるため、転倒しても骨折はしにくくなる
  • ③免疫の力は低下するが、発熱などの症状がはっきり出るので病気に気付きやすい
  • ④予備力や恒常性を保つ力が低下し、病気にかかると回復に時間がかかりやすい
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正解 ④予備力や恒常性を保つ力が低下し、病気にかかると回復に時間がかかりやすい
解説
加齢に伴い、臓器の予備力(ふだんより強い負荷に対応する余力)や、体温・血圧・体液などを一定に保つ力(恒常性の維持機能)、免疫の力などが低下します。そのため、高齢者は病気にかかりやすく、症状が典型的でなかったり、回復に時間がかかったりしやすくなります。
また、体内の水分の割合が減り、のどの渇きも感じにくくなるため脱水を起こしやすく、骨量の減少で骨折もしやすくなります。

他の選択肢が誤りの理由
・のどの渇きを強く感じる:加齢に伴い、のどの渇きを感じにくくなるため、水分が不足して脱水を起こしやすくなります。
・骨の量は保たれる:骨量も減少し、骨粗しょう症や骨折が増えます。
・症状がはっきり出る:高齢者は発熱などの症状が典型的に出ないことが多く、病気に気付くのが遅れやすくなります。

覚え方のポイント
加齢=「予備力・恒常性・免疫の低下」「脱水と骨折に注意」。
問36-1

心臓と血液の循環について、正しいものはどれか。

  • ①左心室から送り出された血液は、肺動脈を通って肺に送られる
  • ②右心室から送り出された血液は、大動脈を通って全身に送られる
  • ③右心室から送り出された血液は、肺動脈を通って肺に送られる
  • ④左心房に戻ってくる血液は、全身から戻ってきた静脈血である
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正解 ③右心室から送り出された血液は、肺動脈を通って肺に送られる
解説
血液の循環には、肺循環と体循環があります。
肺循環:右心室→肺動脈→肺(酸素を受け取る)→肺静脈→左心房
体循環:左心室→大動脈→全身→大静脈→右心房
肺動脈には二酸化炭素の多い静脈血が、肺静脈には酸素の多い動脈血が流れる点に注意が必要です。

他の選択肢が誤りの理由
・右心室から大動脈:大動脈に血液を送り出すのは左心室です。
・左心室から肺動脈:肺動脈に送り出すのは右心室です。
・左心房に全身からの静脈血:左心房には肺静脈から酸素の多い血液が戻ります。全身からの血液は右心房に戻ります。

覚え方のポイント
「右は肺へ、左は全身へ」。肺動脈=静脈血、肺静脈=動脈血がひっかけの定番です。
問46-1

インスリンについて、正しいものはどれか。

  • ①膵臓のα細胞から分泌され、血糖値を下げるはたらきをする
  • ②膵臓のβ細胞から分泌され、血糖値を下げるはたらきをする
  • ③甲状腺から分泌され、全身の代謝を高めるはたらきをする
  • ④副腎髄質から分泌され、血糖値を上げるはたらきをする
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正解 ②膵臓のβ細胞から分泌され、血糖値を下げるはたらきをする
解説
インスリンは、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるホルモンで、血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませるなどして、血糖値を下げるはたらきをします。インスリンの分泌が不足したり、はたらきが悪くなったりすると、糖尿病になります。
一部の抗精神病薬には血糖値を上げる副作用があるため、精神科の治療でも血糖の管理は大切です。

他の選択肢が誤りの理由
・α細胞から分泌され血糖値を下げる:膵臓のα細胞から分泌されるのはグルカゴンで、血糖値を上げるはたらきをします。
・甲状腺から分泌され代謝を高める:甲状腺ホルモンの説明です。
・副腎髄質から分泌され血糖値を上げる:アドレナリンの説明です。

覚え方のポイント
血糖値を下げるホルモンはインスリンだけ(膵臓β細胞)。上げるホルモンはグルカゴン・アドレナリン・コルチゾールなど複数。
問56-1

交感神経が優位にはたらいたときの身体の反応として、正しいものはどれか。

  • ①心拍数が減り、瞳孔が縮み、消化管の運動が盛んになる
  • ②心拍数が増え、瞳孔が開き、消化管の運動が抑えられる
  • ③心拍数が減り、瞳孔が開き、唾液の分泌が増える
  • ④心拍数が増え、瞳孔が縮み、消化管の運動が盛んになる
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正解 ②心拍数が増え、瞳孔が開き、消化管の運動が抑えられる
解説
自律神経系は、交感神経と副交感神経からなり、互いに反対のはたらきで体の状態を調節しています。
交感神経は「闘争か逃走か」の場面で優位になり、心拍数の増加、血圧の上昇、瞳孔の散大、気管支の拡張、消化管の運動の抑制、発汗などを起こします。
副交感神経は休息やリラックスの場面で優位になり、心拍数の減少、瞳孔の縮小、消化管の運動の促進、唾液の分泌の増加などを起こします。

他の選択肢が誤りの理由
・心拍数減少・瞳孔縮小・消化管運動促進:副交感神経が優位なときの反応です。
・残りの2つ:交感神経と副交感神経の反応が混ざっています。

覚え方のポイント
交感神経=「戦うモード」(心臓ドキドキ・目を見開く・食べるのは後回し)。副交感神経=「休むモード」。
問66-1

腎臓のはたらきとして、正しいものはどれか。

  • ①血液をろ過して老廃物を尿として排出し、体液の量や成分を一定に保つ
  • ②食べ物を消化して栄養を吸収し、不要なものを便として体外に排出する
  • ③血液中の酸素と二酸化炭素を交換し、呼吸のはたらきを担っている
  • ④胆汁をつくって十二指腸に送り、脂肪の消化を助けるはたらきをする
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正解 ①血液をろ過して老廃物を尿として排出し、体液の量や成分を一定に保つ
解説
腎臓は、血液をろ過して老廃物や余分な水分・塩分を尿として排出し、体液の量や電解質の濃度、酸とアルカリのバランスを一定に保つはたらきをします。血圧の調節や、赤血球の産生を促すホルモン(エリスロポエチン)の分泌、ビタミンDの活性化にもかかわります。
腎臓の機能単位はネフロン(糸球体と尿細管)です。炭酸リチウムなどの一部の薬は腎臓から排出されるため、腎機能の確認が大切です。

他の選択肢が誤りの理由
・消化と吸収、便の排出:消化管(胃・小腸・大腸)のはたらきです。
・酸素と二酸化炭素の交換:肺のはたらきです。
・胆汁をつくる:肝臓のはたらきです(胆汁は胆のうで濃縮・貯蔵されます)。

覚え方のポイント
腎臓=「ろ過して尿をつくる」「体液を一定に保つ」。機能単位はネフロン。
問76-1

栄養素の消化と吸収について、正しいものはどれか。

  • ①栄養素の多くは食道で吸収される
  • ②栄養素の多くは胃で吸収される
  • ③栄養素の多くは大腸で吸収される
  • ④栄養素の多くは小腸で吸収される
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正解 ④栄養素の多くは小腸で吸収される
解説
食べ物は、口、食道、胃、小腸(十二指腸・空腸・回腸)、大腸の順に通過します。胃ではペプシンなどによってたんぱく質の消化が始まり、小腸では膵液や腸液によって消化が進み、栄養素の多くが小腸の絨毛から吸収されます。
大腸では主に水分と電解質が吸収され、便がつくられます。

他の選択肢が誤りの理由
・胃:消化は行いますが、栄養素の吸収はわずかです(アルコールなど一部は吸収されます)。
・大腸:主に水分と電解質を吸収します。
・食道:食べ物を胃に送る通り道で、吸収は行いません。

覚え方のポイント
栄養の吸収=小腸、水分の吸収=大腸(小腸でも多くの水分が吸収されます)。
問86-1

高齢期にみられる骨粗しょう症について、正しいものはどれか。

  • ①骨量が減って骨がもろくなるが、閉経後の女性より男性に多くみられる病気である
  • ②骨量が減って骨がもろくなり、早くから強い痛みが出るため発見されやすい
  • ③骨量が減って骨がもろくなり、転倒による大腿骨の付け根の骨折などが起こる
  • ④骨量が減って骨がもろくなる病気で、喫煙や運動不足は発症に関係しないとされる
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正解 ③骨量が減って骨がもろくなり、転倒による大腿骨の付け根の骨折などが起こる
解説
骨粗しょう症は、骨量(骨密度)が減り、骨の構造がもろくなって骨折しやすくなる病気です。閉経後の女性に多く(女性ホルモンの減少が関係)、加齢、運動不足、カルシウムやビタミンDの不足、喫煙、ステロイド薬の長期使用なども危険因子です。
自覚症状が乏しいまま進むことが多く、転倒による大腿骨近位部(付け根)の骨折や、背骨の圧迫骨折などをきっかけに見つかることがあります。大腿骨近位部骨折は、寝たきりの原因にもなります。

他の選択肢が誤りの理由
・男性に多い:閉経後の女性に多い病気です(女性ホルモンの減少が関係します)。
・早い段階から強い痛みが出る:自覚症状が乏しいまま進むことが多く、骨折で初めて気付くこともあります。
・喫煙や運動不足は関係しない:喫煙、運動不足、カルシウムやビタミンDの不足なども危険因子です。

覚え方のポイント
骨粗しょう症=「閉経後の女性」「自覚症状が乏しい」「転倒→大腿骨近位部骨折→寝たきり」。
問96-1

呼吸のしくみについて、正しいものはどれか。

  • ①息を吸うときには、横隔膜がゆるんで上に持ち上がる
  • ②気管で、血液と空気の間で酸素と二酸化炭素の交換が行われる
  • ③肺胞で、血液と空気の間で酸素と二酸化炭素の交換が行われる
  • ④呼吸の中枢は小脳にあり、意識して呼吸を止めることはできない
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正解 ③肺胞で、血液と空気の間で酸素と二酸化炭素の交換が行われる
解説
空気は、鼻・口から気管、気管支を通って肺胞に達します。肺胞は毛細血管に囲まれており、ここで血液と空気の間で酸素と二酸化炭素の交換(ガス交換)が行われます。
息を吸うとき(吸気)は、横隔膜が収縮して下がり、胸郭が広がることで空気が入ります。呼吸の中枢は脳幹の延髄にあり、自動的に呼吸を調節していますが、意識して一時的に呼吸を止めることもできます。

他の選択肢が誤りの理由
・気管でガス交換:気管は空気の通り道で、ガス交換は肺胞で行われます。
・吸うときに横隔膜がゆるんで上がる:吸気では横隔膜は収縮して下がります。
・呼吸中枢は小脳:呼吸中枢は延髄です。

覚え方のポイント
ガス交換=肺胞、呼吸中枢=延髄、吸気=横隔膜が下がる。
問106-1

人体の構造と機能について、正しいものの組合せはどれか。
a.肺静脈には、酸素を多く含む血液が流れている。
b.交感神経が優位になると、瞳孔は縮小する。
c.呼吸の中枢は、小脳にある。
d.インスリンは、膵臓のβ細胞から分泌される。

  • ①b・c
  • ②a・d
  • ③a・b
  • ④c・d
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正解 ②a・d
解説
a:肺静脈は、肺で酸素を受け取った血液を左心房に戻す血管で、酸素を多く含む動脈血が流れています。
d:インスリンは、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌され、血糖値を下げます。

他の記述が誤りの理由
b:交感神経が優位になると、瞳孔は散大(拡大)します。縮小するのは副交感神経が優位なときです。
c:呼吸の中枢は延髄にあります。小脳は運動の協調と平衡にかかわります。

覚え方のポイント
肺静脈=動脈血、交感神経=瞳孔散大、インスリン=β細胞、呼吸中枢=延髄。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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