2026年版・0-3

数式・グラフ・英略語の読み方の一問一答

G検定(ジェネラリスト検定)「最初に覚える土台知識」から、数式・グラフ・英略語の読み方に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は多肢選択式で、問い方は問題ごとに異なりますが、ここでは4択で出題しています。

問10-3

関数 y = x² を x で微分したときの結果として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①2x
  • ②x
  • ③x²/2
  • ④2
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正解 ①2x
解説
xⁿ を x で微分すると n·xⁿ⁻¹ になります。y = x² なら、指数の2を前に出し、指数を1つ減らして 2x となります。微分は「ある点での傾き(変化の割合)」を表し、ニューラルネットワークの学習では、誤差を小さくする方向を知るために、この傾き(勾配)を計算します。

他の選択肢が不適切な理由
・x:指数を1つ減らしただけで、前に掛けるべき2が抜けています。
・x²/2:これは微分ではなく、x を積分したときの形(x²/2)と混同したものです。
・2:2x をもう一度微分した結果(2階微分)です。

覚え方のポイント
「肩の数字を前に出して、肩を1つ減らす」が微分の基本の形です。勾配降下法は「傾きが下り坂になる方向へ少しずつ進む」方法なので、微分の意味(傾き)をつかんでおくと、最適化手法の問題が理解しやすくなります。
問20-3

数式でよく使われる記号「Σ(シグマ)」の意味として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①指定した範囲の値をすべて掛け合わせる(総乗)
  • ②指定した範囲の値をすべて足し合わせる(総和)
  • ③値の平均からのばらつきの大きさ(分散)
  • ④ある点における関数の傾き(微分)
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正解 ②指定した範囲の値をすべて足し合わせる(総和)
解説
Σ(シグマ)は総和を表す記号で、下と上に書いた範囲の値をすべて足し合わせることを意味します。たとえば、i=1からnまでのΣ xᵢ は、x₁ + x₂ + … + xₙ です。平均は「Σで合計して、データの個数で割ったもの」、平均二乗誤差は「誤差の2乗をΣで合計して個数で割ったもの」というように、機械学習の多くの式に登場します。

他の選択肢が不適切な理由
・総乗:すべてを掛け合わせる記号はΠ(パイ、大文字)です。尤度(もっともらしさ)の計算などで使われます。
・分散:分散は記号σ²(小文字のシグマの2乗)で表されることが多く、Σとは区別されます。
・微分:微分は d/dx や ∂(偏微分)などの記号で表します。

覚え方のポイント
「大文字Σ=足し算の合計」「大文字Π=すべて掛け合わせる(総乗)」「小文字σ=標準偏差」。同じギリシャ文字でも、大文字と小文字で意味が変わる点に注意しましょう。
問30-3

学習の進み具合を表す「学習曲線」で、訓練データの誤差は下がり続けているのに、検証データの誤差が途中から上がり始めた。このとき考えられる状態として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①未学習(学習不足)の状態
  • ②学習率が小さすぎる状態
  • ③過学習が起き始めた状態
  • ④検証データが多すぎる状態
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正解 ③過学習が起き始めた状態
解説
訓練データの誤差が下がり続けるのに、検証データの誤差が途中から上がり始めるのは、モデルが訓練データに特有のばらつきまで覚え込み、未知のデータへの対応力(汎化性能)が落ち始めた状態、つまり過学習のサインです。この時点で学習を打ち切る方法を「早期終了(Early Stopping)」といい、簡単で効果の高い過学習対策として広く使われています。

他の選択肢が不適切な理由
・未学習(学習不足)の状態:未学習なら、訓練データの誤差自体が十分に下がりません。
・学習率が小さすぎる状態:その場合は、訓練データの誤差もなかなか下がらないはずです。
・検証データが多すぎる状態:検証データが多いことは、誤差が上がる原因にはなりません。

覚え方のポイント
2本の曲線が「開き始めたところ」が過学習の始まりです。早期終了は、ヒントンが「美しいフリーランチ(Beautiful FREE LUNCH)」と表現したことでも知られています。
問40-3

英略語「CNN」が表すものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①回帰型ニューラルネットワーク
  • ②敵対的生成ネットワーク
  • ③長・短期記憶
  • ④畳み込みニューラルネットワーク
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正解 ④畳み込みニューラルネットワーク
解説
CNNは Convolutional Neural Network の略で、日本語では「畳み込みニューラルネットワーク」です。画像の小さな領域ごとに特徴を取り出す「畳み込み層」と、情報をまとめる「プーリング層」を重ねた構造を持ち、画像認識で大きな成果を上げました。

他の選択肢が不適切な理由
・回帰型ニューラルネットワーク:RNN(Recurrent Neural Network)の訳で、文章や音声などの時系列データを扱います。
・敵対的生成ネットワーク:GAN(Generative Adversarial Network)の訳で、画像の生成などに使われます。
・長・短期記憶:LSTM(Long Short-Term Memory)の訳で、RNNを改良して長い系列の情報を保持できるようにしたものです。

覚え方のポイント
略語は元の英語で覚えると忘れにくくなります。C=Convolutional(畳み込み)、R=Recurrent(繰り返し・回帰)、G=Generative(生成)、A=Adversarial(敵対的)です。
問50-3

ベクトル a = (1, 2) と b = (3, 4) の内積として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①11
  • ②10
  • ③7
  • ④(3, 8)
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正解 ①11
解説
内積は、同じ位置にある成分どうしを掛けて、それらを足し合わせたものです。a・b = 1×3 + 2×4 = 3 + 8 = 11 となります。ニューラルネットワークでは、入力と重みの内積(に定数のバイアスを足したもの)を計算してから活性化関数に通すため、内積は最も基本的な計算の一つです。

他の選択肢が不適切な理由
・10:成分をすべて足した値(1+2+3+4)で、内積ではありません。
・7:1×3 と 2×2 を足すなど、組み合わせを取り違えた値です。
・(3, 8):成分どうしを掛けただけで足していない、要素ごとの積(アダマール積)です。内積の答えはベクトルではなく1つの数(スカラー)になります。

覚え方のポイント
「同じ位置どうしを掛けて、全部足す」。内積はベクトルどうしの向きの近さを表す指標にもなり、文章の意味の近さを測る「コサイン類似度」にも使われます。
問60-3

英略語「LLM」が表すものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①長・短期記憶
  • ②大規模言語モデル
  • ③機械学習基盤
  • ④大規模画像データセット
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正解 ②大規模言語モデル
解説
LLMは Large Language Model の略で、日本語では「大規模言語モデル」です。膨大な量の文章データで学習した、非常に多くのパラメータを持つ言語モデルで、文章の生成、要約、翻訳、質問への回答など、幅広い言語の課題をこなせます。現在の対話型の生成AIの多くは、Transformerを基盤とするLLMで作られています。

他の選択肢が不適切な理由
・長・短期記憶:LSTM(Long Short-Term Memory)の訳です。
・機械学習基盤:機械学習を運用するための仕組みを表す言葉で、LLMの意味ではありません。機械学習の運用の考え方はMLOpsと呼ばれます。
・大規模画像データセット:ImageNetなどの説明で、LLMとは関係ありません。

覚え方のポイント
LLMと近い言葉に「基盤モデル(Foundation Model)」があります。基盤モデルは、大量のデータで事前学習し、さまざまな用途に適応させられるモデルの総称で、LLMはその代表例です。
問70-3

「確率 P(A|B)」の意味として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①AとBが両方とも起きる確率
  • ②Aが起きたときに、Bが起きる確率
  • ③Bが起きたときに、Aが起きる確率
  • ④AかBの少なくとも一方が起きる確率
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正解 ③Bが起きたときに、Aが起きる確率
解説
P(A|B) は「条件付き確率」で、「Bが起きた(Bであると分かった)という条件のもとで、Aが起きる確率」を表します。縦棒「|」の右側が条件、左側が確率を求めたい出来事です。条件付き確率は、ベイズの定理やナイーブベイズ分類器、言語モデルが「前の単語が与えられたときに次の単語が出る確率」を計算する考え方などの基礎になります。

他の選択肢が不適切な理由
・AとBが両方とも起きる確率:これは同時確率で、P(A, B) や P(A∩B) と表します。
・Aが起きた条件のもとでBが起きる確率:これは P(B|A) で、一般に P(A|B) とは異なる値になります。
・少なくとも一方が起きる確率:これは P(A∪B) と表します。

覚え方のポイント
「縦棒の右が前提」と覚えましょう。P(A|B) と P(B|A) を取り違えないことが、ベイズの定理の計算問題を解く第一歩です。
問80-3

英略語「RNN」が表すものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①畳み込みニューラルネットワーク
  • ②敵対的生成ネットワーク
  • ③変分オートエンコーダ
  • ④回帰型ニューラルネットワーク
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正解 ④回帰型ニューラルネットワーク
解説
RNNは Recurrent Neural Network の略で、「回帰型ニューラルネットワーク」や「再帰型ニューラルネットワーク」と訳されます。前の時刻の情報を次の時刻の計算に引き継ぐ構造を持ち、文章や音声、株価のように順番に意味がある「時系列データ」の処理に使われます。長い系列では勾配消失が起きやすく、その改良版としてLSTMやGRUが考案されました。

他の選択肢が不適切な理由
・畳み込みニューラルネットワーク:CNN(Convolutional Neural Network)で、主に画像を扱います。
・敵対的生成ネットワーク:GAN(Generative Adversarial Network)で、生成器と識別器を競わせて学習します。
・変分オートエンコーダ:VAE(Variational Autoencoder)で、データを確率分布として表現する生成モデルです。

覚え方のポイント
Recurrent は「繰り返し現れる」という意味で、同じ計算を時刻ごとに繰り返す構造を表しています。「RNN=順番のあるデータ」「CNN=画像」と対応させて覚えましょう。
問90-3

データのばらつきを表す「標準偏差」と「分散」の関係として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①標準偏差は分散の正の平方根である
  • ②分散は標準偏差を2で割った値である
  • ③標準偏差は分散をデータ数で割った値である
  • ④分散と標準偏差は常に同じ値になる
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正解 ①標準偏差は分散の正の平方根である
解説
分散は、各データと平均との差(偏差)を2乗して平均した値で、データのばらつきの大きさを表します。ただし2乗しているため、単位も2乗になってしまいます(例:cm²)。そこで分散の正の平方根をとり、元のデータと同じ単位に戻したものが標準偏差です(例:cm)。

他の選択肢が不適切な理由
・分散は標準偏差を2で割った値:2で割るのではなく、標準偏差を2乗したものが分散です。
・標準偏差は分散をデータ数で割った値:データ数で割るのは、平均や分散を求める途中の計算です。
・常に同じ値になる:分散が0または1のときだけ一致しますが、一般には異なる値になります。

覚え方のポイント
「分散=標準偏差の2乗」「標準偏差=分散のルート」。記号では、標準偏差をσ(シグマ)、分散をσ²と書くことが多いので、記号とセットで覚えましょう。
問100-3

グラフの横軸にデータの値の範囲(階級)、縦軸にその範囲に入るデータの個数(度数)をとり、データの分布の形を表したものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①散布図
  • ②ヒストグラム
  • ③箱ひげ図
  • ④折れ線グラフ
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正解 ②ヒストグラム
解説
ヒストグラムは、データの値をいくつかの範囲(階級)に区切り、それぞれの範囲に入るデータの個数(度数)を柱の高さで表したグラフです。データがどのあたりに集中しているか、左右対称か偏っているか、外れ値があるかといった「分布の形」をひと目でつかむことができます。データ分析の最初の段階で、データの様子を確かめるためによく使われます。

他の選択肢が不適切な理由
・散布図:2つの項目の値を縦軸と横軸にとって点で表し、2つの項目の関係(相関)を見るグラフです。
・箱ひげ図:最小値・第1四分位数・中央値・第3四分位数・最大値を箱とひげで表し、ばらつきを比べるグラフです。
・折れ線グラフ:時間の経過にともなう値の変化を表すのに向いたグラフです。

覚え方のポイント
「分布の形=ヒストグラム」「2つの項目の関係=散布図」「ばらつきの比較=箱ひげ図」「時間の変化=折れ線グラフ」。データの前処理や探索的データ分析(EDA)の問題で問われます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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