単純パーセプトロン(入力層と出力層だけからなるモデル)の限界として、ミンスキーとパパートらが指摘した内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- ①直線で分けられる(線形分離可能な)問題も、まったく解くことができない。
- ②入力の数が2つを超えると、計算量が膨大になって学習が終わらなくなる。
- ③直線で分けられない(線形分離不可能な)問題は、正しく解くことができない。
- ④重みを更新する規則を持たず、学習データから重みを調整することができない。
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単純パーセプトロンは、1958年にフランク・ローゼンブラットが提案した、入力層と出力層だけからなるニューラルネットワークです。入力に重みを掛けて足し合わせ、その値がしきい値を超えるかどうかで出力を決めるため、クラスを直線(平面)で分けられる「線形分離可能」な問題しか解けません。1969年にマービン・ミンスキーとシーモア・パパートは、排他的論理和(XOR)のような単純な問題でさえ単純パーセプトロンでは解けないことを示し、これがニューラルネットワーク研究の停滞の一因となりました。
他の選択肢が不適切な理由
・線形分離可能な問題も解けない:線形分離可能な問題は、単純パーセプトロンで解くことができます。
・入力が2つを超えると学習が終わらない:入力の数が増えること自体が本質的な限界ではありません。
・重みを更新する規則を持たない:単純パーセプトロンには、誤りに応じて重みを修正する学習規則があり、線形分離可能な問題なら学習によって解けます。限界は学習規則の有無ではなく、直線でしか分けられない点にあります。
覚え方のポイント
この限界は、中間の層(隠れ層)を加えた「多層パーセプトロン」によって解決されます。「単純パーセプトロン=線形分離のみ・XORが解けない」「多層パーセプトロン=非線形な問題も解ける」と対比しましょう。