文章の中から、人名・地名・組織名・日付などの特定の種類の語句を見つけ出し、その種類を判定する自然言語処理の課題として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- ①固有表現抽出
- ②形態素解析
- ③係り受け解析
- ④感情分析
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固有表現抽出(NER:Named Entity Recognition)は、文章の中から人名・地名・組織名・日付・金額などの「固有表現」を見つけ出し、それぞれがどの種類かを判定する課題です。
たとえば「山田さんは4月に大阪の本社へ異動した」という文から、「山田(人名)」「4月(日付)」「大阪(地名)」を抜き出します。契約書からの情報の抽出、ニュース記事の整理、個人情報を伏せ字にする処理などに活用されています。
他の選択肢が不適切な理由
・形態素解析:文を意味を持つ最小の単位(形態素)に分割し、品詞などを判定する処理で、固有表現の種類を判定するものではありません。
・係り受け解析:文の中で、どの語句がどの語句を修飾しているか(係り受けの関係)を解析する処理です。
・感情分析:文章が肯定的か否定的かなど、書き手の感情や評価の傾向を判定する課題です。
覚え方のポイント
自然言語処理の基本の流れは「形態素解析(単語に分ける)→構文解析・係り受け解析(文の構造を調べる)→意味の解析」です。固有表現抽出・感情分析・文書分類などは、その上で行う応用の課題です。