2026年版・5-7

家事・休息・睡眠の介護の一問一答

介護福祉士国家試験「生活支援技術」から、家事・休息・睡眠の介護に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は五肢択一を基本とする形式ですが、ここでは4択で出題しています。

問15-7

訪問介護員(ホームヘルパー)が利用者の家事を支援するときの考え方として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①効率を優先し、訪問介護員が自分のやり方で手早く済ませる。
  • ②利用者のできることを活かし、一緒に行って意欲を引き出す。
  • ③利用者の家事のやり方は、介護職の方法に改めてもらう。
  • ④同居家族の分の調理や洗濯も、あわせてまとめて引き受ける。
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正解 ②利用者のできることを活かし、一緒に行って意欲を引き出す。
解説
家事は、その人がこれまで生活の中で担ってきた役割であり、生活の仕方や価値観が表れる営みです。家事の支援では、利用者のできることを活かし、できない部分を補いながら一緒に行うことで、生活への意欲や役割を保ち、自立した生活の継続を支えます。
訪問介護には、利用者と一緒に手助けや声かけをしながら家事を行う「自立生活支援・重度化防止のための見守り的援助」という考え方があり、身体介護として位置づけられています。

他の選択肢が不適切な理由
「効率を優先し、訪問介護員が自分のやり方で手早く済ませる。」は、利用者の力を活かす機会を奪い、その人の生活の仕方も尊重していないため不適切です。
「利用者の家事のやり方は、介護職の方法に改めてもらう。」は、長年の生活習慣やこだわりを否定することになり、利用者の生活の個別性を尊重していないため不適切です。安全や衛生に問題がある場合に限り、理由を説明して一緒に工夫します。
「同居家族の分の調理や洗濯も、あわせてまとめて引き受ける。」は、介護保険の生活援助は利用者本人の日常生活に必要なものに限られ、家族のための家事は対象外とされているため不適切です。

試験の罠
家事支援は「利用者と一緒に」「利用者のやり方を尊重」が正解の軸です。介護保険の生活援助では、家族のための家事、大掃除や庭の手入れなど日常生活の援助を超えるものは対象外という点も出題されます。
問25-7

訪問介護員(ホームヘルパー)が調理を支援するときの、食中毒予防の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①冷蔵庫に入れれば細菌は死ぬので、作り置きは長く保存できる。
  • ②生の肉を切った包丁とまな板で、そのまま生野菜を切っていく。
  • ③調理した料理を保存するときは、早く冷まして冷蔵庫に入れる。
  • ④解凍した肉が余ったときは、もう一度冷凍して次の調理に使う。
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正解 ③調理した料理を保存するときは、早く冷まして冷蔵庫に入れる。
解説
食中毒予防の三原則は、細菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」です。細菌の多くは20〜50℃くらいの温度で増えやすいため、調理した料理を保存するときは、浅い容器に小分けするなどして早く冷まし、冷蔵庫に入れて細菌を「増やさない」ようにします。
高齢者は抵抗力が弱く、食中毒になると重症化しやすいため、調理・保存・後片付けの各段階で予防を徹底することが大切です。

他の選択肢が不適切な理由
「冷蔵庫に入れれば細菌は死ぬので、作り置きは長く保存できる。」は誤りです。冷蔵庫の低い温度は細菌の増え方を遅くするだけで、細菌は死にません。保存した料理も早めに食べきります。
「生の肉を切った包丁とまな板で、そのまま生野菜を切っていく。」は、肉についていた細菌が、加熱しない生野菜に移るため不適切です。生の肉や魚を扱った調理器具は、洗って消毒してから使うか、使い分けます。
「解凍した肉が余ったときは、もう一度冷凍して次の調理に使う。」は、解凍している間に増えた細菌が残ったままになり、冷凍と解凍を繰り返すと食中毒の危険が高まるため不適切です。使う分だけ解凍します。

試験の罠
「冷蔵・冷凍で細菌は死なない(増えにくくなるだけ)」がよく問われます。食中毒予防は「つけない(手洗い・器具の使い分け)」「増やさない(低温保存)」「やっつける(十分な加熱)」で整理しましょう。
問35-7

ノロウイルスによる食中毒を予防するため、ノロウイルスの汚染のおそれがある二枚貝などの食品を加熱するときの、中心部の温度と時間の目安として、正しいものを1つ選びなさい。

  • ①60℃で5分間以上
  • ②75℃で1分間以上
  • ③100℃で10秒間以上
  • ④85〜90℃で90秒間以上
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正解 ④85〜90℃で90秒間以上
解説
ノロウイルスは、冬に多い感染性胃腸炎や食中毒の原因となるウイルスで、少ない量でも感染し、高齢者施設で集団発生することがあります。ノロウイルスの汚染のおそれがある二枚貝などの食品は、中心部の温度が85〜90℃で90秒間以上になるまで十分に加熱することが、厚生労働省によって示されています。
ノロウイルスは熱に比較的強いため、一般的な細菌より高い温度と長い時間の加熱が必要です。加熱の目安を知っておくことは、調理の支援だけでなく、施設での感染対策にも役立ちます。

他の選択肢が不適切な理由
「60℃で5分間以上」は、ノロウイルスを失活させる(感染力をなくす)には温度が低すぎるため誤りです。
「75℃で1分間以上」は、一般的な細菌による食中毒を予防するための加熱の目安です。ノロウイルスの汚染のおそれがある食品には、これより高い85〜90℃で90秒間以上が必要とされています。
「100℃で10秒間以上」は、加熱時間が短すぎるため、示されている目安とは異なり誤りです。温度だけでなく、加熱の時間も大切です。

試験の罠
一般の細菌は「75℃で1分以上」、ノロウイルスは「85〜90℃で90秒以上」と区別して覚えます。ノロウイルスはアルコールが効きにくく、嘔吐物などの消毒には次亜塩素酸ナトリウムを使う点もあわせて出題されます。
問45-7

衣類の洗濯表示で、洗濯おけの記号の中に「40」と書かれている表示の意味として、正しいものを1つ選びなさい。

  • ①液温は40℃を限度に、洗濯機で洗濯できる。
  • ②液温は40℃以上にして、洗濯機で洗濯する。
  • ③液温は40℃にして、手洗いでだけ洗濯できる。
  • ④底面温度が40℃までのアイロンをかけられる。
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正解 ①液温は40℃を限度に、洗濯機で洗濯できる。
解説
衣類の洗濯表示は、日本産業規格(JIS L 0001)で定められています。洗濯おけの形の記号は家庭での洗濯の方法を表し、中の数字は洗濯液の温度の上限を示しています。「40」の場合は、液温は40℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯ができるという意味です。
表示に従って洗濯すると、縮みや色落ち、生地の傷みを防げます。利用者が大切にしている衣類を長く使えるようにすることも、生活支援の一つです。

他の選択肢が不適切な理由
「液温は40℃以上にして、洗濯機で洗濯する。」は、数字は下限ではなく上限を表しているため誤りです。40℃を超える湯で洗うと、縮みなどの原因になります。
「液温は40℃にして、手洗いでだけ洗濯できる。」は誤りです。手洗いの場合は、洗濯おけの記号の中に手の絵が描かれた記号で表されます。
「底面温度が40℃までのアイロンをかけられる。」は誤りです。アイロンのかけ方はアイロンの形の記号で表され、温度は数字ではなく記号の中の点の数で示されます。

試験の罠
洗濯表示の基本記号は「おけ=家庭洗濯(数字は液温の上限、おけに手=手洗い)」「三角=漂白」「四角=乾燥」「アイロン=点の数で温度」「円=クリーニング」の5つです。記号ごとに意味を整理しましょう。
問55-7

Aさん(80歳、女性、要介護1)は軽度の認知症があり、一人暮らしをしている。訪問介護の生活援助で、週2回、訪問介護員(ホームヘルパー)が買い物を代行している。最近、Aさんから「お金を渡したはずなのに、お釣りが少ない気がする」と言われることがある。訪問介護員の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①本人の預金通帳とキャッシュカードを、事業所で預かって管理する。
  • ②買った品物と金額を記録し、レシートと釣り銭を本人と確認する。
  • ③特売品を選んで節約するため、希望と違う品物でも安い物を買う。
  • ④手続きを簡単にするため、訪問介護員の財布からまとめて支払う。
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正解 ②買った品物と金額を記録し、レシートと釣り銭を本人と確認する。
解説
買い物の代行では、お金のやり取りが誤解やトラブルの原因になりやすいため、預かった金額、買った品物と金額、釣り銭を記録に残し、レシートと釣り銭を利用者と一緒に確認することが大切です。
記録と確認の手順を毎回同じにすることで、Aさんの不安を和らげられるだけでなく、訪問介護員自身が疑われることも防げます。Aさんの「お釣りが少ない気がする」という訴えは、認知症の症状の変化を示している可能性もあるため、サービス提供責任者に報告して共有します。

他の選択肢が不適切な理由
「本人の預金通帳とキャッシュカードを、事業所で預かって管理する。」は、訪問介護員や事業所が利用者の財産を預かることは、トラブルや不正の原因となるため行いません。金銭管理の支援が必要な場合は、社会福祉協議会の日常生活自立支援事業などの利用を検討します。
「特売品を選んで節約するため、希望と違う品物でも安い物を買う。」は、利用者の自己決定を尊重せず、希望に沿わない買い物をすることになるため不適切です。
「手続きを簡単にするため、訪問介護員の財布からまとめて支払う。」は、個人のお金と利用者のお金が混ざり、金銭トラブルの原因になるため不適切です。

試験の罠
金銭に関わる支援は「記録」「本人と一緒に確認」「報告」が正解の軸です。通帳の預かりなど財産管理が必要な場合は、日常生活自立支援事業や成年後見制度につなぐ、という流れで覚えましょう。
問65-7

安眠を促すための支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①寝つきをよくするため、就寝の直前に熱い湯に入ってもらう。
  • ②眠れなくても、眠くなるまで床の中で横になり続けてもらう。
  • ③眠れないときは、寝酒を少し飲んでから床に入ってもらう。
  • ④寝室は静かで暗めにして、室温と湿度を快適な状態に保つ。
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正解 ④寝室は静かで暗めにして、室温と湿度を快適な状態に保つ。
解説
よい眠りのためには、寝室の環境を整えることが大切です。音や光は眠りを妨げるため、静かで暗めの環境にし、室温と湿度を季節に応じて快適な状態に保ちます。明るすぎる光、とくに寝る前の強い光は、眠りを促すホルモン(メラトニン)の分泌を抑えてしまいます。
高齢者は夜間にトイレに起きることが多いため、真っ暗にするのではなく、足元灯などで転倒を防ぐ配慮もあわせて行います。

他の選択肢が不適切な理由
「寝つきをよくするため、就寝の直前に熱い湯に入ってもらう。」は、熱い湯は交感神経を刺激して体を興奮させ、寝つきを悪くするため不適切です。入浴はぬるめの湯で、就寝の1〜2時間前にすませると、体温が下がるタイミングで眠りやすくなります。
「眠れなくても、眠くなるまで床の中で横になり続けてもらう。」は、眠れないまま床の中で過ごすと「床に入っても眠れない」という状態が習慣になりやすいため不適切です。眠くなってから床に入るようにします。
「眠れないときは、寝酒を少し飲んでから床に入ってもらう。」は、アルコールは一時的に寝つきをよくしても、夜中に目が覚めやすくなるなど眠りの質を下げるため不適切です。寝る前の飲酒は、よい眠りのためには控えます。

試験の罠
安眠の支援は「寝室は静か・暗め・快適な温湿度」「ぬるめの入浴は就寝1〜2時間前」「夕方以降のカフェインと寝酒を控える」「眠くなってから床に入る」がセットです。
問75-7

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」で示されている、高齢者の睡眠についての推奨として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①床の上で過ごす時間が、8時間以上にならないことを目安にする。
  • ②日中は長めの昼寝をとって、夜間に眠れない分を補うようにする。
  • ③眠れない夜は早めに床に入り、横になる時間を長く確保していく。
  • ④睡眠時間は年齢にかかわらず、毎日8時間以上とる必要がある。
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正解 ①床の上で過ごす時間が、8時間以上にならないことを目安にする。
解説
「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、高齢者について、長い床上時間(寝床の上で過ごす時間)が健康上のリスクとなるため、床上時間が8時間以上にならないことを目安に、必要な睡眠時間を確保することが推奨されています。
高齢になると必要な睡眠時間は短くなる傾向があるのに、寝床にいる時間は長くなりがちで、そのことが眠りを浅くし、健康にも悪影響を及ぼすとされています。あわせて、日中は長時間の昼寝を避けて活動的に過ごすことも推奨されています。

他の選択肢が不適切な理由
「日中は長めの昼寝をとって、夜間に眠れない分を補うようにする。」は、長い昼寝は夜間のよい眠りを妨げるため、ガイドでは長時間の昼寝を避けるよう示されており不適切です。
「眠れない夜は早めに床に入り、横になる時間を長く確保していく。」は、床上時間を長くすることになり、ガイドの推奨とは反対なので不適切です。
「睡眠時間は年齢にかかわらず、毎日8時間以上とる必要がある。」は誤りです。適切な睡眠時間には個人差があり、成人では6時間以上が目安とされ、高齢者ではそれより短くても十分な場合があります。

試験の罠
高齢者は「床上時間8時間以上にならない」「長い昼寝を避ける」がポイントです。成人の「睡眠時間6時間以上」と数字を入れ替えた選択肢に注意しましょう。
問85-7

Bさん(85歳、女性、要介護3)は、介護老人福祉施設に入所して2か月になる。最近、夜中に何度も目を覚まして廊下に出てくることが続いている。日中はほとんど居室で過ごし、昼食後から夕方までうとうとしている様子がみられる。介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①日中に眠そうなときは、居室のベッドで長く寝てもらう。
  • ②夜に起きてきたときは、すぐ睡眠薬を追加で飲んでもらう。
  • ③日中に日光を浴びて活動する機会をつくり、生活を整える。
  • ④眠くなるまで、居室の照明を明るくしてテレビを見てもらう。
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正解 ③日中に日光を浴びて活動する機会をつくり、生活を整える。
解説
人の体には、約24時間周期の体内時計(概日リズム)があり、朝から日中に光を浴びたり体を動かしたりすることで調整されます。Bさんは日中の活動量が少なく長く寝ているため、夜の眠りが浅くなり、昼夜のリズムが乱れていると考えられます。
日中に散歩やレクリエーション、窓辺での日光浴など、Bさんが興味をもてる活動の機会をつくると、夜に自然な眠気が訪れやすくなります。夜間に目を覚ます理由(トイレ、不安、痛みなど)がないかもあわせて確認します。

他の選択肢が不適切な理由
「日中に眠そうなときは、居室のベッドで長く寝てもらう。」は、日中の長い昼寝がさらに夜間の眠りを妨げ、昼夜逆転を強めるため不適切です。
「夜に起きてきたときは、すぐ睡眠薬を追加で飲んでもらう。」は、薬の使用や量を判断するのは医師であり、介護職の判断で追加することはできないため不適切です。まず生活リズムの見直しなど、薬に頼らない方法を検討します。
「眠くなるまで、居室の照明を明るくしてテレビを見てもらう。」は、夜間の強い光や画面の刺激が眠りを促すホルモンの分泌を抑え、目を覚ましてしまうため不適切です。

試験の罠
不眠の事例では、まず日中の過ごし方を確認します。「日中の活動と日光」が正解の定番で、「昼寝を長く」「夜に明るくする」「介護職の判断で薬」は誤りです。
問95-7

Cさん(77歳、男性、要介護1)は、医師から処方された睡眠薬を寝る前に服用している。夜間に1回ほどトイレに起きる習慣がある。訪問介護員(ホームヘルパー)がCさんと家族に伝える内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①服用後はすぐ床に入り、夜のトイレではふらつきに注意する。
  • ②よく効くように、寝る前の晩酌の酒と一緒に飲んでもらう。
  • ③よく眠れた日の翌日は、本人の判断で量を半分に減らしてよい。
  • ④翌朝ふらつきが残っていても、様子をみるだけで報告はしない。
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正解 ①服用後はすぐ床に入り、夜のトイレではふらつきに注意する。
解説
睡眠薬を飲むと、しばらくして眠気が強くなり、筋肉の力が抜けたり、ふらついたりすることがあります。服用後は家事などをせずにすぐ床に入ることが大切です。
とくに高齢者は薬の作用が長く続きやすく、夜間のトイレや翌朝に足元がふらついて転倒・骨折する危険があります。起き上がるときはゆっくり動き、トイレまでの動線に足元灯を置く、手すりを使うなどの工夫をするよう伝えます。

他の選択肢が不適切な理由
「よく効くように、寝る前の晩酌の酒と一緒に飲んでもらう。」は、アルコールと睡眠薬を一緒にとると薬の作用が強く出すぎ、ふらつきや呼吸の抑制などの危険があるため不適切です。
「よく眠れた日の翌日は、本人の判断で量を半分に減らしてよい。」は、薬の量の変更や中止は医師の判断で行うものであり、自己判断で変えると効果が不安定になったり、反動で眠れなくなったりするため不適切です。
「翌朝ふらつきが残っていても、様子をみるだけで報告はしない。」は、薬の作用が翌朝まで残っている(持ち越し)可能性があり、転倒の危険が高いため不適切です。サービス提供責任者を通じて医療職に報告します。

試験の罠
睡眠薬を使う人への支援は「服用後すぐ床に入る」「ふらつき・転倒に注意」「飲酒しない」「量の調整は医師」「翌朝の持ち越しは報告」の5点です。
問105-7

高齢者の安眠のための寝具の選び方として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①敷布団は、体が深く沈み込むやわらかいものほどよく眠れる。
  • ②枕は高いほど呼吸が楽になり、首への負担も少なくなる。
  • ③掛け布団は、重いものほど体が温まって眠りが深くなる。
  • ④マットレスは適度な硬さで、寝返りのしやすいものを選ぶ。
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正解 ④マットレスは適度な硬さで、寝返りのしやすいものを選ぶ。
解説
人は眠っている間に何度も寝返りをうち、同じ部位に体重がかかり続けるのを防いだり、布団の中の温度や湿度を調整したりしています。適度な硬さのマットレスや敷布団は、体を支えて背骨の自然な形を保ち、寝返りもしやすいため、よい眠りにつながります。
高齢者は筋力が低下して寝返りをうちにくくなるため、寝返りのしやすさはとくに大切です。ただし、褥瘡の危険が高い人には、医療職などと相談して体圧分散寝具を選びます。

他の選択肢が不適切な理由
「敷布団は、体が深く沈み込むやわらかいものほどよく眠れる。」は、腰などの重い部分が沈み込んで姿勢がゆがみ、寝返りもしにくくなるため不適切です。起き上がりの動作も難しくなります。
「枕は高いほど呼吸が楽になり、首への負担も少なくなる。」は、高すぎる枕は首が前に曲がって気道が狭くなり、首や肩にも負担がかかるため不適切です。枕は首の自然な曲がりを支える高さのものを選びます。
「掛け布団は、重いものほど体が温まって眠りが深くなる。」は、重い掛け布団は胸や足を圧迫して寝返りを妨げるため不適切です。軽くて保温性と吸湿性のよいものが適しています。

試験の罠
寝具は「敷布団・マットレスは適度な硬さ」「枕は高すぎない」「掛け布団は軽くて温かい」。やわらかすぎる寝具は寝返りと起き上がりを妨げ、自立の妨げにもなる点を押さえましょう。

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