恒常性(ホメオスタシス)の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- ①年齢とともに体のはたらきが少しずつ衰えること
- ②外の環境が変わっても体の内部を一定に保つこと
- ③同じ刺激を繰り返し受けると反応が弱まること
- ④病気の原因となる微生物から体を守るしくみ
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恒常性(ホメオスタシス)とは、暑さ寒さや食事、運動など体の外や内の条件が変わっても、体温、血液中の水分や塩分の量、血糖値、血液の酸性・アルカリ性の度合いなどを、一定の範囲に保とうとする体のはたらきです。
このしくみは、主に自律神経系と内分泌系(ホルモン)によって調節されています。高齢になるとこの調節力が弱まるため、脱水や熱中症、低体温などを起こしやすくなります。
他の選択肢が不適切な理由
「年齢とともに体のはたらきが少しずつ衰えること」は、年齢とともに体のはたらきが衰えることは「老化」(生理的老化)の説明です。恒常性は、変化する環境の中で体の内部を一定に保とうとするはたらきです。
「同じ刺激を繰り返し受けると反応が弱まること」は、同じ刺激を繰り返し受けると反応が弱まることは「慣れ(馴化)」と呼ばれる現象で、恒常性とは異なります。
「病気の原因となる微生物から体を守るしくみ」は、病気の原因となる微生物から体を守るしくみは「免疫」の説明です。免疫も体を守る大切なはたらきですが、恒常性そのものではありません。
試験の罠
恒常性の調節役は「自律神経」と「ホルモン(内分泌)」の2つです。高齢者は恒常性の維持機能が低下し、環境の変化に適応しにくいという形で出題されます。脱水や熱中症、低体温が高齢者に多い理由を、恒常性の低下と結びつけて説明できるようにしましょう。