人間の成長・発達の原則について、最も適切なものを1つ選びなさい。
- ①発達は手先から体の中心へ向かって進む
- ②発達の速さや時期には個人差がない
- ③発達は頭部から脚部の方向へ進んでいく
- ④発達の順序は人によって大きく異なる
答えと解説を見る
成長・発達にはいくつかの共通する原則があります。その1つが方向性で、発達は頭部から脚部へ(首がすわる→おすわり→立つ→歩く)、体の中心から末端へ(肩や腕→手→指先)という方向に進みます。
このほか、発達は決まった順序で連続して進むこと(順序性)、進む速さや時期には個人差があること、ある能力を身につけるのに適した時期があること(臨界期・敏感期)なども原則とされます。
他の選択肢が不適切な理由
「発達は手先から体の中心へ向かって進む」は、発達は体の中心から末端へ向かって進みます。腕全体を動かせるようになってから、手、そして指先の細かい動きができるようになります。
「発達の速さや時期には個人差がない」は、発達の順序はおおむね共通していますが、進む速さや時期には一人ひとり個人差があります。目安の月齢より遅れても、すぐに異常とは限りません。
「発達の順序は人によって大きく異なる」は、発達は、首がすわってからおすわり、立つ、歩くというように、多くの人でおおむね同じ順序で進みます(順序性)。順序が人によって大きく異なるわけではありません。
試験の罠
「順序は共通、速さは個人差あり」の対比が問われます。方向性は「頭から足へ」「中心から末端へ」の2つをセットで覚えましょう。発達の遅れを判断するときも、この個人差の原則を踏まえて見守ることが大切です。