くも膜下出血の原因として最も多いものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
- ①頭を打った後の静脈からの出血
- ②脳の動脈にできたこぶの破裂
- ③心臓の中にできた血栓の流入
- ④脳の細い動脈に起きた動脈硬化
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くも膜下出血は、脳の表面をおおう膜(くも膜)の下に出血が広がる病気で、原因として最も多いのは、脳の動脈にできたこぶ(脳動脈瘤)が破裂することです。
典型的には「これまでに経験したことのない激しい頭痛」が突然起こり、吐き気や意識の低下を伴うこともあります。命にかかわることが多く、再出血を防ぐために一刻も早い治療が必要です。突然の激しい頭痛を訴えたときは、ただちに医療職に伝え、救急の対応につなげることが大切です。
他の選択肢が不適切な理由
「頭を打った後の静脈からの出血」は、頭を打った後、数週間から数か月かけて脳の表面の静脈から出血がたまる慢性硬膜下血腫の原因です。くも膜下出血の主な原因ではありません。
「心臓の中にできた血栓の流入」は、心房細動などで心臓の中にできた血栓が脳の血管に流れて詰まる、心原性脳塞栓症(脳梗塞の一種)の原因です。
「脳の細い動脈に起きた動脈硬化」は、脳の深い部分の細い動脈が詰まるラクナ梗塞の主な原因です。出血ではなく、血管が詰まる病気です。
試験の罠
くも膜下出血は「脳動脈瘤の破裂」「突然の激しい頭痛」がキーワードです。慢性硬膜下血腫は「頭部打撲の後、じわじわと物忘れや歩行障害が出る」と区別しましょう。