2026年版・8-1

医療的ケア実施の基礎の一問一答

介護福祉士国家試験「医療的ケア」から、医療的ケア実施の基礎に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は五肢択一を基本とする形式ですが、ここでは4択で出題しています。

問18-1

社会福祉士及び介護福祉士法に基づき、介護福祉士が医師の指示の下に行うことのできる喀痰吸引等に含まれるものとして、正しいものを1つ選びなさい。

  • ①口腔内の喀痰吸引
  • ②インスリンの注射
  • ③摘便
  • ④褥瘡の処置
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正解 ①口腔内の喀痰吸引
解説
社会福祉士及び介護福祉士法の改正(2012年4月施行)により、介護福祉士や一定の研修を修了した介護職員が、医師の指示の下で、一定の条件を満たして喀痰吸引等を行えるようになりました。
喀痰吸引等として定められているのは、口腔内の喀痰吸引、鼻腔内の喀痰吸引、気管カニューレ内部の喀痰吸引、胃ろうまたは腸ろうによる経管栄養、経鼻経管栄養の5つの行為です。それ以外の医行為を介護福祉職が行うことはできません。

他の選択肢が不適切な理由
「インスリンの注射」は、インスリンの注射は医行為であり、喀痰吸引等には含まれません。介護福祉職が行うことはできず、医師や看護職員、または本人や家族が行います。
「摘便」は、肛門から指を入れて便をかき出す摘便は医行為であり、喀痰吸引等には含まれません。介護福祉職が行えるのは、市販の浣腸器を用いた浣腸など、医行為にあたらないとされる行為に限られます。
「褥瘡の処置」は、褥瘡の処置は医行為であり、喀痰吸引等には含まれません。介護福祉職は、褥瘡の予防や、皮膚の状態を観察して医療職に報告する役割を担います。

試験の罠
喀痰吸引等の5行為「口腔内・鼻腔内・気管カニューレ内部の吸引」「胃ろう・腸ろう」「経鼻経管栄養」は必ず言えるようにします。インスリン注射、摘便、褥瘡の処置は含まれないという形で問われます。
問28-1

標準予防策(スタンダードプリコーション)において、感染の可能性があるものとして取り扱うものとして、正しいものを1つ選びなさい。

  • ①汗
  • ②傷のない皮膚
  • ③痰
  • ④洗濯後のシーツ
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正解 ③痰
解説
標準予防策は、感染症の有無にかかわらず、すべての人の血液、体液、分泌物(痰や唾液など)、排泄物(尿や便など)、傷のある皮膚、粘膜を、感染の可能性があるものとして取り扱う考え方です。
喀痰吸引や経管栄養の前後、排泄の介助などでは、手洗いまたは手指消毒を行い、痰や排泄物に触れるおそれがあるときは使い捨て手袋を着用し、飛び散るおそれがあるときはマスクやエプロン、ゴーグルなどを使用します。

他の選択肢が不適切な理由
「汗」は、標準予防策で感染の可能性があるものとして扱う体液からは除かれています。
「傷のない皮膚」は、傷のない健康な皮膚は、標準予防策の対象ではありません。対象となるのは、傷のある皮膚と粘膜です。
「洗濯後のシーツ」は、洗濯済みの清潔なシーツは、感染の可能性があるものとしては扱いません。ただし、血液や排泄物などで汚れたリネン類は、感染の可能性があるものとして取り扱います。

試験の罠
標準予防策の対象は「血液・体液・分泌物・排泄物(汗を除く)・傷のある皮膚・粘膜」です。「汗は除く」「傷のない皮膚は対象外」が頻出のひっかけです。手袋を外した後にも手洗いが必要である点もよく問われます。
問38-1

登録喀痰吸引等事業者の事業所で、介護福祉士が喀痰吸引等を実施する場合の取り扱いとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①医師の指示は、口頭で受ければ文書はなくてもよい
  • ②実施計画書を作成し、実施の状況を医師に報告する
  • ③計画書の内容は、本人や家族に説明しなくてもよい
  • ④安全委員会は、介護職員だけで構成すればよい
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正解 ②実施計画書を作成し、実施の状況を医師に報告する
解説
介護福祉士が喀痰吸引等を行う事業所(登録喀痰吸引等事業者)には、社会福祉士及び介護福祉士法施行規則で、医師・看護職員との連携や安全確保のための基準が定められています。医師の文書による指示を受け、医師または看護職員との連携の下で利用者ごとに実施計画書を作成し、実施の状況を記載した報告書を作成して医師に提出することが求められます。
こうした計画と報告の仕組みによって、利用者の状態の変化を医療職と共有し、安全に喀痰吸引等を続けることができます。

他の選択肢が不適切な理由
「医師の指示は、口頭で受ければ文書はなくてもよい」は、介護福祉士が喀痰吸引等を行うときは、医師の文書による指示を受けることとされています。口頭の指示だけで実施することはできません。
「計画書の内容は、本人や家族に説明しなくてもよい」は、実施計画書の内容は、利用者本人またはその家族等に説明し、同意を得ることが求められています。説明と同意は、喀痰吸引等を始める前に行います。
「安全委員会は、介護職員だけで構成すればよい」は、安全確保の体制として、医師または看護職員を含む者で構成される安全委員会を設置することが求められています。介護職員だけで構成するものではありません。

試験の罠
登録の基準は「医師の文書による指示」「医師・看護職員による定期的な状態確認」「実施計画書の作成と本人・家族への説明と同意」「実施状況の報告書を医師へ提出」「緊急時の連絡方法を決めておく」「医療職を含む安全委員会」がセットです。「口頭でよい」「説明しなくてよい」「介護職員だけで」は誤りの定番です。
問48-1

喀痰吸引等研修のうち、特定の利用者に対して必要な行為だけを行うことを目的とし、主に重度の障害のある人の在宅支援などを想定した研修の課程として、正しいものを1つ選びなさい。

  • ①第1号研修
  • ②第2号研修
  • ③実務者研修
  • ④第3号研修
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正解 ④第3号研修
解説
介護福祉士以外の介護職員が喀痰吸引等を行うための喀痰吸引等研修には、3つの課程があります。第1号研修と第2号研修は、不特定多数の利用者を対象とする課程で、第3号研修は、特定の利用者を対象とし、その人に必要な行為に限って研修する課程です。
第3号研修は、重度の障害のある人の在宅での生活など、特定の人との関係が続く場面を想定しています。研修を修了した後、都道府県知事の認定を受けて、認定特定行為業務従事者として喀痰吸引等を行います。

他の選択肢が不適切な理由
「第1号研修」は、不特定多数の利用者を対象とする課程で、口腔内・鼻腔内・気管カニューレ内部の喀痰吸引と、胃ろう・腸ろう・経鼻経管栄養の5つの行為すべてを実施できるようになる課程です。特定の利用者に限った課程ではありません。
「第2号研修」は、第1号研修と同じく不特定多数の利用者を対象とする課程ですが、実施できるのは5つの行為のうち実地研修を修了した行為に限られます。特定の利用者に限った課程ではありません。
「実務者研修」は、介護福祉士の受験資格に関わる研修で、医療的ケアの基本的な知識を学ぶ内容が含まれています。喀痰吸引等研修の3つの課程の1つではありません。

試験の罠
「第1号=不特定多数・5行為すべて」「第2号=不特定多数・実地研修を修了した行為のみ」「第3号=特定の者」の区別が問われます。どの課程でも、修了後に都道府県知事の認定を受けて初めて実施できます。
問58-1

喀痰吸引等を行う事業所について、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①都道府県知事の登録を受けた事業所で実施する
  • ②厚生労働大臣の許可を受けた事業所に限られる
  • ③市町村長に届け出れば、どの事業所でも実施できる
  • ④病院や診療所などの医療機関でのみ実施できる
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正解 ①都道府県知事の登録を受けた事業所で実施する
解説
介護福祉士や認定特定行為業務従事者が喀痰吸引等を行うには、その事業所が都道府県知事の登録を受けている必要があります。介護福祉士が行う場合は登録喀痰吸引等事業者、介護福祉士以外の介護職員(認定特定行為業務従事者)が行う場合は登録特定行為事業者として登録します。
登録にあたっては、医師・看護職員との連携の確保、実施計画書の作成、安全確保のための体制の整備、感染症予防の措置などが求められます。介護保険施設やグループホーム、障害者支援施設、訪問介護事業所など、医療機関以外の場所で喀痰吸引等を行えるようにするための仕組みです。

他の選択肢が不適切な理由
「厚生労働大臣の許可を受けた事業所に限られる」は、登録を行うのは都道府県知事です。厚生労働大臣の許可を受ける仕組みではありません。
「市町村長に届け出れば、どの事業所でも実施できる」は、市町村長への届出では足りず、都道府県知事の登録を受けることが必要です。
「病院や診療所などの医療機関でのみ実施できる」は、喀痰吸引等の制度は、介護保険施設、障害者支援施設、在宅(訪問介護)など、医療機関以外の場で介護職員が喀痰吸引等を行えるようにするための仕組みです。

試験の罠
事業所の登録名は「登録喀痰吸引等事業者(介護福祉士が実施)」と「登録特定行為事業者(認定特定行為業務従事者が実施)」の2種類で、どちらも都道府県知事に登録します。
問68-1

消毒と滅菌について、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①消毒は、すべての微生物を完全に死滅させることだ
  • ②滅菌物は、開封した後も長く無菌の状態が保たれる
  • ③滅菌は、すべての微生物を死滅または除去することだ
  • ④アルコールはノロウイルスに対して効果が十分に高い
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正解 ③滅菌は、すべての微生物を死滅または除去することだ
解説
滅菌とは、病原性の有無にかかわらず、すべての微生物を死滅させるか取り除き、完全に無菌の状態にすることです。一方、消毒とは、病原性のある微生物を、害のない程度まで減らしたり、感染力を失わせたりすることで、すべての微生物をなくすわけではありません。
気管カニューレ内部の吸引では、滅菌された吸引カテーテルを使うなど、清潔を保つ度合いが高く求められます。滅菌物は、使用期限や包装の破れがないかを確認してから使います。

他の選択肢が不適切な理由
「消毒は、すべての微生物を完全に死滅させることだ」は、すべての微生物を完全に死滅させるのは滅菌です。消毒は、病原性のある微生物を害のない程度まで減らすことをいいます。
「滅菌物は、開封した後も長く無菌の状態が保たれる」は、滅菌物は、包装を開封すると空気中の微生物にふれるため、無菌の状態は保たれなくなります。開封後は速やかに使用します。
「アルコールはノロウイルスに対して効果が十分に高い」は、ノロウイルスは、アルコールが効きにくいとされています。ノロウイルスが疑われる嘔吐物や便の処理には、次亜塩素酸ナトリウムを用います。

試験の罠
「滅菌=すべての微生物をなくす」「消毒=害のない程度に減らす」「洗浄=汚れを取り除く」を区別します。ノロウイルスには次亜塩素酸ナトリウムという点も感染対策の頻出事項です。
問78-1

ヒヤリハット報告について、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①当事者の責任を明らかにするために報告を行う
  • ②事故に至らない事例も報告し、再発防止に生かす
  • ③利用者に影響がなければ、報告しなくてもよい
  • ④報告は口頭で行い、記録には残さないようにする
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正解 ②事故に至らない事例も報告し、再発防止に生かす
解説
ヒヤリハットとは、事故には至らなかったものの、ヒヤリとしたりハッとしたりした出来事のことです。1つの重大な事故の背景には、多くの軽い事故と、さらに多くのヒヤリハットがあるといわれています(ハインリッヒの法則)。
ヒヤリハットを報告し、原因を分析して対策をチームで共有することで、重大な事故を未然に防ぐことができます。喀痰吸引等の医療的ケアでも、ヒヤリハットや事故の報告を集めて分析し、安全対策に生かす体制を整えることが求められます。

他の選択肢が不適切な理由
「当事者の責任を明らかにするために報告を行う」は、ヒヤリハット報告の目的は、個人の責任を追及することではなく、原因を分析して再発を防ぐことです。責任を追及する雰囲気があると、報告がされにくくなります。
「利用者に影響がなければ、報告しなくてもよい」は、利用者に影響がなかった出来事こそ、重大な事故の前触れとして報告し、対策に生かすことが大切です。
「報告は口頭で行い、記録には残さないようにする」は、ヒヤリハットは、文書で記録を残して情報を共有し、原因の分析や対策の検討に生かします。口頭だけでは情報が共有されず、再発防止につながりにくくなります。

試験の罠
ヒヤリハット報告は「責任追及ではなく再発防止」「事故に至らなくても報告」「記録して共有」です。ハインリッヒの法則(1:29:300)もあわせて覚えておきましょう。
問88-1

成人に対する心肺蘇生の胸骨圧迫として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①1分間に60回程度のゆっくりしたテンポで押す
  • ②胸が1〜2cm程度沈むくらいの浅さで押す
  • ③胸の左側の、心臓の真上にあたる部分を押す
  • ④1分間に100〜120回のテンポで強く押す
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正解 ④1分間に100〜120回のテンポで強く押す
解説
反応がなく、普段どおりの呼吸がない人には、ただちに胸骨圧迫を始めます。胸の真ん中(胸骨の下半分)に手のひらの付け根を置き、1分間に100〜120回のテンポで、胸が約5cm沈むように強く、速く、絶え間なく押します。押した後は、胸が元の高さに戻るよう力を抜きます。
AED(自動体外式除細動器)が届いたら、すぐに電源を入れ、音声の指示に従います。胸骨圧迫の中断はできるだけ短くします。

他の選択肢が不適切な理由
「1分間に60回程度のゆっくりしたテンポで押す」は、1分間に60回程度では遅すぎて、脳や心臓に十分な血液を送ることができません。1分間に100〜120回のテンポで押します。
「胸が1〜2cm程度沈むくらいの浅さで押す」は、胸が1〜2cm程度しか沈まない浅い圧迫では、十分な血液を送り出せません。成人では胸が約5cm沈むように押します(6cmを超えないようにします)。
「胸の左側の、心臓の真上にあたる部分を押す」は、胸骨圧迫は、胸の左側ではなく、胸の真ん中にある胸骨の下半分を押します。

試験の罠
胸骨圧迫は「胸の真ん中・約5cm・1分間に100〜120回・中断を最小限に」です。回数、深さ、位置の数字を少しずつずらした選択肢が出やすいので注意しましょう。
問98-1

介護老人福祉施設の介護福祉職は、食堂の床に倒れている利用者のXさんを発見した。肩をたたきながら大きな声で呼びかけたが、反応がない。このとき、介護福祉職が最初に行う対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①大声で応援を呼び、119番通報とAEDを頼む
  • ②看護職員が来るまで、体に触れずにそのまま待つ
  • ③意識を戻すため、上半身を起こして体を揺さぶる
  • ④状況を記録に残してから、家族に連絡をする
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正解 ①大声で応援を呼び、119番通報とAEDを頼む
解説
反応がない人を発見したら、その場で大声で周囲の人に助けを求め、119番通報とAEDの手配を依頼します。一人で抱え込まず、できるだけ早く多くの人を集めることが救命の第一歩です。
その後、普段どおりの呼吸があるかを確認し、呼吸がない、または判断に迷う場合は、ただちに胸骨圧迫を始めます。施設では、看護職員への連絡など、あらかじめ定められた緊急時の対応手順に沿って動くことも大切です。

他の選択肢が不適切な理由
「看護職員が来るまで、体に触れずにそのまま待つ」は、反応がない場合は一刻を争うため、看護職員の到着をただ待つのではなく、応援を呼び、119番通報とAEDの手配を依頼して、呼吸の確認と必要な救命処置を始めます。
「意識を戻すため、上半身を起こして体を揺さぶる」は、意識のない人の体を揺さぶると、頭や首にけがをしている場合に悪化させるおそれがあります。肩を軽くたたきながら呼びかけて反応を確かめ、反応がなければすぐに応援を呼びます。
「状況を記録に残してから、家族に連絡をする」は、記録や家族への連絡は大切ですが、救命処置が終わり状況が落ち着いてから行います。最初に行うのは、応援の要請と119番通報、AEDの手配です。

試験の罠
一次救命処置の流れは「安全確認→反応の確認→大声で応援・119番通報とAED→呼吸の確認→胸骨圧迫」です。記録や家族連絡を先にする選択肢は順序の誤りです。
問108-1

パルスオキシメーターによる経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)の測定について、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①指に塗ったマニキュアは、測定値に影響しない
  • ②SpO2が90%程度でも正常範囲なので報告は不要
  • ③手足が冷たいと正しく測定できないことがある
  • ④指を強く締めつけて固定すると、正確に測れる
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正解 ③手足が冷たいと正しく測定できないことがある
解説
パルスオキシメーターは、指先などに光を当てて、血液中の赤血球(ヘモグロビン)がどのくらい酸素と結びついているかを測る機器です。手足が冷たく血流が悪いとき、体が動いているとき、マニキュアやジェルネイルをしているときなどは、正しく測定できないことがあります。
喀痰吸引の前後では、SpO2や顔色、呼吸の状態を観察し、ふだんの値より下がっている場合は医療職に報告します。数値だけでなく、本人の様子とあわせて判断することが大切です。

他の選択肢が不適切な理由
「指に塗ったマニキュアは、測定値に影響しない」は、マニキュアやジェルネイルは光の通り方を妨げるため、測定値が不正確になることがあります。測定前に確認し、必要に応じて別の指で測るなどの対応をします。
「SpO2が90%程度でも正常範囲なので報告は不要」は、SpO2の目安はおおむね96〜99%で、90%程度は体の酸素が不足している状態です。医療職に速やかに報告する必要があります。
「指を強く締めつけて固定すると、正確に測れる」は、指を強く締めつけると血流が妨げられ、正確に測れなくなります。機器は適切な大きさのものを使い、締めつけすぎないようにします。

試験の罠
SpO2の測定誤差の原因は「冷え・体動・マニキュア・締めつけ」です。喀痰吸引の前後で必ず観察する項目として、医療的ケアの問題でも繰り返し出題されます。

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