2026年版・0-3

給排水衛生設備の全体像と基本用語の一問一答

1級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「最初に覚える土台知識」から、給排水衛生設備の全体像と基本用語に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、応用能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問10-3
給水方式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①水道直結増圧方式は、受水槽を設けずに増圧ポンプで給水する。
  • ②水道直結直圧方式は、受水槽の水をポンプで各所へ給水する。
  • ③高置水槽方式は、高置水槽から重力によって各所へ給水する。
  • ④ポンプ直送方式は、受水槽の水をポンプで直接各所へ送る。
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正解 ②水道直結直圧方式は、受水槽の水をポンプで各所へ給水する。
解説
水道直結直圧方式は、水道本管の圧力だけで給水する方式で、受水槽もポンプも使いません。受水槽の水をポンプで送るのは、ポンプ直送方式や高置水槽方式です。
直結直圧方式は、構造が単純で水が滞留しないため衛生的ですが、水道の圧力で届く低層の建物に限られます。

他の選択肢が正しい理由
・水道直結増圧方式は、水道管に直接つないだ給水管の途中に増圧ポンプを設け、水道の圧力に上乗せして上の階まで給水します。受水槽は設けません。
・高置水槽方式は、受水槽の水をポンプで屋上の高置水槽へ揚げ、そこから重力で各所へ給水します。
・ポンプ直送方式は、受水槽の水をポンプで直接各所へ送り、使用水量の変化に応じてポンプの台数や回転数を制御します。

覚え方のポイント
受水槽が「ない」のは直結直圧と直結増圧の2つ。受水槽が「ある」のは高置水槽・ポンプ直送・圧力水槽の3つ、と分けて整理します。
問20-3
クロスコネクションに関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①飲料水の配管と井水の配管は、逆止弁を設ければ接続してよい。
  • ②飲料水の配管と他の配管が直接つながることで、禁止されている。
  • ③飲料水の配管と雑用水の配管は、仕切弁を閉めておけば接続できる。
  • ④給水と給湯を混合水栓でつなぐことを指し、禁止されている。
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正解 ②飲料水の配管と他の配管が直接つながることで、禁止されている。
解説
クロスコネクションとは、飲料水の配管と、それ以外の水(雑用水・井水・冷却水など)の配管が直接つながっていることをいいます。
圧力の変化や弁の漏れなどで、飲料水でない水が飲料水の配管に入り込むおそれがあるため、逆止弁や仕切弁を介していても接続してはいけません。建築基準法施行令でも、飲料水の配管設備とその他の配管設備を直接連結させないことが定められています。

他の選択肢が誤りである理由
・逆止弁は故障や異物のかみ込みで働かなくなることがあるため、逆止弁を設けても井水の配管と接続することは認められません。
・仕切弁は閉め忘れや弁座からの漏れが起こりうるため、閉めておくことを条件にしても接続は認められません。
・混合水栓は、給水と給湯という同じ上水の系統をつなぐ器具で、クロスコネクションにはあたりません。

覚え方のポイント
「飲料水の管は、弁があってもほかの系統とつながない」。どうしても補給が必要なときは、水槽に吐水口空間をとって一度大気に開放してから受ける方法をとります。
問30-3
吐水口空間に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①給水栓の吐水口と水受け容器のあふれ縁との間の垂直距離である。
  • ②給水管内の空気を抜くために、配管の頂部に設ける空間である。
  • ③排水トラップの封水面から排水管の中心までの距離のことである。
  • ④受水槽の上部に設ける点検のための空間で、600mm以上とする。
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正解 ①給水栓の吐水口と水受け容器のあふれ縁との間の垂直距離である。
解説
吐水口空間とは、水栓や給水口の出口(吐水口)と、流し・水槽などの水受け容器のあふれ縁との間にとる、垂直方向のすき間のことです。
このすき間があれば、水受け容器の水が汚れていても、給水管の中が負圧になったときに吸い込まれて逆流する(逆サイホン作用)ことを防げます。
最も確実な逆流防止の方法とされ、確保できない場所ではバキュームブレーカを設けます。

他の選択肢が誤りである理由
・配管の頂部で空気を抜くのは空気抜き弁の役割で、吐水口空間とは関係ありません。
・封水面から排水管の中心までの距離は、排水トラップの封水深などに関わる寸法で、吐水口空間ではありません。
・受水槽の上部には保守点検のための空間が必要ですが、これは吐水口空間とは別のものです。

覚え方のポイント
逆流防止の基本は「吐水口空間(すき間をとる)」。確保できないときに「バキュームブレーカ(負圧を破る)」で補う、という順序で覚えます。
問40-3
排水トラップの主な目的として、適当なものはどれか。
  • ①排水管の中の圧力を大気圧に保つために設ける。
  • ②封水によって下水ガスや害虫の侵入を防ぐために設ける。
  • ③排水の流れる速さを上げ、管の詰まりを防ぐために設ける。
  • ④排水に含まれる油脂分を分離して回収するために設ける。
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正解 ②封水によって下水ガスや害虫の侵入を防ぐために設ける。
解説
排水トラップは、器具の排水口の下などに設けて、管の一部に水(封水)をためる仕組みです。
この封水がふたの役目をして、排水管や下水道から臭気(下水ガス)や衛生害虫が室内へ上がってくるのを防ぎます。
封水がなくなる(破封)とこの働きを失うため、通気管などで封水を守ることが排水設備の重要なテーマになります。

他の選択肢が誤りである理由
・管の中の圧力を大気圧に近く保つのは通気管の役割です。
・トラップはむしろ流れを曲げるため、流速を上げて詰まりを防ぐ装置ではありません。
・油脂分を分離して回収するのは阻集器(グリース阻集器)の役割です。阻集器もトラップの機能を持つものがありますが、トラップの主な目的は封水による遮断です。

覚え方のポイント
「トラップ=封水でガスと虫を止める」「通気管=その封水を守る」「阻集器=油や砂を捕まえる」と、役割を1つずつ対応させて覚えます。
問50-3
排水・通気設備の通気管の役割として、適当なものはどれか。
  • ①排水管内の圧力変動を緩和し、トラップの封水を保護する。
  • ②排水管とつないで臭気を逃がし、器具のトラップを不要にする。
  • ③排水管の中を満水に保ち、排水の流れを常に安定させる。
  • ④排水管内の圧力を高く保って、封水が蒸発するのを防ぐ。
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正解 ①排水管内の圧力変動を緩和し、トラップの封水を保護する。
解説
排水が管の中を流れると、その前後で管内の圧力が上がったり下がったりします。この変動が大きいと、トラップの封水が吸い出されたり吹き上げられたりして失われます(破封)。
通気管は、排水管を大気とつなぐことで圧力の変動をやわらげ、封水を守るとともに、排水の流れを円滑にする役割を持ちます。

他の選択肢が誤りである理由
・通気管があっても、器具ごとのトラップは必要です。臭気や害虫を止めるのはトラップの封水で、通気管はその封水を守る側の設備です。
・排水管は、空気の通り道を残した状態で流すのが基本です。満水にすると圧力変動が大きくなり、かえって封水が失われやすくなります。
・通気管は圧力を大気圧に近づけるもので、高く保つものではありません。また、蒸発による封水の減少は通気では防げず、長く使わない器具に水を補給するなどで対処します。

覚え方のポイント
通気の目的は「封水の保護」と「排水の円滑化」の2つ。伸頂通気・各個通気・ループ通気など、方式の違いは排水・通気設備の分野で詳しく学びます。
問60-3
建物からの排水の種類に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①大便器や小便器からの排水は、汚水に分類される。
  • ②洗面器や浴槽からの排水は、雑排水に分類される。
  • ③台所の流しからの排水は、汚水に分類される。
  • ④屋根に降った雨の排水は、雨水に分類される。
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正解 ③台所の流しからの排水は、汚水に分類される。
解説
建物の排水は、一般に次のように分けます。
汚水=大便器・小便器など、し尿を含む排水。雑排水=洗面器・浴槽・台所流し・洗濯機など、し尿を含まない生活排水。雨水=屋根や敷地に降った雨水。
台所の流しからの排水は、油分を含みますがし尿は含まないため、雑排水に分類されます。

他の選択肢が正しい理由
・大便器や小便器からの排水は、し尿を含むので汚水です。
・洗面器や浴槽からの排水は、し尿を含まない生活排水なので雑排水です。
・屋根に降った雨の排水は雨水で、汚水や雑排水とは別の系統で扱うのが原則です。

覚え方のポイント
「汚水=トイレ(し尿)」「雑排水=それ以外の生活排水」「雨水=雨」。浄化槽では、汚水と雑排水をあわせて処理する合併処理が原則になっていることもつながる知識です。
問70-3
給湯方式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①中央式は、使用する場所ごとに小型の湯沸器を設ける方式である。
  • ②中央式では、返湯管を設けて湯を循環させるのが一般的である。
  • ③局所式は、配管が短く、湯を使う場所の近くで湯をつくる方式だ。
  • ④中央式は、ホテルや病院など湯を多く使う建物に適している。
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正解 ①中央式は、使用する場所ごとに小型の湯沸器を設ける方式である。
解説
使用する場所ごとに小型の湯沸器を設けるのは「局所式」の説明です。中央式は、機械室などの加熱装置でまとめて湯をつくり、配管で建物の各所へ送る方式です。
中央式は配管が長くなるため、使わない間に管内の湯が冷めないよう、返湯管と循環ポンプで湯を循環させます。

他の選択肢が正しい理由
・中央式では、返湯管と循環ポンプで湯を常に循環させ、蛇口を開けてすぐ湯が出るようにし、湯温の低下も防ぎます。
・局所式は、湯を使う場所の近くに加熱器を置くため配管が短く、返湯管を設けないのがふつうです。
・中央式は、湯を大量に、あちこちで使うホテルや病院などに向いています。

覚え方のポイント
「中央式=まとめてつくって配る(返湯管で循環)」「局所式=使う所でつくる(配管が短い)」。中央式ではレジオネラ属菌対策として湯温の管理が重要になります。
問80-3
中央式給湯設備におけるレジオネラ属菌対策として、最も適当なものはどれか。
  • ①貯湯槽内の湯の温度を、常に40℃程度に保つ。
  • ②給湯の循環を止め、使うときにだけ湯を流す。
  • ③貯湯槽内の湯の温度を、常に60℃以上に保つ。
  • ④返湯管を設けず、配管の途中に湯をためておく。
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正解 ③貯湯槽内の湯の温度を、常に60℃以上に保つ。
解説
レジオネラ属菌は20〜50℃程度の温度で増えやすく、特に36℃前後でよく増殖します。
そのため中央式給湯では、貯湯槽内の湯を60℃以上に保ち、配管の末端でも55℃以上になるよう循環させることが、衛生管理の基本とされています。
湯が滞留する部分をつくらないことも同じく重要です。

他の選択肢が誤りである理由
・40℃程度は、レジオネラ属菌が最も増えやすい温度帯に近く、逆効果です。
・循環を止めると配管内で湯が冷めて滞留し、菌が増えやすくなります。
・返湯管を設けずに湯をためておく部分をつくると、そこで湯温が下がって滞留し、菌の温床になります。

覚え方のポイント
「貯湯槽60℃以上、末端55℃以上、滞留させない」。冷却塔の冷却水や加湿器の水も、同じくレジオネラ属菌対策の対象になります。
問90-3
浄化槽に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①浄化槽は、主に微生物の働きで汚水中の汚れを分解する。
  • ②合併処理浄化槽は、し尿と雑排水をあわせて処理する浄化槽だ。
  • ③単独処理浄化槽は、台所などの雑排水だけを処理する浄化槽だ。
  • ④浄化槽の処理性能は、一般にBODなどの指標を用いて表す。
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正解 ③単独処理浄化槽は、台所などの雑排水だけを処理する浄化槽だ。
解説
単独処理浄化槽は、し尿(トイレの排水)だけを処理する浄化槽で、台所や風呂などの雑排水は処理せずに放流してしまいます。雑排水だけを処理するものではありません。
現在の浄化槽法では「浄化槽」をし尿と雑排水をあわせて処理する設備と定めており、新たに設置できるのは合併処理浄化槽です。単独処理浄化槽は、以前から設置されているものが経過措置として残っているだけです。

他の選択肢が正しい理由
・浄化槽は、下水道のない地域で、微生物の働き(生物処理)で汚れを分解してから放流する設備です。薬品は消毒などに補助的に使われます。
・合併処理浄化槽は、し尿と台所や風呂などの雑排水をあわせて処理します。
・浄化槽の処理性能は、BOD(生物化学的酸素要求量)の除去率や放流水のBODなど、水質の指標で表します。

覚え方のポイント
「合併=し尿+雑排水」「単独=し尿だけ(新設不可)」。単独処理浄化槽は雑排水を処理しないため、生活排水による水質汚濁の原因になっていたことが、新設禁止の理由です。
問100-3
消防用設備等に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①屋内消火栓設備は、消防隊だけが使用する設備である。
  • ②スプリンクラー設備は、人が操作しないと放水が始まらない。
  • ③屋外消火栓設備は、消火活動上必要な施設に分類される。
  • ④連結送水管は、消防隊が消火活動に使用する設備である。
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正解 ④連結送水管は、消防隊が消火活動に使用する設備である。
解説
連結送水管は、高い建物や地下街で、消防ポンプ自動車から送水口を通じて水を送り込み、各階の放水口にホースをつないで消防隊が消火活動を行うための設備です。
消防法施行令では「消火活動上必要な施設」に位置づけられ、建物の関係者が初期消火に使う「消火設備」とは区別されています。

他の選択肢が誤りである理由
・屋内消火栓設備は、主に建物の関係者などが初期消火に使う設備です(消防法施行令第7条第2項の消火設備)。
・スプリンクラー設備は、火災の熱でヘッドが開くなどして、人の操作なしに自動で散水を始めます。
・屋外消火栓設備は、屋内消火栓設備やスプリンクラー設備と同じく「消火設備」に分類されます(同項第9号)。消火活動上必要な施設は、排煙設備、連結散水設備、連結送水管、非常コンセント設備、無線通信補助設備です。

覚え方のポイント
「初期消火=屋内消火栓・スプリンクラー・屋外消火栓など(消火設備)」「本格消火=連結送水管・連結散水設備など(消火活動上必要な施設)」と、使う人で分けて覚えます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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