2026年版・3-3

排水・通気設備の一問一答

1級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「給排水衛生設備」から、排水・通気設備に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、応用能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問13-3
建物内の排水横管(管径100mm)の最小勾配として、一般的に用いられる値はどれか。
  • ①1/100
  • ②1/50
  • ③1/200
  • ④1/300
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正解 ①1/100
解説
建物内の排水横管の勾配は、管径が大きいほど緩くできます。一般に用いられる最小勾配は次のとおりです。
・管径65mm以下:1/50
・管径75mm・100mm:1/100
・管径125mm:1/150
・管径150mm以上:1/200
勾配が緩すぎると汚物が流れずに詰まり、急すぎると水だけが先に流れて汚物が残るため、適切な勾配をとります。

他の選択肢が誤りである理由
・1/50は、管径65mm以下の排水横管の最小勾配です。
・1/200は、管径150mm以上の排水横管の最小勾配です。
・1/300は、一般的な建物内の排水横管の最小勾配として用いられる値ではありません。

覚え方のポイント
「65以下1/50、75・100は1/100、125は1/150、150以上1/200」。管径と勾配の組合せは頻出です。
問23-3
排水トラップに関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①排水トラップの封水深は、一般に10cm以上15cm以下の範囲とする。
  • ②封水深は、阻集器を兼ねるものを除き、5cm以上10cm以下とする。
  • ③1つの器具にトラップを2つ直列に設けると、封水が確実に守られる。
  • ④封水深は、深いほど自己洗浄作用が強くなり、詰まりにくくなる。
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正解 ②封水深は、阻集器を兼ねるものを除き、5cm以上10cm以下とする。
解説
昭和50年建設省告示第1597号では、排水トラップの封水深を5cm以上10cm以下(阻集器を兼ねる排水トラップは5cm以上)と定めています。
浅すぎると、蒸発や排水管内の圧力変動で封水が失われやすくなります。深すぎると、汚物がたまりやすく自己洗浄作用が弱くなって、詰まりやすくなります。
また、1つの器具の排水をトラップで2回封じる二重トラップは、トラップの間の空気が逃げられずに排水の流れを悪くするため、告示で禁止されています。

他の選択肢が誤りである理由
・10cm以上15cm以下では、上限の10cmを超えます。深すぎる封水は汚物がたまる原因になります。
・トラップを直列に2つ設けるのは二重トラップで、排水の流れが悪くなるため禁止されています。
・封水深が深いほど自己洗浄作用は弱くなり、詰まりやすくなります。

覚え方のポイント
「封水深は5〜10cm(阻集器を兼ねるものは5cm以上)」「二重トラップは禁止」。
問33-3
排水トラップの封水が失われる原因と対策の組合せとして、適当でないものはどれか。
  • ①誘導サイホン作用 ― 通気管を適切に設ける
  • ②自己サイホン作用 ― 各個通気管を設ける
  • ③蒸発 ― 排水立て管の管径を細くしておく
  • ④毛管現象 ― トラップ内の糸くずを取り除く
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正解 ③蒸発 ― 排水立て管の管径を細くしておく
解説
蒸発による封水の減少は、長期間使わない器具で水が自然に蒸発して起こります。対策は、定期的に水を流して封水を補給することです。排水立て管の管径を細くしても、蒸発は防げません。
むしろ立て管を細くすると、管内の圧力変動が大きくなり、封水が失われやすくなります。

他の選択肢が正しい理由
・自己サイホン作用は、器具から一度に多量の水を流したとき、自らの排水の勢いで封水が吸い出される現象で、各個通気管を設けることで防げます。
・誘導サイホン作用は、他の器具の排水によって管内が負圧になり、封水が吸い出される現象で、通気管で圧力変動を抑えて防ぎます。
・毛管現象は、トラップにたまった糸くずや髪の毛を伝って封水が吸い出される現象で、それらを取り除くことで防げます。

覚え方のポイント
「サイホン作用・はね出し=通気で防ぐ」「蒸発=水を補給」「毛管現象=異物を除去」。原因と対策を1対1で結びつけます。
問43-3
通気管の大気開口部(末端)に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①窓などの開口部の近くでは、その上端から60cm以上立ち上げて開口する。
  • ②窓などの開口部の近くでは、開口部から水平に1m以上離して開口する。
  • ③窓などの開口部の近くでは、その上端から30cm以上立ち上げて開口する。
  • ④通気管の末端は、雨水が入らないようキャップで密閉して開口しない。
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正解 ①窓などの開口部の近くでは、その上端から60cm以上立ち上げて開口する。
解説
通気管の末端からは下水の臭気が出るため、窓や換気口などの開口部の近くに開口すると、臭気が室内に入り込むおそれがあります。
そのため、開口部の近くでは、開口部の上端から60cm以上立ち上げて大気に開口するか、開口部から水平に3m以上離して開口するのが一般的な基準です。
通気管は、告示でも「直接外気に衛生上有効に開放すること」とされています。末端には虫や鳥が入らないよう防虫網などを設けます。

他の選択肢が誤りである理由
・立上げは開口部の上端から60cm以上が目安で、30cmでは不足です。
・水平に離す場合は3m以上が目安で、1mでは臭気が室内に入るおそれがあります。
・通気管は大気に開放しなければ通気の役割を果たせません。雨水の浸入はベントキャップなどで防ぎます。

覚え方のポイント
「通気管末端=開口部の上端から60cm以上立上げ、または水平に3m以上離す」。数値の組合せが問われます。
問53-3
排水・通気配管の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①通気管は、排水横管の上部から垂直ないし45°以内の角度で取り出す。
  • ②通気管は、立て管に向かって上り勾配とし、逆勾配や凹凸がないようにする。
  • ③ループ通気管は、排水横枝管の最下流の器具の接続点の下流から取り出す。
  • ④雨水排水立て管は、汚水排水管や通気管と兼用せず、これらに連結しない。
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正解 ③ループ通気管は、排水横枝管の最下流の器具の接続点の下流から取り出す。
解説
ループ通気管は、排水横枝管に接続された複数の器具の通気をまとめて行うための通気管で、最上流の器具排水管が排水横枝管に接続された点のすぐ下流から取り出して立ち上げます。
最下流の器具の下流から取り出すと、上流側の器具のトラップ付近で圧力変動が抑えられず、封水が失われるおそれがあります。

他の選択肢が正しい理由
・通気管を排水横管の側面や下部から取り出すと、排水が流れ込んで通気管が詰まるおそれがあるため、上部から垂直ないし45°以内で取り出します。
・通気管は、管内の水滴などが排水管へ流れ落ちるよう立て管に向かって上り勾配とし、逆勾配や凹凸をつくらないようにします(標準仕様書)。
・雨水排水立て管を汚水排水管や通気管と兼用、連結すると、大雨のときに雨水が逆流したり通気が妨げられたりするため、告示で禁止されています。

覚え方のポイント
「通気管は上から(垂直〜45°以内)・立て管へ上り勾配」「ループ通気は最上流の器具の直後から」「雨水立て管は汚水管・通気管と兼用しない」。
問63-3
排水管の掃除口の設置に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①管径100mm以下の排水横管の直管部では、30m以内ごとに掃除口を設ける。
  • ②排水横管が45°以内の角度で方向を変える箇所ごとに、掃除口を設ける。
  • ③排水立て管の最下部やその付近には、掃除口を設けないのが原則である。
  • ④管径100mm以下の排水横管の直管部では、15m以内ごとに掃除口を設ける。
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正解 ④管径100mm以下の排水横管の直管部では、15m以内ごとに掃除口を設ける。
解説
掃除口は、排水管が詰まったときに清掃用具を入れるための開口です。一般に、排水横管の起点、排水横管が45°を超える角度で方向を変える箇所、排水立て管の最下部またはその付近などに設けます。
直管部が長い場合は、管径100mm以下では15m以内ごと、100mmを超える場合は30m以内ごとに設けるのが一般的です。清掃用具が届く距離を考えた間隔です。

他の選択肢が誤りである理由
・30m以内ごとは管径100mmを超える場合の目安です。管径100mm以下では15m以内ごとに設けます。
・掃除口を設けるのは、45°を超える角度で方向を変える箇所です。45°以内の緩い曲がりは詰まりにくく、そのたびに設ける必要はありません。
・排水立て管の最下部は汚物がたまりやすく詰まりやすいため、その付近に掃除口を設けます。

覚え方のポイント
「掃除口=横管の起点・45°を超える曲がり・立て管の最下部」「直管部は100mm以下15m、100mm超30m以内ごと」。
問73-3
阻集器の種類とその主な設置場所の組合せとして、適当でないものはどれか。
  • ①砂阻集器 ― 泥や砂を多く含む排水
  • ②オイル阻集器 ― 駐車場の床の排水
  • ③グリース阻集器 ― 営業用厨房の排水
  • ④グリース阻集器 ― 美容院の洗髪流し
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正解 ④グリース阻集器 ― 美容院の洗髪流し
解説
グリース阻集器は、営業用厨房などの排水に含まれる油脂分を冷やし固めて分離・捕集する装置です。
美容院や理髪店の洗髪用の流しの排水には、髪の毛が多く含まれるため、ヘア阻集器を設けます。グリース阻集器ではありません。

他の選択肢が正しい理由
・オイル阻集器は、駐車場やガソリンスタンドの排水に含まれるガソリンや油を分離して、排水管での引火、爆発を防ぎます。
・グリース阻集器は、営業用厨房の排水の油脂分を捕集し、排水管の詰まりを防ぎます。
・砂阻集器は、泥や砂を含む排水から砂などを沈殿させて取り除きます。

覚え方のポイント
「厨房=グリース、駐車場=オイル、美容院=ヘア、泥・砂=砂」。阻集器は排水が流れ込む前に異物を捕まえる装置です。
問83-3
建物の地下などに設ける排水槽に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①底は、吸込みピットに向かって1/15以上1/10以下の勾配とする。
  • ②内部の保守点検のため、直径60cm以上の円が内接するマンホールを設ける。
  • ③通気のための装置を設け、その装置は直接外気に衛生上有効に開放する。
  • ④通気管は、ほかの系統の通気管に接続して大気に開放するのが原則である。
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正解 ④通気管は、ほかの系統の通気管に接続して大気に開放するのが原則である。
解説
昭和50年建設省告示第1597号では、排水槽に通気のための装置を設け、その装置は直接外気に衛生上有効に開放することを定めています。
排水槽の通気管をほかの系統の通気管に接続すると、ポンプの運転に伴う槽内の空気の出入りで他系統の圧力が乱れたり、臭気が他の系統へ回ったりするおそれがあります。そのため排水槽の通気管は単独で大気に開放するのが原則です。

他の選択肢が正しい理由
・底に吸込みピットを設け、底の勾配をピットに向かって1/15以上1/10以下とすることは、汚泥をためずポンプで確実に吸い込むための告示の規定です。
・排水槽には、内部の保守点検を容易かつ安全に行える位置に、直径60cm以上の円が内接するマンホールを設けます(外部から点検できる小規模な槽を除く)。
・通気の装置を直接外気に開放することも告示の規定どおりです。

覚え方のポイント
「排水槽=吸込みピット・底勾配1/15〜1/10・マンホール直径60cm以上・通気は単独で直接外気へ」。
問93-3
間接排水に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①間接排水とする機器の排水管は、トラップを介して排水管へ直接接続する。
  • ②冷蔵庫、水飲器、給水ポンプなどの排水管は、排水管に直接連結しない。
  • ③飲料用水槽の水抜き管は、逆止弁を設ければ排水管に直接連結してよい。
  • ④空気調和機のドレン管は、排水量が少ないので排水管に直接連結してよい。
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正解 ②冷蔵庫、水飲器、給水ポンプなどの排水管は、排水管に直接連結しない。
解説
昭和50年建設省告示第1597号では、冷蔵庫・水飲器などの機器の排水管、滅菌器・消毒器などの機器の排水管、給水ポンプ・空気調和機などの機器の排水管、給水タンク等の水抜管とオーバーフロー管を、排水管に直接連結してはならないと定めています。
これらは、排水管から排水が逆流したときに、食品や飲料水、医療器具などが汚染されるおそれがあるためです。そこで排水口空間をとっていったん大気に開放し、水受け容器などを通して排水する間接排水とします。

他の選択肢が誤りである理由
・トラップを介しても排水管に直結していれば間接排水にはなりません。排水口空間をとることが必要です。
・逆止弁は確実に閉じないことがあるため、水抜き管を直接連結することは認められません。間接排水とします。
・空気調和機のドレン管も告示で直接連結が禁止されている管で、排水量の多少にかかわらず間接排水とします。

覚え方のポイント
「間接排水=排水口空間をとって一度大気に開放」「対象=冷蔵庫・水飲器・消毒器・給水ポンプ・空調機・水槽の水抜き/オーバーフロー」。
問103-3
伸頂通気方式に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①排水立て管とは別に通気立て管を設け、各階で排水立て管と接続する方式。
  • ②排水立て管の頂部を延長して大気に開口し、立て管自体で通気を行う方式。
  • ③器具ごとにトラップの下流から通気管を取り出し、通気立て管に接続する方式。
  • ④排水横枝管の最上流の器具の下流から通気管を取り出し、まとめて通気する方式。
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正解 ②排水立て管の頂部を延長して大気に開口し、立て管自体で通気を行う方式。
解説
伸頂通気方式は、排水立て管の頂部をそのまま延長して屋上などで大気に開口し、排水立て管自体を通気に使う方式です。
通気立て管を別に設けないため配管が簡単になり、集合住宅などで広く用いられます。ただし、排水量が多い建物では管内の圧力変動が大きくなるため、特殊継手排水システムを用いるなどの対策をとります。

他の選択肢が誤りである理由
・排水立て管とは別に通気立て管を設けるのは、通気立て管方式(2管式)の特徴です。
・器具ごとに通気管を取り出すのは、各個通気方式です。自己サイホン作用の防止に最も効果的です。
・排水横枝管の最上流の器具の下流から取り出してまとめて通気するのは、ループ通気方式です。

覚え方のポイント
「伸頂通気=立て管の頂部を伸ばして開口(通気立て管なし)」「各個通気=器具ごと」「ループ通気=横枝管の最上流から」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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