2026年版・3-4

消火設備の一問一答

1級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「給排水衛生設備」から、消火設備に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、応用能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問13-4
消防法施行令に基づく屋内消火栓設備の1号消火栓に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①ノズル先端の放水圧力を0.25MPa以上、放水量を毎分60L以上とする。
  • ②階の各部分からホース接続口までの水平距離が25m以下となるように設ける。
  • ③ノズル先端の放水圧力を0.17MPa以上、放水量を毎分80L以上とする。
  • ④水源の水量は、最多階の設置個数(上限2)に1.2m³を乗じた量以上とする。
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正解 ②階の各部分からホース接続口までの水平距離が25m以下となるように設ける。
解説
1号消火栓は、防火対象物の階ごとに、その階の各部分から1つのホース接続口までの水平距離が25m以下となるように設けます(消防法施行令第11条第3項第1号)。
性能は、その階のすべての屋内消火栓(設置個数が2を超えるときは2個)を同時に使ったとき、各ノズルの先端で放水圧力0.17MPa以上、放水量毎分130L以上です。水源は、設置個数が最も多い階の設置個数(上限2)に2.6m³を乗じた量以上とし、非常電源を附置します。

他の選択肢が誤りである理由
・0.25MPa以上、毎分60L以上は、2号消火栓の性能の基準です。
・0.17MPa以上、毎分80L以上は、広範囲型2号消火栓の性能の基準です。1号消火栓の放水量は毎分130L以上です。
・1.2m³を乗じるのは2号消火栓の水源です。1号消火栓は2.6m³を乗じます。

覚え方のポイント
「1号=25m・0.17MPa・130L/min・2.6m³」「2号=15m・0.25MPa・60L/min・1.2m³」「広範囲型2号=25m・0.17MPa・80L/min・1.6m³」。数字の入替えが定番のひっかけです。
問23-4
消防法施行令に基づく屋内消火栓設備(1号消火栓)の水源の水量として、適当なものはどれか。ただし、設置個数が最も多い階の屋内消火栓の設置個数は3個とする。
  • ①1.2 m³以上
  • ②2.6 m³以上
  • ③7.8 m³以上
  • ④5.2 m³以上
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正解 ④5.2 m³以上
解説
1号消火栓の水源の水量は、屋内消火栓の設置個数が最も多い階の設置個数(2を超えるときは2とする)に2.6m³を掛けた量以上とします。
設置個数が3個の場合でも、計算上は2個として扱うので、2×2.6m³=5.2m³以上が必要です。
火災時に同時に使う消火栓は最大2個程度と考えて、水源の量が決められています。

他の選択肢が誤りである理由
・2.6m³は、消火栓1個分の水量で、2個分に足りません。
・7.8m³は、3個分をそのまま計算した値で、上限の2個を考慮していません。
・1.2m³は、2号消火栓1個あたりの水量の値です。

覚え方のポイント
「水源=最多階の設置個数(上限2)×2.6m³(1号)」。2号消火栓は1.2m³で計算します。
問33-4
スプリンクラー設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①開放型ヘッドは、火災の熱で感熱部が作動し、ヘッドごとに開いて放水する。
  • ②乾式は、流水検知装置の二次側を圧縮空気で満たし、寒冷地などに用いる。
  • ③予作動式は、感知器の作動と閉鎖型ヘッドの開放の両方で初めて放水する。
  • ④湿式は、配管内を常に加圧した水で満たし、ヘッドが開くとすぐに放水する。
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正解 ①開放型ヘッドは、火災の熱で感熱部が作動し、ヘッドごとに開いて放水する。
解説
開放型スプリンクラーヘッドは感熱部を持たず、常に開いた状態のヘッドです。火災感知器の作動や手動操作で一斉開放弁を開くと、その放水区域のすべてのヘッドから一斉に放水します。
火災の熱で感熱部が作動してヘッドごとに開くのは、閉鎖型ヘッドの特徴です。開放型は、火の回りが早い劇場の舞台部などに用いられます。

他の選択肢が正しい理由
・湿式は、流水検知装置の二次側の配管まで加圧した水で満たしておき、ヘッドが開くとすぐに放水します。
・乾式は、二次側の配管を圧縮空気で満たしておく方式で、配管内の水が凍結するおそれのある場所に用いられます。
・予作動式は、火災感知器が作動して二次側に水が送られ、さらに閉鎖型ヘッドが開いて初めて放水するため、誤放水を避けたい電算機室などで採用されます。

覚え方のポイント
「湿式=水、乾式=空気(凍結対策)、予作動式=感知器+ヘッド(誤放水防止)、開放型=一斉放水(舞台部)」。
問43-4
屋内消火栓設備の2号消火栓(広範囲型を除く)に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①ノズル先端の放水圧力は0.17MPa以上、放水量は毎分130L以上とする。
  • ②水源の水量は、最多階の設置個数(上限2)に2.6m³を乗じた量以上とする。
  • ③1人で操作でき、階の各部分からの水平距離が15m以下となるよう設ける。
  • ④工場や倉庫にも、1号消火栓に代えて2号消火栓を設置することができる。
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正解 ③1人で操作でき、階の各部分からの水平距離が15m以下となるよう設ける。
解説
2号消火栓は、消防用ホースの構造が1人で操作できるものとして総務省令の基準に適合する屋内消火栓です。階の各部分から1つのホース接続口までの水平距離が15m以下となるように設けます。
性能は、ノズル先端の放水圧力0.25MPa以上、放水量毎分60L以上で、水源は設置個数が最も多い階の設置個数(上限2)に1.2m³を乗じた量以上です(消防法施行令第11条第3項第2号イ)。

他の選択肢が誤りである理由
・0.17MPa以上、毎分130L以上は1号消火栓の性能です。
・2.6m³を乗じるのは1号消火栓の水源です。2号消火栓は1.2m³です。
・工場(別表第一(12)項イ)や倉庫((14)項)などは、1号消火栓の基準によることとされており、2号消火栓に代えることはできません。

覚え方のポイント
「2号=1人操作・15m・0.25MPa・60L/min・1.2m³」「工場・倉庫は1号」。
問53-4
消防法施行令に基づく屋外消火栓設備に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①建築物の各部分から1つのホース接続口までの水平距離を25m以下とする。
  • ②ノズル先端の放水量は、毎分130L以上の性能があればよい。
  • ③水源の水量は、設置個数(上限2)に2.6m³を乗じた量以上とする。
  • ④建築物の各部分から1つのホース接続口までの水平距離を40m以下とする。
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正解 ④建築物の各部分から1つのホース接続口までの水平距離を40m以下とする。
解説
屋外消火栓設備は、建築物の外部から、主に1階と2階部分の火災を消火するための設備です。屋外消火栓は、建築物の各部分から1つのホース接続口までの水平距離が40m以下となるように設けます(消防法施行令第19条第3項)。
性能は、すべての屋外消火栓(上限2個)を同時に使ったとき、ノズル先端で放水圧力0.25MPa以上、放水量毎分350L以上とし、水源は設置個数(上限2)に7m³を乗じた量以上とします。非常電源も附置します。

他の選択肢が誤りである理由
・25m以下は、1号屋内消火栓の水平距離の基準です。
・毎分130Lは1号屋内消火栓の放水量です。屋外消火栓は毎分350L以上です。
・2.6m³を乗じるのは1号屋内消火栓の水源です。屋外消火栓は7m³を乗じます。

覚え方のポイント
「屋外消火栓=40m・0.25MPa・350L/min・7m³×(上限2)」。屋内消火栓との違いを表にして覚えます。
問63-4
連結送水管に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①消防ポンプ自動車から送水口を通じて送水し、消防隊が放水口で使用する。
  • ②建物の関係者が初期消火に使う設備で、1人でも操作できる構造とする。
  • ③送水口は単口形とし、建物内部の機械室などに設けるのが原則である。
  • ④主管の内径は、原則として65mm以上あれば基準を満たすものとなっている。
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正解 ①消防ポンプ自動車から送水口を通じて送水し、消防隊が放水口で使用する。
解説
連結送水管は、消防ポンプ自動車から建物の外壁などに設けた送水口を通じて水を送り込み、各階の放水口に消防隊がホースを接続して消火活動を行う設備です。消防法では「消火活動上必要な施設」に位置づけられ、高層の建物や地下街など、外からの消火が難しい建物に設けます。
消防法施行令第29条では、送水口は双口形とし消防ポンプ自動車が容易に接近できる位置に設けること、主管の内径は原則として100mm以上とすることなどを定めています。

他の選択肢が誤りである理由
・連結送水管は消防隊が使う設備です。建物の関係者が初期消火に使うのは屋内消火栓設備などです。
・送水口は双口形とし、消防ポンプ自動車が容易に近づける建物の外部に設けます。
・主管の内径は原則として100mm以上です。

覚え方のポイント
「連結送水管=消防隊用(送水口は外・双口形、放水口は各階)」「主管の内径100mm以上」。
問73-4
消火設備の特徴と適用に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①泡消火設備は、窒息効果と冷却効果で消火し、駐車場などの油火災に適する。
  • ②泡消火設備は、泡が電気を通さないため、電気室の火災に最も適している。
  • ③不活性ガス消火設備は、水を使わないため、電気室や通信機器室に用いられる。
  • ④開放型スプリンクラーヘッドを用いる設備は、劇場の舞台部などに用いる。
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正解 ②泡消火設備は、泡が電気を通さないため、電気室の火災に最も適している。
解説
泡消火設備の泡は水を含んでいるため電気を通し、感電のおそれがあります。そのため、電気室や通信機器室などの電気火災には適しません。
これらの室には、水を使わず電気を通さないガスで消火する不活性ガス消火設備やハロゲン化物消火設備などが用いられます。

他の選択肢が正しい理由
・泡消火設備は、泡で燃焼面を覆って酸素を遮断する窒息効果と、泡に含まれる水による冷却効果で消火します。水をかけると燃え広がるおそれのあるガソリンなどの油火災に効果があり、駐車場や自動車の修理工場などに設けられます。
・不活性ガス消火設備は、水を使わないので水損がなく、電気を通さないため、電気室や通信機器室などに適しています。
・開放型ヘッドは一斉開放弁で区域全体に一斉に放水するため、火の回りが早い劇場の舞台部などに用いられます。

覚え方のポイント
「泡=油火災(駐車場)・電気火災には不向き」「不活性ガス・ハロゲン化物=電気室・通信機器室」「開放型=舞台部」。
問83-4
二酸化炭素を用いる不活性ガス消火設備に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①二酸化炭素は電気を通しやすいため、電気室などの火災には使用できない。
  • ②主に冷却効果で消火するため、放出後すぐに室内に入って確認してよい。
  • ③放出前に警報を発し、在室者の退避を確認してから放出する仕組みとする。
  • ④消火に必要な濃度の二酸化炭素なら、在室者がいても人体に影響はない。
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正解 ③放出前に警報を発し、在室者の退避を確認してから放出する仕組みとする。
解説
二酸化炭素を用いる不活性ガス消火設備は、室内の酸素濃度を下げる窒息効果を主として消火する設備です。
消火に必要な濃度の二酸化炭素は、人が吸うと生命に危険が及びます。そのため、放出の前に音響警報などで知らせ、在室者の退避を確認してから放出する仕組み(遅延装置など)とします。
二酸化炭素は電気を通さず、水損もないため、電気室や通信機器室などの電気火災にも適しています。

他の選択肢が誤りである理由
・二酸化炭素は電気を通さないため、電気火災にも使用できます。
・主な消火効果は窒息効果です。放出後の室内は酸素が不足しているため、換気して安全を確認するまで立ち入ってはいけません。
・消火に必要な濃度の二酸化炭素は人体に危険で、在室者がいる状態で放出してはいけません。

覚え方のポイント
「CO₂消火=窒息効果・電気火災に使える・人命に危険(退避を確認してから放出)」。
問93-4
屋内消火栓設備のポンプを用いる加圧送水装置に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①ポンプの原動機は、停電に備えて内燃機関とするのが原則である。
  • ②定格負荷運転時のポンプの性能を試験するための配管設備を設ける。
  • ③締切運転時における水温上昇を防止するための逃し配管を設ける。
  • ④水源の水位がポンプより低い場合は、専用の呼水槽を備えた呼水装置を設ける。
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正解 ①ポンプの原動機は、停電に備えて内燃機関とするのが原則である。
解説
消防法施行規則第12条では、屋内消火栓設備のポンプを用いる加圧送水装置の原動機は電動機によるものとすると定めています。停電時には非常電源(自家発電設備など)から電動機に電力を供給して運転します。
したがって、内燃機関を原則とする記述は誤りです。

他の選択肢が正しい理由
・水源の水位がポンプより低い位置にある場合は、ポンプや吸込管の中を常に水で満たしておくため、専用の呼水槽を備えた呼水装置を設けます。
・ポンプが所定の性能を出せるかを確かめるため、定格負荷運転時の性能を試験する配管設備(性能試験配管)を設けます。
・吐出側を締め切って運転を続けると水温が上がってポンプを傷めるため、締切運転時の水温上昇防止用の逃し配管を設けます。

覚え方のポイント
「ポンプが水源より上=呼水槽」「性能試験配管」「水温上昇防止用の逃し配管」「原動機は電動機(停電時は非常電源)」。
問103-4
閉鎖型スプリンクラーヘッドに関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①ヘッドの近くに背の高い棚を置いても、ヘッドの散水には影響しない。
  • ②内装の塗装工事では、ヘッドの感熱部も周囲と同じ塗料で塗って仕上げる。
  • ③天井面の各部分をいずれかのヘッドが防護するよう、一定間隔で配置する。
  • ④工事中にヘッドを養生すると感熱性能が落ちるため、養生は行わない。
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正解 ③天井面の各部分をいずれかのヘッドが防護するよう、一定間隔で配置する。
解説
閉鎖型スプリンクラーヘッドは、1つのヘッドが受け持つ範囲(防護範囲)が決まっているため、天井面の各部分がいずれかのヘッドで防護されるように、一定の間隔で配置します。
ヘッドの感熱部を塗装で覆うと作動温度に達しても開かないなど性能が損なわれ、ヘッドの近くに散水を妨げる物を置くと有効に消火できません。
そのため内装工事や塗装工事の際は、ヘッドを養生して塗料や粉じんが付かないようにし、工事が終わったら養生を確実に取り外します。

他の選択肢が誤りである理由
・感熱部を塗装すると作動が遅れたり開かなかったりするため、ヘッドは塗装しません。
・背の高い棚などは散水を遮り、防護範囲に水が届かなくなります。
・工事中は塗料や粉じんから守るためにヘッドを養生し、工事後に確実に取り外します。

覚え方のポイント
「ヘッドは防護範囲で配置」「周囲に障害物を置かない」「感熱部は塗装しない(工事中は養生、終わったら外す)」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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