2026年版・6-2

配管の施工の一問一答

1級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「施工管理法(工事施工)」から、配管の施工に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、応用能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問16-2
建築基準法施行令に基づく、給水管などが防火区画等を貫通する場合の措置に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①不燃材料で造る範囲は、貫通部分から両側に50cm以内あれば足りる。
  • ②貫通部分と、その両側1m以内の部分を不燃材料で造る方法がある。
  • ③管の外径が国土交通大臣の定める数値未満なら、不燃材料以外の管も使える。
  • ④管と防火区画との隙間は、モルタルその他の不燃材料で埋める。
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正解 ①不燃材料で造る範囲は、貫通部分から両側に50cm以内あれば足りる。
解説
建築基準法施行令第129条の2の4第1項第7号では、給水管や配電管などが防火区画等を貫通する場合、その管の構造を次のいずれかに適合させるよう定めています。
・貫通する部分と、そこから両側にそれぞれ1m以内の部分を不燃材料で造る
・管の外径が、用途や材質などに応じて国土交通大臣が定める数値未満である
・国土交通大臣の認定を受けた構造とする
不燃材料とする範囲は両側1m以内で、50cmでは足りません。したがって、この記述が適当でありません。

他の選択肢が正しい理由
・同施行令第112条第20項で、管と準耐火構造の防火区画との隙間は、モルタルその他の不燃材料で埋めることとされています。
・両側1m以内を不燃材料で造ることは、第7号イに定める方法です。
・第7号ロにより、外径が大臣の定める数値未満であれば、硬質ポリ塩化ビニル管のような不燃材料以外の管も貫通させることができます。

覚え方のポイント
「防火区画の貫通=両側1m以内を不燃材料/外径が大臣の定める数値未満/大臣認定のいずれか」「隙間はモルタル等の不燃材料で埋める」。
問26-2
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)における地中配管の施工に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①給水管と排水管が交差する場合は、給水管を排水管の下方に埋設する。
  • ②平行埋設では、水平実間隔を500mm以上とし、給水管を上方とする。
  • ③車両の通る道路での埋設深さは、管の上端から300mm以上あればよい。
  • ④外面を樹脂で被覆した鋼管であれば、継手部の防食処置も省略してよい。
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正解 ②平行埋設では、水平実間隔を500mm以上とし、給水管を上方とする。
解説
給水管と排水管を平行して埋設する場合は、排水管から漏れた汚水が給水管に入り込むおそれを減らすため、原則として両配管の水平実間隔を500mm以上とし、給水管を排水管の上方に埋設します。
給水管はふだん圧力がかかっていますが、断水などで管内が負圧になると、継手のすき間から周囲の汚水を吸い込むおそれがあるためです。

他の選択肢が誤りである理由
・標準仕様書では、両配管が交差する場合も、給水管を排水管の上方に埋設するとしています。
・地中埋設深さは、車両道路では管の上端から600mm以上、それ以外では300mm以上です(寒冷地では凍結深度以上)。
・防食処置を省略できるのは、合成樹脂等で外面を被覆された部分です。ねじを切った継手部などは被覆が途切れるため、防食テープやマスチックなどで防食します。

覚え方のポイント
「給水管は常に排水管の上(平行でも交差でも)」「平行は水平実間隔500mm以上」「埋設深さは車両道路600mm以上、その他300mm以上」。
問36-2
冷温水配管の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①水抜きや空気抜きが容易に行えるように、適切な勾配を確保する。
  • ②主管の曲部には、原則としてベンドやロングエルボを使用する。
  • ③配管の最高部には排水弁を設け、最低部には空気抜き弁を設ける。
  • ④冷水や冷温水の配管の支持部には、合成樹脂製の支持受けを使う。
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正解 ③配管の最高部には排水弁を設け、最低部には空気抜き弁を設ける。
解説
配管の中の空気は軽いので高い所にたまり、水は低い所に集まります。そのため、空気抜き弁は配管の最高部に、水を抜くための排水(ドレン)弁は最低部に設けます。
設問の記述は上下が逆になっているため、適当でありません。空気がたまると循環不良や騒音、腐食の原因になります。

他の選択肢が正しい理由
・急な曲がりは圧力損失が大きいため、標準仕様書では主管の曲部に原則としてベンドやロングエルボを使うとしています。
・空気が抜けやすく、水を抜きやすいよう、配管には適切な勾配を確保します。
・冷水や冷温水の配管は、金属の支持バンドが直接触れると、そこから熱が逃げて結露します。そのため、支持部には合成樹脂製の支持受けを使います。

覚え方のポイント
「空気は最高部から抜き、水は最低部から抜く」「主管の曲部はベンドやロングエルボ」「冷水管の支持部は合成樹脂の支持受け(結露防止)」。
問46-2
異種金属の配管の接合に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①絶縁継手は、主に配管の熱による伸縮を吸収するために用いる。
  • ②鋼管と銅管を直接つなぐと、電位の高い銅管のほうが腐食する。
  • ③鋼管とステンレス鋼管はどちらも鉄が主成分なので、絶縁は不要である。
  • ④鋼管と銅管を接合する場合は、原則として絶縁フランジ接合とする。
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正解 ④鋼管と銅管を接合する場合は、原則として絶縁フランジ接合とする。
解説
電位の異なる2種類の金属が水などを介して電気的につながると、電池と同じ作用で、電位の低い(卑な)金属が溶け出して腐食します。これを異種金属接触腐食(ガルバニック腐食)といいます。
標準仕様書では、鋼管とステンレス鋼管、銅管と鋼管を接合する場合は、絶縁フランジ接合とし、電気的に絶縁して腐食を防ぐこととしています。

他の選択肢が誤りである理由
・鋼(鉄)と銅では、電位の低い鋼のほうが陽極になって腐食します。銅管ではありません。
・ステンレス鋼は鉄が主成分でも、表面の不動態皮膜によって電位が高く、鋼とは電位が大きく異なります。そのため、鋼管とステンレス鋼管の接合も絶縁が必要です。
・絶縁継手は、異なる金属どうしを電気的に絶縁するための継手です。熱による伸縮を吸収するのは伸縮管継手です。

覚え方のポイント
「異種金属の接触=卑な金属(鉄)が腐食」「鋼とステンレス、鋼と銅は絶縁フランジで接合」「伸縮の吸収は伸縮管継手」。
問56-2
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)における配管の支持に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①鋼管の立て管の床での固定は、最下階の床又は最上階の床で行う。
  • ②塩ビ管の横走り管の吊り間隔は、同じ呼び径の鋼管と同じでよい。
  • ③銅管を鋼製の金物で支持するときは、絶縁テープ等を介して取り付ける。
  • ④鋼管の立て管は、原則として各階1か所に形鋼振れ止め支持を行う。
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正解 ②塩ビ管の横走り管の吊り間隔は、同じ呼び径の鋼管と同じでよい。
解説
標準仕様書の表2.2.20では、吊り金物による横走り管の吊り間隔を管の種類と呼び径で分けています。鋼管とステンレス鋼管は小径側で2.0m以下、大径側で3.0m以下ですが、塩ビ管などの樹脂管はそれぞれ1.0m以下、2.0m以下と、同じ呼び径の鋼管より短くなっています。樹脂管は鋼管より剛性が低く、温度の影響でたわみやすいためです。
したがって、「塩ビ管も同じ呼び径の鋼管と同じ間隔でよい」という記述が適当でありません。

他の選択肢が正しい理由
・表2.2.21では、鋼管とステンレス鋼管の立て管の固定(床)は最下階の床又は最上階の床とされています(呼び径80以下は不要としてもよい)。
・同じ表で、立て管の形鋼振れ止め支持は各階1箇所とされています(床貫通などで振れが防止されている場合は3階ごとに1箇所としてもよい)。
・鋼製の金物に銅管やステンレス鋼管が直接触れると異種金属接触腐食が起こるため、合成樹脂を被覆した金具を使うか、ゴムシートや絶縁テープを介して取り付けます。

覚え方のポイント
「立て管=最下階又は最上階で床固定+各階で振れ止め」「樹脂管の吊り間隔は鋼管より短い」「銅管やステンレス鋼管は絶縁して支持」。
問66-2
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)における蒸気配管の施工に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①蒸気給気管を先上り配管とする場合は、勾配を1/500程度に緩くする。
  • ②蒸気還管は、ドレンを戻しやすいよう、先上り配管を原則とする。
  • ③蒸気給気管は、原則として先下り配管とし、勾配は1/250とする。
  • ④径の異なる横走り管を接続するときは、同心径違い継手を用いる。
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正解 ③蒸気給気管は、原則として先下り配管とし、勾配は1/250とする。
解説
蒸気配管では、蒸気が冷えてできた水(ドレン)が管内にたまると、流れる蒸気に押されてウォーターハンマーを起こします。そのため、蒸気給気管は蒸気とドレンが同じ方向に流れる先下り配管を原則とし、標準仕様書では勾配を1/250としています。低い所にはスチームトラップを設けてドレンだけを排出します。

他の選択肢が誤りである理由
・先上り配管では、ドレンが蒸気の流れに逆らって戻ることになるため、勾配を大きくとります。標準仕様書では1/80です。
・蒸気還管も先下り配管とし、勾配は1/200から1/300とします。
・径の異なる管を同心径違い継手で接続すると、管の底に段差ができてドレンがたまります。横走り順勾配の配管では、底面をそろえられる偏心径違い継手を用います。

覚え方のポイント
「蒸気給気管=先下り1/250(先上がりは1/80と急に)」「還管=先下り1/200〜1/300」「径違いは偏心で底をそろえる」。
問76-2
冷媒配管の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①ろう付けは、管内に窒素などの不活性ガスを流しながら行う。
  • ②配管完了後、気密試験と真空脱気を行ってから冷媒を充塡する。
  • ③冷媒配管の保温工事は、気密試験が完了した後に行うものとする。
  • ④液管とガス管は、1本の保温材でまとめて共巻きするのが原則だ。
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正解 ④液管とガス管は、1本の保温材でまとめて共巻きするのが原則だ。
解説
冷媒の液管とガス管は温度が大きく異なります。1本の保温材でまとめて巻くと、両者の間で熱が移動し、能力が落ちたり結露したりします。そのため、標準仕様書では、液管とガス管は共巻きしてはならないとしています(断熱材被覆銅管の場合を除く)。
したがって、「共巻きするのが原則」という記述が適当でありません。

他の選択肢が正しい理由
・管の内面が高温で空気に触れると酸化被膜(スケール)ができ、膨張弁の詰まりや圧縮機の故障の原因になるため、窒素などの不活性ガスを流しながらろう付けします。
・配管完了後は、気密試験で漏れがないことを確かめ、真空ポンプで管内の水分や空気を除いて(真空脱気)から冷媒を充塡します。
・保温した後では漏れの箇所を確認できないため、保温工事は気密試験の完了後に行います。

覚え方のポイント
「不活性ガスを流しながらろう付け」「気密試験→真空脱気→冷媒充塡」「保温は気密試験の後」「液管とガス管は共巻きしない」。
問86-2
硬質ポリ塩化ビニル管の接着接合(TS接合)に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①接着剤を塗ったら速やかに差し込み、標線位置でしばらく保持する。
  • ②接着剤は、受口の内面にだけ厚く塗ると、接合の強度が高くなる。
  • ③差し込んだ後は、管を回して接着剤を全周によくなじませる。
  • ④接着後は、管内の溶剤の蒸気が抜けないよう、管の両端をすぐにふさぐ。
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正解 ①接着剤を塗ったら速やかに差し込み、標線位置でしばらく保持する。
解説
TS接合は、管の差口の外面と継手の受口の内面に接着剤を塗り、接着剤が乾かないうちに差し込んで、抜け戻らないよう保持する方法です。
標準仕様書では、接着剤を薄く均一に塗って速やかに標線位置まで差し込み、そのまま保持することとし、保持時間を呼び径50以下は30秒以上、65以上は60秒以上としています。

他の選択肢が誤りである理由
・接着剤は受口の内面と差口の外面の両方に、薄く均一に塗ります。厚く塗りすぎると、はみ出した接着剤が管内に残る原因になります。
・差し込んだ後に管を回すと、接着面が乱れて漏れの原因になります。
・接着剤の溶媒の蒸気が管内にこもると、管を傷めるおそれがあるため、換気などで排除します。

覚え方のポイント
「TS接合=受口と差口に薄く塗る→速やかに差し込む→保持(50以下30秒、65以上60秒)→溶媒蒸気を排除」「差し込んだ後に回さない」。
問96-2
鋼管のねじ接合に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①塩ビライニング鋼管は、作業の速いパイプカッターで切断する。
  • ②ねじ接合材は、めねじ側にも十分に塗ってからねじ込むのがよい。
  • ③継手接続後のねじ部の鉄面には、さび止めペイントを2回塗る。
  • ④ねじ加工の良否は、ねじ込んだ後の漏れの有無だけで判断する。
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正解 ③継手接続後のねじ部の鉄面には、さび止めペイントを2回塗る。
解説
ねじ接合で継手から外に出ているねじ部(余ねじ)は、ねじを切ったことでめっきが削られ、鉄がむき出しになっています。そのままでは錆びやすいため、標準仕様書では、継手接続後のねじ部の鉄面にさび止めペイントを2回塗ることとしています。

他の選択肢が誤りである理由
・パイプカッターは刃を押し付けて切るため、切り口が内側にまくれ込み、塩ビライニング鋼管では内面のライニング層を傷めます。標準仕様書では、帯のこ盤などで切断し、パイプカッターの使用を禁止しています。
・ねじ接合材(ペーストシール剤)は、おねじ部のみに適量を塗ります。めねじ側に塗ると、余分な接合材が管内に押し出されて残ります。
・漏れのない接合には正しいテーパねじが必要なため、ねじ込む前にねじゲージで適正に加工されているかを確認します。

覚え方のポイント
「接合材はおねじ部のみ」「ねじ部の鉄面はさび止め2回」「ねじゲージで確認」「ライニング鋼管はパイプカッター禁止、管端防食継手を使う」。
問106-2
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)における屋内の排水管と通気管の施工に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①呼び径65以下の排水横管の最小勾配は、1/100とする。
  • ②排水横枝管どうしは、90°の角度をもって水平に合流させる。
  • ③通気管は、排水横枝管の側面から水平に取り出すのが原則である。
  • ④呼び径75と100の排水横管の最小勾配は、1/100とする。
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正解 ④呼び径75と100の排水横管の最小勾配は、1/100とする。
解説
屋内の横走り排水管の最小勾配は、管径が小さいほど急にします。細い管は流れる水の量が少なく、勾配が緩いと汚物を押し流せないからです。標準仕様書では、呼び径65以下は1/50、75と100は1/100、125は1/150、150以上は1/200としています。

他の選択肢が誤りである理由
・呼び径65以下の最小勾配は1/50で、1/100では緩すぎます。
・排水横枝管どうしを直角に合流させると流れがぶつかって乱れ、逆流や詰まりの原因になります。標準仕様書では、45°以内の鋭角で水平に近く合流させるとしています。
・通気管を横から水平に取り出すと、排水が流れ込んで詰まるおそれがあります。通気管は排水横枝管の上部から、垂直ないし45°以内の角度で取り出します。

覚え方のポイント
「最小勾配=65以下1/50、75と100は1/100、125は1/150、150以上1/200」「合流は45°以内」「通気管は上から垂直ないし45°以内で取り出す」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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