2026年版・6-5

試運転調整と検査の一問一答

1級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「施工管理法(工事施工)」から、試運転調整と検査に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、応用能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問16-5
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)における排水管の試験に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①排水管の漏れの確認は、器具取付け後の通水試験だけで足りる。
  • ②排水管の満水試験は、満水の状態を最小30分間保持して確かめる。
  • ③3階以上にわたる排水立て管は、最上階にだけ満水試験継手を設ける。
  • ④空調機のドレン管は、満水試験を行って漏れのないことを確かめる。
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正解 ②排水管の満水試験は、満水の状態を最小30分間保持して確かめる。
解説
排水管の満水試験は、配管の開口部をふさいで管内を水で満たし、その状態を保持して水位が下がらないか、継手から漏れがないかを確かめる試験です。標準仕様書では、保持時間を最小30分としています。
試験は、保温や埋戻し、天井のふさぎなどで配管が隠れる前に、区間ごとに行います。

他の選択肢が誤りである理由
・標準仕様書では、排水管は満水試験を行い、さらに衛生器具などの取付け完了後に通水試験を行うとしています。通水試験だけでは足りません。
・3階以上にわたる排水立て管には、区間ごとに試験ができるよう、各階ごとに満水試験継手を取り付けます。
・空調機などのドレン管は、満水試験ではなく通水試験を行います。

覚え方のポイント
「排水管=満水試験(最小30分)+器具取付け後の通水試験」「ドレン管は通水試験」「3階以上の立て管は各階に満水試験継手」。
問26-5
ポンプの試運転に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①起動の前にポンプ内を水で満たし、空運転にならないようにする。
  • ②渦巻ポンプは、吐出し弁を閉じて起動し、その後に徐々に開いていく。
  • ③寸動させて、ポンプの回転方向が正しいかどうかを確認する。
  • ④軸流ポンプも渦巻ポンプと同じく、吐出し弁を閉じた状態で起動する。
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正解 ④軸流ポンプも渦巻ポンプと同じく、吐出し弁を閉じた状態で起動する。
解説
渦巻ポンプは、吐出し弁を閉じた締切運転のときに軸動力が最も小さくなるため、吐出し弁を閉じて起動し、その後徐々に開いて所定の流量に合わせます。
一方、軸流ポンプは逆に、締切運転のときに軸動力が最も大きくなります。吐出し弁を閉じて起動すると電動機が過負荷になるため、吐出し弁を開いて起動します。
したがって、「軸流ポンプも吐出し弁を閉じて起動する」という記述が適当でありません。

他の選択肢が正しい理由
・水のない状態で運転(空運転)すると、軸封部などが摩擦熱で焼き付くおそれがあるため、起動前に呼び水をしてポンプ内を満たします。
・渦巻ポンプは吐出し弁を閉じて起動し、電流値を見ながら徐々に開きます。
・逆回転では所定の性能が出ないため、スイッチを一瞬入れる寸動で回転方向を確認します。

覚え方のポイント
「渦巻ポンプ=吐出し弁を閉じて起動」「軸流ポンプ=吐出し弁を開いて起動」「呼び水をしてから」「寸動で回転方向」。
問36-5
送風機の試運転に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①起動前に寸動させて、送風機の回転方向が正しいかどうかを確かめる。
  • ②多翼送風機は、ダンパを全開にして起動し、そのまま回転を上げていく。
  • ③三相電動機の回転方向が逆のときは、極数を変更して正しく直す。
  • ④Vベルトの張りは、据付けの際に調整済みなので試運転では見ない。
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正解 ①起動前に寸動させて、送風機の回転方向が正しいかどうかを確かめる。
解説
送風機の試運転では、まずスイッチを一瞬だけ入れる寸動で、羽根車が矢印の方向に回るかを確かめます。逆回転のまま運転すると、必要な風量が得られず、電動機が過負荷になることもあります。
そのうえで連続運転を行い、Vベルトの張り、異常音、振動、軸受の温度、電流値などを確認します。

他の選択肢が誤りである理由
・多翼送風機は、風量が増えるほど必要な動力が大きくなる特性があります。ダンパを全開にして起動すると電動機が過負荷になるおそれがあるため、ダンパを閉じ気味にして起動し、徐々に開きます。
・三相誘導電動機の回転方向は、電源の3本の線のうち2本を入れ替えて直します。極数を変えると回転速度が変わるだけです。
・Vベルトは運転の初期に伸びてゆるむことがあるため、試運転でも張りを確認し、必要に応じて調整します。

覚え方のポイント
「寸動で回転方向の確認→連続運転で異常の有無」「多翼送風機はダンパを絞って起動」「逆回転は三相のうち2線を入れ替える」。
問46-5
空調設備の風量調整に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①風量調整は、総合試運転調整で行う調整項目の1つである。
  • ②調整を終えたダンパは、開度が動かないよう固定し、印を付ける。
  • ③風量調整は、各機器の個別運転調整より前に済ませておく。
  • ④吹出口の風量は、風量測定用のフードなどの測定器で測定する。
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正解 ③風量調整は、各機器の個別運転調整より前に済ませておく。
解説
標準仕様書では、総合試運転調整に先立ち、各機器の個別運転調整を行うこととしています。送風機の回転方向や電流値など、機器単体が正常に動くことを確かめてからでないと、系統全体の風量を正しく合わせることはできません。
したがって、「個別運転調整より前に済ませておく」という記述が適当でありません。

他の選択肢が正しい理由
・標準仕様書の総合試運転調整の項目には、風量調整、水量調整、室内外空気の温湿度の測定、騒音の測定などが挙げられています。
・調整したダンパの開度がずれると風量のバランスが崩れるため、開度を固定し、位置が分かるよう印を付けます。
・風量は目視では分からないため、ダクト内は熱線風速計やピトー管などで、吹出口は風量測定用のフードや風速計などで測定します。

覚え方のポイント
「個別運転調整→総合試運転調整(風量・水量の調整、温湿度・気流・騒音の測定)」「調整後のダンパは固定して印」。
問56-5
給水設備の工事完了時の消毒と水質の確認に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①配管の消毒は、末端の遊離残留塩素が0.05mg/Lになれば終えてよい。
  • ②飲料水の水質の確認は、配管の洗浄と消毒を行う前に済ませておく。
  • ③結合残留塩素で消毒する場合も、0.1mg/L以上あれば基準を満たす。
  • ④給水栓の水の遊離残留塩素が、0.1mg/L以上あることを確かめる。
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正解 ④給水栓の水の遊離残留塩素が、0.1mg/L以上あることを確かめる。
解説
水道法施行規則第17条第1項第3号では、給水栓における水が遊離残留塩素を0.1mg/L以上(結合残留塩素の場合は0.4mg/L以上)保持するように塩素消毒をすることと定めています。建物の給水設備でも、給水栓の水がこの値を満たしているかを確かめます。
あわせて、色、濁り、におい、味に異常がないことも確認します。

他の選択肢が誤りである理由
・標準仕様書では、飲料水管の配管完了後は十分に洗浄し、末端部で遊離残留塩素が0.2mg/L以上検出されるまで消毒を行うとしています。0.05mg/Lでは足りません。
・水質の確認は、配管の洗浄と消毒を終えた後、使用を始める前に行います。
・結合残留塩素は殺菌力が弱いため、基準は0.4mg/L以上と高く定められています。

覚え方のポイント
「給水栓の残留塩素=遊離0.1mg/L以上(結合0.4mg/L以上)」「工事完了時の消毒は末端で遊離0.2mg/L以上になるまで」「洗浄・消毒→水質確認→使用開始」。
問66-5
冷媒配管の施工後の試験に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①冷媒管の気密試験の後は、全系統の高真空蒸発脱水処理を行う。
  • ②冷媒管の気密試験は、水を満たして行う水圧試験で代えてよい。
  • ③冷媒管の気密試験には、窒素ガスなどを用い、酸素は用いない。
  • ④冷媒管の気密試験は、保温を施す前に行い、漏れを確かめる。
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正解 ②冷媒管の気密試験は、水を満たして行う水圧試験で代えてよい。
解説
冷媒配管の中に水分が残ると、膨張弁で凍って詰まったり、冷凍機油を劣化させたり、腐食の原因になったりします。そのため、冷媒管に水を入れる水圧試験は行わず、窒素ガスなどの気体で圧力をかける気密試験を行います。標準仕様書でも、冷媒管は冷媒漏えいガイドラインによる気密試験を行うとしています。
したがって、「水圧試験で代えてよい」という記述が適当でありません。

他の選択肢が正しい理由
・気密試験の後は、真空ポンプで管内を高い真空にして水分を蒸発させて取り除く、全系統の高真空蒸発脱水処理を行います。
・酸素は冷凍機油などの油分と反応して爆発するおそれがあるため使いません。窒素ガスなどの不活性ガスを用います。
・保温した後では漏れの箇所を確かめられないため、気密試験は保温の前に行います。

覚え方のポイント
「冷媒管=気密試験(窒素、酸素厳禁、水圧試験はしない)→高真空蒸発脱水→冷媒充塡」「試験は保温の前」。
問76-5
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)における総合試運転調整に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①総合試運転調整計画書は、調整を終えた後に作成して提出する。
  • ②測定報告書には、測定点を示した図面を添付しなくてよい。
  • ③総合試運転調整に先立ち、各機器の個別運転調整を行っておく。
  • ④室内の騒音は、総合試運転調整の測定項目には含まれない。
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正解 ③総合試運転調整に先立ち、各機器の個別運転調整を行っておく。
解説
総合試運転調整は、各設備の装置全体が設計図書の意図した機能を満たしているかを、目標値と照らし合わせながら確かめる作業です。標準仕様書では、その前に各機器の個別運転調整を行うこととしています。機器単体の不具合を残したまま全体を調整しても、正しい結果が得られないからです。

他の選択肢が誤りである理由
・総合試運転調整計画書(調整方法、時期、日程、人員、安全対策を含む)は、総合試運転調整に先立って監督職員に提出します。
・測定報告書には、測定器名、測定日時、測定者名を記入し、測定点を示した図面を添付します。どこで測った値かが分からないと、記録として使えないためです。
・総合試運転調整の項目には、風量調整、水量調整、温湿度の測定、気流とじんあいの測定、騒音の測定などが含まれます。

覚え方のポイント
「計画書を先に提出→個別運転調整→総合試運転調整→測定報告書(測定器名・日時・測定者・測定点の図面)」。
問86-5
冷却塔の試運転と水の管理に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①冷却水は蒸発で薄まるので、補給水を足すだけで水質は保たれる。
  • ②補給水の量は、蒸発で失われる水の量だけを見込めば足りる。
  • ③送風機の回転方向は、冷却水の温度には影響しないので確認しない。
  • ④冷却水の一部を排出するブローで、水中の不純物の濃縮を防ぐ。
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正解 ④冷却水の一部を排出するブローで、水中の不純物の濃縮を防ぐ。
解説
冷却塔は、冷却水の一部を蒸発させ、その蒸発熱で残りの水を冷やします。蒸発するのは水だけで、溶けていたカルシウムなどの成分は残るため、冷却水は運転するほど濃縮し、スケールや腐食、レジオネラ属菌などの繁殖の原因になります。
そこで、濃縮した水の一部を排出するブローを行い、新しい補給水と入れ替えて濃縮を抑えます。試運転では、ブローの状態を確かめます。

他の選択肢が誤りである理由
・蒸発で失われるのは水だけなので、冷却水は薄まるのではなく濃縮します。
・補給水は、蒸発する水に加えて、水滴として飛散する水とブローで排出する水の分も補う必要があります。
・送風機が逆回転すると風量が不足し、冷却水の温度が下がらなくなります。試運転では寸動で回転方向を確かめます。

覚え方のポイント
「冷却水は蒸発で濃縮する→ブローと補給水で管理」「補給水量=蒸発+飛散+ブロー」「試運転=補給水・ブロー・散水・送風機の回転方向」。
問96-5
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)における配管の水圧試験に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①蒸気管の水圧試験の圧力は、最高使用圧力の1.5倍とする。
  • ②冷温水管の水圧試験は、最高使用圧力の1.5倍の圧力で行う。
  • ③給水装置に該当する給水管の水圧試験は、0.75MPaで行う。
  • ④給水管の水圧試験の保持時間は、最小10分あれば足りる。
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正解 ②冷温水管の水圧試験は、最高使用圧力の1.5倍の圧力で行う。
解説
標準仕様書では、冷温水や冷却水などの水配管の水圧試験の圧力を、最高使用圧力の1.5倍(その値が0.75MPa未満の場合は0.75MPa)とし、保持時間を最小30分としています。所定の圧力を保持して、圧力の低下や継手からの漏れがないことを確かめます。

他の選択肢が誤りである理由
・蒸気管と高温水管は、温度による影響も考えて、最高使用圧力の2倍の圧力(0.2MPa未満のときは0.2MPa)で水圧試験を行います。
・水道事業者などに試験の規定がない場合、給水装置に該当する給水管の試験圧力は1.75MPa以上です。0.75MPaは、ポンプの圧力がかかる配管などの最低値です。
・給水管と給湯管の水圧試験の保持時間は、最小60分です。

覚え方のポイント
「水配管=最高使用圧力の1.5倍(最低0.75MPa)で30分」「蒸気管と高温水管=2倍(最低0.2MPa)」「給水装置=1.75MPa以上で60分」。
問106-5
ボイラーや温水発生機などの燃焼機器の試運転に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①排ガスを分析して空気比を確かめ、燃焼の状態を適切に調整する。
  • ②空気比が大きすぎると、排ガスの損失が増えて効率が下がる。
  • ③空気比を1より小さくすると、完全燃焼して効率が最もよくなる。
  • ④炎が消えたときに燃料を遮断する安全装置の作動を確かめる。
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正解 ③空気比を1より小さくすると、完全燃焼して効率が最もよくなる。
解説
空気比は、実際に供給した空気量を、燃料を完全に燃やすのに理論上必要な空気量で割った値です。空気比が1より小さいと空気が足りず、一酸化炭素やすすが出る不完全燃焼になり、効率も安全性も悪くなります。そのため、実際の燃焼では1より少し大きい空気比で運転します。
したがって、「1より小さくすると完全燃焼して効率が最もよくなる」という記述が適当でありません。

他の選択肢が正しい理由
・試運転では、排ガス中の酸素や一酸化炭素などを測って空気比を確かめ、燃焼を適切に調整します。
・空気比が大きすぎると、燃焼に使われない余分な空気が熱を持ったまま煙突から出ていくため、排ガス損失が増えて効率が下がります。
・炎が消えたまま燃料が出続けると爆発の危険があるため、炎を検出して燃料を遮断する装置などの安全装置が正しく作動するかを確かめます。

覚え方のポイント
「空気比<1は空気不足で不完全燃焼」「空気比が大きすぎると排ガス損失が増える」「試運転=排ガス分析・空気比の調整・安全装置の作動確認」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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