2026年版・3-3

給湯設備の一問一答

2級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「給排水衛生設備」から、給湯設備に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、基礎的な能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問13-3
中央式給湯設備のレジオネラ属菌対策に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①貯湯槽内の湯の温度を、60℃以上に保つようにする。
  • ②給湯の末端でも、湯の温度をおおむね55℃以上に保つ。
  • ③湯の温度を低く保つほど、レジオネラ属菌は増えにくい。
  • ④湯が滞留する部分をなくすように、配管を計画する。
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正解 ③湯の温度を低く保つほど、レジオネラ属菌は増えにくい。
解説
レジオネラ属菌は、20〜50℃程度の温かい水の中でよく繁殖し、特に36℃前後で最も繁殖しやすいとされます。湯の温度を低めに保つと、かえって繁殖しやすい温度になります。そのため中央式給湯設備では、貯湯槽内の湯を60℃以上に保ち、給湯の末端でも55℃以上になるようにするのが一般的です。

他の選択肢が正しい理由
・貯湯槽内の湯の温度を60℃以上に保つと、レジオネラ属菌の繁殖を抑えられます。
・循環配管の末端などでも、湯の温度を55℃以上に保つようにします。
・湯が滞留する行き止まりの配管などは、温度が下がって菌が繁殖しやすいので、できるだけなくします。

覚え方のポイント
「貯湯槽60℃以上、末端55℃以上」「滞留させない」。レジオネラ属菌はぬるま湯が好きと覚えましょう。
問23-3
中央式給湯設備の返湯管(循環配管)を設ける目的として、最も適当なものはどれか。
  • ①配管内の湯を冷めさせず、すぐ湯が出るようにするため。
  • ②給湯管の中の空気を、給湯栓から排出しやすくするため。
  • ③給湯の圧力を上げて、上の階まで湯を送り届けるため。
  • ④使い終わった湯を回収して、排水管へ送り出すため。
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正解 ①配管内の湯を冷めさせず、すぐ湯が出るようにするため。
解説
中央式給湯設備では、湯を使わない時間帯に配管内の湯が冷めてしまうと、給湯栓を開けてもしばらく水しか出ません。そこで、返湯管を設けて湯を加熱装置へ戻しながら循環させ、配管内の湯の温度を保つことで、給湯栓を開けるとすぐに湯が出る(即湯性がよい)ようにします。

他の選択肢が誤りである理由
・配管内の空気は、配管の高い所に設けた空気抜き弁などから排出します。返湯管の目的ではありません。
・給湯の圧力は、給水の圧力やポンプで確保します。返湯管は圧力を上げるためのものではありません。
・返湯管は、給湯栓から出る前の湯を循環させる管で、使い終わった湯を回収するものではありません。

覚え方のポイント
「返湯管+循環ポンプ=湯をぐるぐる回して冷めさせない」。レジオネラ属菌対策(温度の維持)にも役立ちます。
問33-3
給湯配管の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①管の温度による伸縮を吸収するため、伸縮継手を設ける。
  • ②給湯管の最も高い部分には、空気抜き弁を設けない。
  • ③給湯管には、熱損失を少なくするために保温を施す。
  • ④返湯管には、湯を循環させるための循環ポンプを設ける。
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正解 ②給湯管の最も高い部分には、空気抜き弁を設けない。
解説
湯は温度が上がると、溶けていた空気が気泡となって出てきやすくなります。この空気が配管の高い部分にたまると、湯の循環を妨げたり、騒音の原因になったりするため、給湯管の最も高い部分には空気抜き弁を設けます。

他の選択肢が正しい理由
・給湯管は温度の変化で伸び縮みするため、長い直管部などに伸縮継手を設けて伸縮を吸収します。
・給湯管や返湯管は、熱が逃げないように保温を施します。
・返湯管の途中に循環ポンプを設けて、湯を強制的に循環させます。

覚え方のポイント
給湯配管の3つの対策は「伸縮(伸縮継手)」「空気(空気抜き弁)」「熱損失(保温)」です。
問43-3
ガス瞬間湯沸器の能力を表す「号数」に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①1号は、1分間に1Lの水を10℃上昇させる能力である。
  • ②1号は、1時間に1Lの水を25℃上昇させる能力である。
  • ③号数が大きいほど、1分間に出せる湯の量は少なくなる。
  • ④1号は、1分間に1Lの水を25℃上昇させる能力である。
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正解 ④1号は、1分間に1Lの水を25℃上昇させる能力である。
解説
ガス瞬間湯沸器の号数は、1分間に1Lの水の温度を25℃上昇させる能力を1号として表したものです。たとえば24号は、水温を25℃上げた湯を1分間に24L出すことができます。1号の能力は、約1.74kWに相当します。

他の選択肢が誤りである理由
・上昇させる温度は25℃で、10℃ではありません。
・基準は1時間ではなく1分間です。
・号数が大きいほど、1分間に出せる湯の量は多くなります。

覚え方のポイント
「1号=毎分1Lを25℃上げる能力」。家族の人数や同時に使う箇所に応じて、16号・20号・24号などを選びます。
問53-3
潜熱回収型のガス給湯器に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①排気ガス中の水蒸気の潜熱は回収せず、そのまま捨てる。
  • ②排気ガスの温度を上げて、熱効率を高める仕組みである。
  • ③熱の回収で発生するドレンを排水する設備が必要となる。
  • ④潜熱回収に伴い発生するドレンは中性なので処理は不要である。
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正解 ③熱の回収で発生するドレンを排水する設備が必要となる。
解説
潜熱回収型の給湯器は、燃焼で生じた排気ガスに含まれる水蒸気を熱交換器で凝縮させ、そのときに出る潜熱(凝縮熱)を回収して水を予熱することで、熱効率を高めています。このとき水蒸気が凝縮した水(ドレン)が発生するため、ドレンを排水するための配管が必要です。

他の選択肢が誤りである理由
・潜熱回収型は、排気ガス中の水蒸気の潜熱を回収するのが特長です。
・排気ガスの熱を回収するので、排気ガスの温度は下がります。
・ドレンは排気ガス中の成分が溶け込んで酸性になるため、給湯器に内蔵された中和器で中和してから排水します。

覚え方のポイント
潜熱回収型は「排気の水蒸気の熱まで使う」→「ドレンが出る」→「酸性なので中和して排水する」という流れで覚えましょう。
問63-3
瞬間式・貯湯式などの給湯方式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①瞬間式は、湯を使う時に水を加熱するため貯湯槽が不要である。
  • ②貯湯式は、貯湯槽の容量を超えても湯が途切れることはない。
  • ③貯湯式は、湯をためておくため同時に多量の湯を使うのに適する。
  • ④局所式は、配管が短いため熱損失が小さい方式である。
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正解 ②貯湯式は、貯湯槽の容量を超えても湯が途切れることはない。
解説
貯湯式は、あらかじめ加熱した湯を貯湯槽にためておく方式です。短時間に多量の湯を使うのに適していますが、貯湯槽の湯を使い切ってしまうと、加熱が追いつくまで湯の温度が下がったり、湯が出なくなったりします(湯切れ)。

他の選択肢が正しい理由
・瞬間式は、湯を使うときに水を通しながら加熱するので、貯湯槽を必要としません。
・貯湯式は、湯をためているので、同時に多くの湯を使う用途に適しています。
・局所式は、使う場所の近くで加熱するので、配管が短く熱損失が小さくなります。

覚え方のポイント
「瞬間式=ためない・湯切れしにくいが能力に限り」「貯湯式=ためる・大量に使えるが使い切ると湯切れ」。
問73-3
給湯設備の安全装置に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①密閉式の貯湯槽には、圧力上昇を防ぐ逃し弁を設ける。
  • ②逃し弁の設定圧力は、貯湯槽の最高使用圧力より高くする。
  • ③逃し弁の排水管は、排水管に直接接続して排水する。
  • ④逃し弁と貯湯槽の間には、必ず止水弁を設けておく。
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正解 ①密閉式の貯湯槽には、圧力上昇を防ぐ逃し弁を設ける。
解説
密閉式の貯湯槽では、水を加熱すると体積が膨張して内部の圧力が上がります。圧力が異常に上昇すると貯湯槽が破損するおそれがあるため、設定圧力を超えると開いて湯を逃がす逃し弁(安全弁)や、膨張を吸収する膨張タンクを設けます。建築基準法施行令第129条の2の4第1項第4号でも、給湯設備には有効な安全装置を設けることが定められています。

他の選択肢が誤りである理由
・逃し弁は、貯湯槽の最高使用圧力以下で作動するように調整します。最高使用圧力より高くすると、弁が開く前に槽が危険な圧力になってしまいます(ボイラー及び圧力容器安全規則第65条も、第一種圧力容器の安全弁を最高使用圧力以下で作動するよう調整することを定めています)。
・逃し弁からの排水は、排水口空間を設けた間接排水とします。
・逃し弁と貯湯槽の間に止水弁を設けると、弁を閉めたときに逃し弁が働かなくなり危険です。

覚え方のポイント
「加熱すると膨張する→逃し弁と膨張タンクが必要」「逃し弁は最高使用圧力以下で作動」「逃し弁の手前に弁を付けない」「排水は間接排水」。
問83-3
給湯用の銅管の施工に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ①銅管の給湯管内の流速は、速いほど腐食が起こりにくい。
  • ②銅管は鋼管より熱による伸縮が小さく、対策は不要である。
  • ③給湯の銅管は、給水管より流速を速めに設定する。
  • ④流速が速すぎると潰食が起こるので、流速を抑える。
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正解 ④流速が速すぎると潰食が起こるので、流速を抑える。
解説
銅管の中を湯が速く流れすぎると、管の内面の保護皮膜がはがされ、削り取られるように腐食が進む潰食(かいしょく、エロージョン・コロージョン)が起こりやすくなります。特にエルボや継手の下流など流れが乱れる所で起こるため、給湯用の銅管では、管内の流速が速くなりすぎないように管径を選びます(一般に1.5m/s程度以下が目安とされます)。

他の選択肢が誤りである理由
・流速が速いほど保護皮膜がはがれやすく、潰食が起こりやすくなります。
・銅は鋼より温度による伸び縮みが大きい金属です(線膨張係数は鋼の約1.5倍)。長い給湯配管では、伸縮継手などで伸縮を吸収する対策が必要です。
・給湯用の銅管は潰食を防ぐため、給水管(一般に2.0m/s以下が目安)より流速を低めに抑えます。

覚え方のポイント
「銅管の給湯管は流速を抑える(潰食の防止)」「銅は鋼より伸び縮みが大きい」。給水管の目安2.0m/sより低めに抑えると覚えておきましょう。
問93-3
給湯設備の加熱機器に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①ガス瞬間湯沸器は、湯を使うときに水を加熱する。
  • ②電気温水器は、主に水を瞬間的に加熱し、湯はためない。
  • ③ヒートポンプ給湯機は、大気の熱をくみ上げて湯を沸かす。
  • ④貯湯式の加熱機器では、湯をためるための貯湯槽を備える。
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正解 ②電気温水器は、主に水を瞬間的に加熱し、湯はためない。
解説
一般的な電気温水器は、割安な夜間の電力などを使って、貯湯槽の中の水をヒーターでゆっくり加熱し、湯をためておいて使う貯湯式の機器です。電気で水を瞬間的に加熱するには非常に大きな電力が必要になるため、主に湯をためずに使う方式ではありません。

他の選択肢が正しい理由
・ガス瞬間湯沸器は、水栓を開けて水が流れたときに燃焼して、水を加熱します。
・ヒートポンプ給湯機は、ヒートポンプで大気の熱をくみ上げて湯を沸かすので、効率がよい機器です。
・貯湯式の加熱機器は、湯をためる貯湯槽を備えています。

覚え方のポイント
「ガス=瞬間式が多い」「電気温水器・ヒートポンプ給湯機=貯湯式が多い」。熱源の性質で方式が変わります。
問103-3
給湯設備の設計に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①給湯量は、建物の用途や利用人数などから算定する。
  • ②給湯管にも、給水管と同様に逆流防止の配慮が必要である。
  • ③給湯温度は、やけど防止のため貯湯槽でも40℃とする。
  • ④給湯と給水を混合して、適温にして使用する水栓がある。
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正解 ③給湯温度は、やけど防止のため貯湯槽でも40℃とする。
解説
中央式給湯設備で貯湯槽の湯を40℃程度にすると、レジオネラ属菌がよく繁殖する温度帯(20〜50℃程度)に入ってしまいます。そのため貯湯槽では湯を60℃以上に保ち、給湯の末端でも55℃以上となるようにします。やけどの防止は、貯湯槽の温度を下げるのではなく、湯を使う箇所で混合水栓などを使い、適温に調整して行います。

他の選択肢が正しい理由
・給湯量は、建物の用途(住宅、ホテル、病院など)や利用人数、器具の数などから算定します。
・給湯管も洗面や飲用に使われることがあるため、汚染を防ぐ逆流防止の配慮が必要です。
・サーモスタット付き混合水栓などは、湯と水を混合して設定した温度で出すことができます。

覚え方のポイント
給湯温度は「菌を防ぐために貯湯槽は60℃以上・末端55℃以上」「やけどを防ぐために使う所で適温に」。2つの目的を、温度を決める場所で使い分けます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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