2026年版・3-5

消火設備の一問一答

2級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「給排水衛生設備」から、消火設備に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、基礎的な能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問13-5
消防法に基づく屋内消火栓設備(1号消火栓)に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①各部分から1のホース接続口までの水平距離を25m以下とする。
  • ②ノズル先端の放水圧力は、0.07MPa以上であれば十分だ。
  • ③ノズルの先端における放水量は、130L/min以上とする。
  • ④水源は、最多階の個数(最大2)×2.6m³以上の水量とする。
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正解 ②ノズル先端の放水圧力は、0.07MPa以上であれば十分だ。
解説
消防法施行令では、1号消火栓の屋内消火栓設備について、階のすべての屋内消火栓(2個を超えるときは2個)を同時に使ったとき、それぞれのノズルの先端で放水圧力0.17MPa以上、放水量130L/min以上の性能を求めています(第11条)。0.07MPaでは足りません。なお、放水圧力が0.7MPaを超えないための措置も必要です。

他の選択肢が正しい理由
・屋内消火栓は、階の各部分から1のホース接続口までの水平距離が25m以下となるように設けます。
・放水量は130L/min以上です。
・水源の水量は、設置個数が最も多い階の設置個数(2を超えるときは2)に2.6m³を掛けた量以上とします。

覚え方のポイント
1号消火栓は「25m・0.17MPa・130L/min・2.6m³」。2号消火栓は「15m・0.25MPa・60L/min・1.2m³」とセットで覚えましょう。
問23-5
消防法に基づく屋内消火栓設備の開閉弁の設置位置として、適当なものはどれか。ただし、天井に設けるものを除く。
  • ①床面からの高さが2.0m以下の位置
  • ②床面からの高さが1.8m以上の位置
  • ③床面からの高さが0.5m以下の位置
  • ④床面からの高さが1.5m以下の位置
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正解 ④床面からの高さが1.5m以下の位置
解説
消防法施行規則では、屋内消火栓の開閉弁は、床面からの高さが1.5m以下の位置、または天井に設けることと定めています。天井に設ける場合は、開閉弁を自動式のものとします。火災のときに誰でもすぐに操作できる高さにするためです。

他の選択肢が誤りである理由
・2.0m以下では、規定の範囲(1.5m以下)を超える高さまで含んでしまいます。
・1.8m以上は高すぎ、すぐに手が届きません。
・0.5m以下に限定する規定ではありません。

覚え方のポイント
「屋内消火栓の開閉弁は床から1.5m以下」。排煙口の手動開放装置(壁は0.8〜1.5m)と数値が近いので、区別して覚えましょう。
問33-5
スプリンクラー設備に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①乾式は、配管内に圧縮空気を入れ、凍結しやすい場所に用いる。
  • ②湿式は、配管内を常に空にしておき、火災時に水を送り込む方式だ。
  • ③閉鎖型ヘッドは、火災の熱を感知しなくても常に散水している。
  • ④開放型ヘッドは、熱で感熱部が溶けて開き、自動的に散水する。
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正解 ①乾式は、配管内に圧縮空気を入れ、凍結しやすい場所に用いる。
解説
乾式スプリンクラー設備は、乾式弁から先の配管内に圧縮空気を入れておき、ヘッドが熱で開くと空気が抜けて乾式弁が開き、水が送られて散水する方式です。配管内に水がないので、寒冷地など凍結のおそれがある場所に用いられます。

他の選択肢が誤りである理由
・湿式は、配管内を常に水で満たしておく方式で、ヘッドが開くとすぐに散水します。
・閉鎖型ヘッドは、ふだんは閉じており、火災の熱で感熱部が作動して開いたときだけ散水します。
・開放型ヘッドは常に開いているヘッドで、感知器などと連動して一斉開放弁を開くことで、区域内のヘッドから一斉に散水します。熱で開くのは閉鎖型です。

覚え方のポイント
「湿式=水が入っている」「乾式=空気が入っている(凍結対策)」「予作動式=感知器と連動して水を送る(誤放水を防ぐ)」。
問43-5
消防用設備等とその主な設置目的の組合せとして、適当でないものはどれか。
  • ①屋内消火栓設備 ― 建物の関係者などが行う初期消火
  • ②スプリンクラー設備 ― 火災の初期に自動的に散水して消火
  • ③連結送水管 ― 建物の関係者が初期消火に使う専用設備
  • ④泡消火設備 ― 駐車場などで起こる油火災の消火
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正解 ③連結送水管 ― 建物の関係者が初期消火に使う専用設備
解説
連結送水管は、消防隊が使う消火活動上必要な施設です。火災のとき、消防ポンプ自動車から屋外の送水口へ送水し、各階の放水口にホースをつないで消火活動を行います。高層の建物などで、消防隊が上の階まで長いホースを延ばさずに済むようにするためのものです。

他の選択肢が正しい理由
・屋内消火栓設備は、建物の関係者や自衛消防隊が初期消火に使う設備です。
・スプリンクラー設備は、火災の熱を感知したヘッドから自動的に散水して消火します。
・泡消火設備は、泡で燃焼面を覆って窒息・冷却の効果で消火する設備で、駐車場などの油火災に適しています。

覚え方のポイント
「連結送水管・連結散水設備=消防隊が使う」「屋内消火栓・スプリンクラー=建物側の初期消火」。
問53-5
消防法に基づく連結送水管に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①地階を除く階数が7以上の建築物には、連結送水管を設置する。
  • ②送水口は、消防ポンプ自動車が容易に接近できる位置に設ける。
  • ③放水口は、送水口のある建物の1階部分にだけ設ければ足りる。
  • ④放水口は、階段室などの消防隊が活動しやすい位置に設ける。
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正解 ③放水口は、送水口のある建物の1階部分にだけ設ければ足りる。
解説
消防法施行令第29条では、連結送水管の放水口は、地階を除く階数が7以上の建築物などでは3階以上の階ごとに、その階のいずれの場所からも1の放水口までの水平距離が50m以下となるように設けると定めています。消防隊が上の階で消火活動をするための設備なので、1階にだけ設けるのではありません。

他の選択肢が正しい理由
・地階を除く階数が7以上の建築物には、連結送水管の設置が必要です(第29条第1項第1号)。
・送水口は双口形とし、消防ポンプ自動車が容易に接近できる位置に設けます。
・放水口は、階段室や非常用エレベーターの乗降ロビーなど、消防隊が有効に消火活動を行える位置に設けます。

覚え方のポイント
連結送水管は「7階以上(または5階以上かつ延べ面積6,000m²以上)の建物」「放水口は3階以上の各階・水平距離50m以下」「送水口は双口形」。
問63-5
消防法に基づく屋外消火栓設備に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①各部分から1のホース接続口までの水平距離を40m以下とする。
  • ②放水圧力は、ノズル先端で0.17MPa以上あればよい。
  • ③放水量は、ノズル先端で60L/min以上あればよい。
  • ④水源の水量は、設置個数(最大2)×1.2m³以上あればよい。
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正解 ①各部分から1のホース接続口までの水平距離を40m以下とする。
解説
消防法施行令では、屋外消火栓は、建築物の各部分から1のホース接続口までの水平距離が40m以下となるように設けると定めています(第19条)。また、ノズル先端で放水圧力0.25MPa以上、放水量350L/min以上、水源の水量は設置個数(2を超えるときは2)×7m³以上とします。

他の選択肢が誤りである理由
・屋外消火栓の放水圧力は0.25MPa以上です。0.17MPaは屋内消火栓(1号)の値です。
・屋外消火栓の放水量は350L/min以上です。60L/minは2号の屋内消火栓の値です。
・屋外消火栓の水源は、設置個数×7m³以上です。1.2m³は2号の屋内消火栓の値です。

覚え方のポイント
屋外消火栓は「40m・0.25MPa・350L/min・7m³」。屋内消火栓の数値より大きいと覚えておきましょう。
問73-5
消火の方法と消火設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①水による消火は、主に冷却の効果によって消火する。
  • ②泡消火設備は、燃焼面を泡で覆う窒息の効果などで消火する。
  • ③不活性ガス消火設備は、酸素の濃度を下げて消火する。
  • ④不活性ガス消火設備は、人がいる室でも放出時に安全である。
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正解 ④不活性ガス消火設備は、人がいる室でも放出時に安全である。
解説
不活性ガス消火設備は、二酸化炭素や窒素などの不活性ガスを放出して、室内の酸素の濃度を下げることで消火します。特に二酸化炭素を放出すると、室内にいる人が窒息するおそれがあるため、放出前に人が退避したことを確認する仕組みや警報が必要です。人がいる室でも安全というのは誤りです。

他の選択肢が正しい理由
・水は蒸発するときに多くの熱を奪うので、主に冷却の効果で消火します。
・泡消火設備は、泡で燃焼面を覆い、窒息と冷却の効果で消火します。
・不活性ガス消火設備は、酸素の濃度を下げる窒息の効果で消火します。

覚え方のポイント
不活性ガス消火設備は「電気室・通信機器室など水が使えない所」に使われますが、「人命への危険」があることを必ず押さえます。
問83-5
消防法に基づく2号消火栓(屋内消火栓設備。広範囲型2号消火栓を除く。)に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①各部分から1のホース接続口までの水平距離を25m以下とする。
  • ②放水圧力0.25MPa以上、放水量60L/min以上の性能とする。
  • ③放水圧力0.17MPa以上、放水量130L/min以上の性能とする。
  • ④水源の水量は、設置個数(最大2)×2.6m³以上とする。
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正解 ②放水圧力0.25MPa以上、放水量60L/min以上の性能とする。
解説
2号消火栓は、1人でも操作しやすいように、ホースを細く軽くした屋内消火栓です。消防法施行令第11条第3項第2号イでは、各部分から1のホース接続口までの水平距離を15m以下とし、ノズル先端の放水圧力0.25MPa以上、放水量60L/min以上の性能とし、水源の水量は設置個数(最大2)×1.2m³以上と定めています。

他の選択肢が誤りである理由
・水平距離25m以下は、1号消火栓(と広範囲型2号消火栓)の値です。2号消火栓は15m以下です。
・放水圧力0.17MPa以上、放水量130L/min以上は、1号消火栓の値です。
・水源の水量2.6m³は、1号消火栓の値です。2号消火栓は1.2m³です。

覚え方のポイント
2号消火栓は「15m・0.25MPa・60L/min・1.2m³」。1号より水平距離と放水量は小さいが、放水圧力は大きい点に注意しましょう。なお、同じく1人で操作できる広範囲型2号消火栓は「25m・0.17MPa・80L/min・1.6m³」です(同号ロ)。
問93-5
スプリンクラー設備の予作動式に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ①配管内を常に水で満たしておき、ヘッドが開くとすぐ散水する。
  • ②火災感知器の作動とヘッドの開放の両方で散水する方式である。
  • ③感知器の作動だけで一斉開放弁を開き、区域全体に散水する。
  • ④配管に圧縮空気を入れ、ヘッドが開いて空気が抜けると散水する。
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正解 ②火災感知器の作動とヘッドの開放の両方で散水する方式である。
解説
予作動式は、ふだんは予作動弁から先の配管に圧縮空気などを入れておき、火災感知器が作動したときに予作動弁を開いて配管に水を送り、さらに閉鎖型ヘッドが熱で開いたときに初めて散水する方式です。感知器とヘッドの両方がそろわないと散水しないため、ヘッドの破損や感知器の誤作動による誤放水を防げます。コンピュータ室など水損を特に避けたい場所に用いられます。

他の選択肢が誤りである理由
・配管内を常に水で満たしておき、ヘッドが開くとすぐに散水するのは湿式です。
・感知器の作動だけで一斉開放弁を開き、区域内の全ヘッドから散水するのは、開放型ヘッドを用いる方式(劇場の舞台部などに用います)です。予作動式は、感知器が作動してもヘッドが開かなければ散水しません。
・ヘッドが開いて配管内の空気が抜けると散水するのは乾式です。予作動式では、ヘッドが開いても、感知器が作動して予作動弁が開かなければ散水しません。

覚え方のポイント
「湿式=ヘッドだけ(配管に水)」「乾式=ヘッドだけ(配管に空気)」「予作動式=感知器とヘッドの両方」「開放型=感知器(一斉開放弁)だけ」。何がそろうと散水するかで区別しましょう。
問103-5
消防法に基づく屋内消火栓設備の加圧送水装置(消火ポンプ)に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①消火ポンプには、停電時にも運転できる非常電源を設ける。
  • ②締切運転時の水温の上昇を防ぐため、逃し配管を設ける。
  • ③定格負荷運転時の性能を試験するための配管設備を設ける。
  • ④ポンプの吐出側には連成計を、吸込側には圧力計を設ける。
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正解 ④ポンプの吐出側には連成計を、吸込側には圧力計を設ける。
解説
消防法施行規則第12条第1項第7号ハでは、ポンプを用いる加圧送水装置について、ポンプの吐出側に圧力計、吸込側に連成計を設けることと定めています。吸込側は、水源の水位がポンプより低いと大気圧より低い圧力(負圧)になることがあるため、正圧も負圧も測れる連成計を用います。この記述は吐出側と吸込側が逆です。

他の選択肢が正しい理由
・屋内消火栓設備は停電時にも使えなければならないため、非常電源を附置します(消防法施行令第11条第3項)。
・消火栓が使われずにポンプが締切運転になると水温が上がってポンプを傷めるため、水温上昇防止のための逃し配管を設けます。
・定格負荷運転時のポンプの性能を試験するための配管設備(性能試験配管)を設け、流量計で吐出量を確かめられるようにします。

覚え方のポイント
消火ポンプまわりは「吐出側に圧力計・吸込側に連成計」「性能試験配管」「逃し配管」「呼水装置(水源がポンプより低い場合)」「非常電源」。連成計は負圧も測れる計器です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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