2026年版・3-7

浄化槽の一問一答

2級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「給排水衛生設備」から、浄化槽に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全500問) 給排水衛生設備の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、基礎的な能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問13-7
浄化槽法に基づく浄化槽の検査に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①新設の浄化槽は、使用開始後に水質の検査を受ける。
  • ②使用中の浄化槽は、毎年1回、定期の水質検査を受ける。
  • ③水質に関する検査は、指定検査機関が実施する。
  • ④使用開始後の水質検査は、使用開始の前日までに受ける。
答えと解説を見る
正解 ④使用開始後の水質検査は、使用開始の前日までに受ける。
解説
浄化槽法では、新たに設置された浄化槽などについて、使用開始後3月を経過した日から5月間の期間内に、指定検査機関の行う水質に関する検査(設置後等の水質検査)を受けなければならないと定めています(第7条、施行規則第4条)。使用開始の前に受けるものではありません。

他の選択肢が正しい理由
・新たに設置した浄化槽は、使用開始後の定められた期間に水質の検査を受けます。
・使用中の浄化槽は、毎年1回(環境省令で定める場合はその回数)、定期の水質検査を受けます(第11条)。
・水質に関する検査は、都道府県知事が指定した指定検査機関が行います。

覚え方のポイント
「設置後の検査(7条検査)=使用開始後3月を経過した日から5月間」「定期検査(11条検査)=毎年1回」。
問23-7
浄化槽法に基づく浄化槽の保守点検と清掃に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①浄化槽の清掃は、10年に1回程度行えば足りるものである。
  • ②浄化槽の清掃は、原則として毎年1回行う必要がある。
  • ③浄化槽の保守点検は、使用開始後5年ごとに行えば足りる。
  • ④全ばっ気方式の浄化槽の清掃は、5年に1回でよい。
答えと解説を見る
正解 ②浄化槽の清掃は、原則として毎年1回行う必要がある。
解説
浄化槽法第10条第1項では、浄化槽管理者は、毎年1回(環境省令で定める場合はその回数)、浄化槽の保守点検と清掃をしなければならないと定めています。全ばっ気方式の浄化槽の清掃は、おおむね6月ごとに1回以上とされています(環境省関係浄化槽法施行規則第7条)。

他の選択肢が誤りである理由
・清掃は原則として毎年1回です。10年に1回では、汚泥がたまって処理の機能が落ちてしまいます。
・保守点検も原則として毎年1回以上(浄化槽の種類や規模によっては、環境省令でより多い回数が定められています)行わなければなりません。5年ごとでは足りません。
・全ばっ気方式の浄化槽の清掃は、おおむね6月ごとに1回以上です。

覚え方のポイント
「保守点検・清掃・定期検査(11条検査)は、原則として毎年1回」「全ばっ気方式の清掃は6月ごと」。浄化槽管理者(所有者など)の義務です。
問33-7
浄化槽法に基づく浄化槽工事業に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①浄化槽工事業を営む者は、都道府県知事の登録を受ける。
  • ②浄化槽工事業の登録は、一度受ければ更新は必要ない。
  • ③浄化槽工事は、資格を持つ者の監督なしに行ってよい。
  • ④浄化槽工事業の登録は、市町村長から受けるものである。
答えと解説を見る
正解 ①浄化槽工事業を営む者は、都道府県知事の登録を受ける。
解説
浄化槽法では、浄化槽工事業を営もうとする者は、その業を行おうとする区域を管轄する都道府県知事の登録を受けなければならないと定めています(第21条)。登録の有効期間は5年で、引き続き営業するには更新の登録が必要です。

他の選択肢が誤りである理由
・登録の有効期間は5年で、更新の登録を受けなければなりません。
・浄化槽工事業者は、浄化槽工事を行うとき、浄化槽設備士に実地に監督させなければなりません(浄化槽設備士が自ら行う場合を除く)。
・登録は、都道府県知事から受けます。

覚え方のポイント
浄化槽工事業は「都道府県知事の登録・有効期間5年」「工事は浄化槽設備士が実地に監督」。
問43-7
浄化槽法に基づく浄化槽からの放流水の水質の基準に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①放流水のBODは、1Lにつき200mg以下であればよい。
  • ②放流水の水質については、特に基準は定められていない。
  • ③BODは20mg/L以下、かつ除去率90%以上とする。
  • ④放流水のBOD除去率は、50%以上であれば足りる。
答えと解説を見る
正解 ③BODは20mg/L以下、かつ除去率90%以上とする。
解説
浄化槽法施行規則では、浄化槽からの放流水の水質の技術上の基準を、放流水のBOD(生物化学的酸素要求量)が1Lにつき20mg以下であること、かつ、BODの除去率が90%以上であることと定めています(第1条の2)。

他の選択肢が誤りである理由
・放流水のBODは20mg/L以下です。200mg/Lでは基準を大きく超えます。
・放流水の水質には、上記の基準が定められています。
・BOD除去率は90%以上が必要です。50%では足りません。

覚え方のポイント
「放流水BOD20mg/L以下・除去率90%以上」。この基準を満たすのが、現在の合併処理浄化槽です。
問53-7
浄化槽の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①浄化槽の本体は、水準器などで確かめて水平に据え付ける。
  • ②槽の水張り試験は、満水にして1時間放置すれば足りる。
  • ③地下水位が高い所では、浮上を防止する措置を講じる。
  • ④流入管と放流管は、所定の勾配を確保して接続する。
答えと解説を見る
正解 ②槽の水張り試験は、満水にして1時間放置すれば足りる。
解説
浄化槽を据え付けた後は、槽内に水を満たして漏水がないことを確かめる水張り(満水)試験を行います。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、槽を満水状態にして24時間放置し、水面の高さの変化などで漏水の有無を検査するとしています。1時間では、わずかな漏水による水位の低下を見逃すおそれがあります。漏水があると、処理が不十分な汚水が地下に漏れ出したり、浄化槽が正しく機能しなかったりします。

他の選択肢が正しい理由
・浄化槽は、水の流れや処理の機能が正しく働くよう、水平に据え付けます。
・地下水位が高い所では、槽が浮き上がらないよう、底版コンクリートにアンカーで固定するなどの浮上防止の措置をします。
・流入管と放流管は、汚水が滞らないように所定の勾配をとって接続します。

覚え方のポイント
浄化槽の施工は「水平に据える」「水張り試験は満水で24時間」「浮上を防止」「勾配を確保」の4点が基本です。排水管の満水試験(保持時間は最小30分)と時間が違う点にも注意しましょう。
問63-7
浄化槽に関わる者や事業に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①浄化槽管理者は、所有者や占有者など管理の権原を持つ者だ。
  • ②浄化槽設備士は、浄化槽工事を実地に監督する国家資格者である。
  • ③浄化槽清掃業は、市町村長の許可を受けて営む事業である。
  • ④浄化槽管理士は、浄化槽の清掃の業務に従事する資格者である。
答えと解説を見る
正解 ④浄化槽管理士は、浄化槽の清掃の業務に従事する資格者である。
解説
浄化槽管理士は、浄化槽の保守点検の業務に従事する者として免状の交付を受けた者です(浄化槽法第2条第11号)。保守点検は、機器の作動や槽内の状態を調べて調整する作業で、たまった汚泥を引き抜く清掃とは別の業務です。清掃は、市町村長の許可を受けた浄化槽清掃業者が行います。

他の選択肢が正しい理由
・浄化槽管理者は、浄化槽の所有者、占有者その他の者で、その浄化槽の管理について権原を有する者です(第7条第1項)。
・浄化槽設備士は、浄化槽工事を実地に監督する者として、免状の交付を受けた者です(第2条第10号)。浄化槽工事業者は、工事を浄化槽設備士に実地に監督させなければなりません(第29条第3項)。
・浄化槽清掃業を営もうとする者は、区域を管轄する市町村長の許可を受けなければなりません(第35条第1項)。

覚え方のポイント
「管理者=持ち主(義務を負う)」「設備士=工事を監督」「管理士=保守点検」「清掃業=市町村長の許可」「工事業=都道府県知事の登録」。似た名前の違いを区別しましょう。
問73-7
嫌気ろ床接触ばっ気方式の浄化槽における、一般的な処理の順序として、適当なものはどれか。
  • ①嫌気ろ床槽→接触ばっ気槽→沈殿槽→消毒槽
  • ②接触ばっ気槽→嫌気ろ床槽→消毒槽→沈殿槽
  • ③消毒槽→沈殿槽→接触ばっ気槽→嫌気ろ床槽
  • ④沈殿槽→消毒槽→嫌気ろ床槽→接触ばっ気槽
答えと解説を見る
正解 ①嫌気ろ床槽→接触ばっ気槽→沈殿槽→消毒槽
解説
嫌気ろ床接触ばっ気方式の浄化槽では、一般に次の順で処理を行います。
①嫌気ろ床槽:固形物を分離し、酸素のない状態で働く微生物(嫌気性微生物)で有機物を分解する
②接触ばっ気槽:空気を送り込み、ろ材に付いた好気性微生物で有機物をさらに分解する
③沈殿槽:はがれた微生物の膜などを沈殿させて、上澄みの水を分ける
④消毒槽:塩素剤で消毒してから放流する

他の選択肢が誤りである理由
・接触ばっ気槽から始まる順序ではなく、最初に嫌気ろ床槽で固形物を分けます。
・消毒槽は最後の工程です。最初に消毒しても、その後の処理で意味がなくなります。
・沈殿槽→消毒槽の後に生物処理を行う順序では、放流前の消毒ができません。

覚え方のポイント
「分ける(嫌気)→分解する(ばっ気)→沈める(沈殿)→消毒して出す」。消毒が最後であることを押さえましょう。
問83-7
浄化槽の処理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①接触ばっ気槽では、送風機で空気を送り込んで微生物を働かせる。
  • ②消毒槽では、塩素剤などを用いて処理水を消毒する。
  • ③嫌気性の微生物は、十分な酸素がないと活動できない。
  • ④沈殿槽では、処理水中の汚泥などを沈殿させて分離する。
答えと解説を見る
正解 ③嫌気性の微生物は、十分な酸素がないと活動できない。
解説
嫌気性の微生物は、酸素のない(または極めて少ない)状態で活動し、有機物を分解する微生物です。酸素がないと活動できないのは好気性の微生物です。浄化槽では、嫌気ろ床槽で嫌気性微生物を、接触ばっ気槽で好気性微生物を働かせています。

他の選択肢が正しい理由
・接触ばっ気槽では、ブロワ(送風機)で空気を送り込み、好気性微生物を働かせて有機物を分解します。
・消毒槽では、塩素剤などで処理水を消毒してから放流します。
・沈殿槽では、処理水中の汚泥やはがれた生物膜を沈殿させて、きれいな上澄みを分けます。

覚え方のポイント
「嫌気性=酸素がいらない」「好気性=酸素が必要(だからばっ気する)」。ブロワが止まると好気処理ができなくなります。
問93-7
浄化槽の設置と用語に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①浄化槽は、し尿と雑排水をあわせて処理するものが原則である。
  • ②浄化槽の処理対象人員は、建物の用途などに応じて算定する。
  • ③浄化槽には、雨水も流入させて処理する水量を増やすのがよい。
  • ④浄化槽の放流先は、河川などの公共用水域となることが多い。
答えと解説を見る
正解 ③浄化槽には、雨水も流入させて処理する水量を増やすのがよい。
解説
浄化槽は、し尿や雑排水などの汚水を処理するための設備で、雨水を流入させてはいけません。雨水が入ると処理する水の量が大きく変動し、微生物が流されるなどして処理の機能が低下してしまいます。雨水は別の系統で排水します。

他の選択肢が正しい理由
・現在の浄化槽は、し尿と雑排水をあわせて処理する合併処理浄化槽が原則です。
・処理対象人員は、日本産業規格に基づき、住宅・事務所などの建物の用途や延べ面積などから算定します。
・浄化槽で処理した水は、河川などの公共用水域へ放流することが多くなります。

覚え方のポイント
「浄化槽に雨水は入れない」。処理の能力は処理対象人員をもとに決めるため、雨水が入ると想定外の量になります。
問103-7
浄化槽の維持管理に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①ばっ気用の送風機は、夜間は停止させても差し支えない。
  • ②ばっ気用の送風機は、原則として常に運転させておく。
  • ③消毒剤は、放流水が澄んでいれば補充しなくてよい。
  • ④ばっ気槽の空気量は、多ければ多いほど処理がよくなる。
答えと解説を見る
正解 ②ばっ気用の送風機は、原則として常に運転させておく。
解説
接触ばっ気槽などで働く好気性の微生物は、酸素が不足すると活動できず、死滅してしまいます。そのため、ばっ気用の送風機(ブロワ)は、原則として常に運転させておきます。電気代を節約するために止めると、処理の機能が大きく低下します。

他の選択肢が誤りである理由
・送風機を夜間に止めると、微生物が酸素不足になり、処理の機能が低下します。
・放流水が澄んで見えても、大腸菌などの細菌は目に見えません。放流水は消毒されるようにすること(環境省関係浄化槽法施行規則第2条第16号)とされており、消毒剤は保守点検で補充します。
・空気量は多すぎても、微生物の膜がはがれすぎたり、汚泥が細かく砕けて処理水が濁ったりします。保守点検では、溶存酸素量が適正に保たれるように調整します(同条第7号)。

覚え方のポイント
浄化槽は「微生物が働く小さな処理場」。送風機を止めない、空気量は適正に、消毒剤を切らさない、が維持管理の基本です。

2級管工事施工管理技士 第一次検定の対策問題(全500問)に戻る

非公式の資格試験対策サイトです。一般財団法人全国建設研修センター及び国土交通省とは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】