2026年版・3-8

衛生器具(大便器・小便器・水栓)の一問一答

2級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「給排水衛生設備」から、衛生器具(大便器・小便器・水栓)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、基礎的な能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問13-8
大便器の洗浄方式のうち、洗落し式に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①水の落差による流水の作用で、汚物を押し流して排出する。
  • ②ゼット穴から噴き出す水でサイホン作用を促して排出する。
  • ③渦巻きの作用とサイホン作用で、静かに汚物を排出する。
  • ④噴出口から強く噴き出す水の力で、汚物を吹き飛ばして排出する。
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正解 ①水の落差による流水の作用で、汚物を押し流して排出する。
解説
洗落し式は、便器に流した水の落差による流水の作用で汚物を押し流す、構造が単純な方式です。溜水面(便器にたまった水の面)が狭いため、汚物が付着しやすく、においが出やすい面があります。

他の選択肢が誤りである理由
・ゼット穴から水を噴き出してサイホン作用を促すのは、サイホンゼット式です。溜水面が広く、汚物が付きにくい方式です。
・渦巻きの作用を利用し、洗浄音が静かなのは、サイホンボルテックス式です。
・噴出口から強く噴き出す水で汚物を吹き飛ばすのは、ブローアウト式です。

覚え方のポイント
洗浄方式は「洗落し=落差で押し流す」「サイホン=サイホンで吸い出す」「サイホンゼット=ゼット穴でサイホンを助ける」「ボルテックス=渦で静か」「ブローアウト=噴出力で吹き飛ばす」。
問23-8
大便器のブローアウト式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①噴出口から噴き出す水の力で、汚物を吹き飛ばして排出する。
  • ②洗浄音が静かなので、夜間に使う住宅の便所に適する。
  • ③一般に洗浄弁と組み合わせ、公衆用の便所などに用いられる。
  • ④排水路が大きめで、ほかの方式に比べて詰まりにくい。
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正解 ②洗浄音が静かなので、夜間に使う住宅の便所に適する。
解説
ブローアウト式は、噴出口から勢いよく噴き出す水の力で汚物を吹き飛ばすため、洗浄音が大きい方式です。静かさが求められる住宅には向かず、多数の人が使う公衆用の便所などに用いられます。

他の選択肢が正しい理由
・噴出口からの噴出力で汚物を吹き飛ばして排出する方式です。
・強い噴出力を得るため、一般に洗浄弁(フラッシュバルブ)と組み合わせて使われ、公衆用の便所などに向きます。
・排水路を大きくとれるため、詰まりにくい特長があります。

覚え方のポイント
ブローアウト式は「噴出力で吹き飛ばす・音が大きい・詰まりにくい・洗浄弁と組合せ・公衆用」。静かさなら、サイホンボルテックス式です。
問33-8
大便器の洗浄方式に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①サイホンゼット式は、水の落差だけで汚物を押し流す方式である。
  • ②洗落し式は、溜水面が広く汚物が付着しにくい方式である。
  • ③サイホンボルテックス式は、渦巻き作用を利用し洗浄音が静かだ。
  • ④ブローアウト式は、ロータンクと組み合わせて住宅に多く使う。
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正解 ③サイホンボルテックス式は、渦巻き作用を利用し洗浄音が静かだ。
解説
サイホンボルテックス式は、便器とタンクを一体にしたものが多く、渦巻き(ボルテックス)作用とサイホン作用を組み合わせて汚物を排出します。洗浄のときに空気が入り込みにくいため、洗浄音が静かなのが特長です。

他の選択肢が誤りである理由
・洗落し式は、溜水面が狭く、汚物が付着しやすい方式です。溜水面が広いのはサイホンゼット式などです。
・水の落差だけで押し流すのは洗落し式です。サイホンゼット式は、ゼット穴からの噴出でサイホン作用を起こします。
・ブローアウト式は、一般に洗浄弁と組み合わせて公衆用の便所などに使われます。

覚え方のポイント
「静か=ボルテックス」「溜水面が広い=サイホンゼット」「落差だけ=洗落し」「うるさいが詰まりにくい=ブローアウト」。
問43-8
大便器の洗浄に用いる洗浄弁(フラッシュバルブ)とロータンクに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①洗浄弁には、逆流を防ぐためにバキュームブレーカを付ける。
  • ②洗浄弁は、タンクに水をためる時間がなく、連続して使える。
  • ③ロータンクは、給水の圧力が低い所でも使うことができる。
  • ④洗浄弁は、給水管が細く水圧が低い所でも支障なく使える。
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正解 ④洗浄弁は、給水管が細く水圧が低い所でも支障なく使える。
解説
洗浄弁は、給水管から直接多量の水を短時間に流して洗浄するため、所定の水圧と、太い給水管(一般に呼び径25以上)が必要です。給水管が細く水圧が低い所では、十分な洗浄ができません。

他の選択肢が正しい理由
・洗浄弁は、タンクに水をためる必要がないので、連続して使うことができます。利用者の多い便所に向く理由です。
・ロータンクは、ためた水を落差で流すので、給水の圧力が低い所でも使えます。
・洗浄弁は便器とつながっているため、断水時などに汚水が給水管へ吸い込まれないよう、バキュームブレーカ(負圧を破壊して逆流を防ぐ器具)を付けます。

覚え方のポイント
「洗浄弁=連続使用可・水圧と太い管が必要・バキュームブレーカ付き」「ロータンク=低い水圧でも可・連続使用は不可」。
問53-8
給水設備に設けるバキュームブレーカに関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①給水管の圧力を上げ、器具に必要な水圧を確保する。
  • ②管内に負圧が生じたとき空気を入れ、汚水の逆流を防ぐ。
  • ③給水管の中の空気を抜き、空気だまりを防ぐ器具である。
  • ④管内の水圧が高すぎるときに、水を外に逃がす器具である。
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正解 ②管内に負圧が生じたとき空気を入れ、汚水の逆流を防ぐ。
解説
バキュームブレーカは、断水や大量の使用などで給水管内が負圧になったとき、自動的に空気を取り入れて負圧を破壊し、便器などの汚れた水が給水管へ吸い込まれる(逆サイホン作用による逆流)のを防ぐ器具です。大便器の洗浄弁など、吐水口空間を確保できない器具に設けます。

他の選択肢が誤りである理由
・給水の圧力を上げるのは、加圧ポンプなどの役割です。
・管内の空気を抜くのは、空気抜き弁の役割です。
・水圧が高すぎるときに水を逃がすのは、逃し弁などの役割です。

覚え方のポイント
逆流防止の基本は「吐水口空間」。それが取れない所に「バキュームブレーカ」を付けます。大気圧式は、器具のあふれ縁より高い位置に取り付けます。
問63-8
小便器に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①壁掛け形の小便器は、床から離れるので床の清掃がしやすい。
  • ②ストール形の小便器は床置きで、子どもでも使いやすい。
  • ③小便器は、排水量が少ないので、トラップを設けなくてよい。
  • ④使用者を感知して自動で洗浄する方式の小便器がある。
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正解 ③小便器は、排水量が少ないので、トラップを設けなくてよい。
解説
小便器も、排水管からの臭気や害虫の侵入を防ぐため、トラップ(器具に内蔵されたもの又は器具に接続したもの)を設けなければなりません。建築基準法施行令第129条の2の4第3項でも、排水のための配管設備には排水トラップを設けるなど衛生上必要な措置を講ずることとされています。

他の選択肢が正しい理由
・ストール形は床置き形で、受け口が床近くまであるため、子どもでも使いやすい形です。
・壁掛け形は床から離れて取り付けるため、床の清掃がしやすい形です。
・センサで使用者を感知して自動で洗浄する方式は、節水や衛生の面から広く使われています。

覚え方のポイント
衛生器具には、器具ごとにトラップが必要(ただし二重トラップは禁止)。小便器はトラップ内に尿石が付きやすく、定期的な清掃が必要です。
問73-8
洗面器などの衛生器具の給水に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①吐水口空間が取れない器具には、逆流防止の器具を付ける。
  • ②吐水口空間は、吐水口の端とあふれ縁との垂直距離をいう。
  • ③吐水口空間は、汚れた水の逆流を防ぐために確保する。
  • ④水栓の吐水口は、器具のあふれ縁より下に設けてもよい。
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正解 ④水栓の吐水口は、器具のあふれ縁より下に設けてもよい。
解説
水栓の吐水口があふれ縁より下にあると、器具にたまった水に吐水口が沈み、給水管内が負圧になったときに汚れた水が給水管へ吸い込まれるおそれがあります。吐水口は、あふれ縁より上に設け、吐水口空間を確保します(建築基準法施行令第129条の2の4第2項第2号)。

他の選択肢が正しい理由
・吐水口空間とは、給水栓の吐水口の端から、その器具のあふれ縁までの垂直距離をいいます。
・吐水口空間は、逆サイホン作用による汚れた水の逆流を防ぐための、最も基本的な方法です。
・吐水口空間が確保できない器具(大便器の洗浄弁など)には、バキュームブレーカなどの逆流防止の器具を設けます。

覚え方のポイント
「吐水口はあふれ縁より上」。吐水口空間は、給水の逆流防止の第一の手段です。
問83-8
衛生器具の材料に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①衛生陶器は、吸水性が小さく、汚れが付きにくい材料である。
  • ②衛生陶器は、衝撃に強いので、物を落としても割れにくい。
  • ③ほうろうの器具は、表面が傷ついても鋼板がさびることはない。
  • ④樹脂製の器具は、熱に強く、たばこの火でも変質しない。
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正解 ①衛生陶器は、吸水性が小さく、汚れが付きにくい材料である。
解説
衛生陶器は、高温で焼き固めた陶器の表面にうわぐすりをかけたもので、吸水性が小さく、表面が硬く滑らかなため、汚れが付きにくく清掃しやすい材料です。大便器や洗面器などに広く使われています。

他の選択肢が誤りである理由
・衛生陶器は、衝撃には弱く、重い物を落とすと割れることがあります。
・ほうろうは、鋼板などの表面にガラス質を焼き付けたもので、表面が傷つくと、そこから下地の鋼板がさびることがあります。
・樹脂製(FRPなど)の器具は、陶器に比べて熱に弱く、たばこの火などで変色・変形することがあります。

覚え方のポイント
衛生陶器は「吸水性が小さい・汚れにくい・衝撃に弱い」。材料ごとの長所と短所をセットで覚えます。
問93-8
衛生器具の設置と数に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①洗面器は、壁の下地に取り付けたバックハンガーなどで支持する。
  • ②便器の数は、建物の利用人数によらず床面積だけで決める。
  • ③大便器と排水管の接続部は、漏れのないよう確実に接続する。
  • ④器具の取付け後は、完成まで器具が傷まないよう養生する。
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正解 ②便器の数は、建物の利用人数によらず床面積だけで決める。
解説
便器などの衛生器具の数は、その建物を利用する人の数や性別、利用の形態(事務所、学校など)をもとに算定するのが基本です。床面積だけで決めると、実際の利用に対して不足したり過剰になったりします。

他の選択肢が正しい理由
・洗面器は、壁の下地に堅固に取り付けたバックハンガーやブラケットなどで支持します。
・大便器と排水管の接続部から漏れると、汚水や臭気が漏れ出すため、専用の接続材を用いて確実に接続します。
・取付け後の器具は、ほかの工事で傷ついたり汚れたりしないよう、完成まで養生します。

覚え方のポイント
器具の数は「利用人数」から、器具の取付けは「下地に堅固に」「接続部は確実に」「取付け後は養生」。
問103-8
水栓に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①シングルレバー式の混合水栓は、1本のレバーで水量と温度を調整する。
  • ②サーモスタット式の混合水栓は、設定した温度の湯を安定して出す。
  • ③水撃作用は、水栓を急に開くときに起き、急に閉じても起きない。
  • ④自動水栓は、センサで手を感知して吐水し、手を離すと止水する。
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正解 ③水撃作用は、水栓を急に開くときに起き、急に閉じても起きない。
解説
水撃作用(ウォーターハンマー)は、管内を流れている水が急に止められたとき、水の運動のエネルギーが圧力に変わって大きな圧力の波が生じ、衝撃音や振動を起こす現象です。主に、水栓や弁を急に閉じたときに起こります。シングルレバー式の水栓や電磁弁のように急に閉じる器具では、水撃作用に注意が必要です。

他の選択肢が正しい理由
・サーモスタット式の混合水栓は、内蔵した感温部で湯と水の混合の割合を自動で調整し、設定した温度の湯を安定して出します。
・シングルレバー式の混合水栓は、1本のレバーを上下・左右に動かして、吐水量と温度を調整します。
・自動水栓は、センサで手を感知して吐水し、手を離すと自動で止水するので、節水と衛生の面で有効です。

覚え方のポイント
水撃作用は「急閉で起きる」。対策は、流速を遅くする(管径を大きくする)、急閉の器具の近くに水撃防止器(ウォーターハンマー防止器)を設ける、など。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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