2026年版・5-6

保温・塗装・試運転調整の一問一答

2級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「施工管理法(知識)」から、保温・塗装・試運転調整に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、基礎的な能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問15-6
配管の保温に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①冷水管の保温は、結露を防ぐ防露の役割も持っている。
  • ②保温の施工は、配管の水圧試験などを終えてから行う。
  • ③保温材の重ね部の継目は、同一線上にそろえて取り付ける。
  • ④保温材は、雨水などで濡らさないように保管し、施工する。
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正解 ③保温材の重ね部の継目は、同一線上にそろえて取り付ける。
解説
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、保温材相互の間隙はできる限り少なくし、重ね部の継目は同一線上を避けて取り付けることとしています。継目が一直線にそろうと、そこが熱の逃げ道や湿気の通り道になり、保温の効果が落ちたり、冷水管では結露の原因になったりするためです。

他の選択肢が正しい理由
・冷水管は表面温度が低いため、保温によって表面の結露を防ぐ防露の役割も果たします。
・保温を先に施工すると漏れを見つけにくくなるため、水圧試験などを終えてから保温を施工します。
・保温材が濡れると断熱の性能が大きく落ちるため、雨水などで濡らさないようにします。

覚え方のポイント
保温の施工は「試験の後に」「継目は同一線上を避ける」「間隙を少なく」「冷水管は防湿層を切らさない」。
問25-6
塗装に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①気温5℃以下や湿度85%以上のときは、原則として塗装を行わない。
  • ②検査を要する部分の塗装は、検査より前に済ませておくのが原則である。
  • ③工場塗装の損傷箇所は、工事の完成前にまとめて補修すればよい。
  • ④塗料は、塗りやすいように必ずシンナーで薄めてから使用する。
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正解 ①気温5℃以下や湿度85%以上のときは、原則として塗装を行わない。
解説
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、塗装場所の気温が5℃以下、湿度が85%以上、換気が十分でなく結露するなど、塗料の乾燥に不適当な場合は、原則として塗装を行ってはならないとしています。乾燥が不十分だと、はがれや白化などの不具合が起こるためです。

他の選択肢が誤りである理由
・検査を要するものの塗装は、その部分の検査が終わってから施工します。先に塗ると、漏れや溶接の不良などが隠れてしまいます(やむを得ず先に塗る場合は監督職員の承諾が必要です)。
・工場で塗装したものが工事現場への搬入後に損傷した場合は、直ちに補修します。放置するとさびが進みます。
・塗料は、原則として調合された塗料をそのまま使用します。素地や気温に応じて粘度を調節することはできますが、必ず薄めるものではありません。

覚え方のポイント
塗装は「5℃以下、85%以上は塗らない」「検査の後に塗る」「損傷は直ちに補修」「塗料は原則そのまま使う」。
問35-6
渦巻ポンプの試運転に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①起動の前に、手で回して軸が円滑に回転するかを確認する。
  • ②起動の前に、軸受の注油などの状態を確認しておく。
  • ③グランドパッキンは、水が少量滴下する程度に締め付ける。
  • ④起動するときは、吐出側の弁を全開にしておくのがよい。
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正解 ④起動するときは、吐出側の弁を全開にしておくのがよい。
解説
渦巻ポンプは、吐出量が0(締切)のときに軸動力が最も小さくなります。そのため、起動するときは吐出側の弁を全閉にしておき、起動した後に徐々に弁を開いて、所定の流量に調整します。吐出側の弁を全開にして起動すると、起動時に大きな電流が流れ、電動機に負担がかかります。

他の選択肢が正しい理由
・起動の前に、軸を手で回して、引っかかりがなく円滑に回ることを確認します。
・軸受の注油の状態などを確認してから起動します。
・グランドパッキンは、軸との摩擦熱を逃がすため、締めすぎず、水が少量滴下する程度に調整します。

覚え方のポイント
渦巻ポンプの起動は「手回し確認→吐出弁全閉で起動→徐々に開く→電流、圧力、流量を確認」。グランドパッキンは「少し漏らす」が正解です。
問45-6
送風機の据付けと試運転に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①試運転では、回転方向や異常な振動、騒音、電流値などを確認する。
  • ②遠心送風機の吸込口にダクトをつながないときも、保護金網は不要である。
  • ③送風機とダクトは、振動を確実に伝えるため直接フランジで接続する。
  • ④Vベルトは、試運転の時点でたるみがまったく出ないよう強く張る。
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正解 ①試運転では、回転方向や異常な振動、騒音、電流値などを確認する。
解説
送風機の試運転では、回転方向が正しいか、異常な振動や騒音がないか、軸受の温度が異常に上がらないか、電動機の電流値が規定の範囲内かなどを確認します。逆回転でも送風機は回るため、回転方向の確認は特に重要です。

他の選択肢が誤りである理由
・遠心送風機の吸込口にダクトを接続しない場合は、異物の吸込みや巻込みを防ぐため、保護金網を取り付けます。
・送風機とダクトの接続には、振動がダクトに伝わらないよう、たわみ継手を用います。
・Vベルトは、張りすぎると軸受やベルトが早く傷むため、適度なたわみが出るように張ります。運転初期にはベルトが伸びるので、試運転後にも張りを確認します。

覚え方のポイント
送風機は「たわみ継手で接続」「吸込口が開放なら保護金網」「試運転は回転方向、振動、騒音、軸受温度、電流値、ベルトの張り」。
問55-6
空調設備の風量調整に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①風量の調整は、吹出口のダンパだけで行い、系統は調整しない。
  • ②風量の調整は、風量調整ダンパなどで設計風量に合わせる。
  • ③風量の測定は、エルボの直後など流れの乱れた所で行う。
  • ④風量の調整では、送風機の回転数は変えてはならない。
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正解 ②風量の調整は、風量調整ダンパなどで設計風量に合わせる。
解説
空調設備の風量調整では、主ダクトや分岐ダクトの風量調整ダンパ、吹出口のシャッターなどを使って、各系統・各吹出口の風量を設計風量に合わせます。必要に応じて、送風機の回転数(プーリーやインバータ)で全体の風量を調整します。

他の選択肢が誤りである理由
・風量の調整は、送風機に近い主ダクトから分岐ダクト、吹出口へと、系統ごとに順を追って行います。
・風量の測定は、流れが整った直線部で行います。エルボの直後など乱れた所では正確に測れません。
・全体の風量が合わない場合は、送風機の回転数を調整することもあります。

覚え方のポイント
風量調整は「上流から下流へ」「ダンパで配分し、全体は送風機で合わせる」「測定は整流部で」。
問65-6
水冷式の冷凍機を中心とした熱源設備の運転開始の順序として、一般的に適当なものはどれか。
  • ①冷凍機→冷水ポンプ→冷却水ポンプ→冷却塔
  • ②冷水ポンプ→冷凍機→冷却塔→冷却水ポンプ
  • ③冷水ポンプ→冷却水ポンプ→冷却塔→冷凍機
  • ④冷凍機→冷却塔→冷水ポンプ→冷却水ポンプ
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正解 ③冷水ポンプ→冷却水ポンプ→冷却塔→冷凍機
解説
冷凍機は、冷水や冷却水が流れていない状態で運転すると、凍結や圧力の異常上昇などで損傷するおそれがあります。そのため、一般に冷水ポンプ・冷却水ポンプ・冷却塔(送風機)の順に先に運転し、水が流れていることを確認してから、最後に冷凍機を起動します。停止するときは逆に、冷凍機を最初に止めます。

他の選択肢が誤りである理由
・冷凍機を最初に起動すると、水が流れていない状態で運転することになり危険です。
・冷凍機を冷却水ポンプより先に起動すると、凝縮器で熱を捨てられず、圧力が異常に上がります。
・冷凍機を冷却塔や各ポンプより先に起動する順序は、同じ理由で適当ではありません。

覚え方のポイント
「起動は水を流してから冷凍機を最後に」「停止は冷凍機を最初に」。ポンプ類と冷凍機はインターロック(連動)させます。
問75-6
総合試運転調整に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①総合試運転調整に先立ち、各機器の個別運転調整を行う。
  • ②総合試運転調整計画書は、調整を終えてから監督職員に提出する。
  • ③総合試運転調整の項目に、室内の騒音の測定は含まれない。
  • ④測定報告書には、測定した数値だけを記載すれば足りる。
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正解 ①総合試運転調整に先立ち、各機器の個別運転調整を行う。
解説
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、総合試運転調整に先立ち、各機器の個別運転調整を行うこととしています。個々の機器が正常に動くことを確かめてから、機器相互を連動させて、設備全体が設計図書の意図した機能を満たすかを確認します。

他の選択肢が誤りである理由
・総合試運転調整計画書は、調整方法、時期、日程、人員、安全対策などをまとめたもので、総合試運転調整に先立ち監督職員に提出し、品質計画に係る部分について承諾を受けます。
・総合試運転調整の項目には、風量や水量の調整、温湿度、気流やじんあいの測定とともに、騒音の測定も含まれます。
・測定報告書には、測定器名、測定日時、測定者名を記入し、測定点を示した図面を添付します。数値だけでは、後から測定の条件を確認できません。

覚え方のポイント
総合試運転調整は「計画書を先に提出」「個別運転調整→総合試運転調整」「風量、水量、温湿度、気流、騒音などを測定」「測定条件まで記録した報告書」。
問85-6
保温材と保温の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①グラスウールやロックウールは、保温材として用いられる。
  • ②保温材相互の間隙は、できる限り少なくなるように施工する。
  • ③屋外の保温の外装の継目には、シーリング材でシールを施す。
  • ④保温の厚さは、外装材や補助材を含めた全体の厚さをいう。
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正解 ④保温の厚さは、外装材や補助材を含めた全体の厚さをいう。
解説
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、保温の厚さは保温材主体の厚さとし、外装材や補助材の厚さは含まないとしています。断熱の性能を決めるのは保温材そのものなので、外装の金属板やテープの厚さを足して「所定の厚さ」とみなすことはできません。

他の選択肢が正しい理由
・グラスウールやロックウール、ポリスチレンフォームなどが保温材として用いられます。
・保温材相互の間隙は、熱が逃げたり結露したりする原因になるため、できる限り少なくします。
・屋外や屋内の多湿箇所では、雨水や湿気が入らないよう、外装の継目をシーリング材などでシールします。

覚え方のポイント
「保温の厚さ=保温材だけの厚さ」。外装や補助材は数えません。保温の性能は、材料、厚さ、すき間のなさ、濡らさないことで決まります。
問95-6
試運転の準備と手順に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①試運転の前には、配管の中のごみや空気を十分に取り除いておく。
  • ②試運転の前には、電源の電圧や機器の結線を十分に確認しておく。
  • ③個々の機器の単独運転を確認した後に、関連する機器の連動運転を行う。
  • ④飲料水管は末端で遊離残留塩素0.1mg/L以上になるまで消毒する。
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正解 ④飲料水管は末端で遊離残留塩素0.1mg/L以上になるまで消毒する。
解説
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、配管の完了後に管内を十分に洗浄し、飲料水管の場合は、末端部において遊離残留塩素が0.2mg/L以上検出されるまで消毒を行うこととしています。0.1mg/Lは、水道法で給水栓の水に求められる遊離残留塩素の値であり、配管の消毒の基準とは異なります。

試験の罠
「0.1」と「0.2」の取り違えを狙った選択肢です。配管の消毒は0.2mg/L以上と覚えましょう。

他の選択肢が正しい理由
・配管内のごみや空気は、機器の故障や性能の低下の原因になるため、フラッシング(洗浄)や空気抜きを行っておきます。
・電源の電圧や機器の結線、保護装置の設定などを確認してから起動します。
・まず個々の機器を単独で運転して異常がないことを確かめ、その後に関連する機器を連動させて運転します。

覚え方のポイント
試運転は「洗浄と消毒(残留塩素0.2mg/L以上)」「電源と結線の確認」「単独運転→連動運転」「記録と報告」の順で進めます。
問105-6
塗装を行う場合の注意事項として、適当でないものはどれか。
  • ①溶剤を含む塗料を使うときは、十分な換気に注意する。
  • ②塗料の保管場所では、火気の取扱いに注意する。
  • ③亜鉛めっき面は、前処理なしでもよく塗料が付着する。
  • ④塗装の工程ごとに、乾燥の時間を確保する。
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正解 ③亜鉛めっき面は、前処理なしでもよく塗料が付着する。
解説
亜鉛めっきを施した面は表面が滑らかで、塗料が付着しにくい性質があります。そのため、亜鉛めっき面に塗装する場合は、エッチングプライマーなどによる前処理を行ったり、亜鉛めっき面に適した塗料を選んだりして、付着性を確保します。

他の選択肢が正しい理由
・溶剤を含む塗料は、蒸気を吸い込むと健康に害があり、引火のおそれもあるため、換気に注意します。
・塗料は燃えやすいものが多いため、保管場所では火気の取扱いに注意します。
・下塗り・中塗り・上塗りの各工程の間には、所定の乾燥の時間を確保します。

覚え方のポイント
塗装の注意点は「素地(亜鉛めっき面は前処理)」「乾燥時間」「換気と火気」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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