2026年版・5-8

ダクト及びダクト附属品の施工の一問一答

2級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「施工管理法(知識)」から、ダクト及びダクト附属品の施工に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全500問) 施工管理法(知識)の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、基礎的な能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問15-8
ダクトが準耐火構造の防火区画を貫通する場合の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①貫通部とダクトの隙間には、モルタルを充塡することができる。
  • ②貫通部とダクトの隙間には、グラスウール保温材を充塡してよい。
  • ③保温が必要なダクトの貫通部の保温は、ロックウール保温材とする。
  • ④ロックウール保温材を充塡したときは、脱落防止の措置を講ずる。
答えと解説を見る
正解 ②貫通部とダクトの隙間には、グラスウール保温材を充塡してよい。
解説
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、ダクトが準耐火構造の防火区画等を貫通する場合、貫通部とダクトとの隙間にはモルタル又はロックウール保温材を充塡することとしています。グラスウールはロックウールより耐熱性が低く、ここでは使いません。

他の選択肢が正しい理由
・隙間にはモルタルを充塡することができます(ロックウール保温材でもよい)。
・保温が必要なダクトの場合、防火区画の貫通部の保温は、ロックウール保温材によるものとします。
・ロックウール保温材を施す場合は、脱落防止の措置を講じます。

覚え方のポイント
防火区画の貫通部は「モルタル又はロックウール」。耐熱性の高いロックウールと、グラスウールを取り違えないようにします。
問25-8
外壁を貫通するダクトとスリーブとの隙間の処理として、公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)上、適当なものはどれか。
  • ①ロックウール保温材を充塡し、脱落防止の措置を講じて仕上げる。
  • ②モルタルを充塡し、ダクトとスリーブを一体に固定して仕上げる。
  • ③グラスウール保温材を充塡し、アルミニウムテープで覆って仕上げる。
  • ④バックアップ材等を充塡し、シーリング材で水密を確保して仕上げる。
答えと解説を見る
正解 ④バックアップ材等を充塡し、シーリング材で水密を確保して仕上げる。
解説
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第3編2.2.1(2)では、外壁を貫通するダクトとスリーブとの隙間は、バックアップ材等を充塡し、シーリング材によりシーリングして、水密を確保することとしています。外壁の貫通部は雨水の浸入経路になりやすいため、隙間の奥にバックアップ材を入れてシーリング材の厚みを整え、弾力のあるシーリング材で水を止めます。

他の選択肢が誤りである理由
・ロックウール保温材を充塡して脱落防止の措置を講ずるのは、準耐火構造の防火区画等を貫通する場合の処理です(同2.2.1(1))。保温材では水を止められず、外壁の水密は確保できません。
・モルタルの充塡も、防火区画等の貫通部の処理として定められているものです。外壁の貫通部の処理としては定められておらず、ダクトの振動などでひび割れが生じると、そこから雨水が浸入するおそれがあります。
・グラスウール保温材は繊維の間を水が通るため、テープで覆っても水密は確保できません。標準仕様書にもこのような処理は定められていません。

覚え方のポイント
外壁の貫通部は「水を止める」=バックアップ材+シーリング。防火区画の貫通部は「火を止める」=モルタル又はロックウール保温材。貫通する場所の目的で材料を区別します。
問35-8
横走りダクトに設ける形鋼振れ止め支持の間隔として、公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)上、定められているものはどれか。ただし、ダクトの周長は1,000mmを超え、吊り用ボルトの長さは平均200mmを超えるものとする。
  • ①6m以下ごと
  • ②8m以下ごと
  • ③12m以下ごと
  • ④20m以下ごと
答えと解説を見る
正解 ③12m以下ごと
解説
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、横走りダクトは12m以下ごとに形鋼振れ止め支持を行うほか、横走りダクトの末端部にも形鋼振れ止め支持を行うこととしています。ただし、ダクトの周長が1,000mm以内の場合や、吊り用ボルトの長さが平均200mm以内の場合は除かれます。

他の選択肢が誤りである理由
・6m以下ごとという定めはありません。
・8m以下ごとという定めもありません。
・20m以下ごとでは、定められた間隔を超えてしまいます。

覚え方のポイント
ダクトの振れ止め支持は「横走りは12m以下ごと+末端部」「立てダクトは各階1か所以上」。周長1,000mm以内や吊りボルトが短い(平均200mm以内)場合は、横走りの振れ止めを省略できます。
問45-8
ダクトの吊り及び支持に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①吊り金物の山形鋼の長さは、保温を含めたダクトの幅以上とする。
  • ②立てダクトの振れ止め支持は、2階ごとに1か所設ければよい。
  • ③ダクトの振動の伝播を防ぐ必要がある場合は、防振材を介して吊る。
  • ④横走りダクトの末端部にも、形鋼による振れ止め支持を行う。
答えと解説を見る
正解 ②立てダクトの振れ止め支持は、2階ごとに1か所設ければよい。
解説
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、立てダクトには、各階1か所以上に振れ止め支持(固定)を行うこととしています。2階ごとに1か所では足りません。

他の選択肢が正しい理由
・吊り金物に用いる山形鋼の長さは、保温も含めたダクトの横幅以上とします。
・ダクトの振動の伝播を防ぐ必要がある場合は、防振材を介して吊り及び支持を行います。
・横走りダクトは、12m以下ごとの形鋼振れ止め支持のほか、末端部にも形鋼振れ止め支持を行います。

覚え方のポイント
ダクトの支持は「立てダクトは各階1か所以上」「横走りは12m以下ごと+末端」「山形鋼は保温込みの幅以上」。
問55-8
アングルフランジ工法の長方形の横走りダクトの吊り間隔として、公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)上、定められているものはどれか。
  • ①2,000mm以下
  • ②3,000mm以下
  • ③3,640mm以下
  • ④4,000mm以下
答えと解説を見る
正解 ③3,640mm以下
解説
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、アングルフランジ工法ダクトの横走りダクトは、吊り間隔3,640mm以下ごとに吊りを行うこととしています。

他の選択肢が誤りである理由
・2,000mm以下は、共板フランジ工法ダクトの吊り間隔です。
・3,000mm以下は、スライドオンフランジ工法ダクトの吊り間隔です。
・4,000mm以下は、スパイラルダクトの吊り間隔です(円形ダクトは3,640mm以下)。

覚え方のポイント
ダクトの吊り間隔は「アングルフランジ3,640・スライドオン3,000・共板2,000・スパイラル4,000・円形3,640(いずれもmm以下)」。
問65-8
スパイラルダクトの施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①横走りのスパイラルダクトの吊り間隔は、4,000mm以下とする。
  • ②スパイラルダクトの接合は、差込み継手又はフランジ継手による。
  • ③差込み継手は、直管に差し込んで鋼製ビスで周囲を固定する。
  • ④差込み継手の接合部は、ダクト用テープを1重に巻けば足りる。
答えと解説を見る
正解 ④差込み継手の接合部は、ダクト用テープを1重に巻けば足りる。
解説
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、差込み継手とダクトの接合は、継手を直管に差し込み、鋼製ビスで周囲を固定し、継手と直管の継目全周にシール材を塗布した後、ダクト用テープで二重巻きにすることとしています。1重巻きでは足りません。

他の選択肢が正しい理由
・スパイラルダクトの接合は、差込み継手接合又はフランジ継手接合とします。
・差込み継手は、直管に差し込み、鋼製ビスで周囲を固定します(ビスの本数はダクト内径に応じて定められています)。
・横走りのスパイラルダクトの吊り間隔は、4,000mm以下とします。

覚え方のポイント
スパイラルダクトの差込み接合は「差し込む→ビスで固定→全周にシール材→ダクト用テープで二重巻き」。
問75-8
フレキシブルダクトに関する記述のうち、公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)上、適当でないものはどれか。
  • ①湾曲部の内側の半径は、ダクトの半径より小さくするのが望ましい。
  • ②吹出口や吸込口のボックスとの接続用として用いることができる。
  • ③吹出口などの接続用として使うときの長さは、1.5m以下とする。
  • ④曲げた部分でも、有効断面を損なうことのないように取り付ける。
答えと解説を見る
正解 ①湾曲部の内側の半径は、ダクトの半径より小さくするのが望ましい。
解説
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、フレキシブルダクトの湾曲部の内側半径はダクト半径以上とし、有効断面を損なうことのないように取り付けることとしています。内側の半径を小さくして急に曲げると、断面がつぶれて圧力損失が大きくなります。

他の選択肢が正しい理由
・フレキシブルダクトは、吹出口及び吸込口ボックスの接続用として使用してもよいとされています。
・その場合の長さは、1.5m以下とします。
・曲げたときに断面がつぶれないよう、有効断面を損なうことのないように取り付けます。

覚え方のポイント
フレキシブルダクトは「吹出口・吸込口ボックスの接続用」「1.5m以下」「湾曲部の内側半径はダクト半径以上」。
問85-8
排煙ダクトの施工に関する記述として、公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)上、適当なものはどれか。
  • ①排煙ダクトは、木材などの可燃物から150mm以上離して設ける。
  • ②ダクトと排煙機との接続は、差込み継手とダクト用テープで行う。
  • ③亜鉛鉄板製の排煙ダクトは、溶接で接合することが禁止されている。
  • ④排煙ダクトの吊り間隔は、一般のダクトの2分の1以下とする。
答えと解説を見る
正解 ①排煙ダクトは、木材などの可燃物から150mm以上離して設ける。
解説
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第3編2.2.4(5)では、排煙ダクトは、木材その他の可燃物から150mm以上離して設置することとしています。火災時には高温の煙が排煙ダクトの中を通り、ダクトの表面も熱くなるため、周囲の可燃物に燃え移らないよう距離をとります。

他の選択肢が誤りである理由
・ダクトと排煙機との接続は、フランジ接合とします(同2.2.4(2))。差込み継手とダクト用テープによる接続は定められていません。
・亜鉛鉄板製のダクトの溶接接合は禁止されておらず、溶接する場合は、溶接部をワイヤブラシ等で清掃し、さび止め塗料又は有機質亜鉛末塗料で溶接面を補修します(同2.2.4(3))。溶接の熱で亜鉛めっきが失われた部分からさびるのを防ぐためです。
・排煙ダクトの吊り及び支持は、一般のダクトと同じ2.2.2「ダクトの吊り及び支持」の当該事項によります(同2.2.4(1))。吊り間隔を1/2以下にするという定めはありません。

覚え方のポイント
排煙ダクトは「可燃物から150mm以上」「排煙機とはフランジ接合」「溶接した亜鉛鉄板は補修塗装」「吊り・支持は一般のダクトと同じ」。
問95-8
ダクトの施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①厨房の排気ダクトは、油の漏れを防ぐため点検口を設けないようにする。
  • ②アングルフランジの接合は、片締めのないよう気密に締め付ける。
  • ③厨房や浴室などの多湿箇所の排気ダクトは、継目を入念にシールする。
  • ④アングルフランジの接合には、フランジ幅と同じ幅のガスケットを使う。
答えと解説を見る
正解 ①厨房の排気ダクトは、油の漏れを防ぐため点検口を設けないようにする。
解説
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、厨房の排気ダクトは、ダクト内の点検が可能な措置を講ずることとしています。厨房の排気ダクトには油脂分がたまりやすく、放置すると火災の原因になるため、点検・清掃ができるようにしておきます。

他の選択肢が正しい理由
・アングルフランジの接合は、ボルト及びナットで片締めのないよう気密に締め付けます。
・厨房や浴室などの多湿箇所の排気用の長方形ダクトは、継目や角のシールを入念に行います(標準仕様書ではNシール+Aシール+Bシールとしています)。
・アングルフランジの接合には、接合後にフランジ幅と同一となるフランジ用ガスケットを使用します。

覚え方のポイント
厨房の排気ダクトは「点検できるようにする(油の火災対策)」、多湿箇所の排気ダクトは「シールを入念に(水の漏れ対策)」。
問105-8
スパイラルダクト及び円形ダクトの横走りダクトの吊り間隔の組合せとして、公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)上、適当なものはどれか。
  • ①スパイラルダクト 4,000mm以下、円形ダクト 3,640mm以下
  • ②スパイラルダクト 3,640mm以下、円形ダクト 4,000mm以下
  • ③スパイラルダクト 3,000mm以下、円形ダクト 2,000mm以下
  • ④スパイラルダクト 2,000mm以下、円形ダクト 3,000mm以下
答えと解説を見る
正解 ①スパイラルダクト 4,000mm以下、円形ダクト 3,640mm以下
解説
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、横走りのスパイラルダクトの吊り間隔は4,000mm以下、円形ダクトは3,640mm以下としています。スパイラルダクトは、らせん状のはぜが補強の役目をして剛性が高いため、吊り間隔を長くとれます。

他の選択肢が誤りである理由
・スパイラルダクトと円形ダクトの値が逆になっています。
・3,000mm以下はスライドオンフランジ工法ダクト、2,000mm以下は共板フランジ工法ダクトの吊り間隔です。
・2,000mmと3,000mmの組合せは、長方形のコーナーボルト工法ダクトの値で、円形のダクトの値ではありません。

覚え方のポイント
「スパイラル4,000・円形とアングルフランジは3,640・スライドオン3,000・共板2,000」。剛性が高いほど吊り間隔を長くとれます。

2級管工事施工管理技士 第一次検定の対策問題(全500問)に戻る

非公式の資格試験対策サイトです。一般財団法人全国建設研修センター及び国土交通省とは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】