2026年版・1-2

電子回路・演算増幅器・論理回路の一問一答

1級電気通信工事施工管理技士(第一次検定)「電気通信工学」から、電子回路・演算増幅器・論理回路に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験と同じく4択で出題しています。

問11-2

理想的な演算増幅器(オペアンプ)の特性に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①入力インピーダンスは零、出力インピーダンスは無限大である。
  • ②開ループの電圧利得は1倍で、入力と出力の位相は同じになる。
  • ③入力インピーダンスは無限大、出力インピーダンスは零である。
  • ④入力信号の周波数が高くなるほど、電圧利得が大きくなる。
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正解 ③入力インピーダンスは無限大、出力インピーダンスは零である。
解説
理想的な演算増幅器は、入力インピーダンスが無限大(入力端子に電流が流れ込まない)、出力インピーダンスが零、電圧利得(開ループ利得)が無限大で、周波数帯域も無限と考えます。

他の選択肢について
・入力が零・出力が無限大:理想と正反対です。
・電圧利得は1倍:開ループ利得は無限大です。利得が1倍になるのはボルテージフォロワとして使った場合です。
・周波数が高いほど利得が大きい:実際の演算増幅器は、周波数が高くなると利得が下がります。

覚え方のポイント
理想オペアンプは「入力は無限大、出力は零、利得は無限大」。この前提から、反転・非反転増幅回路の式が導かれます。
問21-2

演算増幅器を用いた反転増幅回路で、入力抵抗 Ri=10kΩ、帰還抵抗 Rf=100kΩ のときの電圧増幅度として、正しいものはどれか。ただし、演算増幅器は理想的なものとする。

  • ①−11
  • ②+11
  • ③+10
  • ④−10
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正解 ④−10
解説
反転増幅回路の電圧増幅度は −Rf÷Ri です。−100÷10=−10 となり、出力は入力の10倍の大きさで、位相が反転(逆相)します。

他の選択肢について
・−11・+11:非反転増幅回路の式 1+Rf÷Ri(=11)と混同した値です。非反転増幅回路では位相は反転しません。
・+10:大きさは合っていますが、反転増幅回路では符号がマイナスになります。

覚え方のポイント
「反転=−Rf/Ri」「非反転=1+Rf/Ri」。電圧増幅度10倍は利得20dBです。
問31-2

演算増幅器を用いた非反転増幅回路で、入力側の抵抗 R₁=10kΩ、帰還抵抗 R₂=90kΩ のときの電圧増幅度として、正しいものはどれか。ただし、演算増幅器は理想的なものとする。

  • ①10
  • ②9
  • ③−9
  • ④0.9
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正解 ①10
解説
非反転増幅回路の電圧増幅度は 1+R₂÷R₁ です。1+90÷10=10 になります。入力と出力は同相です。

他の選択肢について
・9:R₂÷R₁ だけを計算し、1を足し忘れた値です。
・−9:反転増幅回路の式(−R₂÷R₁)を当てはめた値です。
・0.9:R₂÷(R₁+R₂)のように分圧の式と混同した値です。

覚え方のポイント
非反転増幅回路の増幅度は必ず1以上です。R₂=0(帰還抵抗を短絡)にすると1倍のボルテージフォロワになります。
問41-2

2入力の論理回路のうち、入力 A と B が異なるときだけ出力が1となる回路として、最も適当なものはどれか。

  • ①論理積(AND)
  • ②排他的論理和(XOR)
  • ③否定論理積(NAND)
  • ④論理和(OR)
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正解 ②排他的論理和(XOR)
解説
排他的論理和(XOR)は、2つの入力が異なるとき(0と1、1と0)に出力が1、同じとき(0と0、1と1)に出力が0になります。

他の選択肢について
・AND:両方の入力が1のときだけ出力が1になります。
・NAND:ANDの否定で、両方が1のときだけ出力が0になります。
・OR:どちらか一方でも1なら出力が1になり、両方1のときも1です。

覚え方のポイント
XORは「違えば1」。半加算器の和の出力はXOR、桁上げの出力はANDで作ります。
問51-2

1ビットの2進数 A と B を加える半加算器に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①和の出力は A と B の論理積、桁上げの出力は排他的論理和で得られる。
  • ②和の出力は A と B の論理和、桁上げの出力は否定論理和で得られる。
  • ③和の出力は A と B の排他的論理和、桁上げの出力は論理積で得られる。
  • ④和の出力は A と B の排他的論理和、桁上げの出力は論理和で得られる。
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正解 ③和の出力は A と B の排他的論理和、桁上げの出力は論理積で得られる。
解説
1ビットどうしの加算は 0+0=0、0+1=1、1+0=1、1+1=10(和0・桁上げ1)です。和は「違えば1」なのでXOR、桁上げは「両方1のときだけ1」なのでANDで得られます。

他の選択肢について
・和がAND・桁上げがXOR:役割が逆です。
・和がOR:1+1のとき和は0になるため、ORでは正しく表せません。
・桁上げがOR:ORでは0+1のときにも桁上げが出てしまいます。桁上げは両方が1のときだけ1になるのでANDです。

覚え方のポイント
「半加算器=XOR(和)+AND(桁上げ)」。下位からの桁上げも加えるのが全加算器です。
問61-2

ド・モルガンの定理を表す式として、正しいものはどれか。ただし、記号の上の線(‾)は否定を表すものとする。

  • ①‾(A・B) = ‾A・‾B
  • ②‾(A+B) = ‾A+‾B
  • ③‾(A+B) = A・B
  • ④‾(A・B) = ‾A+‾B
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正解 ④‾(A・B) = ‾A+‾B
解説
ド・モルガンの定理は「積の否定は否定の和」「和の否定は否定の積」というもので、‾(A・B)=‾A+‾B、‾(A+B)=‾A・‾B が成り立ちます。

他の選択肢について
・‾(A・B)=‾A・‾B:積の否定を否定の積とした誤りです。
・‾(A+B)=‾A+‾B:和の否定は否定の積です。
・‾(A+B)=A・B:否定が付いていません。

覚え方のポイント
「線を切ったら、記号(・と+)を入れ替える」。NANDはORの入力を否定したもの、NORはANDの入力を否定したものと同じ働きになります。
問71-2

トランジスタ増幅回路の接地方式に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①エミッタ接地は、電流・電圧の増幅度がともに大きく、位相が反転する。
  • ②コレクタ接地は、電圧増幅度が大きく、出力インピーダンスが高い。
  • ③ベース接地は、電流増幅度が大きく、入力インピーダンスが高い。
  • ④エミッタ接地は、入出力の位相が同じで、電圧増幅度がほぼ1倍となる。
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正解 ①エミッタ接地は、電流・電圧の増幅度がともに大きく、位相が反転する。
解説
エミッタ接地は、電流増幅度・電圧増幅度ともに大きく、電力増幅度が最も大きい方式で、入力と出力の位相が反転します。

他の選択肢について
・コレクタ接地:エミッタフォロワとも呼ばれ、電圧増幅度はほぼ1、入力インピーダンスが高く出力インピーダンスが低いため、インピーダンス変換に使います。
・ベース接地:電流増幅度はほぼ1で、入力インピーダンスが低く、高周波特性がよい方式です。
・位相が同じで電圧増幅度がほぼ1:コレクタ接地の特徴です。

覚え方のポイント
「エミッタ接地=よく増幅・位相反転」「コレクタ接地=利得1・インピーダンス変換」「ベース接地=高周波向き」。
問81-2

ダイオードに関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①発光ダイオードは、逆方向に電圧を加えたときに光を出す素子である。
  • ②ツェナーダイオードは、逆方向の降伏現象を利用し、定電圧回路に用いる。
  • ③可変容量ダイオードは、順方向電流の大きさで抵抗値を変える素子である。
  • ④ホトダイオードは、電流を流すと光を出す素子で、光源として用いる。
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正解 ②ツェナーダイオードは、逆方向の降伏現象を利用し、定電圧回路に用いる。
解説
ツェナーダイオードは、逆方向電圧を加えると、ある電圧(ツェナー電圧)で急に電流が流れ、電圧がほぼ一定に保たれる性質を利用した素子で、定電圧回路に用います。

他の選択肢について
・発光ダイオード:順方向に電流を流したときに光を出します。
・可変容量ダイオード:逆方向電圧の大きさで接合部の静電容量が変わる性質を利用し、同調回路などに使います。
・ホトダイオード:光を受けると電流が流れる受光素子で、光通信の受信側などに使います。

覚え方のポイント
「LED=電気→光(送信側)」「ホトダイオード=光→電気(受信側)」「ツェナー=定電圧」「可変容量=電圧で容量が変わる」。
問91-2

発振回路に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①増幅回路の出力の一部を、入力と逆位相で戻す負帰還を利用する。
  • ②発振を持続させるには、ループ利得を1より十分小さくする。
  • ③増幅回路の出力の一部を、入力と同位相で戻す正帰還を利用する。
  • ④水晶発振回路は、LC発振回路より周波数の安定度が低い。
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正解 ③増幅回路の出力の一部を、入力と同位相で戻す正帰還を利用する。
解説
発振回路は、増幅回路の出力の一部を入力と同じ位相で戻す正帰還を利用して、入力信号がなくても一定の周波数の信号を作り出す回路です。

他の選択肢について
・負帰還:増幅回路の利得を安定させ、ひずみを減らすために使います。発振は起こりません。
・ループ利得を1より小さく:発振を持続させるには、ループ利得が1以上(バルクハウゼンの条件)である必要があります。
・水晶発振の安定度が低い:水晶振動子を使う発振回路は、周波数の安定度が非常に高いのが特徴です。

覚え方のポイント
「発振=正帰還・ループ利得1以上」「安定な増幅=負帰還」。
問101-2

電界効果トランジスタ(FET)に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①ベース電流でコレクタ電流を制御する、電流制御形の素子である。
  • ②入力インピーダンスが低く、信号源から大きな電流を必要とする。
  • ③電子と正孔の両方が電流を運ぶため、バイポーラ形と呼ばれる。
  • ④ゲート電圧でドレーン電流を制御する、電圧制御形の素子である。
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正解 ④ゲート電圧でドレーン電流を制御する、電圧制御形の素子である。
解説
FET(電界効果トランジスタ)は、ゲートに加える電圧でドレーン電流を制御する電圧制御形の素子です。ゲートにほとんど電流が流れないため、入力インピーダンスが非常に高いのが特徴です。

他の選択肢について
・ベース電流で制御:バイポーラトランジスタの説明です。
・入力インピーダンスが低い:FETは入力インピーダンスが高い素子です。
・電子と正孔の両方が電流を運ぶ:バイポーラトランジスタの説明です。FETは電子か正孔の一方だけが電流を運ぶユニポーラ形です。

覚え方のポイント
「FET=電圧制御・高入力インピーダンス・ユニポーラ」「バイポーラ=電流制御」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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