2026年版・2-7

情報セキュリティと暗号の一問一答

1級電気通信工事施工管理技士(第一次検定)「電気通信設備(有線・光・ネットワーク)」から、情報セキュリティと暗号に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験と同じく4択で出題しています。

問12-7

公開鍵暗号方式で、送信者が受信者だけに読めるように暗号文を送る場合の鍵の使い方として、最も適当なものはどれか。

  • ①送信者は受信者の公開鍵で暗号化し、受信者だけが持つ秘密鍵で復号する。
  • ②送信者は自分の秘密鍵で暗号化し、受信者は送信者の公開鍵で復号する。
  • ③送信者は受信者の秘密鍵で暗号化し、受信者は自分の公開鍵で復号する。
  • ④送信者と受信者は、あらかじめ共有した同じ1つの鍵で暗号化と復号を行う。
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正解 ①送信者は受信者の公開鍵で暗号化し、受信者だけが持つ秘密鍵で復号する。
解説
公開鍵暗号方式(RSAなど)では、受信者の公開鍵で暗号化した暗号文は、受信者だけが持つ秘密鍵でしか復号できません。公開鍵は誰に知られてもよいため、鍵の受け渡しの問題が生じません。

他の選択肢について
・自分の秘密鍵で暗号化し、送信者の公開鍵で復号:これはデジタル署名と同じ鍵の使い方です。送信者の公開鍵は誰でも入手できるため誰でも復号でき、受信者だけに読ませることにはなりません。
・受信者の秘密鍵で暗号化:送信者は受信者の秘密鍵を持っていません。
・同じ鍵で暗号化と復号:共通鍵暗号方式の説明です。

覚え方のポイント
「暗号化=相手の公開鍵、復号=自分の秘密鍵」「署名=自分の秘密鍵、検証=相手の公開鍵」。
問22-7

デジタル署名に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①受信者の公開鍵で署名を作成し、受信者は自分の秘密鍵で署名を検証する。
  • ②送信者の秘密鍵で署名を作成し、受信者は送信者の公開鍵で署名を検証する。
  • ③送信者の公開鍵で署名を作成し、受信者は送信者の秘密鍵で署名を検証する。
  • ④署名には共通鍵を使い、送信者と受信者が同じ鍵で作成と検証を行う。
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正解 ②送信者の秘密鍵で署名を作成し、受信者は送信者の公開鍵で署名を検証する。
解説
デジタル署名は、送信者がデータのハッシュ値などを自分の秘密鍵で処理して署名を作り、受信者は送信者の公開鍵で検証します。正しく検証できれば、送信者本人が作成したこと(なりすましでないこと)と、改ざんされていないことを確認できます。

他の選択肢について
・受信者の公開鍵で署名:これは暗号化の使い方で、送信者の本人確認にはなりません。
・送信者の公開鍵で署名:公開鍵は誰でも持てるため、署名には使えません。
・共通鍵で署名:同じ鍵を持つ受信者も署名を作れてしまい、送信者の証明になりません。

覚え方のポイント
「署名は本人しか作れない=本人の秘密鍵で作る」。公開鍵が本人のものであることは認証局(CA)の電子証明書で保証します。
問32-7

ハッシュ関数に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①任意の長さのデータを暗号化し、同じ鍵を使えば元のデータに完全に戻せる。
  • ②データを圧縮して、元のデータより短い長さで同じ内容を保存するための関数である。
  • ③任意の長さのデータから固定長の値を作り、元のデータの改ざんの検知に利用する。
  • ④異なるデータからも、同じハッシュ値が得られやすいように設計されている。
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正解 ③任意の長さのデータから固定長の値を作り、元のデータの改ざんの検知に利用する。
解説
ハッシュ関数は、任意の長さのデータから固定長の値(ハッシュ値)を作る関数です。ハッシュ値から元のデータを求めることは困難(一方向性)で、データが1ビットでも変わればハッシュ値は大きく変わるため、改ざんの検知やデジタル署名に利用されます。

他の選択肢について
・同じ鍵で元に戻せる:暗号化(共通鍵暗号)の説明です。ハッシュ値から元のデータには戻せません。
・圧縮して同じ内容を保存:データ圧縮の説明です。
・異なるデータから同じ値が得られやすい:異なるデータから同じハッシュ値が得られにくい(衝突しにくい)ように設計されています。

覚え方のポイント
ハッシュ関数は「固定長・一方向・少しの変化で大きく変わる」。SHA‐256 などが代表例です。
問42-7

10人がそれぞれ互いに共通鍵暗号方式で通信するとき、必要となる鍵の総数として、正しいものはどれか。

  • ①20
  • ②10
  • ③90
  • ④45
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正解 ④45
解説
共通鍵暗号方式では、通信する2人の組ごとに異なる鍵が必要です。n人の場合の鍵の数は n×(n−1)÷2 で、10×9÷2=45 個になります。

他の選択肢について
・20:公開鍵暗号方式で、各人が公開鍵と秘密鍵を1組ずつ持つ場合の鍵の総数(10×2)です。
・10:1人1個とした誤りです。
・90:2で割り忘れて、同じ組を2回数えた値です。

覚え方のポイント
「共通鍵=n(n−1)/2(人数が増えると急増)」「公開鍵=2n」。鍵の管理のしやすさは公開鍵方式が有利です。
問52-7

ファイアウォールとDMZに関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①外部に公開するサーバは、内部ネットワークと分けたDMZに置くのが一般的である。
  • ②外部に公開するWebサーバは、内部ネットワークの中に設置するのが最も安全である。
  • ③ファイアウォールは、通過する通信を暗号化することが主な目的の装置である。
  • ④DMZは、インターネットからアクセスできないよう遮断した領域である。
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正解 ①外部に公開するサーバは、内部ネットワークと分けたDMZに置くのが一般的である。
解説
DMZ(非武装地帯)は、インターネットと内部ネットワークの間に、ファイアウォールで区切って設ける領域です。Webサーバやメールサーバなど外部に公開するサーバをDMZに置くことで、万一サーバが侵入されても、内部ネットワークへの被害を防ぎやすくなります。

他の選択肢について
・内部ネットワークの中に設置:公開サーバが侵入されると、内部ネットワークが直接危険にさらされます。
・通信の暗号化が主な目的:ファイアウォールは、通信を許可・遮断して通過を制御する装置です。
・インターネットからアクセスできない領域:DMZは、外部からのアクセスを必要な通信だけ許可する領域です。

覚え方のポイント
「外部(インターネット)|DMZ(公開サーバ)|内部(社内LAN)」の3つに分けて考えます。
問62-7

IEEE 802.1X による認証に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①認証サーバを置かず、アクセスポイントの事前共有鍵で端末を認証する方式である。
  • ②端末(サプリカント)、認証装置(オーセンティケータ)、認証サーバで構成する。
  • ③無線LANの電波を暗号化するための方式で、利用者の認証は行わない。
  • ④認証にEAPは使わず、端末のMACアドレスで利用者を確認する方式である。
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正解 ②端末(サプリカント)、認証装置(オーセンティケータ)、認証サーバで構成する。
解説
IEEE 802.1X は、ネットワークに接続する端末を認証する規格です。端末(サプリカント)、接続を制御するスイッチや無線LANアクセスポイント(オーセンティケータ)、利用者を認証する認証サーバ(RADIUSサーバなど)の3つで構成されます。認証に成功するまで、端末はネットワークを利用できません。

他の選択肢について
・事前共有鍵で認証:アクセスポイントに設定した共通の鍵(パスフレーズ)で接続させるのはWPA2/WPA3のパーソナル(PSK)方式です。802.1Xでは認証サーバで利用者ごとに認証します。
・利用者の認証は行わない:802.1X は認証のための規格です。
・EAPを使わずMACアドレスで確認:802.1Xでは認証の手順にEAP(EAP‐TLSなど)を使い、電子証明書やIDとパスワードで利用者を認証します。MACアドレスだけで判定するのはMACアドレス認証です。

覚え方のポイント
「802.1X=サプリカント・オーセンティケータ・認証サーバ(RADIUS)」。認証の方式にはEAPを使います。
問72-7

無線LANのセキュリティに関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①WPA2のパーソナルモードは、認証にRADIUSサーバを必要とする。
  • ②WPA2の暗号化はTKIPが推奨され、AES(CCMP)は非推奨である。
  • ③WEPは脆弱性が知られているため、現在はWPA2やWPA3を使用する。
  • ④MACアドレス制限は、アドレスを暗号化して送るので偽装されない。
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正解 ③WEPは脆弱性が知られているため、現在はWPA2やWPA3を使用する。
解説
無線LANの暗号化方式のうちWEPは、短時間で鍵が解読されるなどの脆弱性が知られており、使用すべきではありません。現在は、AESを用いるWPA2や、より強固なWPA3を使用します。

他の選択肢について
・パーソナルモードでRADIUSが必要:パーソナルモードは、アクセスポイントと端末に同じ事前共有鍵(パスフレーズ)を設定する方式で、認証サーバは不要です。RADIUSサーバを使うのはエンタープライズモード(IEEE 802.1X)です。
・TKIPが推奨で、AESは非推奨:逆です。WPA2の暗号化はAES(CCMP)が基本で、TKIPはWEPの弱点を応急的に補った古い方式のため、使用しないことが推奨されています。
・MACアドレスを暗号化して送るので偽装されない:MACアドレスは暗号化されずに送られるため、傍受して偽装することができます。MACアドレスによる接続制限は補助的な対策です。

覚え方のポイント
「WEP×→WPA→WPA2(AES)→WPA3」「パーソナル=事前共有鍵、エンタープライズ=802.1X(RADIUS)」。SSIDのステルスやMACアドレス制限だけに頼らないことが大切です。
問82-7

情報セキュリティの3要素に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①完全性とは、情報の作成者や操作した者を、後から確かめられることである。
  • ②可用性とは、情報が改ざんされていないことを確認できる状態のことである。
  • ③機密性とは、必要なときにいつでも情報やシステムを利用できることである。
  • ④完全性とは、情報が正確であり、改ざんされていない状態を保つことである。
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正解 ④完全性とは、情報が正確であり、改ざんされていない状態を保つことである。
解説
情報セキュリティの3要素は、機密性(Confidentiality)・完全性(Integrity)・可用性(Availability)です。完全性は、情報が正確で、改ざんや破壊がされていない状態を保つことです。

他の選択肢について
・作成者や操作した者を後から確かめられる:真正性や責任追跡性の説明で、完全性ではありません。
・改ざんされていないことを確認できる:完全性に関する説明で、可用性ではありません。
・必要なときにいつでも利用できる:可用性の説明です。

覚え方のポイント
「CIA」=機密性(見せない)・完全性(変えさせない)・可用性(止めない)。
問92-7

VPN(Virtual Private Network)に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①インターネットなどの共用の回線上に、暗号化などで仮想的な専用線を作る技術である。
  • ②1台の物理サーバ上で、複数の仮想的なサーバを動かすための技術である。
  • ③スイッチの設定で、1つのLANを論理的に複数のネットワークに分割する技術である。
  • ④通信事業者が、物理的に独立した専用の回線を利用者ごとに敷設するサービスである。
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正解 ①インターネットなどの共用の回線上に、暗号化などで仮想的な専用線を作る技術である。
解説
VPNは、インターネットなどの共用の回線を使いながら、トンネリングや暗号化(IPsecなど)によって、拠点間や端末と社内の間に仮想的な専用線を作る技術です。

他の選択肢について
・複数の仮想的なサーバを動かす:サーバの仮想化の説明です。
・LANを論理的に分割:VLANの説明です。
・物理的に独立した専用の回線:専用線サービスの説明で、仮想的なものではありません。

覚え方のポイント
「VPN=共用回線の上の仮想専用線」「VLAN=LANを論理的に分ける」。名前が似ているので混同に注意します。
問102-7

情報セキュリティ上の脅威に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①ランサムウェアは、大量の通信を送りつけて、サーバのサービスを停止させる攻撃である。
  • ②ランサムウェアは、データを暗号化するなどして使えなくし、復旧と引換えに金銭を要求する。
  • ③DoS攻撃は、偽のWebサイトに誘導して、IDやパスワードを入力させる手口である。
  • ④フィッシングは、Webアプリケーションに不正なSQL文を入力して、データを盗む攻撃である。
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正解 ②ランサムウェアは、データを暗号化するなどして使えなくし、復旧と引換えに金銭を要求する。
解説
ランサムウェアは、感染したコンピュータのデータを暗号化するなどして使えなくし、元に戻すことと引換えに金銭(身代金)を要求するマルウェアです。最近はデータを盗んで公開すると脅す手口もあります。

他の選択肢について
・大量の通信でサービスを停止:DoS攻撃(複数から行う場合はDDoS攻撃)の説明です。
・偽のWebサイトに誘導:フィッシングの説明です。
・不正なSQL文を入力:SQLインジェクションの説明です。

覚え方のポイント
ランサムウェアへの備えとして最も重要なのは、ネットワークから切り離したバックアップを取っておくことです。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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