2026年版・6-4

原価と利益図表・工程と原価の一問一答

1級電気通信工事施工管理技士(第一次検定)「施工管理法」から、原価と利益図表・工程と原価に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全580問) 施工管理法の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験と同じく4択で出題しています。

問16-4

ある工事で、固定費が400万円、変動費率(出来高に対する変動費の割合)が0.6のとき、損益分岐点となる出来高として、正しいものはどれか。

  • ①1,000万円
  • ②667万円
  • ③640万円
  • ④240万円
答えと解説を見る
正解 ①1,000万円
解説
損益分岐点の出来高を X とすると、出来高=固定費+変動費 となる点なので、X=400+0.6X より、0.4X=400、X=1,000万円 です。

他の選択肢について
・667万円:固定費を変動費率で割った値(400÷0.6)で、式の形を誤っています。
・640万円:固定費に「固定費×変動費率」を足した値(400+400×0.6)で、変動費を出来高ではなく固定費に掛けてしまっています。
・240万円:固定費に変動費率を掛けた値(400×0.6)です。

覚え方のポイント
「損益分岐点=固定費÷(1−変動費率)」。変動費率が下がるほど、損益分岐点は低くなります。
問26-4

利益図表(損益分岐図)に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①出来高線と総原価線が交わる点が損益分岐点で、それより出来高が多いと損失が出る。
  • ②出来高線と総原価線が交わる点が損益分岐点で、それより出来高が多いと利益が出る。
  • ③総原価線は、出来高の大小に関係なく一定となり、水平な線で表される。
  • ④固定費は、出来高に比例して増える費用として右上がりの線で表される。
答えと解説を見る
正解 ②出来高線と総原価線が交わる点が損益分岐点で、それより出来高が多いと利益が出る。
解説
利益図表は、横軸に出来高、縦軸に金額をとり、出来高線(収入)と総原価線(固定費+変動費)を描いた図です。2つの線が交わる点が損益分岐点で、出来高がそれより多ければ利益、少なければ損失になります。

他の選択肢について
・多いと損失:出来高が損益分岐点より多いと利益が出ます。
・総原価線が水平:総原価線は、固定費の高さから変動費の分だけ右上がりになります。
・固定費が右上がり:固定費は出来高に関係なく一定で、水平な線で表されます。

覚え方のポイント
「固定費=水平」「変動費=比例」「総原価=固定費の上に変動費」「交点=損益分岐点」。
問36-4

工事の原価のうち、一般に固定費に分類されるものとして、最も適当なものはどれか。

  • ①ケーブルなどの材料費
  • ②出来高に応じた労務費
  • ③現場事務所の賃借料
  • ④資材の運搬費
答えと解説を見る
正解 ③現場事務所の賃借料
解説
固定費は、出来高(施工量)の増減に関係なく一定にかかる費用で、現場事務所の賃借料や現場の管理職員の給与などが該当します。

他の選択肢について
・ケーブルなどの材料費:施工量に比例して増える変動費です。
・出来高に応じた労務費:施工量に比例して増える変動費です。
・資材の運搬費:施工量に応じて増える変動費です。

覚え方のポイント
「工事がどれだけ進んでもかかる=固定費」「進んだ分だけかかる=変動費」。
問46-4

採算速度に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①損益分岐点の出来高を下回る施工速度で、最も利益が大きくなる速度である。
  • ②原価が最も安くなる施工速度のことで、経済速度と同じ意味の用語である。
  • ③損益分岐点の出来高に達するまでにかかる日数で、工期を表す用語である。
  • ④損益分岐点の出来高を上回る施工速度で、利益の確保に必要な速度である。
答えと解説を見る
正解 ④損益分岐点の出来高を上回る施工速度で、利益の確保に必要な速度である。
解説
採算速度は、損益分岐点の出来高を上回る施工速度のことで、工事で利益を確保するためには、この速度以上で施工する必要があります。

他の選択肢について
・損益分岐点を下回る:損益分岐点より下では損失が出ます。
・経済速度と同じ意味:経済速度は、原価が最も安くなる施工速度のことで、採算速度(赤字にならない速度)とは別の用語です。
・達するまでの日数で工期を表す:採算速度は施工の速さ(単位時間あたりの出来高)を表す用語で、日数や工期ではありません。

覚え方のポイント
「採算速度=赤字にならない最低限の速さ以上」「経済速度=原価が最も安い速さ」。速めすぎると突貫工事で原価が上がる点にも注意します。
問56-4

原価管理に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①実行予算と実際の原価を比較し、差異の原因を分析して対策をとる。
  • ②実際の原価は工事が完成した後に集計し、施工中は確認しない。
  • ③実行予算を超えそうなときは、品質を下げて原価を抑えるのが原則である。
  • ④原価管理は、工程管理や品質管理とは関係なく、単独で行うものである。
答えと解説を見る
正解 ①実行予算と実際の原価を比較し、差異の原因を分析して対策をとる。
解説
原価管理は、実行予算を目標として、施工中に実際の原価と比較し、差異があればその原因を分析して対策をとる管理です。

他の選択肢について
・完成後に集計:施工中に把握しなければ対策がとれません。
・品質を下げて抑える:設計図書で定められた品質を下げることは許されません。施工方法の工夫などで原価を抑えます。
・単独で行う:原価は工程や品質と密接に関係するため、一体として管理します。

覚え方のポイント
「原価管理=予算と実績の比較→差異の分析→対策」。品質を犠牲にした原価の削減は不可です。
問66-4

VE(バリューエンジニアリング)の考え方に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①コストに関係なく、なるべく多くの機能を付け加えて価値を高めていく。
  • ②必要な機能を確保しながら、最も低いコストで実現する方法を追求する。
  • ③機能を低下させてでも、コストを最も安くすることを最優先とする。
  • ④工事の完成後に、発生した不具合の原因を調べるための手法である。
答えと解説を見る
正解 ②必要な機能を確保しながら、最も低いコストで実現する方法を追求する。
解説
VE(バリューエンジニアリング)は、価値(V)=機能(F)÷コスト(C)と考え、必要な機能を確保しながら、最も低いコストで実現する方法を追求する手法です。

他の選択肢について
・コストに関係なく機能を追加:不要な機能の追加はコストを上げ、価値を下げることがあります。
・機能を低下させてもコスト最優先:必要な機能を損なうことはVEの考え方に反します。
・不具合の原因を調べる手法:VEの説明ではありません。

覚え方のポイント
「V=F÷C」。機能を保ったままコストを下げる、またはコストを保ったまま機能を上げると価値が上がります。
問76-4

品質と原価の関係に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①品質を高めれば高めるほど、原価は下がり続けていくという関係にある。
  • ②品質と原価は無関係であり、品質を変えても原価が変わることは特にない。
  • ③品質を高めると一般に原価は上がるが、低すぎても手直しで損失が増える。
  • ④品質を極端に低くすれば、手直しも発生しないため原価は最も安くなる。
答えと解説を見る
正解 ③品質を高めると一般に原価は上がるが、低すぎても手直しで損失が増える。
解説
品質を高めようとすると、材料や検査などの費用が増えて一般に原価は上がります。一方、品質が低すぎると、不良による手直しや補修などの損失が増えます。設計図書で求められる品質を、最も経済的に確保することが大切です。

他の選択肢について
・高めるほど原価が下がる:一般に品質を高めると原価は上がります。
・品質と原価は無関係:密接な関係があります。
・極端に低いと最も安い:不良による手直しや信用の低下で、かえって損失が大きくなります。

覚え方のポイント
工程・原価・品質の3つは互いに影響し合うため、バランスをとって管理します。
問86-4

ある工事で、固定費が300万円、出来高が1,000万円のときの変動費が600万円であった。この工事の損益分岐点となる出来高として、正しいものはどれか。ただし、変動費は出来高に比例するものとする。

  • ①500万円
  • ②900万円
  • ③1,500万円
  • ④750万円
答えと解説を見る
正解 ④750万円
解説
変動費率は 600÷1,000=0.6 です。損益分岐点の出来高は「固定費÷(1−変動費率)」なので、300÷(1−0.6)=300÷0.4=750万円 です。

他の選択肢について
・500万円:固定費を変動費率で割った値(300÷0.6)です。
・900万円:固定費と変動費を足した値で、出来高1,000万円のときの総原価です。
・1,500万円:固定費ではなく変動費を(1−変動費率)で割った値(600÷0.4)です。

覚え方のポイント
出来高1,000万円での利益は 1,000−(300+600)=100万円で、損益分岐点(750万円)を上回っているので黒字です。
問96-4

工事の出来高に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①施工が完了した部分を、請負金額などの金額で表したものである。
  • ②工事に必要な材料の数量を、着工前に見積もったもののことである。
  • ③工事が完成するまでに、まだ施工されていない部分の金額のことである。
  • ④工事の作業員の人数を、日ごとに集計したもののことである。
答えと解説を見る
正解 ①施工が完了した部分を、請負金額などの金額で表したものである。
解説
出来高は、工事のうち施工が完了した部分を、請負金額などに基づく金額(または全体に対する割合)で表したものです。工程の進み具合や原価の管理に使います。

他の選択肢について
・材料の数量の見積り:積算の説明です。
・まだ施工されていない部分:出来高の反対で、残工事です。
・作業員の人数の集計:労務の実績の説明です。

覚え方のポイント
「出来高=できあがった分の金額」。曲線式工程表は出来高の累計を表した工程表です。
問106-4

工程・原価・品質の関係に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①工程を極端に速めると、一般に原価は上がり、品質も低下しやすい。
  • ②品質をよくしようとすると、一般に工程は速くなり原価は下がる。
  • ③施工の速度を適切に上げると、一般に単位あたりの原価は下がる。
  • ④工程・原価・品質の3つは、互いに関係し合うため総合的に管理する。
答えと解説を見る
正解 ②品質をよくしようとすると、一般に工程は速くなり原価は下がる。
解説
品質をよくしようとすると、丁寧な施工や検査に時間と費用がかかるため、一般に工程は遅くなり原価は上がります。「速くなり原価は下がる」は不適当です。

他の選択肢について
・極端に速めると原価が上がり品質が低下:適当です。突貫工事の弊害です。
・適切に速めると単位あたりの原価が下がる:適当です。間接費などの固定的な費用が少なくて済みます。
・総合的に管理:適当です。

覚え方のポイント
「よいもの(品質)を、早く(工程)、安く(原価)」は互いに引っ張り合う関係です。

1級電気通信工事施工管理技士(第一次検定)の対策問題(全580問)に戻る

非公式の資格試験対策サイトです。国土交通省及び一般財団法人全国建設研修センターとは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】