2026年版・6-6

通信設備の試験・測定の一問一答

1級電気通信工事施工管理技士(第一次検定)「施工管理法」から、通信設備の試験・測定に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験と同じく4択で出題しています。

問16-6

OTDR(光パルス試験器)による光ファイバの測定に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①光パルスを入射し、戻る後方散乱光から損失の分布や破断点の位置を調べる。
  • ②光ファイバの両端に光源と光パワーメータを置き、全体の損失を測る方法である。
  • ③光ファイバの絶縁抵抗を測るため、高い直流電圧を加えて漏れ電流を測る装置である。
  • ④光ファイバの外径の寸法を、ノギスなどで機械的に測るための装置である。
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正解 ①光パルスを入射し、戻る後方散乱光から損失の分布や破断点の位置を調べる。
解説
OTDRは、光ファイバに光パルスを入射し、ファイバ内で生じて戻ってくる後方散乱光や反射光の強さと戻るまでの時間を測る装置です。片端からの測定で、距離ごとの損失の分布、接続点の損失、破断点の位置などを調べられます。

他の選択肢について
・両端に光源と光パワーメータ:光パワーメータ法(光損失試験)の説明で、全体の損失を測りますが、位置の情報は得られません。
・絶縁抵抗を測る:絶縁抵抗計(メガー)の説明で、光ファイバの測定ではありません。
・外径を機械的に測る:OTDRの説明ではありません。

覚え方のポイント
「OTDR=片端から・距離ごとの損失と障害の位置」「光パワーメータ法=両端で・全体の損失を正確に」。
問26-6

光パワーメータと安定化光源を用いた光ファイバの損失測定に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①片方の端から測定でき、損失の分布や破断点の位置を詳しく知ることができる。
  • ②一端に光源、他端に光パワーメータを置き、伝送路全体の損失を測定する。
  • ③光ファイバの両端を短絡し、直流の抵抗値から損失を算出する方法である。
  • ④光源の波長は、伝送に使う波長にかかわらず、可視光の650nmを用いる。
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正解 ②一端に光源、他端に光パワーメータを置き、伝送路全体の損失を測定する。
解説
光パワーメータ法は、伝送路の一方の端に安定化光源、他方の端に光パワーメータを置き、入射した光と受けた光のレベルの差から、伝送路全体の損失(挿入損失)を測定する方法です。

他の選択肢について
・片端から分布や破断点が分かる:OTDRの特徴です。
・両端を短絡して直流の抵抗値から算出:光ファイバは電気を通さないため、この方法は使えません。
・可視光の650nmを用いる:650nmの可視光は、心線の対照や曲がりの箇所を目で見つけるための光源(可視光源)に使うものです。損失は波長によって異なるため、実際の伝送に使う波長(1.31μmや1.55μmなど)で測定します。

覚え方のポイント
光パワーメータ法は、最初に基準の光レベルを合わせる(基準値の設定)ことが正確な測定のポイントです。
問36-6

OTDRで光ファイバの融着接続点の接続損失を測定する方法に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①一方向から測定した値を、そのまま正確な接続損失の値とすればよい。
  • ②接続損失の測定値がマイナスになった場合は、接続点で光が増幅されている。
  • ③両方向から測定して平均すると、特性の違いによる誤差を小さくできる。
  • ④接続点の損失は、OTDRでは原理的に測定することができない。
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正解 ③両方向から測定して平均すると、特性の違いによる誤差を小さくできる。
解説
OTDRは後方散乱光の強さから損失を求めるため、接続した2本のファイバの特性(モードフィールド径など)が異なると、一方向からの測定では接続損失が大きく見えたり、小さく見えたり(場合によってはマイナスに見えたり)します。両方向から測定して平均すると、この誤差を小さくできます。

他の選択肢について
・一方向の値をそのまま正確とする:ファイバの特性の違いで誤差が生じます。
・マイナスなら増幅:見かけ上の値で、実際に光が増幅されているわけではありません(ゲイナー)。
・測定できない:OTDRで接続損失を測定できます。

覚え方のポイント
「OTDRの接続損失は双方向の平均」。
問46-6

LANケーブル(UTP)の配線の試験に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①ワイヤマップ試験は、ケーブルの絶縁抵抗を確認するための試験である。
  • ②配線の性能は、ケーブルの長さと導通を確認すれば十分に判断できる。
  • ③近端漏話(NEXT)は、値が小さいほど性能が良いことを示す指標である。
  • ④ワイヤマップ試験で、心線の断線や短絡、配列の誤りなどを確認する。
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正解 ④ワイヤマップ試験で、心線の断線や短絡、配列の誤りなどを確認する。
解説
LANケーブルの試験では、ワイヤマップ試験で各心線の導通・断線・短絡・配列の誤り(クロスやスプリットペアなど)を確認するほか、長さ、挿入損失、近端漏話などを測定して性能を確認します。

他の選択肢について
・絶縁抵抗の確認:ワイヤマップ試験は、心線の接続の状態を確認する試験です。
・長さと導通で十分:長さと導通だけでは、挿入損失や近端漏話などの伝送特性は分かりません。
・NEXTは小さいほど良い:近端漏話の減衰量(NEXT)は、漏話がどれだけ減衰しているかを示す値で、大きいほど漏話が少なく良好です。

覚え方のポイント
「ワイヤマップ=つながり方」「挿入損失・NEXT=伝送の性能」。
問56-6

絶縁抵抗計(メガー)による測定に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①電路と大地の間などに直流の電圧を加え、漏れる電流から絶縁抵抗を測る。
  • ②光ファイバに光パルスを入射し、戻ってくる光から損失を測る測定器である。
  • ③交流の電圧を加え、電路を流れる負荷の電流の大きさを測る測定器である。
  • ④接地極と大地の間の抵抗を、補助接地極を使わずに測る測定器である。
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正解 ①電路と大地の間などに直流の電圧を加え、漏れる電流から絶縁抵抗を測る。
解説
絶縁抵抗計は、電路と大地の間や電線相互の間に直流の電圧を加え、わずかに漏れる電流から絶縁抵抗を測定する測定器です。測定の前には、電子機器を切り離すなど、試験電圧で機器を損傷しないように注意します。

他の選択肢について
・光パルスで損失を測る:OTDRの説明です。
・負荷の電流を測る:電流計(クランプメータなど)の説明です。
・補助接地極を使わずに接地抵抗を測る:接地抵抗の測定には、一般に補助接地極を使います。

覚え方のポイント
「絶縁抵抗=メガー(直流)」「接地抵抗=接地抵抗計(補助接地極)」。
問66-6

接地抵抗計による接地抵抗の測定(電位降下法)に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①補助接地極は、被測定接地極のすぐ隣に接触させて打ち込むのがよい。
  • ②被測定接地極と2本の補助接地極を、一直線上に間隔をあけて配置する。
  • ③補助接地極は、被測定接地極を中心として、その両側に1本ずつ配置する。
  • ④接地抵抗は、絶縁抵抗計の直流電圧を加えて測定するのが一般的である。
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正解 ②被測定接地極と2本の補助接地極を、一直線上に間隔をあけて配置する。
解説
電位降下法では、被測定接地極(E)、電圧用の補助接地極(P)、電流用の補助接地極(C)を、ほぼ一直線上にそれぞれ適当な間隔(一般に10m程度)をあけて配置して測定します。

他の選択肢について
・すぐ隣に接触させる:接地極どうしが近すぎると、互いの影響で正しく測定できません。
・被測定接地極の両側に1本ずつ:2本の補助接地極は、被測定接地極から見て同じ側に、ほぼ一直線に並べます(E→P→Cの順)。
・絶縁抵抗計の直流電圧:接地抵抗計は、電気分解の影響を避けるため交流の電流で測定するのが一般的です。

覚え方のポイント
「E・P・C を一直線に、間隔をあけて」。
問76-6

スペクトラムアナライザに関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①信号の電圧の時間的な変化を、横軸に時間をとって表示する測定器である。
  • ②光ファイバの損失の分布を、横軸に距離をとって表示する測定器である。
  • ③信号に含まれる周波数成分の分布を、周波数を横軸にとって表示する。
  • ④電路の絶縁抵抗を、直流の電圧を加えて測定するための測定器である。
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正解 ③信号に含まれる周波数成分の分布を、周波数を横軸にとって表示する。
解説
スペクトラムアナライザは、横軸に周波数、縦軸に信号のレベルをとって、信号に含まれる周波数成分の分布を表示する測定器です。無線設備の送信周波数や不要な電波(スプリアス)、妨害波の調査などに使います。

他の選択肢について
・横軸に時間:オシロスコープの説明です。
・横軸に距離:OTDRの説明です。
・絶縁抵抗を測る:絶縁抵抗計の説明です。

覚え方のポイント
「オシロ=時間軸」「スペアナ=周波数軸」「OTDR=距離軸」。
問86-6

光コネクタの接続作業に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①コネクタの端面の汚れは、反射には影響するが、接続損失には影響しない。
  • ②端面をアルコールで清掃したときは、乾く前にすぐ接続するのがよい。
  • ③通光中のファイバの端面は、検査器を使わず直接のぞき込んで確認する。
  • ④接続の前に、コネクタの端面を清掃し、汚れや傷がないことを確認する。
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正解 ④接続の前に、コネクタの端面を清掃し、汚れや傷がないことを確認する。
解説
光コネクタの端面に汚れや傷があると、接続損失や反射が大きくなり、伝送品質が低下します。接続の前には専用の清掃具で端面を清掃し、端面検査器などで汚れや傷がないことを確認します。

他の選択肢について
・接続損失には影響しない:端面の汚れは、反射だけでなく接続損失も大きくします。光コネクタの不具合の主な原因です。
・乾く前にすぐ接続:アルコールなどが残ったまま接続すると、それ自体が汚れや損失の原因になります。乾いた状態を確認してから接続します。
・直接のぞき込む:レーザ光が目に入ると危険です。通光していないことを確認し、端面検査器を使って確認します。

覚え方のポイント
「つなぐ前に、ふいて見る」。光ファイバの作業ではレーザ光から目を守ることも徹底します。
問96-6

テレビ共同受信設備の受信レベルなどの測定に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①各端子の受信レベルを測定し、受信機が正常に動作する範囲にあるか確認する。
  • ②受信レベルは高ければ高いほどよく、上限を確認する必要はない。
  • ③受信レベルは、アンテナの直下で1回測定すれば、各端子の測定は不要である。
  • ④デジタル放送では、受信レベルが範囲内なら他の指標を確認する必要はない。
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正解 ①各端子の受信レベルを測定し、受信機が正常に動作する範囲にあるか確認する。
解説
テレビ共同受信設備では、各テレビ端子の受信レベル(dBμV)を測定し、受信機が正常に動作する範囲(低すぎず高すぎない範囲)にあるかを確認します。デジタル放送では、あわせてBERやMERなどで品質の余裕も確認します。

他の選択肢について
・高ければ高いほどよい:レベルが高すぎると、受信機でひずみが生じて受信障害の原因になります。
・アンテナの直下で1回だけ:分配や分岐の損失は端子ごとに異なるため、各端子で確認します。
・他の指標は不要:レベルが十分でも、雑音やひずみで品質が悪いことがあります。

覚え方のポイント
「レベルは範囲内、品質(BER・MER)も確認」。
問106-6

工事の完成時に行う試験と記録に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①試験成績書には合否を記載すれば、測定した値は記録しなくてもよい。
  • ②試験の結果は成績書にまとめ、完成後の維持管理にも使えるようにする。
  • ③光ファイバの損失試験は、多心のケーブルでは代表の数心を測ればよい。
  • ④試験に使った測定器の校正の状態は、成績書の信頼性とは関係がない。
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正解 ②試験の結果は成績書にまとめ、完成後の維持管理にも使えるようにする。
解説
工事の完成時には、設計図書で定められた試験を行い、その結果を試験成績書などにまとめて発注者に提出します。試験の記録は品質の証明になるとともに、将来の保守や障害の調査の基準となる資料になります。

他の選択肢について
・合否を書けば測定値は記録しない:測定値を残しておくことで、将来の障害時に完成時の値と比べて劣化や異常を判断できます。
・代表の数心:光ファイバは心線ごとに接続や損失が異なるため、使用する全心線について測定します。
・校正の状態は関係がない:校正されていない測定器の値は信頼できません。有効な校正を受けた測定器を使い、その記録も残します。

覚え方のポイント
「試験は記録して初めて証明になる」。光ファイバの損失やLANの試験結果は、障害時の比較の基準になります。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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