2026年版・6-9

支持金物・アンカー・ケーブルラックの施工の一問一答

1級電気通信工事施工管理技士(第一次検定)「施工管理法」から、支持金物・アンカー・ケーブルラックの施工に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験と同じく4択で出題しています。

問16-9

コンクリートに金属拡張アンカーを施工する場合の手順や留意事項に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①穿孔したあと、孔の中の切粉をブロワやブラシで除去してからアンカーを挿入する
  • ②穿孔の径は、アンカーを挿入しやすいように、製品の指定よりも一回り大きくする
  • ③コンクリートの縁に近い位置ほど固着が強くなるため、端部の近くに穿孔する
  • ④穿孔中に鉄筋に当たったときは、その深さで穿孔を止めてアンカーを打ち込む
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正解 ①穿孔したあと、孔の中の切粉をブロワやブラシで除去してからアンカーを挿入する
解説
あと施工アンカーは、穿孔・孔内の清掃・アンカーの挿入・拡張(打込み)の順に施工します。孔の中に切粉が残っていると、アンカーが所定の深さまで入らなかったり、拡張部が十分に効かなかったりして、所定の引抜きの強さが得られません。

他の選択肢について
・穿孔の径を大きくする:孔径が大きすぎると、拡張部がコンクリートに十分に食い込まず、所定の強さが出ません。製品で指定された径で穿孔します。
・縁に近いほど強い:コンクリートの縁に近いと、引き抜いたときにコンクリートが円すい状に割れやすく、強さが低下します。製品ごとに定められたへりあき(縁からの距離)とアンカーどうしの間隔を確保します。
・鉄筋に当たった深さで打ち込む:埋込みの深さが不足すると強さが出ません。鉄筋を切断せずに穿孔の位置を変更し、元の孔は適切な材料で充填します。

覚え方のポイント
「探査 → 穿孔(所定の径・深さ・へりあき)→ 清掃 → 挿入 → 拡張 → 確認」。孔の清掃を省くと強さが出ません。
問26-9

接着系アンカー(樹脂を用いて固着するあと施工アンカー)の接着剤の硬化に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①硬化に要する時間は施工時の温度で変わり、気温が低いほど短くなる
  • ②硬化に要する時間は施工時の温度で変わり、気温が低いほど長くなる
  • ③硬化に要する時間は温度によらず、どの製品でも同じ時間とされる
  • ④孔の中が水で濡れていても、硬化や固着の強さには影響しない
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正解 ②硬化に要する時間は施工時の温度で変わり、気温が低いほど長くなる
解説
接着系アンカーは、孔の中の接着剤(樹脂)が化学反応で硬化することでコンクリートに固着します。この反応は温度の影響を受け、一般に気温が低いほど硬化に時間がかかります。製品の資料に示された温度ごとの硬化の時間を確認し、硬化するまでは機器などを取り付けないようにします。

他の選択肢について
・気温が低いほど短くなる:関係が逆です。寒い時期は硬化に長い時間がかかります。
・どの製品でも同じ時間:硬化の時間は、接着剤の種類(製品)と温度によって異なります。
・濡れていても影響しない:孔の中の水や切粉は固着を妨げます。製品の仕様に従って孔の中を清掃・処理してから施工します。

覚え方のポイント
「接着系アンカー=清掃してから入れ、寒いほど長く待つ」。硬化の時間は製品の資料で確かめます。
問36-9

既存のコンクリートの床や壁にアンカーの穿孔を行う前の確認に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①鉄筋の位置は、コンクリートの表面をハンマーでたたいた音の違いで判断する
  • ②電磁誘導法は、コンクリート中の合成樹脂製の配管も確実に検出できる
  • ③電磁誘導や電磁波レーダによる探査で、鉄筋や埋設配管の位置を確かめる
  • ④電磁波レーダ法は、鉄筋の位置は分かるが、かぶりの深さは推定できない
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正解 ③電磁誘導や電磁波レーダによる探査で、鉄筋や埋設配管の位置を確かめる
解説
既存のコンクリートに穿孔するときは、鉄筋の切断や、埋設された電線管・配管の損傷を防ぐため、電磁誘導法や電磁波レーダ法などの探査装置で、事前に鉄筋や埋設物の位置を確認し、それらを避けて穿孔の位置を決めます。

他の選択肢について
・ハンマーの打音で判断:打音で分かるのは表面の浮きや空洞などで、内部の鉄筋の位置は判断できません。
・電磁誘導法で合成樹脂管も検出:電磁誘導法は金属に反応する方法で、合成樹脂製の配管は検出できません。非金属の埋設物の探査には電磁波レーダ法などを使います。
・レーダ法でかぶりの深さは推定できない:電磁波レーダ法は、電磁波の反射が戻るまでの時間から、鉄筋や埋設物の位置とともに深さ(かぶり)も推定できます。

覚え方のポイント
「穿孔の前に必ず探査」「電磁誘導=金属だけ」「レーダ=非金属も・深さも」。
問46-9

鋼製のケーブルラックを水平に設置する場合の支持の間隔として、「公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)」上、正しいものはどれか。

  • ①3m以下
  • ②1.5m以下
  • ③6m以下
  • ④2m以下
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正解 ④2m以下
解説
公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)では、ケーブルラックの水平の支持の間隔は、鋼製では2m以下、その他(アルミ製など)では1.5m以下とし、直線部とそれ以外の部分との接続点では、接続点に近い箇所で支持することとしています。

他の選択肢について
・3m以下:ケーブルラックを垂直に設置する場合の支持の間隔です(配線室などでは6m以下)。
・1.5m以下:鋼製以外(アルミ製など)のケーブルラックを水平に設置する場合の間隔です。
・6m以下:配線室などでケーブルラックを垂直に設置する場合の間隔です。

覚え方のポイント
「水平=鋼製2m・その他1.5m」「垂直=3m(配線室など6m)」。
問56-9

低圧のケーブル工事で、ケーブルを造営材の下面又は側面に沿って取り付ける場合の支持点間の距離として、「電気設備の技術基準の解釈」上、正しいものはどれか。ただし、接触防護措置を施した場所で垂直に取り付ける場合を除く。

  • ①2m以下
  • ②1.5m以下
  • ③3m以下
  • ④1m以下
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正解 ①2m以下
解説
電気設備の技術基準の解釈第164条により、低圧のケーブル工事でケーブルを造営材の下面又は側面に沿って取り付ける場合は、支持点間の距離を2m以下(接触防護措置を施した場所で垂直に取り付ける場合は6m以下)とします。

他の選択肢について
・1.5m以下:合成樹脂管工事の管の支持点間の距離です(解釈第158条)。
・3m以下:ケーブルの支持点間の距離として定められた値ではありません。
・1m以下:ケーブルの支持点間の距離として定められた値ではありません。

覚え方のポイント
「ケーブルの支持は2m(垂直で接触防護措置ありなら6m)」「合成樹脂管は1.5m」。
問66-9

建物のエキスパンションジョイント部をケーブルラックが通過する場合の施工に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①ラックを両側の建物に強固に固定し、ラックの剛性で建物どうしの動きを抑える
  • ②ラックに伸縮できる継手を設け、ケーブルにも動きに追従できる余長を持たせる
  • ③ケーブルはジョイント部で張った状態にし、たるみが出ないように結束しておく
  • ④伸縮継手の部分では、ボンド線を外してラックどうしを電気的に絶縁しておく
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正解 ②ラックに伸縮できる継手を設け、ケーブルにも動きに追従できる余長を持たせる
解説
エキスパンションジョイントは、建物どうしの温度変化や地震による異なる動きを逃がすための継目です。ここを通過するケーブルラックには、伸縮や変位に追従できる継手を設け、ケーブルにも動きを吸収できるたるみ(余長)を持たせて、損傷や断線を防ぎます。

他の選択肢について
・ラックの剛性で建物の動きを抑える:建物どうしの動きはラックでは抑えられず、ラックが変形・破損し、ケーブルも損傷します。
・たるみが出ないように張る:張った状態では建物の動きに追従できず、ケーブルが引っ張られて損傷するおそれがあります。
・ボンド線を外して絶縁:ケーブルラック相互は機械的かつ電気的に接続します。伸縮継手の部分でもボンディングを施して電気的な接続を保ちます。

覚え方のポイント
「エキスパンションジョイント=ラックは伸縮継手(ボンディングも)、ケーブルは余長」。
問76-9

天井スラブから吊りボルトでつり下げたケーブルラックの耐震の施工に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①吊りボルトが短い箇所ほど横に揺れやすいため、短い箇所に振れ止めを集中させる
  • ②振れ止めの斜材は、天井の下地材に取り付けておけば十分な効果が得られる
  • ③地震時の横揺れを防ぐため、必要な箇所に斜材などの振れ止めを設けて支持する
  • ④耐震の振れ止めは、ラックの終端部に設けておけば、中間部には必要ない
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正解 ③地震時の横揺れを防ぐため、必要な箇所に斜材などの振れ止めを設けて支持する
解説
吊りボルトだけで支持したケーブルラックは、地震時に横に大きく揺れて、ラックの脱落や他の設備との衝突、ケーブルの損傷の原因になります。そのため、設計や指針に従い、必要な箇所に斜材(ブレース)などの振れ止めを設けて、横方向の揺れを抑えます。

他の選択肢について
・短い箇所ほど揺れやすい:吊りボルトは長いほど横に揺れやすくなります。
・天井の下地材に取り付ける:天井の下地材は設備の地震力を受けるようには作られていません。振れ止めはスラブや梁などの構造体から取ります。
・終端部に設ければ中間部は不要:振れ止めは、ラックの長さに応じて中間部にも一定の間隔で設けます。

覚え方のポイント
「吊りものは横に揺れる → 構造体から取った振れ止め(斜材)で、中間部も含めて支える」。吊りボルトが長いほど注意します。
問86-9

アルミニウム製のケーブルラックを鋼製の支持金物で支持する場合の施工に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①アルミニウムは鋼よりイオン化傾向が小さいため、接触部では鋼の側が腐食する
  • ②異種金属の接触による腐食は、水分の少ない乾燥した屋内ほど生じやすい
  • ③アルミニウム製のラックは軽いため、水平の支持間隔を鋼製より広くしてよい
  • ④異種金属の接触による腐食を防ぐため、接触部に絶縁材を挟むなどの措置をとる
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正解 ④異種金属の接触による腐食を防ぐため、接触部に絶縁材を挟むなどの措置をとる
解説
イオン化傾向の異なる金属どうしが接触し、そこに雨水や結露などの水分があると、電池のような作用で一方の金属が腐食する異種金属接触腐食が起こります。アルミニウムと鋼を接触させるときは、絶縁材を挟むなどして直接の接触を避けます。

他の選択肢について
・アルミのほうがイオン化傾向が小さく鋼が腐食:アルミニウムは鋼よりイオン化傾向が大きいため、接触部では一般にアルミニウムの側が腐食します。
・乾燥した屋内ほど生じやすい:水分がある環境ほど生じやすく、屋外や結露しやすい場所では特に注意が必要です。
・支持間隔を広くしてよい:公共建築工事標準仕様書では、ケーブルラックの水平の支持間隔は、鋼製で2m以下、アルミ製などその他のもので1.5m以下と、アルミ製のほうを狭くしています。

覚え方のポイント
「違う金属+水分=腐食(アルミ側がさびる)」「アルミ製ラックの水平支持は1.5m以下」。
問96-9

ケーブルラックを垂直に設置してケーブルを敷設する場合の施工に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①ケーブルが自重でずれ落ちないよう、一定の間隔でケーブルをラックに固定する
  • ②ケーブルは熱で伸び縮みするため、垂直のラックでは固定せずに敷設しておく
  • ③ケーブルは最上部と最下部の2か所で固定し、途中では固定しないようにしておく
  • ④固定の間隔は、ケーブルの太さによらず、建物の各階に1か所ずつとすればよい
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正解 ①ケーブルが自重でずれ落ちないよう、一定の間隔でケーブルをラックに固定する
解説
垂直に設置したケーブルラックでは、ケーブルの自重が下向きにかかるため、固定が不十分だとケーブルがずれ落ちたり、上部の固定点や曲がりの部分に大きな力がかかって損傷したりします。公共建築工事標準仕様書では、ケーブルラック上のケーブルは、水平部では3m以下、垂直部では1.5m以下の間隔ごとに固定し、垂直に敷設する場合は特定の子げたに荷重が集中しないようにすることとしています。

他の選択肢について
・熱で伸び縮みするので固定しない:固定しないとケーブルが自重でずれ落ち、損傷の原因になります。
・最上部と最下部の2か所で固定:途中を固定しないと、ケーブル全体の重さが上部の固定点に集中し、その部分で被覆の損傷や心線の変形が生じます。
・各階に1か所ずつ:階の高さは通常3m以上あり、垂直部の固定間隔(1.5m以下)を満たしません。

覚え方のポイント
「ラック上のケーブルの固定=水平部3m以下、垂直部1.5m以下」。垂直部は重さを分散させて支えます。
問106-9

天井内や壁面に設ける通信用の配管・配線の支持金物の施工に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①軽い通信ケーブルの支持金物であれば、天井の下地材に取り付けて荷重をかけてよい
  • ②支持金物は建物の構造体に堅固に取り付け、天井の下地材には荷重をかけない
  • ③吊りボルトのナットは、座金を使わずに1個で強く締め付ければゆるみにくい
  • ④支持金物の間隔は、配線の重さによらず、天井の下地材の間隔に合わせて決める
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正解 ②支持金物は建物の構造体に堅固に取り付け、天井の下地材には荷重をかけない
解説
配管・配線やケーブルラックを支える支持金物や吊りボルトは、スラブや梁などの建物の構造体に堅固に取り付けます。天井の下地材は天井板を支えるためのもので、設備の荷重をかけると天井の変形や地震時の落下の原因になります。

他の選択肢について
・軽いケーブルなら下地材に荷重をかけてよい:ケーブルは増設で重くなり、地震時には揺れによる力も加わります。軽いものでも構造体から支持をとります。
・座金なしでナット1個:振動などでゆるまないよう、ダブルナットや座金などを用いて確実に締め付けます。
・下地材の間隔に合わせて決める:支持の間隔は、配線や配管の種類・重さに応じて仕様書などで定められた間隔以下とします。

覚え方のポイント
「支持は構造体から取る」「天井の下地材にぶら下げない」「ゆるみ止めを確実に」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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