「債務名義」の説明として、適切なものはどれか。
- ①債務者が借入れの申込みの際に記入する、氏名・住所・年収などを記載した申込書のこと
- ②強制執行によって実現される請求権の存在と範囲を示した、強制執行の根拠となる文書
- ③債権者と債務者が個人的に交わした覚書で、裁判所の関与がなくても強制執行できるもの
- ④貸金業者の内部で作成する、債務者ごとの貸付けと返済の記録をまとめた帳簿のこと
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債務名義とは、強制執行によって実現されるべき請求権の存在と範囲を公的に証明する文書で、強制執行をするための前提となるものです。民事執行法第22条は、確定判決、仮執行の宣言を付した判決、仮執行の宣言を付した支払督促、執行証書(一定の公正証書)、和解調書・調停調書などを債務名義として定めています。
他の選択肢が不適切な理由
・借入申込書:債務名義ではありません。
・個人的な覚書:私的な書面だけでは強制執行はできません。
・貸金業者の帳簿:貸金業法第19条の帳簿は債務名義ではありません。
覚え方のポイント
強制執行の流れは「債務名義を取る→執行文の付与を受ける→強制執行を申し立てる」です。自力で取り立てること(自力救済)は禁止されています。