子どもが遊びやゲームを通じて、集団全体の期待や態度を自分の中に取り入れていくことで社会的な自我が形成されるとし、その取り入れられた集団の態度を「一般化された他者」と呼んだ人物として、正しいものはどれか。
- ①クーリー
- ②ゴッフマン
- ③ミード
- ④ブルーマー
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ミード(Mead, G. H.)は、自我は生まれつき備わっているものではなく、他者とのやりとりを通じて社会的に形成されると考えました。子どもは、ごっこ遊び(プレイ)で親や先生など特定の他者の役割を取り入れ、さらにルールのあるゲームを通じて、集団全体の期待や態度である「一般化された他者」を取り入れていきます。ミードは、自我を、他者の期待を取り入れた社会的な側面である「客我(me)」と、それに対して主体的に反応する「主我(I)」の2つの側面から捉えました。
他の選択肢が不適切な理由
・クーリー(Cooley, C.):他者が自分をどう見ているかを想像することで自己が形成されるとする「鏡に映った自己」の概念を示しました。
・ゴッフマン(Goffman, E.):人が他者の前で自分の印象を管理しながら役割を演じる様子を、演劇にたとえて分析するドラマツルギーを展開しました。
・ブルーマー(Blumer, H.):ミードの考えを受け継ぎ、「シンボリック相互作用論」という名称を与えて体系化しました。
覚え方のポイント
「ミード=一般化された他者・IとMe・プレイとゲーム」と覚えます。人は他者との関わりの中で自分をつくっていくという考え方は、援助関係が本人の自己像に影響を与えることを理解する土台になります。