2026年版・2-3

原理と政策:ニーズ・資源と政策の過程の一問一答

社会福祉士国家試験「原理と政策・社会保障・権利擁護」から、原理と政策:ニーズ・資源と政策の過程に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は五肢択一を基本とする形式ですが、ここでは4択で出題しています。

問12-3

事例を読んで、B市の福祉課の社会福祉士が把握したニードを、ブラッドショー(Bradshaw, J.)の類型に当てはめたものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。〔事例〕B市の福祉課の社会福祉士は、住宅に関する統計を分析し、国が定める最低居住面積水準を下回る住宅に暮らす高齢者世帯が市内に多いことを把握した。これらの世帯からは、住まいについての相談や申請はまだ寄せられておらず、他の市との比較も行っていない。

  • ①感得されたニード
  • ②表明されたニード
  • ③規範的ニード
  • ④比較ニード
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正解 ③規範的ニード
事例のポイント
社会福祉士は、国が定めた居住水準という専門的・行政的な基準に照らして不足を判断しています。本人たちからの相談や申請はまだなく、他の地域との比較も行っていない点が、類型を見分ける手がかりです。

解説
ブラッドショーは、ニードを誰がどのように判断するかという視点から4つに分類しました。専門家や行政機関が、専門的な知見や行政上の基準に照らして「この状態は充足が必要だ」と判断するものが規範的ニードです。例えば、栄養の基準や住宅の最低基準を下回っている状態がこれに当たります。本人が困っていると感じているかどうかとは別に判断される点が特徴で、客観的な基準を示せる反面、判断する側の価値観に左右されるという限界もあります。

他の選択肢が不適切な理由
・感得されたニード:本人が「必要だ」と自覚しているニードです。自覚していても、まだ申請や相談という行動にはつながっていない段階を含みます。
・表明されたニード:本人が自覚したニードを、サービスの申請や相談などの行動で実際に表したものです。待機者の数などとして把握されます。
・比較ニード:同じ特性をもつ他の人や地域がサービスを受けているのに、受けていない人や地域があるとき、その比較から判断されるニードです。

覚え方のポイント
判断する人で分けると覚えやすくなります。「規範的=専門家が判断」「感得された=本人が感じる」「表明された=本人が行動で示す」「比較=他と比べて判断」。感得と表明の違いは「心の中か、行動に出たか」です。
問22-3

三浦文夫のニード論に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  • ①非貨幣的ニードとは、金銭給付では充足しにくく、現物やサービスで満たすニードをいう。
  • ②貨幣的ニードとは、介護や相談など人によるサービスでなければ充足できないニードをいう。
  • ③顕在的ニードとは、本人は自覚していないが、専門家が充足の必要を認めたニードをいう。
  • ④三浦は、高度経済成長期以降、貨幣的ニードの比重がそれまで以上に高まったと指摘した。
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正解 ①非貨幣的ニードとは、金銭給付では充足しにくく、現物やサービスで満たすニードをいう。
解説
三浦文夫は、ニードを充足する手段の違いに着目し、金銭の給付によって満たすことができる「貨幣的ニード」と、金銭の給付では満たしにくく、介護や相談などの現物・サービスの提供によって満たす必要がある「非貨幣的ニード」に分けました。そして、生活水準が上がり、家族の扶養機能が弱まるにつれて、非貨幣的ニードの比重が高まっていると指摘し、それに対応するサービスをどう供給するかという社会福祉経営論を展開しました。

他の選択肢が不適切な理由
・貨幣的ニードは人によるサービスでなければ充足できない:説明が逆です。人によるサービスで満たすのは非貨幣的ニードで、貨幣的ニードは金銭の給付で満たせるニードです。
・顕在的ニードは本人が自覚していないニード:本人が自覚しておらず表に出ていないのは潜在的ニードです。顕在的ニードは、本人が自覚し、表に出ているニードを指します。
・貨幣的ニードの比重が高まった:三浦は、経済成長によって所得保障の比重が相対的に下がり、非貨幣的ニードの比重が高まったと指摘しました。

覚え方のポイント
三浦のキーワードは「貨幣的/非貨幣的」「顕在的/潜在的」「経営論」。「豊かになるほど、お金では解決できない困りごとが目立つようになる」と理解すると、非貨幣的ニードが増えるという結論を取り違えません。
問32-3

福祉サービスの供給における準市場(quasi-market)に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  • ①準市場では、利用者が費用の全額を負担し、価格は需要と供給で自由に決まる。
  • ②準市場では、行政が事業者を1つに指定し、利用者による選択は想定しない。
  • ③準市場では、営利法人は参入できず、社会福祉法人だけが提供主体となる。
  • ④準市場では、財源は公費等で賄う一方、複数の事業者が利用者の選択を競う。
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正解 ④準市場では、財源は公費等で賄う一方、複数の事業者が利用者の選択を競う。
解説
準市場は、ルグラン(Le Grand, J.)らが論じた仕組みで、サービスの財源は税や社会保険などの公的な資金で賄いつつ、提供は複数の事業者に委ね、利用者の選択をめぐって事業者どうしが競い合う形をとります。完全な市場のように利用者の支払能力でサービスが決まることを避けながら、競争によってサービスの質や効率を高めることをねらいとしています。日本の介護保険制度は、保険財源と公費で費用を賄い、利用者が事業者を選んで契約する点で準市場の代表例です。

他の選択肢が不適切な理由
・利用者が全額負担し価格が自由に決まる:これは通常の市場の姿です。準市場では公的財源が中心で、介護保険のように価格(報酬)も公定されるのが一般的です。
・行政が事業者を1つに指定し選択を想定しない:行政が提供者と内容を決める措置制度に近い姿で、準市場の核である利用者の選択と事業者間の競争がありません。
・営利法人は参入できない:介護保険の居宅サービスには株式会社など営利法人も参入しており、多様な主体の参入が準市場の前提です。

覚え方のポイント
準市場=「お金は公(おおやけ)、選ぶのは利用者、提供は競争」。純粋な市場(お金も個人)と措置(選択なし)の中間と位置づけて覚えると、どちらに寄せたひっかけにも対応できます。
問42-3

措置制度と利用契約制度に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。

  • ①介護保険制度の下で、特別養護老人ホームへの入所は原則として市町村の措置による。
  • ②措置制度では、行政が職権でサービスの要否や内容を決定し、行政処分として行う。
  • ③措置制度では、措置権者が施設や事業者に措置委託費を支払うという仕組みがとられる。
  • ④現行制度でも、養護老人ホームへの入所は老人福祉法に基づく市町村の措置で行う。
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正解 ①介護保険制度の下で、特別養護老人ホームへの入所は原則として市町村の措置による。
解説
介護保険制度が始まった2000年以降、特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)への入所は、要介護認定を受けた本人と施設との契約によって行うのが原則です。利用者が自らサービスを選ぶという社会福祉基礎構造改革の考え方に沿ったものです。ただし、虐待を受けているなど、やむを得ない事由で契約による利用が期待できない場合には、市町村が老人福祉法に基づいて措置を行うことができるため、措置の仕組みは例外として残されています。

他の選択肢が不適切な理由
※この問題は「誤っているもの」を選ぶ問題です。以下は正しい記述です。
・行政が職権で決定し行政処分として行う:措置は、行政機関がサービスの要否や内容を判断して決定する行政処分です。
・措置権者が措置委託費を支払う:措置によって施設に入所させた場合、措置権者(市町村等)が施設に措置委託費を支払い、本人や扶養義務者からは負担能力に応じて費用を徴収します。
・養護老人ホームへの入所は市町村の措置:環境上および経済的な理由で居宅での養護が困難な高齢者について、市町村が措置を行います(老人福祉法第11条)。

覚え方のポイント
「契約が原則になった分野(介護保険の施設、障害福祉サービス、保育所の利用)」と「措置が残る分野(養護老人ホーム、児童養護施設などの要保護児童の入所、やむを得ない事由による措置)」を対にして覚えます。
問52-3

福祉政策のプログラム評価のうち、「プログラムが計画どおりに実施され、想定した対象者にサービスが届いているか」を検証する評価として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①アウトカム評価
  • ②セオリー評価
  • ③プロセス評価
  • ④効率性評価
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正解 ③プロセス評価
解説
プロセス評価は、プログラムが設計どおりに実施されているか、想定した対象者に実際にサービスが届いているかといった、実施の過程を検証する評価です。成果が上がらなかったとき、その原因がプログラムの考え方そのものにあるのか、実施の仕方にあるのかを見分けるために欠かせません。福祉政策は、よい計画を立てても現場で意図どおりに実施されなければ効果が出ないため、実施過程の点検は政策評価の重要な柱です。

他の選択肢が不適切な理由
・アウトカム評価:プログラムによって、対象者の生活や状態に意図した変化(成果)が生じたかを評価するものです。
・セオリー評価:プログラムの設計や前提となる考え方(どのような道筋で成果が生まれるか)が妥当かを評価するものです。
・効率性評価:投入した費用に見合う成果が得られたかを、費用対効果などで評価するものです。

覚え方のポイント
評価の順番で覚えます。「ニーズ評価(必要か)→セオリー評価(設計は妥当か)→プロセス評価(計画どおり実施されたか)→アウトカム評価(成果は出たか)→効率性評価(費用に見合うか)」。問われている内容が「設計・実施・成果・費用」のどれかを見極めれば迷いません。
問62-3

社会的排除と社会的包摂に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  • ①社会的排除の概念は、1970年代にアメリカの連邦政府が初めて政策に用いた。
  • ②社会的排除は、所得だけでなく労働や社会関係、制度からの締め出しを捉える。
  • ③社会的排除は、ある一時点の所得水準のみで測定する静的な概念である。
  • ④社会的包摂は、所得保障の現金給付を行うことで達成されるとする考え方である。
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正解 ②社会的排除は、所得だけでなく労働や社会関係、制度からの締め出しを捉える。
解説
社会的排除は、所得が足りないという状態だけでなく、仕事、教育、住まい、人間関係、社会保障などの制度から締め出され、社会に参加できなくなっていく過程を捉える概念です。複数の不利が重なり合い、時間とともに深まっていくという動態的な視点が特徴です。これに対応する社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)は、排除された人々を社会の一員として包み込み、参加の機会を回復することを目指す考え方で、日本の福祉政策でも重要な理念となっています。

他の選択肢が不適切な理由
・1970年代にアメリカで初めて用いた:社会的排除という言葉は、1970年代のフランスで、制度から取り残された人々を指して用いられたのが始まりとされ、その後ヨーロッパ連合(EU)の政策に広がりました。
・一時点の所得水準のみで測定する静的な概念:所得の多寡で一時点の状態を測るのは、従来の貧困の捉え方です。社会的排除は複数の次元と過程を重視します。
・所得保障の現金給付で達成される:社会的包摂は、所得の保障だけでなく、仕事や教育、人とのつながり、制度への参加の機会を回復することを目指す考え方です。現金給付は、そのための手段の一つにすぎません。

覚え方のポイント
「貧困=お金が足りない状態(結果)」「社会的排除=社会とのつながりから締め出されていく過程(プロセス)」と対比します。フランス発祥、EUで政策化、という出自もセットで押さえましょう。
問72-3

「新しい社会的リスク」に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①脱工業化の中で、仕事とケアの両立の困難や不安定な雇用が新たなリスクとなった。
  • ②老齢、疾病、労働災害など、工業化の初期から存在するリスクを総称したものである。
  • ③主に年金を受給する高齢の退職者に集中して生じるリスクとして論じられてきた。
  • ④年金などの現金給付を増やせば対応が完結するリスクとして位置づけられている。
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正解 ①脱工業化の中で、仕事とケアの両立の困難や不安定な雇用が新たなリスクとなった。
解説
新しい社会的リスクは、工業社会から脱工業社会への移行に伴って生じたリスクを指し、テイラー=グッビー(Taylor-Gooby, P.)らが論じました。女性の就労の増加による仕事と子育て・介護の両立の困難、技能の陳腐化、非正規雇用などの不安定な雇用、ひとり親世帯の増加などがその例です。こうしたリスクは、若い世代や女性、低技能の労働者に集中しやすく、従来の社会保険中心の制度では十分に対応できません。そのため、保育や職業訓練などのサービスによる支援が重視されるようになりました。

他の選択肢が不適切な理由
・工業化の初期から存在するリスク:老齢、疾病、労働災害、失業などは「古い社会的リスク」と呼ばれ、社会保険によって対応されてきました。
・高齢の退職者に集中するリスク:新しい社会的リスクは、むしろ現役の若年層、女性、ひとり親などに集中しやすいとされます。
・現金給付を増やせば対応が完結する:両立支援や能力開発のように、保育や訓練などのサービスによる対応が欠かせない点が特徴です。

覚え方のポイント
「古いリスク=男性稼ぎ主の所得が途絶えるリスク→社会保険(現金)」「新しいリスク=両立・雇用の不安定・技能→サービス(保育・訓練)」と、担い手の変化と対応手段の変化をセットで覚えます。
問82-3

福祉政策における社会資源に関する次の記述のうち、適切でないものを1つ選びなさい。

  • ①インフォーマルな資源には、家族や友人、近隣住民による支え合いが含まれる。
  • ②フォーマルな資源は、制度に基づくため安定性は高いが、柔軟性に欠けやすい。
  • ③インフォーマルな資源は、柔軟に対応できる反面、継続性や専門性に限界がある。
  • ④社会資源は制度や機関を指すもので、人材や情報、資金などはこれに含まれない。
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正解 ④社会資源は制度や機関を指すもので、人材や情報、資金などはこれに含まれない。
解説
社会資源は、ニーズを充足するために活用できる制度、施設、機関、人、物、資金、情報などの総称です。制度や機関だけでなく、家族や近隣の人々・ボランティアなどの人材、支援に役立つ情報、活動を支える資金も社会資源に含まれます。資源を幅広く捉えることで、制度だけでは届かないニーズにも対応できるようになるからです。また、福祉政策では、既にある資源を活用するだけでなく、地域に足りない資源を明らかにし、新たに開発していくことも重要な課題です。

他の選択肢が不適切な理由
※この問題は「適切でないもの」を選ぶ問題です。以下は適切な記述です。
・インフォーマルな資源に家族や友人、近隣住民の支え合いが含まれる:制度に基づかない、身近な人間関係による支援がインフォーマルな資源です。
・フォーマルな資源は安定性が高いが柔軟性に欠けやすい:法令や契約に基づくため、一定の質と継続性が保たれる一方、制度の枠を外れた対応は難しくなります。
・インフォーマルな資源は柔軟だが継続性や専門性に限界がある:その場の状況に合わせた支援ができる反面、担い手の事情に左右されやすい面があります。

覚え方のポイント
フォーマルとインフォーマルは「長所と短所が裏返し」の関係です。支援では両者を組み合わせることが基本で、足りないものは「開発する」という発想まで含めて社会資源と捉えましょう。
問92-3

福祉政策の手段としての現金給付、現物給付、バウチャーに関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  • ①現物給付は、使途を限定できる一方で、受給者が自由に使い道を選べる点が最大の長所である。
  • ②現金給付は、使途を特定のサービスに限ることで、ニーズを確実に充足させる手段である。
  • ③バウチャーは、使途を特定のサービスに限りつつ、提供者の選択を利用者に委ねる手段である。
  • ④バウチャーは、行政が提供者を1つに決めて、利用者の選択の余地をなくす手段である。
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正解 ③バウチャーは、使途を特定のサービスに限りつつ、提供者の選択を利用者に委ねる手段である。
解説
バウチャーは、特定のサービスにしか使えない利用券などを交付し、利用者はその範囲の中で提供者を選ぶという手段です。現金給付と現物給付の中間に位置し、「使い道は限定したい」という政策側のねらいと、「どこで受けるかは自分で選びたい」という利用者の希望を両立させようとするものです。保育や教育などの分野で、利用者の選択と提供者間の競争を促す手段として議論されます。

他の選択肢が不適切な理由
・現物給付は自由に使い道を選べる点が長所:現物給付はサービスや物そのものを提供するため、使途が確実に限定される一方、受給者の選択の自由は小さくなります。
・現金給付は使途を特定のサービスに限る:現金給付は受給者が使い道を自由に決められる点に特徴があり、その反面、政策が意図したニーズの充足に使われる保証はありません。
・バウチャーは提供者を1つに決めて選択をなくす:バウチャーはむしろ利用者に提供者を選ばせることをねらいとした手段です。

覚え方のポイント
「現金=自由度◎・使途の確実性×」「現物=使途の確実性◎・自由度×」「バウチャー=使途は限定、提供者は選べる(中間)」。自由度と確実性のどちらを重視するかという軸で並べると混乱しません。
問102-3

福祉ニーズの把握方法に関する次の記述のうち、適切でないものを1つ選びなさい。

  • ①行政統計などの既存資料は、一人ひとりのニーズの内容を詳しく把握するのに適する。
  • ②相談窓口への相談記録の分析は、表明されたニーズを把握する方法として活用できる。
  • ③アウトリーチは、自ら支援を求めない人の潜在的なニーズを把握するのに有効である。
  • ④住民を対象とする社会調査は、まだ表明されていないニーズの発見にも役立てられる。
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正解 ①行政統計などの既存資料は、一人ひとりのニーズの内容を詳しく把握するのに適する。
解説
行政統計や既存の報告書などの資料は、地域全体の傾向や、高齢者・障害者・子どもなど集団ごとの状況を大づかみに把握するのに適しています。しかし、集計された数値であるため、一人ひとりがどのような事情で何に困っているのかという具体的な内容までは分かりません。個別のニーズを詳しく知るには、面接や訪問、相談記録の分析など、別の方法を組み合わせる必要があります。把握したい内容に応じて方法を選ぶことが、ニーズ把握の基本です。

他の選択肢が不適切な理由
※この問題は「適切でないもの」を選ぶ問題です。以下は適切な記述です。
・相談記録の分析で表明されたニーズを把握:相談に来た人のニーズは、本人が行動で示したニーズであり、その内容を集約することで課題の傾向が見えてきます。
・アウトリーチで潜在的なニーズを把握:支援を求める力が弱い人や、困っていることを自覚していない人のもとへ出向くことで、表に出ていないニーズを把握できます。
・社会調査で未表明のニーズを発見:窓口に来ない人も含めて調べることで、表明されていないニーズを見つける手がかりになります。

覚え方のポイント
「集団の傾向=統計・既存資料」「個別の中身=面接・訪問・相談記録」「隠れたニーズ=アウトリーチ・調査」と、目的と方法を対応させて覚えます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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