「ソーシャルワーク専門職のグローバル定義」(2014年)において、ソーシャルワークの中核をなすとされる原理に含まれるものを1つ選びなさい。
- ①自己責任
- ②集団的責任
- ③最小限介入
- ④専門職の自律
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2014年に国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)と国際ソーシャルワーク学校連盟(IASSW)が採択したグローバル定義では、「社会正義、人権、集団的責任、および多様性尊重の諸原理」がソーシャルワークの中核をなすとされています。集団的責任は、個人の権利は人々が互いに、そして環境に対して責任をもつことによって日常的に実現されるという考え方で、地域や集団の中で支え合う関係を築くことの大切さを示しています。
他の選択肢が不適切な理由
・自己責任:生活課題を本人の責任に帰す考え方は、社会構造にも働きかけるソーシャルワークの原理とは相いれません。定義が掲げるのは、それと対照的な「集団的責任」です。
・最小限介入:定義の中核原理には含まれていません。介入の程度はクライエントの状況と自己決定に基づいて判断されるものです。
・専門職の自律:専門職のあり方にかかわる概念ですが、グローバル定義が中核原理として挙げたものではありません。
覚え方のポイント
中核原理は「社会正義・人権・集団的責任・多様性尊重」の4つです。2000年の旧定義にはなかった「集団的責任」と「多様性尊重」が加わった点が特に問われます。日本の倫理綱領(2020年改定)の原理にも、これらに「人間の尊厳」「全人的存在」を加えた6つが並んでいます。