慈善組織協会(COS)に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。
- ①友愛訪問員による個別訪問と調査を行い、慈善活動の調整を図った。
- ②大学関係者が貧困地区に住み込み、住民とともに生活改善に取り組んだ。
- ③貧困の原因を社会構造に求め、社会改良を最優先の目的として掲げた。
- ④1880年代にシカゴでジェーン・アダムスが創設した団体である。
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慈善組織協会(COS)は、1869年にイギリスのロンドンで設立されました。当時は多くの慈善団体がばらばらに救済を行い、重複や漏れが生じていたため、救済を受ける人を登録・調査し、団体間の連絡調整を図りました。友愛訪問員(ボランティア)が家庭を訪ねて個別に状況を把握したことが、のちのケースワークの源流とされています。アメリカでも1877年にバッファローで設立され、この流れからリッチモンドが登場します。
他の選択肢が不適切な理由
・大学関係者が貧困地区に住み込む:これはセツルメント運動の特徴です。1884年にロンドンで設立されたトインビー・ホールが代表例です。
・社会構造に原因を求め社会改良を最優先:COSは主に貧困の原因を個人の性格や生活態度に求め、「救済に値する貧民」を選別したと批判されました。社会改良を重視したのはセツルメント運動です。
・シカゴでアダムスが創設:ジェーン・アダムスが1889年にシカゴで開設したのはセツルメントのハル・ハウスです。
覚え方のポイント
「COS=個別訪問・調査・調整→ケースワークの源流」「セツルメント=住み込み・社会改良→グループワークとコミュニティワークの源流」と対比して覚えます。COSの連絡調整の機能は、コミュニティ・オーガニゼーションの源流としても挙げられます。