老人福祉法に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- ①養護老人ホームへの入所は、本人と施設との間で結ぶ契約によって行われる。
- ②老人福祉施設の一つとして、介護老人保健施設が規定されている。
- ③市町村は、やむを得ない事由があるときは、居宅での介護等の措置をとれる。
- ④老人福祉計画の策定は、都道府県だけに義務づけられているものである。
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介護保険制度の施行後も、老人福祉法による措置の仕組みは残されています。市町村は、65歳以上で心身の障害のために日常生活に支障がある人が、やむを得ない事由により介護保険のサービスを利用することが著しく困難なときは、居宅における介護等の措置をとることができます(老人福祉法第10条の4)。例えば、家族から虐待を受けている、認知症で契約ができず身寄りもないといった場合です。措置は、契約による利用が期待できない人の権利を守るための最後の手段といえます。
他の選択肢が不適切な理由
・養護老人ホームへの入所は契約:環境上および経済的な理由で居宅での養護が困難な人の養護老人ホームへの入所は、市町村の措置によります(同法第11条)。
・介護老人保健施設は老人福祉施設:介護老人保健施設は介護保険法に基づく施設です。老人福祉法の老人福祉施設は、老人デイサービスセンター、老人短期入所施設、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム、老人福祉センター、老人介護支援センターです(同法第5条の3)。
・老人福祉計画は都道府県だけ:市町村老人福祉計画(同法第20条の8)と都道府県老人福祉計画の両方が定められています。
覚え方のポイント
介護保険の時代にも「措置」が残る場面は「やむを得ない事由による措置(虐待など)」「養護老人ホームへの入所」。老人福祉施設の7種類に老健や介護医療院が入っていないことも頻出です。