青菜のおひたしに酢をかけて時間がたつと、緑色が黄褐色に変わる。この主な原因として、最も適当なものはどれか。
- ①アントシアニンが酸によって黄褐色に変わるため
- ②カロテンが酸によって分解され、色を失うため
- ③クロロフィルが酸でフェオフィチンに変わるため
- ④フラボノイドが酸によって黄褐色に変わるため
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緑色野菜の緑色は、クロロフィル(葉緑素)という色素によるものです。クロロフィルは、酸性の条件では、分子の中心にあるマグネシウムが外れて、黄褐色のフェオフィチンに変わります。そのため、青菜に酢をかけたり、酢の物や酢みそ和えを作って時間を置いたりすると、色が悪くなります。酢を使う料理は、食べる直前に和えるのがよいとされます。反対に、アルカリ性では鮮やかな緑色(クロロフィリン)になりますが、組織が柔らかくなりすぎます。
他の選択肢が不適切な理由
・カロテンが酸で分解される:カロテンなどのカロテノイドは、酸やアルカリによって色がほとんど変わらない色素です。緑色の変化はクロロフィルによるものです。
・アントシアニンが黄褐色に変わる:アントシアニンは紫キャベツや赤じそなどの赤紫色の色素で、酸性では赤くなり、黄褐色にはなりません。
・フラボノイドが黄褐色に変わる:フラボノイドは、たまねぎやカリフラワーなどの白〜淡黄色の色素で、アルカリ性で黄色くなり、酸性では白くなります。
覚え方のポイント
「クロロフィル(緑):酸で黄褐色、アルカリで鮮やかな緑」と覚えます。青菜をゆでるときにふたをしないのは、野菜から出る酸を湯気と一緒に逃がすためです。