2026年版・4-7

構造:システム基準(吐水口空間と逆流防止)の一問一答

給水装置工事主任技術者試験「給水装置の構造及び性能」から、構造:システム基準(吐水口空間と逆流防止)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全600問) 給水装置の構造及び性能の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は四肢択一式と五肢択一式が混在しますが、ここでは全て4択で出題しています。

問14-7
次の図は、洗面器に給水する給水栓の吐水口空間を示したものである。図中のA及びBの名称の組合せとして、適当なものはどれか。
近接壁吐水口越流面AB
  • ①A:越流面から給水管の中心までの垂直距離 B:近接壁から吐水口の最下端までの水平距離
  • ②A:越流面から吐水口の中心までの垂直距離 B:近接壁から吐水口の外面までの水平距離
  • ③A:水面から吐水口の最下端までの垂直距離 B:近接壁から給水管の端までの水平距離
  • ④A:越流面から吐水口の最下端までの垂直距離 B:近接壁から吐水口の中心までの水平距離
答えと解説を見る
正解 ④A:越流面から吐水口の最下端までの垂直距離 B:近接壁から吐水口の中心までの水平距離
解説
吐水口空間は、省令第5条第1項第2号と別表第2・第3で定められています。呼び径25mm以下のものでは、「近接壁から吐水口の中心までの水平距離」(図のB)と、「越流面から吐水口の最下端までの垂直距離」(図のA)の両方を確保しなければなりません。
垂直距離は吐水口の「最下端」から、水平距離は吐水口の「中心」までを測る点に注意します。また、垂直距離の基準は水面ではなく、水があふれ出る面である「越流面」です。

他の選択肢が誤りである理由
・垂直距離は吐水口の中心ではなく最下端まで、水平距離は外面ではなく中心までを測ります。
・垂直距離は、水面ではなく越流面から測ります。
・垂直距離の基準は給水管の中心ではなく、吐水口の最下端です。

覚え方のポイント
「垂直=越流面〜吐水口の最下端」「水平=近接壁〜吐水口の中心」。
問24-7
呼び径13mmの給水栓で洗面器(浴槽・プール等を除く)に給水する場合に、省令で確保が求められる吐水口空間の組合せとして、適当なものはどれか。
  • ①近接壁から吐水口の中心までの水平距離50mm以上、越流面から吐水口の最下端までの垂直距離50mm以上
  • ②近接壁から吐水口の中心までの水平距離40mm以上、越流面から吐水口の最下端までの垂直距離40mm以上
  • ③近接壁から吐水口の中心までの水平距離25mm以上、越流面から吐水口の最下端までの垂直距離25mm以上
  • ④近接壁から吐水口の中心までの水平距離25mm以上、越流面から吐水口の最下端までの垂直距離50mm以上
答えと解説を見る
正解 ③近接壁から吐水口の中心までの水平距離25mm以上、越流面から吐水口の最下端までの垂直距離25mm以上
解説
省令別表第2により、呼び径が13mm以下のものは、近接壁から吐水口の中心までの水平距離25mm以上、越流面から吐水口の最下端までの垂直距離25mm以上を確保します。
呼び径13mmを超え20mm以下のものは40mm以上・40mm以上、20mmを超え25mm以下のものは50mm以上・50mm以上です。

他の選択肢が誤りである理由
・40mm以上・40mm以上は、呼び径13mmを超え20mm以下のものの値です。
・垂直距離50mm以上は、浴槽に給水する場合の値です(呼び径13mmの場合)。
・50mm以上・50mm以上は、呼び径20mmを超え25mm以下のものの値です。

覚え方のポイント
別表第2は「13mm以下=25・25」「20mm以下=40・40」「25mm以下=50・50」。水平と垂直は同じ値です。
問34-7
呼び径20mmの給水栓で浴槽に給水する場合に、省令で確保が求められる越流面から吐水口の最下端までの垂直距離として、適当なものはどれか。(吐水口一体型給水用具を除く)
  • ①50mm以上
  • ②40mm以上
  • ③25mm以上
  • ④200mm以上
答えと解説を見る
正解 ①50mm以上
解説
省令別表第2では、呼び径13mmを超え20mm以下の場合、垂直距離は40mm以上とされていますが、備考1により、浴槽に給水する給水装置(吐水口一体型給水用具を除く)では、表の「25mm」又は「40mm」を「50mm」と読み替えます。
したがって、呼び径20mmで浴槽に給水する場合の垂直距離は50mm以上です。浴槽は水面が揺れやすく、また入浴中に水位が上がることなどを考慮した規定です。

他の選択肢が誤りである理由
・25mm以上は、呼び径13mm以下の一般の場合の値です。
・40mm以上は、呼び径20mm以下の一般の場合の値で、浴槽では50mmに読み替えます。
・200mm以上は、プールなど水面が特に波立ちやすい水槽や、洗剤・薬品を入れる水槽などの場合の値です。

覚え方のポイント
「浴槽は最低50mm」「プール・洗剤・薬品は200mm」。
問44-7
プール等の水面が特に波立ちやすい水槽や、事業活動に伴い洗剤又は薬品を入れる水槽及び容器に給水する場合に、省令で確保が求められる越流面から吐水口の最下端までの垂直距離として、適当なものはどれか。(吐水口一体型給水用具を除く、呼び径25mm以下の場合)
  • ①50mm以上
  • ②100mm以上
  • ③200mm以上
  • ④150mm以上
答えと解説を見る
正解 ③200mm以上
解説
省令別表第2の備考2により、プール等の水面が特に波立ちやすい水槽並びに事業活動に伴い洗剤又は薬品を入れる水槽及び容器に給水する給水装置(吐水口一体型給水用具を除く)では、垂直距離の「25mm」「40mm」「50mm」をいずれも「200mm」と読み替えます。
呼び径25mmを超えるもの(別表第3)でも、計算した垂直距離が200mm未満のときは200mm以上とします(別表第3の備考5)。

他の選択肢が誤りである理由
・50mm以上は、浴槽の場合の値です。
・100mm以上という基準はありません。
・150mm以上は、バキュームブレーカの設置位置(越流面の上方150mm以上)の値です。

覚え方のポイント
「波立つプール・危ない薬品=200mm」。汚染の危険が大きいほど距離を大きくとります。
問54-7
次の図のように、呼び径が25mmを超える吐水口で、近接壁の影響がない場合、越流面から吐水口の最下端までの垂直距離は(1.7×d+5)mm以上とされている。有効開口の内径dが40mmのとき、確保すべき垂直距離として、適当なものはどれか。
d=40mm(有効開口の内径)越流面垂直距離は?
  • ①68mm以上
  • ②73mm以上
  • ③85mm以上
  • ④120mm以上
答えと解説を見る
正解 ②73mm以上
解説
省令別表第3により、呼び径が25mmを超え、近接壁の影響がない場合の垂直距離は(1.7×d+5)mm以上です。
1.7 × 40 + 5 = 68 + 5 = 73mm となります。dは「有効開口の内径」です(別表第3の備考1)。

他の選択肢が誤りである理由
・68mmは、1.7×dだけを計算し、+5を足し忘れた値です。
・85mmは、(2×d+5)で計算した値で、近接壁が1面あり壁からの離れが3D超5D以下の場合の式です。
・120mmは、(3×d)で計算した値で、近接壁が1面あり壁からの離れが3D以下の場合の式です。

覚え方のポイント
呼び径25mm超の基本式は「1.7d+5」。近接壁が近いほど係数が大きくなります(2d+5 → 3d → 3.5d)。
問64-7
次の図のように、呼び径が25mmを超える吐水口で、近接壁が1面あり、壁からの離れが(3×D)mm以下の場合、越流面から吐水口の最下端までの垂直距離は(3×d)mm以上とされている。有効開口の内径dが30mm、吐水口の内径Dが35mmで、壁からの離れが90mmのとき、確保すべき垂直距離として、適当なものはどれか。
近接壁D=35mmd=30mm壁からの離れ 90mm越流面垂直距離は?
  • ①56mm以上
  • ②105mm以上
  • ③65mm以上
  • ④90mm以上
答えと解説を見る
正解 ④90mm以上
解説
まず、壁からの離れが条件に当てはまるかを確かめます。3 × D = 3 × 35 = 105mm で、壁からの離れ90mmは105mm以下なので、「近接壁が1面・壁からの離れが3D以下」の区分に当たります。
この場合の垂直距離は(3×d)mm以上なので、3 × 30 = 90mm となります。
Dは吐水口の内径、dは有効開口の内径です(別表第3の備考1)。区分の判定にはD、垂直距離の計算にはdを使う点に注意します。

他の選択肢が誤りである理由
・56mmは、(1.7×d+5)で計算した値で、近接壁の影響がない場合の式です。
・65mmは、(2×d+5)で計算した値です。
・105mmは、dではなくDを使って3×Dを計算した値です。

覚え方のポイント
「区分を決めるのはD(吐水口の内径)、距離を計算するのはd(有効開口の内径)」。
問74-7
吐水口空間の「越流面」に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①洗面器など水受け容器の場合は、その容器の底面をいう。
  • ②洗面器など水受け容器の場合は、その容器の上端をいう。
  • ③水槽の場合は、常に水槽の天井の内面をいう。
  • ④水槽の場合は、常に満水時の水面の最上部をいう。
答えと解説を見る
正解 ②洗面器など水受け容器の場合は、その容器の上端をいう。
解説
越流面とは、水受け容器や水槽から水があふれ出る面のことです。洗面器などの水受け容器の場合は、その容器の上端(あふれ縁)をいいます。
水槽などで越流管(オーバーフロー管)がある場合は、越流管の取り出し方によって、立取出しでは越流管の上端、横取出しでは越流管の中心を越流面とします。

他の選択肢が誤りである理由
・容器の底面は越流面ではありません。
・水槽の越流面は、天井ではなく越流管の位置で決まります。
・満水時の水面ではなく、あふれ出る面で考えます。

覚え方のポイント
越流面は「あふれる高さ」。洗面器は上端、越流管のある水槽は「立取出し=上端・横取出し=中心」。
問84-7
次の図のように、水槽に越流管(オーバーフロー管)が横取出しで設けられている場合、吐水口空間の垂直距離を測る基準となる越流面として、適当なものはどれか。
水面越流管吐水口水槽(横取出し)
  • ①越流管の下端
  • ②越流管の上端
  • ③越流管の中心
  • ④水槽の上端
答えと解説を見る
正解 ③越流管の中心
解説
水槽に設けられた越流管が、水槽の側面から横に取り出されている(横取出し)場合、越流面は越流管の中心とされています。一方、越流管が水槽の中に立ち上がる形(立取出し)の場合は、越流管の上端が越流面です。
水位が上がったとき、実際に水が越流管へあふれ出し始める高さを越流面と考えるためです。

他の選択肢が誤りである理由
・越流管の上端は、立取出しの場合の越流面です。
・越流管の下端は、越流面ではありません。
・水槽の上端は、越流管のある水槽の越流面ではありません。

覚え方のポイント
「立取出し=上端」「横取出し=中心」。取り出し方で越流面が変わります。
問94-7
事業活動に伴い水を汚染するおそれのある場所(化学工場、めっき工場など)に給水する給水装置について、省令が求める逆流の防止の措置として、適当なものはどれか。
  • ①汚染のおそれのある水を浄水器でろ過すれば、給水装置と直接連結してよい
  • ②逆止弁を1個設置すれば、その場所の設備と給水装置を直接連結してもよい
  • ③バキュームブレーカを設置すれば、その場所の設備と直接連結してもよい
  • ④吐水口空間を確保し、その場所の水管などの設備と給水装置を分離する等
答えと解説を見る
正解 ④吐水口空間を確保し、その場所の水管などの設備と給水装置を分離する等
解説
省令第5条第2項は、事業活動に伴い、水を汚染するおそれのある場所に給水する給水装置は、吐水口空間の垂直距離及び水平距離を確保し、当該場所の水管その他の設備と当該給水装置を分離すること等により、適切な逆流の防止のための措置が講じられているものでなければならないと定めています。
このような場所では、受水槽式とすることを原則とし、給水装置と工場内の設備との間を空間で分けます。

他の選択肢が誤りである理由
・逆止弁を介しても、他の設備との直接連結(クロスコネクション)は認められません。
・バキュームブレーカは、負圧による逆流(逆サイホン作用)を防ぐ器具で、逆圧による逆流は防げません。このような場所の設備と直接連結することは認められません。
・浄水器でろ過しても、直接連結は認められません。

覚え方のポイント
危険な場所ほど「空間で分ける(吐水口空間・受水槽式)」。機械的な逆流防止器具だけに頼らない考え方です。
問104-7
吐水口空間の規定に関する次の記述ア〜エの正誤の組合せとして、適当なものはどれか。

ア 越流面より少しでも高い壁がある場合は、近接壁とみなす。
イ 吐水口の断面が長方形の場合は、短辺を吐水口の内径Dとする。
ウ 呼び径25mm以下のものでは、水平距離と垂直距離の両方を確保する。
エ 浴槽に給水する場合、計算した垂直距離が50mm未満であっても、そのままでよい。
  • ①ア:正 イ:誤 ウ:正 エ:誤
  • ②ア:誤 イ:正 ウ:正 エ:正
  • ③ア:正 イ:正 ウ:誤 エ:正
  • ④ア:誤 イ:誤 ウ:誤 エ:誤
答えと解説を見る
正解 ①ア:正 イ:誤 ウ:正 エ:誤
解説
ア 正。省令別表第3の備考3のとおりです。
イ 誤。吐水口の断面が長方形の場合は、長辺をDとします(同備考2)。
ウ 正。省令第5条第1項第2号イと別表第2のとおりです。呼び径25mmを超えるものは、垂直距離(別表第3)で規定されます。
エ 誤。浴槽に給水する給水装置(吐水口一体型給水用具を除く)で、計算した垂直距離が50mm未満の場合は、50mm以上とします(別表第3の備考4)。

覚え方のポイント
別表の備考は「長方形は長辺・少しでも高い壁は近接壁・浴槽は50mm以上・プール等は200mm以上」。

給水装置工事主任技術者試験の対策問題(全600問)に戻る

非公式の資格試験対策サイトです。公益財団法人給水工事技術振興財団及び国土交通省・環境省とは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】