2026年版・2-5

水噴霧消火設備等の設置と技術基準の一問一答

消防設備士試験(甲種第1類)「消防関係法令(第1類)」から、水噴霧消火設備等の設置と技術基準に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。筆記試験は本試験と同じ四肢択一です。記述式の実技(鑑別・製図)の論点も、ここでは4択に置き換えて出題しています。

問12-5
防火対象物の駐車の用に供される部分で、水噴霧消火設備等の設置が必要となる床面積の基準として、正しいものはどれか(すべての車両が同時に屋外に出られる構造の階を除く)。
  • ①地階・2階以上は300m²以上、1階は700m²以上、屋上部分は500m²以上
  • ②地階・2階以上は200m²以上、1階は500m²以上、屋上部分は300m²以上
  • ③地階・2階以上は100m²以上、1階は300m²以上、屋上部分は200m²以上
  • ④階にかかわらず、床面積が500m²以上のものに設置しなければならない
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正解 ②地階・2階以上は200m²以上、1階は500m²以上、屋上部分は300m²以上
解説
消防法施行令第13条第1項の表により、駐車の用に供される部分は、その部分の床面積が、地階又は2階以上の階で200平方メートル以上、1階で500平方メートル以上、屋上部分で300平方メートル以上のとき、水噴霧消火設備等の設置が必要です。
また、昇降機などの機械装置で車両を駐車させる構造のもの(機械式駐車場)は、収容台数が10台以上のとき必要です。
駐車場には、水噴霧・泡・不活性ガス・ハロゲン化物・粉末のいずれの消火設備も設置することができます。

他の選択肢が誤りである理由
・「地階・2階以上は300m²以上、1階は700m²以上、屋上部分は500m²以上」は誤りです。300・700・500という組合せではありません。
・「地階・2階以上は100m²以上、1階は300m²以上、屋上部分は200m²以上」は誤りです。100・300・200という組合せではありません。
・「階にかかわらず、床面積が500m²以上のものに設置しなければならない」は誤りです。階によって基準が異なります。1階だけが500平方メートル以上です。

覚え方のポイント
駐車場は「地階・2階以上200、1階500、屋上300(m²)」「機械式10台以上」。1階は車が外へ出やすいので基準が緩くなっています。
問22-5
水噴霧消火設備等を設置しなければならない部分のうち、水噴霧消火設備を選ぶことができないもの(不活性ガス・ハロゲン化物・粉末消火設備などに限られるもの)として、正しいものはどれか。
  • ①自動車の駐車の用に供される部分
  • ②車両が通る道路の用に供される部分
  • ③可燃性液体類の指定可燃物を扱う部分
  • ④発電機・変圧器などの電気設備の部分
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正解 ④発電機・変圧器などの電気設備の部分
解説
消防法施行令第13条第1項の表により、発電機・変圧器などの電気設備が設置されている部分(床面積200平方メートル以上)には、不活性ガス消火設備・ハロゲン化物消火設備・粉末消火設備のいずれかを設置します。
水を使う水噴霧消火設備や泡消火設備は、感電や機器の損傷のおそれがあるため、この部分には選べません。
同様に、鍛造場・ボイラー室など多量の火気を使用する部分(200平方メートル以上)と通信機器室(500平方メートル以上)も、ガス系・粉末の消火設備に限られます。

他の選択肢が正しい理由
・「自動車の駐車の用に供される部分」は正しい記述です。駐車の用に供される部分は、水噴霧消火設備を含む5種類のいずれも選べます。
・「車両が通る道路の用に供される部分」は正しい記述です。道路の用に供される部分は、水噴霧・泡・不活性ガス・粉末消火設備から選べます。
・「可燃性液体類の指定可燃物を扱う部分」は正しい記述です。可燃性液体類などを扱う部分は、水噴霧消火設備を含む5種類から選べます。

覚え方のポイント
「電気・火気・通信機器」の部屋は、水を使わない設備(不活性ガス・ハロゲン化物・粉末)だけ。水噴霧が使えるのは駐車場・道路・指定可燃物などです。
問32-5
駐車の用に供される部分に設ける水噴霧消火設備の噴霧ヘッドの配置で、床面積1m²あたりに放射できなければならない水量として、正しいものはどれか。
  • ①20L/min
  • ②10L/min
  • ③15L/min
  • ④50L/min
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正解 ①20L/min
解説
消防法施行規則第17条第1項第2号により、道路や駐車の用に供される部分に設ける水噴霧消火設備は、床面積1平方メートルにつき20L/minの水量を標準放射量で放射できるように噴霧ヘッドを設けます。
指定可燃物を貯蔵し又は取り扱う部分では、床面積1平方メートルにつき10L/minです(規則第16条)。
車両の燃料(ガソリンなど)の火災に対応するため、駐車場・道路のほうが多い水量になっています。

他の選択肢が誤りである理由
・「10L/min」は誤りです。10L/minは、指定可燃物を貯蔵し又は取り扱う部分の基準です。
・「15L/min」は誤りです。15L/minという基準はありません。
・「50L/min」は誤りです。50L/minという基準はありません。

覚え方のポイント
水噴霧の放射量は「駐車場・道路20、指定可燃物10(L/min・m²)」。どちらも20分間放射できる水源が必要です。
問42-5
駐車場(床面積300m²)に設ける水噴霧消火設備の水源の水量として、消防法施行規則に定める最小の量はどれか。
  • ①10m³
  • ②60m³
  • ③20m³
  • ④120m³
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正解 ③20m³
解説
消防法施行規則第17条第3項第2号により、駐車の用に供される部分の水源は、床面積(50平方メートルを超える場合は50平方メートルとする)1平方メートルにつき20L/minの割合で計算した量で、20分間放射できる量以上です。
この例の床面積300平方メートルは50平方メートルを超えるので、50平方メートルとして計算します。
50m²×20L/min×20分=20,000L=20m³ となります。

他の選択肢が誤りである理由
・「10m³」は誤りです。10m³は、1平方メートルあたり10L/minで計算した値(指定可燃物の場合)です。
・「60m³」は誤りです。60m³は、300平方メートルの床面積に20L/min・10分などで計算した値で、50平方メートルの上限と20分を正しく使っていません。
・「120m³」は誤りです。120m³は、床面積300平方メートルをそのまま使って20L/min・20分で計算した値です。床面積は50平方メートルを上限とします。

覚え方のポイント
水噴霧の水源は「床面積(上限50m²)× 放射量 × 20分」。駐車場は50×20×20=20m³、指定可燃物は50×10×20=10m³。

ひっかけ注意
床面積をそのまま掛けてしまうのが典型的な誤りです。上限50m²を忘れないようにしましょう。
問52-5
駐車の用に供される部分に水噴霧消火設備を設ける場合の排水設備の基準として、正しいものはどれか。
  • ①床面には、排水溝に向かって100分の1以上の勾配をつけておく
  • ②車両の駐車場所の区画境界堤の高さは5cm以上とする
  • ③集水管は、排水溝の長さ60m以内ごとに1個ずつ設ける
  • ④消火ピットは、油分離装置付とし火災危険の少ない場所に設ける
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正解 ④消火ピットは、油分離装置付とし火災危険の少ない場所に設ける
解説
消防法施行規則第17条第5項により、駐車の用に供される部分の排水設備は、次のように設けます。
車両が駐車する場所の床面に排水溝へ向かって100分の2以上の勾配をつける、車路に接する部分を除き高さ10cm以上の区画境界堤を設ける、消火ピットは油分離装置付とし火災危険の少ない場所に設ける、排水溝は長さ40m以内ごとに1個の集水管を設けて消火ピットに連結する、などです。
燃料の油が水と一緒に流れ出し、火災が広がることを防ぐための基準です。

他の選択肢が誤りである理由
・「床面には、排水溝に向かって100分の1以上の勾配をつけておく」は誤りです。勾配は100分の2以上です。100分の1では足りません。
・「車両の駐車場所の区画境界堤の高さは5cm以上とする」は誤りです。区画境界堤の高さは10cm以上です。
・「集水管は、排水溝の長さ60m以内ごとに1個ずつ設ける」は誤りです。集水管は、排水溝の長さ40m以内ごとに1個設けます。

覚え方のポイント
駐車場の排水は「勾配2/100以上・区画境界堤10cm以上・集水管40m以内ごと・消火ピットは油分離装置付」。
問62-5
水噴霧消火設備に関する基準のうち、高圧の電気機器がある場所に設置する場合の基準として、正しいものはどれか。
  • ①高圧の電気機器がある場所には、水噴霧消火設備を設けることはできない
  • ②電気機器と噴霧ヘッド・配管との間に、電気絶縁を保つための必要な空間を保つ
  • ③電気機器の周囲に設けるヘッドは、開放型スプリンクラーヘッドに替えて設ける
  • ④高圧の電気機器を防護する場合は、放射量を通常の半分以下に抑えるようにする
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正解 ②電気機器と噴霧ヘッド・配管との間に、電気絶縁を保つための必要な空間を保つ
解説
消防法施行令第14条第3号により、高圧の電気機器がある場所においては、電気機器と噴霧ヘッド及び配管との間に、電気絶縁を保つための必要な空間を保たなければなりません。
水噴霧は細かい霧状で水の粒が連続しないため、棒状の水に比べて電気を通しにくいという特徴がありますが、ヘッドや配管が電気機器に近すぎると危険なため、離隔が求められます。

他の選択肢が誤りである理由
・「高圧の電気機器がある場所には、水噴霧消火設備を設けることはできない」は誤りです。一律に禁止されてはいません。絶縁のための空間を保つことが求められています。
・「電気機器の周囲に設けるヘッドは、開放型スプリンクラーヘッドに替えて設ける」は誤りです。電気機器の周囲に開放型スプリンクラーヘッドを設けるという規定はありません。
・「高圧の電気機器を防護する場合は、放射量を通常の半分以下に抑えるようにする」は誤りです。放射量を半分以下にするという規定はありません。

覚え方のポイント
水噴霧と電気機器は「絶縁のための空間を保つ」。霧状の水は電気を通しにくいが、近づけすぎない、という考え方です。
問72-5
指定可燃物を貯蔵する部分(床面積40m²)に設ける水噴霧消火設備の水源の水量として、消防法施行規則に定める最小の量はどれか。
  • ①8m³
  • ②10m³
  • ③16m³
  • ④4m³
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正解 ①8m³
解説
消防法施行規則第16条第2項により、指定可燃物を貯蔵し又は取り扱う部分の水源の水量は、床面積(50平方メートルを超える場合は50平方メートル)1平方メートルにつき10L/minの割合で計算した量で、20分間放射できる量以上です。
この例の床面積は40平方メートルで50平方メートル以下なので、そのまま計算します。
40m²×10L/min×20分=8,000L=8m³ となります。

他の選択肢が誤りである理由
・「10m³」は誤りです。10m³は、床面積を上限の50平方メートルとして計算した値です。この例の床面積は40平方メートルです。
・「16m³」は誤りです。16m³は、1平方メートルあたり20L/min(駐車場の基準)で計算した値です。
・「4m³」は誤りです。4m³は、放射時間を10分として計算した値です。

覚え方のポイント
床面積が50m²以下なら実際の面積で計算します。「上限50m²」は、50m²を超えるときに50m²として扱う、という意味です。
問82-5
水噴霧消火設備等を設置しなければならない部分のうち、泡消火設備又は粉末消火設備に限られ、水噴霧消火設備を選ぶことができないものはどれか。
  • ①屋内の道路の用に供される部分
  • ②自動車の修理・整備の工場の部分
  • ③飛行機又は回転翼航空機の格納庫
  • ④自動車の駐車の用に供される部分
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正解 ③飛行機又は回転翼航空機の格納庫
解説
消防法施行令第13条第1項の表により、(13)項ロの飛行機又は回転翼航空機の格納庫と、屋上のヘリポート(回転翼航空機などの発着の用に供される屋上部分)には、泡消火設備又は粉末消火設備のいずれかを設置します。
燃料が大量に漏れて広がる油の火災に対応するため、泡や粉末に限られています。

他の選択肢が正しい理由
・「屋内の道路の用に供される部分」は、水噴霧・泡・不活性ガス・粉末消火設備から選ぶことができます。
・「自動車の修理・整備の工場の部分」(自動車の修理又は整備の用に供される部分)は、泡・不活性ガス・ハロゲン化物・粉末消火設備から選びます。水噴霧消火設備は選べませんが、泡と粉末だけに限られるわけではありません。
・「自動車の駐車の用に供される部分」は、水噴霧消火設備を含む5種類から選ぶことができます。

覚え方のポイント
格納庫とヘリポートは「泡か粉末」の2択。自動車の修理工場は水噴霧が選べない点も、あわせて覚えておきましょう。
問92-5
道路の用に供される部分(屋上部分以外)で、水噴霧消火設備等の設置が必要となる床面積の基準として、正しいものはどれか。
  • ①200平方メートル以上
  • ②300平方メートル以上
  • ③600平方メートル以上
  • ④400平方メートル以上
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正解 ④400平方メートル以上
解説
消防法施行令第13条第1項の表により、防火対象物の道路の用に供される部分は、屋上部分では床面積600平方メートル以上、それ以外の部分では400平方メートル以上で、水噴霧消火設備等の設置が必要です。
道路の用に供される部分には、水噴霧・泡・不活性ガス・粉末消火設備のいずれかを設置します(ハロゲン化物消火設備は選べません)。

他の選択肢が誤りである理由
・「200平方メートル以上」は誤りです。200平方メートル以上は、地階・2階以上の駐車場や電気設備の部分などの基準です。
・「300平方メートル以上」は誤りです。300平方メートル以上は、屋上の駐車場の基準です。
・「600平方メートル以上」は誤りです。600平方メートル以上は、屋上部分にある道路の基準です。

覚え方のポイント
道路は「屋上600・それ以外400(m²)」。駐車場の「200・500・300」と混同しないように整理しましょう。
問102-5
水噴霧消火設備の起動装置(自動式)に関する記述として、正しいものはどれか。
  • ①感知器の作動などと連動し、加圧送水装置と一斉開放弁を起動できるもの
  • ②流水検知装置の作動と連動して、加圧送水装置を起動することができるもの
  • ③噴霧ヘッドのヒュージブルリンクが火災の熱で溶けると起動するもの
  • ④感知器の作動と連動して一斉開放弁を開き、加圧送水装置は手動で起動するもの
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正解 ①感知器の作動などと連動し、加圧送水装置と一斉開放弁を起動できるもの
解説
消防法施行規則第16条第3項第3号ホにより、自動式の起動装置は、自動火災報知設備の感知器の作動、閉鎖型スプリンクラーヘッドの開放、又は火災感知用ヘッドの作動・開放と連動して、加圧送水装置及び一斉開放弁を起動できるものとします。
噴霧ヘッドは開放型(常時開いている)なので、ヘッド自体は熱を感知しません。火災の感知は感知器などが担当し、一斉開放弁を開いて放射区域全体に一斉に放射します。

他の選択肢が誤りである理由
・「流水検知装置の作動と連動して、加圧送水装置を起動することができるもの」は誤りです。流水検知装置の作動と連動して加圧送水装置を起動するのは、閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いるスプリンクラー設備の方式です。水噴霧消火設備は、感知器などと連動して加圧送水装置とともに一斉開放弁も起動しなければなりません。
・「噴霧ヘッドのヒュージブルリンクが火災の熱で溶けると起動するもの」は誤りです。噴霧ヘッドは開放型で、ヒュージブルリンクのような感熱部を持たず、熱で開放する構造ではありません。
・「感知器の作動と連動して一斉開放弁を開き、加圧送水装置は手動で起動するもの」は誤りです。自動式の起動装置は、感知器の作動などと連動して、一斉開放弁だけでなく加圧送水装置も起動できるものとします。ポンプを手動で起動するのを待つものではありません。

覚え方のポイント
水噴霧は「感知器などで火災を感知 → 一斉開放弁を開く → 放射区域全体に一斉放射」。開放型スプリンクラー設備と同じ仕組みです。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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