2026年版・5-11

ポンプ・電動機・内燃機関の性能(加圧送水装置の基準)の一問一答

消防設備士試験(甲種第1類)「構造・機能・工事・整備(機械)」から、ポンプ・電動機・内燃機関の性能(加圧送水装置の基準)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。筆記試験は本試験と同じ四肢択一です。記述式の実技(鑑別・製図)の論点も、ここでは4択に置き換えて出題しています。

問15-11
地上に設置する加圧送水装置のポンプで、定格吐出量が600L/minのものの吸込性能として、加圧送水装置の基準に定められているものはどれか。
  • ①吸込全揚程4.0m以上で運転して異常がないこと
  • ②吸込全揚程4.5m以上で運転して異常がないこと
  • ③吸込全揚程5.5m以上で運転して異常がないこと
  • ④吸込全揚程6.0m以上で運転して異常がないこと
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正解 ④吸込全揚程6.0m以上で運転して異常がないこと
解説
地上に設置するポンプは、定格吐出量の区分に応じた吸込全揚程以上で運転した場合に異常がないことが必要です(加圧送水装置の基準 第五 三(二)イ)。
定格吐出量900L/min未満は6.0m、900L/min以上2,700L/min以下は5.5m、2,700L/min超5,000L/min以下は4.5m、5,000L/min超8,500L/min以下は4.0mです。
600L/minは900L/min未満なので、6.0mです。

他の選択肢が誤りである理由
・「吸込全揚程4.0m以上で運転して異常がないこと」は誤りです。4.0mは、定格吐出量5,000L/min超8,500L/min以下の区分の値です。
・「吸込全揚程4.5m以上で運転して異常がないこと」は誤りです。4.5mは、定格吐出量2,700L/min超5,000L/min以下の区分の値です。
・「吸込全揚程5.5m以上で運転して異常がないこと」は誤りです。5.5mは、定格吐出量900L/min以上2,700L/min以下の区分の値です。

覚え方のポイント
吸込全揚程は「小さいポンプほど大きい値」。900未満6.0m・2,700以下5.5m・5,000以下4.5m・8,500以下4.0m。
問25-11
加圧送水装置の基準で、ポンプの吸込性能を表す「吸込全揚程」の説明として正しいものはどれか。
  • ①ポンプの吐出口に設けた圧力計の値を、水の高さに換算した値
  • ②羽根車の吸込口中心を含む水平面に換算した吸込口連成計の値
  • ③水源の水面から最上階のホース接続口までの垂直距離の値
  • ④吐出量を零にしてポンプを運転したときの全揚程の値
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正解 ②羽根車の吸込口中心を含む水平面に換算した吸込口連成計の値
解説
吸込全揚程は、常温におけるポンプ羽根車の吸込口中心点を含む水平面に換算した、吸込口の連成計の値をいいます(加圧送水装置の基準 第五 三(二)イ)。
ポンプがどれだけの吸込み条件に耐えて水を吸い上げられるかを表します。条件が悪いとキャビテーションが起きやすくなります。

他の選択肢が誤りである理由
・「ポンプの吐出口に設けた圧力計の値を、水の高さに換算した値」は誤りです。吐出口の圧力計の値は、吐出側の圧力で、吸込全揚程ではありません。
・「水源の水面から最上階のホース接続口までの垂直距離の値」は誤りです。水源の水面から最上階のホース接続口までの垂直距離は、全揚程の計算に使う「落差」です。
・「吐出量を零にしてポンプを運転したときの全揚程の値」は誤りです。吐出量を零にしたときの全揚程は「締切全揚程」です。

覚え方のポイント
吸込全揚程は「吸込口の連成計」の値。吐出側は圧力計、吸込側は連成計、と組で覚えます。
問35-11
加圧送水装置の基準で、ポンプの軸動力に関する基準として正しいものはどれか。
  • ①定格吐出量で電動機定格出力の110%、150%の吐出量で150%を超えない
  • ②定格吐出量で電動機定格出力を超えず、150%の吐出量で同出力の140%を超えない
  • ③定格吐出量で電動機定格出力を超えず、150%の吐出量で同出力の110%を超えない
  • ④定格吐出量で電動機定格出力の65%以上で、150%の吐出量で同出力を超えない
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正解 ③定格吐出量で電動機定格出力を超えず、150%の吐出量で同出力の110%を超えない
解説
ポンプの軸動力は、定格吐出量において電動機定格出力を超えないこと、定格吐出量の150%の吐出量において電動機定格出力の110%を超えないことが必要です(加圧送水装置の基準 第五 三(三))。
吐出量が増えると軸動力も増えるため、多めに放水しても電動機が過負荷にならないように確かめます。

他の選択肢が誤りである理由
・「定格吐出量で電動機定格出力の110%、150%の吐出量で150%を超えない」は誤りです。定格吐出量のときは、電動機定格出力の110%ではなく100%(定格出力)を超えないことが必要です。
・「定格吐出量で電動機定格出力を超えず、150%の吐出量で同出力の140%を超えない」は誤りです。140%は、締切全揚程(定格吐出量における全揚程の140%以下)に出てくる数値です。
・「定格吐出量で電動機定格出力の65%以上で、150%の吐出量で同出力を超えない」は誤りです。65%は、150%の吐出量における全揚程の基準(定格吐出量における全揚程の65%以上)に出てくる数値です。

覚え方のポイント
軸動力=「定格で100%以下・150%吐出で110%以下」。全揚程の「110%・65%・140%」と混同しないこと。
問45-11
加圧送水装置の基準で、ポンプに非常動力装置を付置する場合の、ポンプと非常動力装置との接続部のクラッチとして正しいものはどれか。
  • ①双方向に動力を伝えるクラッチとし、連結時の衝撃を緩和する機能を持つ
  • ②一方向クラッチとし、連結時の衝撃を和らげる機能は持たないこと
  • ③クラッチを設けず、ポンプと非常動力装置を常に直結しておくこと
  • ④一方向クラッチとし、連結時の衝撃を緩和する緩衝連結の機能も有する
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正解 ④一方向クラッチとし、連結時の衝撃を緩和する緩衝連結の機能も有する
解説
非常動力装置は、内燃機関、ガスタービン又はこれらと同等以上の性能を有する原動機によりポンプを駆動する装置です(加圧送水装置の基準 第二 十一)。その構造・性能は、自家発電設備の基準に定める原動機の構造・性能に準じます(同 第六 九(一))。
ポンプと非常動力装置との接続部のクラッチは、ポンプ停止時の逆転による事故を防ぐため一方向クラッチとし、かつ、連結時の衝撃を緩和するための緩衝連結の機能を有するものとします(同 第六 九(二))。

他の選択肢が誤りである理由
・「双方向に動力を伝えるクラッチとし、連結時の衝撃を緩和する機能を持つ」は誤りです。双方向に動力を伝えるクラッチでは、ポンプ停止時の逆転による事故を防げません。クラッチは一方向クラッチとします。
・「一方向クラッチとし、連結時の衝撃を和らげる機能は持たないこと」は誤りです。一方向クラッチであることに加えて、連結時の衝撃を緩和する緩衝連結の機能も必要です。
・「クラッチを設けず、ポンプと非常動力装置を常に直結しておくこと」は誤りです。接続部にはクラッチを設け、一方向クラッチ(逆転防止)と緩衝連結(衝撃緩和)の機能を持たせます。常に直結しておくという定めではありません。

覚え方のポイント
非常動力装置のクラッチ=「一方向(逆転防止)+緩衝連結(衝撃緩和)」。
問55-11
加圧送水装置の基準で、ポンプに見やすく表示しなければならない事項として正しいものはどれか。
  • ①定格電圧、定格電流及び相数
  • ②定格吐出量及び定格全揚程
  • ③燃料の種類及び燃料の容量
  • ④第一種制御盤又は第二種制御盤である旨
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正解 ②定格吐出量及び定格全揚程
解説
ポンプには、製造者名又は商標、品名及び型式記号、製造年及び製造番号、定格吐出量及び定格全揚程、吸込口径及び吐出口径、多段ポンプの段数、回転速度又は同期回転速度、回転方向を示す矢印又は文字を、見やすい箇所に容易に消えないように表示します(加圧送水装置の基準 第五 六(一))。
表示する事項は、ポンプ・電動機・内燃機関・制御盤のそれぞれについて別々に定められています。

他の選択肢が誤りである理由
・「定格電圧、定格電流及び相数」は誤りです。定格電圧・定格電流・相数(交流電動機の場合)は、電動機に表示する事項です(同 第五 六(二))。
・「燃料の種類及び燃料の容量」は誤りです。燃料の種類及び容量は、内燃機関に表示する事項です(同 第五 六(三))。
・「第一種制御盤又は第二種制御盤である旨」は誤りです。第一種制御盤又は第二種制御盤である旨は、制御盤に表示する事項です(同 第六 一(八))。

覚え方のポイント
ポンプの表示=「定格吐出量・定格全揚程・回転方向」。電動機は「電圧・電流・相数」、内燃機関は「燃料」、制御盤は「制御盤の種別」。
問65-11
加圧送水装置の基準で、内燃機関を用いるポンプの性能として正しいものはどれか。
  • ①起動信号を受けてから定格吐出量に達するまで60秒以内
  • ②起動信号を受けてから定格吐出量に達するまで20秒以内
  • ③起動信号を受けてから定格吐出量に達するまで40秒以内
  • ④起動信号を受けてから定格吐出量に達するまで90秒以内
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正解 ③起動信号を受けてから定格吐出量に達するまで40秒以内
解説
内燃機関は、起動信号を受けてから定格吐出量に達するまでの時間が40秒以内でなければなりません(加圧送水装置の基準 第五 五の二(二))。
内燃機関は電動機と違い、始動してから回転が安定するまでに時間がかかるため、時間の上限が定められています。

他の選択肢が誤りである理由
・「起動信号を受けてから定格吐出量に達するまで60秒以内」は誤りです。60秒以内ではなく40秒以内です。
・「起動信号を受けてから定格吐出量に達するまで20秒以内」は誤りです。20秒以内ではなく40秒以内です。
・「起動信号を受けてから定格吐出量に達するまで90秒以内」は誤りです。90秒以内ではなく40秒以内です。

覚え方のポイント
内燃機関=「起動から定格吐出量まで40秒以内」。
問75-11
加圧送水装置の基準で、内燃機関のセルモーターに使用する蓄電池の容量として正しいものはどれか。
  • ①各始動間に10秒の間隔を置いて、5秒の始動を3回以上行える容量
  • ②各始動間に5秒の間隔を置いて、10秒の始動を5回以上行える容量
  • ③各始動間に間隔を置かずに、30秒の始動を1回以上行える容量
  • ④各始動間に5秒の間隔を置いて、10秒の始動を3回以上行える容量
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正解 ④各始動間に5秒の間隔を置いて、10秒の始動を3回以上行える容量
解説
セルモーターに使用する蓄電池は、各始動間に5秒の間隔を置いて10秒の始動を3回以上行うことができる容量のものを用い、常時充電可能な充電器を設けます(加圧送水装置の基準 第五 五の二(三))。
1回で始動できなかったときにも、繰り返し始動を試みられるようにするためです。

他の選択肢が誤りである理由
・「各始動間に10秒の間隔を置いて、5秒の始動を3回以上行える容量」は誤りです。間隔と始動の時間が入れ替わっています。5秒の間隔・10秒の始動です。
・「各始動間に5秒の間隔を置いて、10秒の始動を5回以上行える容量」は誤りです。回数は5回以上ではなく3回以上です。
・「各始動間に間隔を置かずに、30秒の始動を1回以上行える容量」は誤りです。1回の長い始動ではなく、間隔を置いた10秒の始動を3回以上です。

覚え方のポイント
セルモーターの蓄電池=「5秒おきに10秒の始動を3回以上」+常時充電の充電器。
問85-11
加圧送水装置の基準で、内燃機関の燃料タンクに保有する燃料の量として正しいものはどれか。
  • ①ポンプを定格負荷の状態で30分以上運転できる量
  • ②ポンプを定格負荷の状態で20分以上運転できる量
  • ③ポンプを定格負荷の状態で60分以上運転できる量
  • ④ポンプを締切運転の状態で30分以上運転できる量
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正解 ①ポンプを定格負荷の状態で30分以上運転できる量
解説
燃料タンクは、ポンプを定格負荷の状態で30分以上運転できる量の燃料を保有し、かつ、燃料の量を確認できる構造とします(加圧送水装置の基準 第五 五の二(四)ハ)。
屋内消火栓設備などの非常電源の容量(30分以上)と同じ考え方です。

他の選択肢が誤りである理由
・「ポンプを定格負荷の状態で20分以上運転できる量」は誤りです。20分は、屋内消火栓設備の水源の水量(放水を20分間続けられる量)に出てくる時間です。
・「ポンプを定格負荷の状態で60分以上運転できる量」は誤りです。60分ではなく30分以上です。
・「ポンプを締切運転の状態で30分以上運転できる量」は誤りです。締切運転ではなく、定格負荷の状態で30分以上運転できる量です。

覚え方のポイント
燃料タンク=「定格負荷で30分以上」+燃料の量を確認できる構造。
問95-11
加圧送水装置の基準で、ポンプの構造として正しいものはどれか(特定施設水道連結型スプリンクラー設備に用いるものを除く)。
  • ①人が触れるおそれのある高温の部分は、カバー等の措置を要しない
  • ②潤滑油が必要な軸受部は、油面を外から見えない密閉構造とする
  • ③水中に置くポンプは、吸込口にステンレス鋼等のろ過装置を設ける
  • ④ポンプ本体の配管接続部の継手は、ねじ込み式の管継手とする
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正解 ③水中に置くポンプは、吸込口にステンレス鋼等のろ過装置を設ける
解説
水中に設置するポンプは、吸込口に、ステンレス鋼又はこれと同等以上の強度・耐食性を持つ材料のろ過装置を設けます(加圧送水装置の基準 第五 一(五))。

他の選択肢が誤りである理由
・「人が触れるおそれのある高温の部分は、カバー等の措置を要しない」は誤りです。回転する部分だけでなく高温となる部分も、人が触れるおそれのある部分には、カバーを設けるなど安全上支障のない措置を講じます(同 第五 一(三))。
・「潤滑油が必要な軸受部は、油面を外から見えない密閉構造とする」は誤りです。潤滑油が必要な軸受部は、外部から油面を点検でき、補給のための注油孔又は給油口を設けたものとします(同 第五 一(二))。
・「ポンプ本体の配管接続部の継手は、ねじ込み式の管継手とする」は誤りです。ポンプ本体の配管接続部の継手は、JIS B 2220(鋼製管フランジ)又はJIS B 2239(鋳鉄製管フランジ)に適合するフランジとします(同 第五 一(六))。ねじ込み式の管継手を使えるのは、特定施設水道連結型スプリンクラー設備に用いるポンプです。

覚え方のポイント
ポンプの構造=「回転部・高温部にカバー・軸受の油面は外から点検・水中ポンプはステンレス等のろ過装置・配管接続部はフランジ」。
問105-11
屋内消火栓設備のポンプを用いる加圧送水装置について、消防法施行規則に定められている原動機として正しいものはどれか。
  • ①電動機
  • ②内燃機関
  • ③ガスタービン
  • ④蒸気タービン
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正解 ①電動機
解説
屋内消火栓設備のポンプを用いる加圧送水装置の原動機は、電動機によるものとします(規則第12条第1項第7号ハ(チ))。
電動機の非常電源には、非常電源専用受電設備・自家発電設備・蓄電池設備・燃料電池設備を用います。

他の選択肢が誤りである理由
・「内燃機関」は誤りです。内燃機関は、規則で屋内消火栓設備の原動機として定められているものではありません(加圧送水装置の基準には、内燃機関を用いる場合の性能が定められています)。
・「ガスタービン」は誤りです。ガスタービンは、自家発電設備や非常動力装置の原動機として使われるもので、規則で屋内消火栓設備のポンプの原動機と定められているものではありません。
・「蒸気タービン」は誤りです。蒸気タービンは、消火設備のポンプの原動機として規則に定められていません。

覚え方のポイント
屋内消火栓設備のポンプの原動機は「電動機」。停電に備えて非常電源を附置します。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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